藤原緋沙子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
仕事の関係上、一冊読んでみることに。
シリーズの第4弾という中途半端なところから読みはじめるハメになったが、1話完結だし、レギュラーの登場人物の人物像もすっと掴めて、とても読みやすかった。さすがは脚本もお書きになる藤原先生。セリフでもって、人物を描くのがうまい。
1話は、吉原入りした娘、奪還計画
2話は、報われない恋と思慕のために、身を犠牲にして奔走する切ない女の話
3話は、訳あり父子の、これまた切ない裏事情
思った以上におもしろかった。全然時代小説読む人じゃなかったけど、抵抗なし。
1話はまあまあだったが、2・3話はどっちも泣きそうになった。疑わしい人はみんな、実は良い人なんだよねぇ。た -
Posted by ブクログ
9月にポケモンの新作ソフトが出て、夫がそれとDSi LL本体をセットで買ってくれたもので、ポケモンの捕獲と育成に忙しく(夫がホワイト、わたしがブラック)、ここ2ヶ月ほど読書が休み休みになってしまっている。が、読みたい本は山とあるので、入浴時や就寝前には本を読む。
で、今ドラマが放映中ということもあって(見てないけど)、なんとなくこのシリーズを読み始めた。
このシリーズは、2005年2月に1巻(本書『風光る』)が出ており、その頃わたしはまだ時代小説にハマる前だったのだが、なぜだかふと「おもしろそう……」と思って買っていたのだった。
さて、このシリーズ、江戸時代の女医さんが主人公で、<父の遺