藤原緋沙子のレビュー一覧
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橋廻り同心・平七郎控 シリーズ8
立花平七郎は、三年前、当番与力だった、一色弥一郎が判断を誤り、読売屋「一文字屋」のおこうの父・総兵衛を死なせた、その責を背負わされ「黒鷹」と呼ばれた程の、定町廻り同心から、橋廻りにされた。
が、奉行の榊原主計頭忠之の密命を帯びている。
《まぼろし》
ぼろ寺に一人で暮らす少年僧・珍念が、母と別れた橋を思い出し、佇んでいると、一人の女が、声を掛けてきた。珍念は、別れた母ではないかと思う。
《報復》
「スズメバチ」と呼ばれ、忌み嫌われている岡っ引・伊勢蔵。実は、親の仇を打つため、岡っ引になり、探索していた。
《白雨の橋》
腕の良い、袋物師・与七は、ある日、酔 -
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橋廻り同心・ 平七郎控 シリーズ 7
立花平七郎は、三年前まで"黒鷹"と異名をとるほどの定町廻同心であったが、過去の事件の責任を負わされて、閑職と揶揄される橋廻り同心となった。
平塚秀太と二人で、百二十いつくの橋を見回っているが、榊原奉行から、江戸の町の「歩く目安箱」という密命を受けている。
《蚊遣り火》
蚊遣り火を庭で焚く女。それを見つめる若い男。
佇まいが不審と、平七郎は、気になるが、その男は、秀太の幼馴染の清吉だった。
《秋茜》
平七郎は、榊原奉行から、火盗改役・市岡勘解由を調べるように、密命を受ける。
その茶室で、茶を立てているのは、旗本の奈津。
以前、母か -
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大坂の陣前後の宇治を舞台に、御茶師・朝比奈家の養女・綸が女当主として女御茶師として朝比奈家を守ろうと奮闘する姿を描く。
茶人にスポットを当てた作品は多いが、生産者である御茶師が主役の作品は珍しい。
数多ある宇治の御茶師の筆頭は上林家だが、朝比奈家も平等院創建時からというからなかなかの歴史ある家だ。だが宇治の茶師たちは常に時の権力者や政権に翻弄されてきた。
信長時代まで頭取だった森家だが関ケ原以後は追放され上林家が頭取となる。そして今度は徳川と豊臣の間で戦が起ころうとし、宇治の御茶師たちはどちらに付くのかで揉める。
解説を読んでいて改めて知ったが、宇治周辺では戦が多い。解説に挙げられているだ -
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橋廻り同心・平七郎控 シリーズ5
上司・一色弥一郎の不手際を一身に負い、立花平七郎は、花形の定町廻りから、閑職の定橋掛かりに、配置換えさせられ、橋の破損の有無を見回っている。
一方で、一色は、吟味役に昇進している。
《菊一輪》
昔世話になった主人の息子が、助けを求めて来た。
女房を売ってまで、忠義を尽くしてきたお人好しの男が、とうとう金が足りなくなり、遂に泥棒を決意する。が、目的の店には、先客の泥棒がいた。
《白い朝》
浅草紙売りの少年が、恩のある両替商の主人の殺害現場を目撃した。
少年は、その日から、口を閉ざしてしまう。
《風が哭く》
凶悪犯の捕物に協力した娘は、奉行所から褒美が出るとい -
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シリーズ第15弾。
前巻との間が多少空いても特に支障なく読める、安定の当シリーズ。
今回も悪い奴に騙されて(又は脅されて)困っている人を、平七郎を中心とした仲間たちが助けて、犯罪を解決するパターンの二話構成となっております。
定町廻りから橋廻りにお預けというか、押し付けられていた工藤&亀井のダメ同心コンビが、正式に(?)定町廻りから外されて“定仲役”という助力業務に降格となってしまいます。
まぁ自業自得といえばそうなのですが、橋廻り役のお手伝いを買って出るなど、以前とは別人のように心入れ替えて頑張っている様子で、やはり平七郎や秀太と共に働くのが居心地が良いのでしょうね。
ところで、第二話「つ -
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「隅田川御用帳」の続きとなるシリーズ。本書は新シリーズ「隅田川御用日記」の第一弾となります。
前シリーズから5年経ち、お登勢と十四郎の間にお幸という娘が生まれていて、多忙ながらも幸せそうでなによりです。万吉少年も17歳になり、橘屋の若い衆が頼もしく成長している様子です。
今回は「五年目の秋」「雁もどる」の中編二話構成でした。二話目の「雁もどる」では、女性が幸せになるための縁切りのはずが、その後残された家族が崩壊していて、縁切りという選択が良かったのだろうか・・と考えさせられる話でした。ただ、ラストは丸く収まって爽やかな読後感でした。
シリーズ再始動は嬉しく、続きが楽しみですが、もうちょい刊行