【感想・ネタバレ】霧の路 見届け人秋月伊織事件帖のレビュー

藤原緋沙子

元女郎おひろから、東北訛りの侍の用心棒を頼まれた見届け人・秋月伊織は、他国に逃げる資金をはたいておひろを身請けした侍の背景に、ただならぬ事情を察する。藩主襲撃事件をきっかけに対立する陸奥広岡藩と盛山藩の遺恨が、江戸に舞台を移して燻っているのか――。文庫書き下ろしシリーズ、待望の第4弾。(講談社文庫)

[ブクログ · ★★★☆☆]

シリーズ第四弾。

第二話「猩々」に出てくる、“猩寿”“猩美”という双子の兄弟が、とにかく健気で可愛かったです。
そして伊織様も安定のご活躍で、この安心感が良いですね。