あらすじ
昔の思い出に生きる女を救えるか、平七郎――。
二世を誓った男を追って、田舎から江戸に出てきた女が初めて見た、許婚の正体とは!
立花平七郎は万年橋から身投げをはかったおなみという女を助けた。二世を誓った男が江戸で消息を絶ち、後を追ってきたという。
途方に暮れるおなみは、よみうり屋のおこうの下で働き始める。ところが、店にも馴染んできた頃、今度はおなみが集金に出たまま行方知れずに。
持ち逃げか、かどわかしか――平七郎は、消えた男が女連れで浅草寺にいたと耳にするや……。
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内容(ブックデータベースより)
昔の思い出に生きる女を救えるか、平七郎――。
二世を誓った男を追って、田舎から江戸に出てきた女が初めて見た、許婚の正体とは!
立花平七郎は万年橋から身投げをはかったおなみという女を助けた。二世を誓った男が江戸で消息を絶ち、後を追ってきたという。途方に暮れるおなみは、よみうり屋のおこうの下で働き始める。ところが、店にも馴染んできた頃、今度はおなみが集金に出たまま行方知れずに。持ち逃げか、かどわかしか――平七郎は、消えた男が女連れで浅草寺にいたと耳にするや……。
令和3年12月15日~19日
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橋廻り同心・平七郎控 シリーズ 15
立花平七郎は、定町廻りの黒鷹と呼ばれていたが、訳あって、橋廻り同心となったが、事件探索の腕は、少しも鈍っていない。平塚秀太と二人、犯罪者への追及捕縛は、定町廻りの連中が舌を巻く活躍をしている。
秀太は、平七郎を師と仰ぎ、一緒に仕事をすることにやりがいを感じている。
定町廻りで、役立たずと言われている、工藤豊次郎と亀井市之進は、とうとう、定町廻りを外され、定仲役へ、約替えとなった。
定仲役とは、決まった任務が無く、忙しいところを助力する役目。
手すきの時には、橋廻りを手伝いたいと言う希望がかなって、かつてはいがみあっていた間柄ではあるが、今では、木の置けない仲間であり、協力者となっている。
《竹笛》
平七郎は、万年橋から身投げをはかった・おなみという女を助けた。二世を誓った男が江戸で消息を絶ち、後を追ってきたが、男は見つからず、帰る家もなく、お金も無くなり、途方に暮れての挙句のことだった。
よみうり屋のおこうの下で働くことになり、ようやく落ち着いてきた頃、集金に出かけたまま、行方不明となった。
《つくつく法師》
親父橋の袂で、御用聞きの富蔵が、殺されていた。
富蔵は、居酒屋「つくつく法師」の女将・おるいを脅していた。
女将のおるいは、10年前、見習いの平七郎が、幼馴染の篠田要一郎と一緒に、箱根の温泉巡りをした時に泊まった、鄙びた温泉宿の娘・おいさだった。
渓流の石に足を滑らせ、右足を挫いてしまった平七郎に、湿布の治療をしてくれた、清楚な田舎娘が、今は、毒々しい厚化粧をし、名前を変えて、女将となっている。
遠い昔、淡い恋心を抱いたおいさの変わりように、平七郎は、心配する。
二篇共、悲しい女の話だが、最後は、ハッピーエンドで、読後感は、気持ちが良い。
Posted by ブクログ
前作を読んでから1年ちょっと空いたシリーズ15作目。安定の内容だが、全体としては平七郎とおこうの関係も変わらず、停滞。このシリーズ最初の作品が出てから20年を過ぎたが、筆者は終わらそうとは思ってないのかしら・・・ 個人的には決着を付けて欲しいものだ
Posted by ブクログ
シリーズ第15弾。
前巻との間が多少空いても特に支障なく読める、安定の当シリーズ。
今回も悪い奴に騙されて(又は脅されて)困っている人を、平七郎を中心とした仲間たちが助けて、犯罪を解決するパターンの二話構成となっております。
定町廻りから橋廻りにお預けというか、押し付けられていた工藤&亀井のダメ同心コンビが、正式に(?)定町廻りから外されて“定仲役”という助力業務に降格となってしまいます。
まぁ自業自得といえばそうなのですが、橋廻り役のお手伝いを買って出るなど、以前とは別人のように心入れ替えて頑張っている様子で、やはり平七郎や秀太と共に働くのが居心地が良いのでしょうね。
ところで、第二話「つくつく法師」で、平七郎が若かりし頃に知り合った女性の件を、おこうさんの前で“昔の女”みたいな感じで話す男性陣にはちょっと冷や冷やさせられました。そんなおこうさんと平七郎との仲も全く進展していませんが、今後どうなるのか、その辺も見守りたいと思います。