藤原緋沙子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
橋廻り同心・平七郎控 シリーズ5
上司・一色弥一郎の不手際を一身に負い、立花平七郎は、花形の定町廻りから、閑職の定橋掛かりに、配置換えさせられ、橋の破損の有無を見回っている。
一方で、一色は、吟味役に昇進している。
《菊一輪》
昔世話になった主人の息子が、助けを求めて来た。
女房を売ってまで、忠義を尽くしてきたお人好しの男が、とうとう金が足りなくなり、遂に泥棒を決意する。が、目的の店には、先客の泥棒がいた。
《白い朝》
浅草紙売りの少年が、恩のある両替商の主人の殺害現場を目撃した。
少年は、その日から、口を閉ざしてしまう。
《風が哭く》
凶悪犯の捕物に協力した娘は、奉行所から褒美が出るとい -
Posted by ブクログ
シリーズ第15弾。
前巻との間が多少空いても特に支障なく読める、安定の当シリーズ。
今回も悪い奴に騙されて(又は脅されて)困っている人を、平七郎を中心とした仲間たちが助けて、犯罪を解決するパターンの二話構成となっております。
定町廻りから橋廻りにお預けというか、押し付けられていた工藤&亀井のダメ同心コンビが、正式に(?)定町廻りから外されて“定仲役”という助力業務に降格となってしまいます。
まぁ自業自得といえばそうなのですが、橋廻り役のお手伝いを買って出るなど、以前とは別人のように心入れ替えて頑張っている様子で、やはり平七郎や秀太と共に働くのが居心地が良いのでしょうね。
ところで、第二話「つ -
Posted by ブクログ
「隅田川御用帳」の続きとなるシリーズ。本書は新シリーズ「隅田川御用日記」の第一弾となります。
前シリーズから5年経ち、お登勢と十四郎の間にお幸という娘が生まれていて、多忙ながらも幸せそうでなによりです。万吉少年も17歳になり、橘屋の若い衆が頼もしく成長している様子です。
今回は「五年目の秋」「雁もどる」の中編二話構成でした。二話目の「雁もどる」では、女性が幸せになるための縁切りのはずが、その後残された家族が崩壊していて、縁切りという選択が良かったのだろうか・・と考えさせられる話でした。ただ、ラストは丸く収まって爽やかな読後感でした。
シリーズ再始動は嬉しく、続きが楽しみですが、もうちょい刊行