亀山郁夫のレビュー一覧

  • ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光

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    ・私はショスタコーヴィッチをほとんど知らない。ほんの少しの交響曲を知つてゐるくらゐで、他にはオラトリオ「森の歌」のピオネールの歌だけであらう。嫌ひだから聞かないわけではない。嫌ひかどうかも分からないのだが、一つ言へることは、ショスタコーヴィッチがソ連の作曲家であるといふことである。ソ連、遡つてロシアの作曲家もよく知らない。知つてゐるのはとびきり有名な曲のみ、名のみしてといふ作曲家の多いこと、これはどうしやうもない。やはり西欧のとは違ふといふ偏見があるのだと思ふ。ロシアはロシア、ソ連はソ連なのだと思ふ。ショスタコーヴィッチは多くの曲が録 音されてゐるし、発売もされてゐる。それでも聞かないのである

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    2026年07月09日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    以前も1巻だけ読んだことあったけど、その時は序盤があまりにも展開しなさすぎて苦痛だった。
    でも今回は「罪と罰」を読んだからか、ドストエフスキー独特の文体そのものが好きになっているせいもあり、最初からずっとおもしろかった。

    好色で道化を演じるフョードルは、先妻との間にドミートリーを、後妻との間にイワンとアレクセイをもうける。妻は2人とも亡くなるが、フョードルは誰も育てることなく人に任せる。
    大人になった三人が戻ってくるも、ドミートリーはフョードルと、女と金で揉める。

    登場人物が多く、さらに愛称まであるから混乱する。アレクセイ(アリョーシャ)、ドミートリー(ミーチャ)など。それを知っていたので

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    2026年06月18日
  • 罪と罰 1

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    ラスコーリニコフ。男。23歳。大学で法律を学んでいたが、学費滞納で除籍処分に。粗末なアパートに住んでいる。貧乏。家賃は滞納。ぼろぼろの服。自分の殻に閉じこもり、世間から孤立。夢うつつで、ぶつぶつ独り言▼ラスコーリニコフは、ある金貸しの婆さんに怒りを覚える。意地悪で狡猾。他人の命を食い物にして。社会に有害。除去しなければならない。そうだ、婆さんを殺して金を奪おう。その金で、人類全体に奉仕する共同事業を始めるんだ。たったひとつのちっぽけな命と引き換えに、何千という命を救えるんだ。婆さんの命なんて社会の秤(はかり)にかけたら、しらみ・ごきぶりの命がいいところだ▼ラスコーリニコフは計画通り、金貸しの婆

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    2026年07月13日
  • 罪と罰 1

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    ネタバレ

    罪と罰

    P10
    外出のたびに彼は階段に向かってほとんどいつも開け放たれている台所の脇を嫌でも通らなくてはならなかった そしてそこを通るごとに 何か病的とも言える 気後れ に駆られそのことを自分でも恥ずかしく感じてそのために また顔をしかめるのだった 下宿代がたまりにたまってたので女将と顔を合わせるのが怖かったのである
    かつて彼はこんな風に臆病で いじけた青年ではなかったいやむしろ それと正反対なぐらいだったところが いつの時点からか心気症にも似た苛立ちやすい 張り詰めた状態に陥っていた あまりに 深く 自分の殻に閉じこもり 世間の人たちからも孤立してしまったため 下宿の女将 どころか相手が

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    2026年06月13日
  • 罪と罰 2

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    ネタバレ

    1番印象に残ったのは、ラスコリーニコフがソーニャに「ラザロの復活」を読ませるシーン。とても長い描写で、作者の注力度合いを実感させる。
    ラザロと、ラスコリーニコフ・ソーニャに共通点があるとすれば、この2人は3巻で、精神的に救われる(復活する)のではないだろうか。
    ラスコリーニコフは売春をする罪を犯しているソーニャに対して、仲間意識を抱いているが、全体の認識として、殺人と売春が同等の罪と捉えられていたのかが気になった。
    →そうではなく、ラスコリーニコフの誤認。ソーニャの罪は、愛するものを守るための犠牲から。その違いをラスコリーニコフは気づけるのだろうか。

    ラスコリーニコフの「選民思想」は、その先

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    2026年06月06日
  • 罪と罰 1

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    初のドストエフスキー。150年も昔に書かれた作品。
    元大学生のラスコーリニコフは、近所に住む高利貸しの老女殺害をもくろむ。

    よくわからないけど、惹きつけられる。中毒性あり。
    何が面白いのか言語化できないのがもどかしいけど、段落の少ない文字で満たされたページも、あらゆる登場人物が行う一人語りも、ずっと読んでいたくなる。

    不思議な切実さ。緊迫感。切羽詰まった語り口。
    それに痺れる。憧れるゥ。

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    2026年05月06日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    人物の一貫性に魅力を感じた。
    一見、矛盾だらけの言葉を吐く主人公のお兄ちゃん、ミーチャがいる。
    その矛盾の言葉が積み重なっていった時、人としての一貫性、あぁこの人は誠実なんだ、不器用なんだ、精一杯なんだって気持ちになれた。
    全巻の2巻ではイワンの哲学がかっこよく、この3巻はミーチャの魅力が溢れている。

    あぁ、キャラが好きだなぁ。
    次はアリョーシャかな?

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    2026年05月04日
  • 罪と罰 2

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    ネタバレ

    ザメートフとゾシーモフがゴッチャになってしまう。3部でのポルフィーリーとラスコーリニコフの議論とか4部でのズヴィドリガイロフとの会話あたりは夢中になってしまう(笑)ソーニャとラスコーリニコフの関係も気になってくるし読むのが楽しいな(笑)

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    2026年05月04日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    ネタバレ

    登場人物一気に増えて読み進めるのに時間がかかってしまったが、終盤200ページの疾走感はすごかった。面白かったな。
    やはり、ミーチャが神がかって親父を殺したのかな。ミーチャの泥棒に関する考えの場面とか苦しみに対する考え方が口が上手くてこいつは殺してないのかとかも思い始めた。状況が不利すぎる。うーん分からん。次楽しみ。

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    2026年03月15日
  • 未成年3

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    要するにあれでしょ?頭のおかしい親子が、バタバタ暴れ回って周りに迷惑かけまくる話でしょ?

    はい、三行
    どうだドスちゃん、三行でまとめたったでw

    もうとにかく長い
    無駄に長い
    本作は主人公アルカージーの「手記」とい形をとっているのだが「…について簡単に述べる」「…についてまとめる」「…については書かない」とか言った後が長い
    なんの前フリやねんってくらい長い

    そんなに長いこと喋る人いねーよ!とか突っ込みながら読む

    だがしかーし!

    それがドストエフスキーなのだよ諸君
    そしてなんかこの無駄に長いのは原稿料をたくさん貰うためだっとたという話があったりする
    まぁ、ドストエフスキーと言えば金にだら

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    2026年03月10日
  • 白痴1

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    ドストエフスキーの中でも比較的ライトな白痴。
    やっぱり作品に深みがあって面白い。
    ここから真の白痴に近づいていくんだよなぁ。

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    2026年03月08日
  • 未成年2

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    ネンイチドスト『未成年』の第二管区海上保安本部違う第二巻である
    ヤバいちょっと第一巻から間空けすぎたニコフ

    というわけで混沌としてきました
    人間関係が複雑すぎる
    意地悪か!そんな意地悪したいかドストエフスキーさんよ

    誰がいい人で誰が悪い人なのか全くわからん
    いや人間なんてそんな綺麗にいい人悪い人分けられまへんでっていうことなのか
    誰がお馬鹿なのかもぜんぜん分からん
    いや全員お馬鹿ってことなのか
    そうなのかドスちゃん

    なんか手揉みしているドスちゃんが目に浮かびます
    いつから大阪商人に?

    そしてなにかしらの秘密が明かされるたびに「えー!」ってなる
    「聞いてないよ〜」ってなる

    ずるい
    ずる

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    2026年02月27日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    ところどころ胸に刺さるセリフがあって面白いのだが、読むのに時間かかるし気を抜いてるとストーリーを追えていないことがある。頑張って読もう。
    ただ、ゾシマ長老の金言の数々は現代に通ずるものがあり読んでいてとても面白い。次はどうなるのかな。

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    2026年02月16日
  • 未成年1

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    ネンイチドスト2026年は『未成年』です!(ババーン)

    いやー相変わらずひたすらにまわりくどい
    ことごとくまわりくどい
    だが、そのまわりくどさがドストがドストたる所以
    ページ数の無駄遣いが延々と続くのでつらい
    でもがんばる

    そして主人公の未成年アルカージーは拗らせている
    ドストの主人公はだいたい拗らせてるが、アルカージーもひどい
    そしてこの拗らせがなんだか良くない方向にアルカージーを進めているのがなんとなくわかる
    そっちへ行ったら名古屋城やで!ってそれは拗らせの行き着く先じゃなくてゴジラの行き着く先(いらんやつ)

    でね、このお話はどうやら父と息子の物語なのよ
    子の持つ父への鬱屈した思いが

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    2026年02月13日
  • 罪と罰 2

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    なかなかにハラハラするというか…主人公の考え方とかが次第に分かってくる一冊だったかなと
    ラズミーヒンがいい人というか、唯一のまともな人なのかなと思った

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    2026年02月08日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    面白かった。というのもエンタメ的な面白さではなく、哲学的な発想にふと目が覚まさせられるような気づきが満ちた作品であると感じる。広く読まれるのも納得の体験であった。

    一巻からの概要が読書ガイド(巻末)にあるため、あらすじに不安を感じる方はそちらから目にしておくのも良いだろう。

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    2026年02月02日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    最後は泣けた。
    アリョーシャが、人間の、人生の真実を子どもたちに語ったその言葉は、この小説の核として奥の方で輝いていたものだ。
    今までの長い物語があったからこそ、アリョーシャの言葉は胸に響いて鳴りやまない。
    心が洗われるような思いのする最後だった。

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    2026年01月06日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    おもしろくなってきた。
    会話がくどいところはあるものの、ミーチャにかけられた容疑はなかなか覆すのが難しいように思える。
    真犯人は他にいる。それは感じる。
    扉のこと、金の行方など、保留された謎が面白い。
    名前が浮上しないあの男が真犯人なのではないか、という予想もうかぶ。
    先が楽しみになってきた。

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    2026年01月03日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    19世紀ロシア社会の激動を背景に描かれた小説であり,きわめて多くの問いを内包し,長く人々を魅了してきた作品である。

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    2026年01月01日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    19世紀ロシア社会の激動を背景に描かれた小説であり,きわめて多くの問いを内包し,長く人々を魅了してきた作品である。

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    2026年01月01日