藤原緋沙子のレビュー一覧

  • 宵しぐれ~隅田川御用帳(四)~

    Posted by ブクログ

    御用宿「橘屋」の雇われ人 塙十四郎が活躍する、シリーズ4 安定の面白さ。
    闇燃ゆる(犬のごん太の活躍 2人の飼主)釣忍(お蓮と平吉の姉弟 姉の想い)ちぎれ雲(紅屋の家族 後妻お新と娘おてる)夏の霧(寺強盗団と仇討ち女道場主 金五の恋)

    0
    2024年10月06日
  • 螢籠~隅田川御用帳(三)~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    縁切り寺"慶光寺"の御用宿"橘屋"に雇われた塙十四郎が活躍する"隅田川御用帳"シリーズ第三弾。
    第一話 忍び雨-中間勘助の想い、第二話 通し鴨-大家八兵衛の病?•伊勢屋茂兵衛の過去の秘密、第三話 狐火-付火のでっち上げをする役人、第四話 月あかり-十四郎のいた築山藩のもと藩士達。同じ守り袋をもつ万寿院と十四郎の関係。
    少しずつ登場人物の過去がわかってきたり、繋がりがわかったりなどに、シリーズの面白さも感じる。

    0
    2024年09月18日
  • 花の闇~隅田川御用帳(二)~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    元将軍側室万寿院が主の縁切り寺"慶光寺"の御用宿"橘屋"に雇われた塙十四郎が活躍する"隅田川御用帳"シリーズ第二弾。
    第一話 虎落笛(もがりぶえ)-大福売り杢助のその女房おこうの秘密、第二話 かがり火-金五の恋心と土左衛門伝吉の復讐•大奥を巻き込んだ生臭坊主日照の悪事、第三話 春萌(はるもえ)-兵吉の女房お秋の過去と美人局の元夫達之進、第四話 名残の雪-十四郎の元許婚雪乃とその夫小田切の仇討ち。
    話の展開にそんなに違いがないが、やはり面白い。

    0
    2024年09月12日
  • 雁の宿~隅田川御用帳(一)~

    Posted by ブクログ

    藩取り潰しで浪人となった塙十四郎は、元将軍側室万寿院が主の縁切り寺"慶光寺"の御用宿"橘屋"に雇われる。その女将のお登勢、寺役人で昔馴染みの近藤金五らと共に縁切り願いの女達の問題を解決していく。
    好きな時代設定の好きな系の作品。シリーズ1。

    0
    2024年08月09日
  • 藍染袴お匙帖 : 14 雨のあと

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    松井町の番屋に急に呼び出された桂千鶴。駆けつけると、元女郎のおつねが腕を折られるなど酷い暴行を受け苦しんでいた。
    浪速屋で働く女郎たちの過酷な暮らしを見ていられず、女将に談判しようとしたところ、男衆から殴られたり蹴られたりしたのだと語る。
    しかしおつねも女将の肩を刺したことで、一人で罪を負わされそうになっていた。
    その様子を見かねた千鶴は、おつねから京橋の呉服問屋で暮らす七之助という男子が、元気に暮らしているか確かめてほしいと頼まれたのだが。
    累計百万部突破の超人気シリーズ、第十四弾!

    令和5年11月30日~12月1日

    0
    2023年12月01日
  • 藍染袴お匙帖 : 1 風光る

    Posted by ブクログ

    途中の卷から読み 面白かったので 最初から読んでみました。

    綺麗で心根の真っ直ぐな腕のいい女医さん

    ハンサムな求馬さん登場

    嬉しい設定のお話しです。

    0
    2023年09月19日
  • 朝日文庫時代小説アンソロジー 家族

    Posted by ブクログ

    どの作品も楽しく読めます。
    特に田牧さんは、ちょっとワクワク、
    そしてほっと心が温かくなる作品を
    書かれる方だなぁと思う。
    私の憧れの江戸の町民たちが題材は
    楽しいし気持ちが良くて好きだわ。
    別(他社かな?)のアンソロジーを読んだ時は
    その作家さんの単行本で読んだ作品が
    入っていたりしてガッカリしたが
    こちらは、幾つも読んだことのある作家さんなのに
    作品はお初ばかりで嬉しい。
    こういうアンソロジーはもっと読みたいな。

    0
    2023年03月24日
  • 雪の果て―人情江戸彩時記―

    Posted by ブクログ

    見慣れない言葉がいくつかあり、初めは読み進めるの苦戦するかな…?と思っていたが、それを覆すほどストーリーが良かったので、スラスラ読めた。

    江戸を思わせる表紙絵の通りに、ちゃんと江戸を感じられたし、それぞれのお話の思いがけない展開に胸が熱くなった。

    0
    2022年05月06日
  • 岡っ引黒駒吉蔵

    Posted by ブクログ

    藤原緋沙子の新境地! 江戸の岡っ引・吉蔵が大活躍する新シリーズ開幕。

    幕末文久年間、何かと騒がしい江戸の町に、甲州から一人の男がやってきた。
    その名も、「黒駒吉蔵」(くろこまのきちぞう)。俊敏で手先も器用、甲州黒駒という馬も乗り回す。
    甲州勤番支配だった坂藤大和守定勝に気に入られて御用聞きをしていたが、甲州に置いておくのはもったいない、と、北町の与力・金子十兵衛の差配で江戸に出て、岡っ引きとなることに。
    江戸に出ればいつか生き別れの父親に会えるのでは、と願う吉蔵だが……。

    ある日街なかを暴走する馬に咄嗟に飛び乗って騒ぎを治め、馬主の侍に怪我人が出なかったか調べるよう頼まれる。
    そして訪ねた

    0
    2022年03月02日
  • 火の華―橋廻り同心・平七郎控

    購入済み

    平七郎、暗いお江戸を花に変える

    橋廻り同心とは江戸府内の橋梁120余りを管理するのがお役目であるが、毎日が木槌で叩いて点検して回るだけの単純なお役目である。奉行所内でもこのお役目は閑職と見なされている。しかし、仕事の合間には江戸市中の様子が窺えるし、時には事件にも遭遇するのだ。
    この役目を頂いた立花平七郎は、嘗て定町廻り同心を務めていた頃、通り名を「黒鷹」と呼ばれ、奉行所内はもちろん江戸市中でも親しまれていたが、榊原北町奉行から密命を受けて橋廻り同心のお役目に就いた。
    第1話の「菊枕」では、平七郎が臨時廻り、八田力三について調べるようにと奉行から命じられた。
    賭博やけんかで何度となく捕らえた弥市という破落戸を、八田が再

    #ドキドキハラハラ #笑える #カッコいい

    0
    2022年02月09日
  • 竹笛 橋廻り同心・平七郎控

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    昔の思い出に生きる女を救えるか、平七郎――。
    二世を誓った男を追って、田舎から江戸に出てきた女が初めて見た、許婚の正体とは!

    立花平七郎は万年橋から身投げをはかったおなみという女を助けた。二世を誓った男が江戸で消息を絶ち、後を追ってきたという。途方に暮れるおなみは、よみうり屋のおこうの下で働き始める。ところが、店にも馴染んできた頃、今度はおなみが集金に出たまま行方知れずに。持ち逃げか、かどわかしか――平七郎は、消えた男が女連れで浅草寺にいたと耳にするや……。

    令和3年12月15日~19日

    0
    2021年12月20日
  • 風よ哭け 橋廻り同心・平七郎控

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    立花平七郎は懇意の酒屋での聞き酒会の最中、巾着切りの少年を捕らえた。身元を質すと、父親は八丈島に流されていてひとり暮らしだという。諸色問屋の手代頭だったが、暗闇の中、賊と間違えて主の弟を刺し殺したのだ。平七郎は自分が取り調べた一件だったと驚く。少年の住まいを確保した直後、恩赦の報せが届き、父子の再会を果たしたのも束の間…。

    令和3年12月7日~8日

    0
    2021年12月10日
  • 花の闇~隅田川御用帳(二)~

    Posted by ブクログ

    時代小説を久しぶりに読んだ。

    ザ・人情物!!という感じ。全てにおいて物語のキーとなるのは人情だ。
    理不尽が横行する社会で人の善意がキラリと光っている。だから、バッドエンドでもさほど苦痛ではない。

    第一話:大福餅売りの美女と野獣夫婦の裏にある事情とは。
    第二話:女装して縁切り寺に駆け込んできた坊主。彼の抱えていた悲劇とは。
    第三話:妻に若干DVっぽい職人と彼から逃げてきた妻……のはずが、それは演技で。妻の抱える複雑な事情が明らかに。
    第四話:主人公十四郎が助けたのは元許嫁の今の夫……!?

    読者の空気感を読み取るのが作者は得意のようだ。十四郎や金五の言動の中で「ちょっと行き過ぎなんじゃないか

    0
    2021年09月15日
  • 藍染袴お匙帖 : 7 桜紅葉

    Posted by ブクログ

    藍染袴お匙帖シリーズの7作目。いきなり7作目から読んでしまったが、この7作目だけでも『螻蛄鳴く』・『幼馴染み』・『桜紅葉』の3話収録されており、問題なく読んでいくことができた。

    江戸時代に女医者となった桂千鶴先生。女だからこその苦労もある。作者の藤原緋沙子先生にも女だからこそ苦労したこともあるんだろうか。

    0
    2021年08月10日
  • 茶筅の旗(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    作品紹介・あらすじ
    宇治の御茶師朝比奈家の養女として、綸は碾茶製造の技術を学び、病に倒れた父の跡を継ぐ。一方、徳川・豊臣の決戦近しの報が走る。豊臣の恩顧に報いるべきか、徳川につくべきか。文化的・政治的存在となった茶をめぐる人間模様の中で、これまで誰も取り上げなかった、御茶師に焦点を当て、激しい時代の流れを縦糸に、綸の正義感と繊細な女心を横糸に錦繡というべき世界を織り成した歴史小説。

    令和3年6月14日~17日

    0
    2021年06月17日
  • 藍染袴お匙帖 : 13 色なき風

    Posted by ブクログ

    京橋の茶問屋から緊急の往診を受けた桂千鶴が訪ねると、一人娘のおふきが寝込んでいた。
    なぜか診察を拒まれた千鶴は、おふきに新しい命が宿っていることを察知。
    男手一つで愛娘を育て上げた主の庄右衛門は、お腹の子の父親の名を聞き出そうとするが、おふきは一緒になれない人なのだと頑として口をつぐむ。
    苦悩する庄右衛門の姿に深い親の愛を感じた千鶴は、子の父親探しに協力するが、事態は予期せぬほうに転がっていく。

    累計百万部突破の超人気シリーズ、怒濤の第十三弾!

    令和3年4月30日~5月1日

    0
    2021年05月01日
  • 初霜 橋廻り同心・平七郎控

    Posted by ブクログ

    シリーズ13作目。私は12作目を読んでから3年半振り。2作とも藤原さんらしい話。決して明るいばかりの話ではないだけど、最後にはほっとする。

    0
    2020年08月12日
  • 藍染袴お匙帖 : 12 藁一本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ12巻で、中編2編を収録。ともにいい話だけど、悲しい話。で、最後の5行だけど、まだ次があるの? 完結じゃないの? 完結でいいんじゃない???

    0
    2020年05月22日
  • 恋の櫛―人情江戸彩時記―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    人情江戸彩時記シリーズの4作目。もの作りの職人をテーマにした短編が4編。どの話も藤原さんらしい余韻の残る作品で読み返したくなる。私は表題作が一番好きかな?

    0
    2020年05月22日
  • 秘め事おたつ二 鬼の鈴

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    口は悪いが、情には厚い金貸しのおたつ婆。おせっかいが高じて、人助けばかりしている。今日も、文無しの浪人を介抱し、挙句「生き別れた娘に一目会いたい」という彼の最期の願いを聞くことに。僅かな手掛りを頼りに、おたつは長屋の仲間達と奔走するが…。おたつ自身もまた、己の過去を清算すべく、ある人物を捜していた。人気シリーズ第二弾。書き下ろし。

    令和2年2月1日~2日

    0
    2020年02月03日