亀山郁夫のレビュー一覧

  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    フョードルの下衆さは筋金入りだが、その発言には共感できる部分もある。誰もが抱いているが表には出さない汚さを惜しまずにさらけ出す象徴的存在がフョードルという人物なのかなと感じた。

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    2025年08月22日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    自らを社会主義者と言う少年コーリャの登場からイワンとスメルジャコフとの会話、そして裁判で下された驚愕の判決で終わる4巻→
    4巻の最終章である「誤審」の読み応えはすごい。検事補イッポリートの魂の論告もすごいけど、それを見事にひっくり返す他国から呼ばれた弁護士フェチュコーヴィチの弁論がまだ鮮やか。この場面だけ映像で見たいぐらい面白かった。
    そこからの判決!!!うおおおおってなった。面白いよドストエフスキー

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    2025年08月06日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    それぞれのその後が描かれる最終巻! →

    エピローグの終わってない感もすごい。本当なら第二部があったはずなので、おそらく第二部のプロローグに繋がるんだろうな、という終わり方なんだけど……けど!!

    カラマーゾフの兄弟って、未完なんですよ!私知らなくてびっくり(←下調べせずに読み始めるタイプ)続きが読みたいー!!!

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    2025年08月06日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    ドストエフスキーに興味を持ったからには いつか読んでみなければなるまいと思っていた超大作。 頑張って 読んでみました。
    超 難解で暗黒の世界。ミステリーの最高峰とか言われてるようですけれども そういうジャンル じゃないんじゃないでしょうか
    もう存在が、 人間の存在そのものというかドストエフスキーの思考 そのものというかが難解すぎてその存在がミステリーでございます。
    非常に視点が いろいろ変わって様々な文化政治 人々の生活 思想も巻き込みながら 展開していく物語の力 強さ というのはやはり 素晴らしいのですが やっぱり行動の原理がわかんないですっていうのは相変わらずの ドストエフスキー節でご

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    2025年08月03日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    ゾシマ長老の死とその後の動きからグルーシェニカの初恋の相手の話、長男ドリートミーが愛を手に入れるため金策に奔走する中で起きるある事件……。

    ミーチャァァ!!これは長男ミーチャの魂の物語ッ!!!(落ち着け

    2巻までの小難しい宗教関連の話から一転、3巻は疾走感あふれる展開でめちゃくちゃ面白かったッ!!グルーシェニカとミーチャ、それぞれの生き様に釘付け。1巻では嫌なやつだった二人が生き生きと描かれていてもうすっかり応援したくなる感じ……ドストエフスキー氏こわい。キャラ造形が上手すぎる

    父殺しの犯人もきっちりぼかしていて、ミステリとしても楽しめる。すごい……これは面白いよ……これが、モーム氏が選

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    2025年08月02日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    ゾシマ長老と敵対するフェラポント神父の登場からイリューシャと父スネギリョフとの出会い。イワンの大審問官にゾシマ長老の辞世の説教まで。

    特にこだわりがなければ巻末の読書ガイドは先に読むのがオススメ。

    イワンの創作物語詩である「大審問官」はロシア内でのキリスト教の立ち位置などがわからない私にはふわっとしかわからず。ただ、熱量はすごい。冷めた感じのイワン、こんな熱い男だったのか……。

    罪罰の時にも思ったんだけど、ドストエフスキーは連載小説がうますぎる。2巻の終わりの引きはやばい

    あの終わり方はすぐ次読みたくなるやん……小説の構成力というか何というか、ほんとに上手いな……。
    宗教に関しては全く

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    2025年08月02日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    ドミートリーの話がスピーディに展開。ここまでの哲学的な話もなく、2巻までと違ってわかりやすい話でした。面白いです。

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    2025年07月26日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    今回はゾシマ長老やその他の人物にスポットの当たる巻。難解な部分もありますが、本編の後にある訳者のガイドは文化背景、歴史背景を理解するのに役立ちました。

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    2025年07月12日
  • 罪と罰 1

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    (全巻読み終えた感想をまとめて記載)

    罪を犯したラスコーリニコフ、その母と娘、罪を暴こうと追い詰める捜査官。登場人物それぞれの信念や価値観、生き方、信条が深く描かれています。さらに、当時のロシア社会の風潮や思想、宗教なども表現されていて、登場人物たちの内面がより鮮明に浮かび上がるように書かれています。

    特に、ラスコーリニコフが罪を犯し、追い詰められ、徐々に変貌していく様は、鬼気迫る迫力があります。こちらが引き込まれていきそうになる生々しい描写はとにかく圧巻です。

    対話シーンでは、それぞれの思想や信条がぶつかり合っていて激しいです。長尺のセリフが多く、宗教や時代背景も絡んでとにかく難解です

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    2025年06月06日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    読みやすいと言われる光文社版を。やはり少し難しい笑
    でも読ませる勢いがある気がします。
    その時難しくても、解説サイトとかを後で見たりすると理解が深まって楽しめると思います。

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    2025年06月01日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    ようやく最後の4巻目を終えた。
    少年たちの章から始まり、ラストの誤審の章まで。
    ジェットコースターみたいな激しい展開。
    この物語の主人公はカラマーゾフの兄弟の三男、信心深く、誰もが愛したくなる清らかな心の持ち主、アレクセイ。
    だとすると、ラストはやっぱり神の存在とは??
    人の心のなかには、神と悪魔が同時に住むものだということ。出目やその後の環境や、取り入れてきたものによって人は作られる。簡単に白とか黒とか言えないのが人間。
    この本ではいつもそれを意識させられた。


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    2025年05月21日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    第1巻前半は登場人物の前史のような話でつまらない。
    カラマーゾフ兄弟に絡む二人の女性が登場してそのあとは俄然面白くなる。これほどプロットのある長編とは思わなかった。事前の想像より面白い。
    未読の方は、世界屈指の評価を受ける小説がどんなものか、読んでみることをお勧めする。

    この古典新訳文庫の5巻目は訳者亀山氏の解説が長い。
    小説部分(エピローグ)が60頁、訳者解説等が300頁ほど。
    エピローグは4巻に含め、5巻は解説書として販売した方が読者に親切だった。
    ちなみに解説中の「ドフトエフスキーの生涯」100頁程は未読。
    解題(200頁程)は、批判的に読んだ。
    この作品のどこが・なぜ、過去から現在ま

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    2025年05月19日
  • 罪と罰 3

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    先が、気になって気になって…仕事が手に付かない。とか言っている場合じゃ無いほど(私生活上も公の上でも)色々とあって、第3巻を読むのに少しばかり時間が掛かったけれど。

    ドストエフスキーの『罪と罰』を1回読み終えました‼︎

    今回は光文社版の亀山郁夫さんの訳したものを読みました。
    最初は新潮社版の工藤精一郎さんから読み始めたものの、1巻目の数十ページを読み進めた時点でこちらに変更して読み直し。
    「100分で名著」で『カラマーゾフの兄弟』の解説をなさっていたのを観てその熱意を目の当たりにしていたことや、光文社古典新訳文庫が行間を広くしたり文字を大きくしたりしていて、老眼には読み易かったし、言葉遣い

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    2025年05月01日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    ここで終わるんだ。がまず最初の感想
    3巻ぐらいから、グルーシェンカのことを可愛いなと思い始めていた私はその対局のようなカテリーナがヒステリーっぽくなるたびに、よりグルーシェンカと比べてしまった

    けれどこの5巻ではアリョーシャに素直に、今の彼女の気持ちを話しているところで、少し見方が変わった。
    まだイワンと、しなくていいような嫉妬や言い合いしそうだけど
    幸せになってほしいなとおもえた。

    私はあの、どうしようもないフィヨードルが一番好きだったから
    (途中からグルーチェンカに変わった)早々の退場で残念だった

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    2025年04月15日
  • 罪と罰 2

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    引き続きドストエフスキーの『罪と罰』にどハマりしながら、その世界の中に没入しております。

    1巻目の時に書いた「ロシア名は覚えにくい」は撤回。その特殊性により逆に覚えやすく感じるようになりました。そしてその名を持つ者がどのような人物なのかがより鮮明に頭の中で結び付くようになってきた。

    第3部、第4部に進むにつれ読み取らなくてはならないことが多種多様になり、人の心の動き、表と裏、表象しているもの…複雑に絡まり合ってくるけれど、そこがとくに素晴らしい。
    世界一の小説に敬服する。

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    2025年04月06日
  • 罪と罰 1

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    精神的に常に囚われている自分がラスコーリニコフに重なった。
    久々に読む小説。歩きながらでも読んでしまいそうな勢いで熱中して読んている。
    自分がドストエフスキーを読むとは考えたことも無かった。登場人物のロシア名すら覚えられないと感じていた。
    しかし、この小説は凄い。引きずり込まれる。今後何度も読み返す予感がする。
    今まで読まず嫌いだったのが悔やまれる。

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    2025年03月26日
  • 罪と罰 3

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    ネタバレ

    総ページ1489ページ (読書ガイド含む)を超える超大作でこんなページ数初めて読んだ。長い人名、多くの登場人物に戸惑いながらも読書ガイド、付属の人名しおりのおかげでなんとか読み切ることができた。22日程度かかった…ラスコーリニコフが老女殺しに至った経緯、思想をようやく知ることができた。結局自分を何らか特別な力を持つ者と勘違いしてしまった青春小説なのかもしれない (怒られそう)。前二巻に比べ第三巻は場面展開が激しくどんどん読むことができた。中弛みしなかった。ポルフィーリーとラスコーリニコフのバトルは手に汗握るほど熱が伝わってきた。面白かった。スヴィドリガイロフの神出鬼没さが更なるスパイスとなって

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    2025年03月06日
  • 未成年1

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    ドストエフスキーの小説に出てくる人ってコミュ障多くない?って言ったらコミュ障多すぎるしコミュ障じゃない人はモブキャラって言われて超ワロタ

    1846年『貧しき人びと』
    1848年『白夜』
    1860年『死の家の記録』
    1861年『虐げられた人びと』
    1864年『地下室の手記』
    1866年『罪と罰』
    1866年『賭博者』
    1868年『白痴』
    1870年『永遠の夫』
    1871年『悪霊』
    1875年『未成年』
    1880年『カラマーゾフの兄弟』
    1881年連載していた『作家の日記』が絶筆となる

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    2025年01月17日
  • 増補 『罪と罰』ノート

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    永遠の名作『罪と罰』の新訳で知られる亀山郁夫教授による解説書です。明治大学の齊藤孝教授も『罪と罰』を何度も読み返すと聞きましたが、本書を読んで初めて知ったディティールの細かさに、何度も驚かされました。




    これを読む前、ロシアで製作されたドラマ版の『罪と罰』を見ていました。原作に忠実なつくりで、主人公のロジオン・ラスコーリニコフがたどる苦悩と『救済』への道のりが丁寧に描き込まれていました。

    亀山郁夫教授による『罪と罰』を呼んだのはそれよりも何年か前の話になりますが、忘れかけていた話のディティールを映像で視覚的に思い出したあとで、本書を読むとまた違った感慨がわくものでありました。

    ここに

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    2025年01月05日
  • 悪霊 1

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    ドストエフスキーの小説を読んでいると、よく登場してくる人種がいるけど、『悪霊』では特にニヒリストにスポットが当てられ、彼らの話がメインプロットになっている。スタヴローギンの告白を始め、検閲との戦いに終始したのがよく分かる。

    だからこそ、登場人物の微妙な仕草や、何を象徴しているのかよく分からない物の描写など、その曖昧さが作品を埋めているのだとも思いつつ、それを可能にするドストエフスキーの神がかり的な直観的なセンス、変態さ。他にこんな作品を描ける人はいるのか。

    第一部の、我らが敬愛するヴェルホヴェンスキー氏の恋バナは、正直長く感じたものの、圧巻の作品。

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    2024年11月01日