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「蛍の舞う頃にはまた戻る」と言い残して去った男を尋ねて上京した、箱根の宿の女主人おみねだが、運悪く持ち金を掏られてしまう。現場に居合わせた見届け人秋月伊織は、途方に暮れるおみねの探索を助け、紙問屋の倅と名乗った男の行方を追う。しかし語られた身の上は偽りであった。文庫書下ろし第六弾! (講談社文庫)
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Posted by ブクログ
安心して楽しめる藤原さんのシリーズ。いつもと同じ短編連作でこれが落ち着く。秋月を取り巻く状況も少しづつ進展してきており、そろそろ終りを意識されてるのかなあって感じです。
シリーズ第六弾。 第二話「兄、弟」に出てくる小間物屋のおかみ・おもとと、第三話「夏ほたる」に登場する湯宿の女主人・おみね。 二人とも、好きな男性に執着しすぎて勝手な行動をとってしまう点が共通しています。 (特に、おもとは“何してくれとんねん!”と言いたくなるほどの愚行に出ます・・) 伊織様を慕うお...続きを読む藤さんの思いは、このような執着にはならないと思いますが、どう発展するのか見守りたいです。
第六弾 短編三話、正統派な時代読み物? 久しぶりに続きを読む?、登場人物に憶えはあり 作者の作品に登場する男女の行く末は?
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