藤原緋沙子のレビュー一覧

  • 梅灯り 橋廻り同心・平七郎控

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    橋廻り同心・平七郎控 シリーズ8

    立花平七郎は、三年前、当番与力だった、一色弥一郎が判断を誤り、読売屋「一文字屋」のおこうの父・総兵衛を死なせた、その責を背負わされ「黒鷹」と呼ばれた程の、定町廻り同心から、橋廻りにされた。
    が、奉行の榊原主計頭忠之の密命を帯びている。

    《まぼろし》
    ぼろ寺に一人で暮らす少年僧・珍念が、母と別れた橋を思い出し、佇んでいると、一人の女が、声を掛けてきた。珍念は、別れた母ではないかと思う。

    《報復》
    「スズメバチ」と呼ばれ、忌み嫌われている岡っ引・伊勢蔵。実は、親の仇を打つため、岡っ引になり、探索していた。

    《白雨の橋》
    腕の良い、袋物師・与七は、ある日、酔

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    2022年08月26日
  • 蚊遣り火―橋廻り同心・平七郎控

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    橋廻り同心・ 平七郎控 シリーズ 7


    立花平七郎は、三年前まで"黒鷹"と異名をとるほどの定町廻同心であったが、過去の事件の責任を負わされて、閑職と揶揄される橋廻り同心となった。
    平塚秀太と二人で、百二十いつくの橋を見回っているが、榊原奉行から、江戸の町の「歩く目安箱」という密命を受けている。

    《蚊遣り火》
    蚊遣り火を庭で焚く女。それを見つめる若い男。
    佇まいが不審と、平七郎は、気になるが、その男は、秀太の幼馴染の清吉だった。

    《秋茜》
    平七郎は、榊原奉行から、火盗改役・市岡勘解由を調べるように、密命を受ける。
    その茶室で、茶を立てているのは、旗本の奈津。
    以前、母か

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    2022年07月03日
  • 夢の浮き橋―橋廻り同心・平七郎控

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    橋廻り同心・平七郎控 シリーズ6

    裏表紙「梗概」より
    「この世の中の、すべての人があの人をどう言おうと、私だけは信じてあげたいのです」組紐屋のお幸は盗賊の疑いをかけられた与七をそう言ってかばった。十六年前、永代橋の崩落で両親を失い、心に深い傷を負ったお幸を癒したのが愛する与七だった。だが深まる疑惑に、橋廻り同心立花平七郎が心を鬼にする・・・・・・。
    剣と情をもって正義を貫く、橋廻り同心シリーズ第六弾。

    サクサクと読めた。

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    2022年07月02日
  • 茶筅の旗(新潮文庫)

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    大坂の陣前後の宇治を舞台に、御茶師・朝比奈家の養女・綸が女当主として女御茶師として朝比奈家を守ろうと奮闘する姿を描く。

    茶人にスポットを当てた作品は多いが、生産者である御茶師が主役の作品は珍しい。
    数多ある宇治の御茶師の筆頭は上林家だが、朝比奈家も平等院創建時からというからなかなかの歴史ある家だ。だが宇治の茶師たちは常に時の権力者や政権に翻弄されてきた。
    信長時代まで頭取だった森家だが関ケ原以後は追放され上林家が頭取となる。そして今度は徳川と豊臣の間で戦が起ころうとし、宇治の御茶師たちはどちらに付くのかで揉める。

    解説を読んでいて改めて知ったが、宇治周辺では戦が多い。解説に挙げられているだ

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    2022年06月23日
  • 茶筅の旗(新潮文庫)

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    映像をみてるような感覚で読み進めることができました。茶道に関心があるのでこの本を手に取りましたが、 戦国武将とお茶のつながりが強いということは、生産者もその情勢に巻き込まれるということに初めて思い至りました。
    凛とした正義を貫く綸の姿勢に、憧れもあり、危うさも感じましたが、まぁ、そこは小説ですしね。
    上林、ペット茶を思い出しました

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    2022年04月09日
  • 冬萌え―橋廻り同心・平七郎控

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    橋廻り同心・平七郎控 シリーズ5

    上司・一色弥一郎の不手際を一身に負い、立花平七郎は、花形の定町廻りから、閑職の定橋掛かりに、配置換えさせられ、橋の破損の有無を見回っている。
    一方で、一色は、吟味役に昇進している。

    《菊一輪》
    昔世話になった主人の息子が、助けを求めて来た。
    女房を売ってまで、忠義を尽くしてきたお人好しの男が、とうとう金が足りなくなり、遂に泥棒を決意する。が、目的の店には、先客の泥棒がいた。
    《白い朝》
    浅草紙売りの少年が、恩のある両替商の主人の殺害現場を目撃した。
    少年は、その日から、口を閉ざしてしまう。
    《風が哭く》
    凶悪犯の捕物に協力した娘は、奉行所から褒美が出るとい

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    2022年03月09日
  • 夕立ち―橋廻り同心・平七郎控

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    橋廻り同心・平七郎控 シリーズ4

    立花平七郎は「黒鷹」と呼ばれた若手の有望株であったが、3年前、上司に濡れ衣を着せられ、定町廻りから、橋廻りに左遷された。

    江戸の橋を預かる、北町奉行所橋廻り同心の活躍を描く。

    〈優しい雨〉
    〈螢舟〉
    〈夢の女〉
    〈泣き虫密使〉

    軽━━く読める。

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    2022年02月14日
  • 竹笛 橋廻り同心・平七郎控

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    前作を読んでから1年ちょっと空いたシリーズ15作目。安定の内容だが、全体としては平七郎とおこうの関係も変わらず、停滞。このシリーズ最初の作品が出てから20年を過ぎたが、筆者は終わらそうとは思ってないのかしら・・・ 個人的には決着を付けて欲しいものだ

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    2022年01月17日
  • 竹笛 橋廻り同心・平七郎控

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    シリーズ第15弾。

    前巻との間が多少空いても特に支障なく読める、安定の当シリーズ。
    今回も悪い奴に騙されて(又は脅されて)困っている人を、平七郎を中心とした仲間たちが助けて、犯罪を解決するパターンの二話構成となっております。
    定町廻りから橋廻りにお預けというか、押し付けられていた工藤&亀井のダメ同心コンビが、正式に(?)定町廻りから外されて“定仲役”という助力業務に降格となってしまいます。
    まぁ自業自得といえばそうなのですが、橋廻り役のお手伝いを買って出るなど、以前とは別人のように心入れ替えて頑張っている様子で、やはり平七郎や秀太と共に働くのが居心地が良いのでしょうね。
    ところで、第二話「つ

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    2021年12月15日
  • 茶筅の旗(新潮文庫)

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    よみやすい。
    茶道検定の「茶業」のカテゴリーがなかなか理解しづらかったがこの本を読むと理解が深まる。
    ストーリーには深みが感じられなかった。

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    2021年08月16日
  • 藍染袴お匙帖 : 13 色なき風

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    シリーズ第十三弾。

    前作からかなり間があきましたが、安定の読み心地は相変わらずです。
    今回は「約束」「野分」「色なき風」の三話構成となっております。
    困っている人を見ると放っておけなくて、救いの手をさしのべる、菩薩のような千鶴先生ですが、同心の浦島さんに対しては何気に塩対応だったりするのが笑えます。
    そして、いつも助けてくれていた求馬さんが大坂に行ってしまっていて不在なのが寂しいですね。
    診療に関しては、圭之助さんが良い助っ人になってくれていますが、やはりここぞという時の求馬さんの存在は大きいので早く江戸にもどってきてほしいものです。

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    2021年07月08日
  • 藍染袴お匙帖 : 13 色なき風

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    シリーズ13作目。求馬が大坂に赴任し放しでとにかく物足りない。このシリーズは千鶴の話なので、そんなに重要じゃないとは思うんだけどねえ・・・ 3つの事件は、女性視点の事件で、他のシリーズとは一線を画すところはあり、いいと思う。でも、求馬に帰って来てほしい。と云うか、どうやってこのシリーズは終わりにするのか気になる

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    2021年07月07日
  • 藍染袴お匙帖 : 13 色なき風

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    第十三弾
    久しぶりに読む感じ
    三話構成、身分違いで別れさせられた二人の今後、しじみ売りの少年の父親は、商家の娘の恋の行方は?友人が明かす内容に

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    2021年06月10日
  • 秘め事おたつ三 青葉雨

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    第三弾
    生さぬ仲の父娘、脅していた者から助け、裏の真相も
    岡っ引きが犯人のいたち小僧の罪を着せられた清吉を助け、
    ついでに女郎の最後も看取り、切ないが
    また、吉次朗のの行方にたどり着けるのか

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    2021年05月21日
  • 秘め事おたつ 細雨

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    シリーズ第一弾
    恩ある藩主の側室の子供を探すために市井の金貸しに
    身投げをはかった娘に係り、その父を引き合わせ、二話目では別れた息子が意外な所から、人情物はハッピーエンドで楽

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    2021年05月07日
  • 秘め事おたつ二 鬼の鈴

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    シリーズ第二弾
    訳あって市井で金貸しを営むおたつ、助けた浪人のから実の娘の行方を、藩を抜けることになった疑いも晴れ、娘は旧藩に養母と共に
    世話になっている薬種屋の旧恩ある主筋の悪たれ息子、無事に改心させるハッピーエンド

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    2021年05月07日
  • 秘め事おたつ二 鬼の鈴

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    おたつシリーズ2。
    おたつの探し人に関する情報が出てきたり、潰れたお店の跡取り息子を助けたり、情の厚い金貸しおたつが活躍する。
    金貸しというと悪どいとか、ケチな印象だけど、おたつは貸したお金はきっちり返してもらうものの、困り事や悩み事を聞いたら助けずにはいられないお人好しでもある。気っ風のいい老女が主役なのは珍しいんじゃないかな。続編読まなきゃ。

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    2021年05月01日
  • 秘め事おたつ 細雨

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    長屋住まいで烏金貸しをして暮らしているおたつ。決して悪どいことはしないが、貸した金は必ず期日には返してもらう事を信条に、今日も庶民達に金を貸している。貧しい暮らしの人々も、金貸しでありながらも情に熱いおたつを何かと頼りにして、困ったことが起きるとおたつを訪ねる。そんなおたつにも、隠している過去があり…。
    江戸の町に暮らす人々の、貧しいながらも逞しい暮らしを描いている。おたつがとにかく気っ風のいい人で、読んでいて嫌味がない。続編も是非読みたい。

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    2021年04月22日
  • 隅田川御用日記 雁(かり)もどる

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    2018年に18冊目で完結した「隅田川御用帳」シリーズの5年後を描く新シリーズ。まあ、基本的には同じテイストなので、正直新鮮味はないなあ・・・ ちょっと残念

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    2021年04月07日
  • 隅田川御用日記 雁(かり)もどる

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    「隅田川御用帳」の続きとなるシリーズ。本書は新シリーズ「隅田川御用日記」の第一弾となります。

    前シリーズから5年経ち、お登勢と十四郎の間にお幸という娘が生まれていて、多忙ながらも幸せそうでなによりです。万吉少年も17歳になり、橘屋の若い衆が頼もしく成長している様子です。
    今回は「五年目の秋」「雁もどる」の中編二話構成でした。二話目の「雁もどる」では、女性が幸せになるための縁切りのはずが、その後残された家族が崩壊していて、縁切りという選択が良かったのだろうか・・と考えさせられる話でした。ただ、ラストは丸く収まって爽やかな読後感でした。
    シリーズ再始動は嬉しく、続きが楽しみですが、もうちょい刊行

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    2021年02月21日