あらすじ
「俺は、千鶴殿を妻にしたい」――。桜吹雪の墨堤で、長年の想い人である菊池求馬からついに結婚の申し込みを受けた桂千鶴は、湧き上がる喜びを噛みしめる。だが、すでに求馬には大坂勤番の命が下っていた。やがて訪れる離ればなれの日々を思い、切なさを振り切るように医の道に没頭する千鶴に、新たな難題が持ち込まれる。累計100万部突破の超人気シリーズ、新展開の第十三弾!
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Posted by ブクログ
京橋の茶問屋から緊急の往診を受けた桂千鶴が訪ねると、一人娘のおふきが寝込んでいた。
なぜか診察を拒まれた千鶴は、おふきに新しい命が宿っていることを察知。
男手一つで愛娘を育て上げた主の庄右衛門は、お腹の子の父親の名を聞き出そうとするが、おふきは一緒になれない人なのだと頑として口をつぐむ。
苦悩する庄右衛門の姿に深い親の愛を感じた千鶴は、子の父親探しに協力するが、事態は予期せぬほうに転がっていく。
累計百万部突破の超人気シリーズ、怒濤の第十三弾!
令和3年4月30日~5月1日
Posted by ブクログ
安定の内容でした。患者の周りを取り巻くさまざまな問題が解決することで患者の病も快復する、という千鶴先生の行動力は、なかなか一歩を踏み出せない私に勇気を与えてくれます。
読みやすい時代劇
千鶴先生のファンになったと言うのか、彼女のこれからが 気になって仕方がない。
患者さんや自分の周りののために 一生懸命になる所がとても良いと思います。
これから、どうなっていくんだろう。
次回作が楽しみです。
Posted by ブクログ
シリーズ第十三弾。
前作からかなり間があきましたが、安定の読み心地は相変わらずです。
今回は「約束」「野分」「色なき風」の三話構成となっております。
困っている人を見ると放っておけなくて、救いの手をさしのべる、菩薩のような千鶴先生ですが、同心の浦島さんに対しては何気に塩対応だったりするのが笑えます。
そして、いつも助けてくれていた求馬さんが大坂に行ってしまっていて不在なのが寂しいですね。
診療に関しては、圭之助さんが良い助っ人になってくれていますが、やはりここぞという時の求馬さんの存在は大きいので早く江戸にもどってきてほしいものです。
Posted by ブクログ
シリーズ13作目。求馬が大坂に赴任し放しでとにかく物足りない。このシリーズは千鶴の話なので、そんなに重要じゃないとは思うんだけどねえ・・・ 3つの事件は、女性視点の事件で、他のシリーズとは一線を画すところはあり、いいと思う。でも、求馬に帰って来てほしい。と云うか、どうやってこのシリーズは終わりにするのか気になる