小宮一慶のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
タイトルの"1秒で財務諸表を読む"と本書の中身とはあまり一致しているとは言い難い.もし1秒だけ財務諸表を読む時間が与えられたら,まずは貸借対照表の流動比率を見て短期的な安定性をチェックしましょうという説明に対応している.
内容は,前半で財務3表の読み方を説明,後半で管理会計の説明となっている.幅広く多様な企業の実態を会計面から分析している.内容は少し高度なものも含むので,会計の知識がそんなに無い人はとっかかりをつかむくらいの気持ちで読むと良いかと.個人的には自己資本比率は高すぎてもNGというのは新鮮だった.
もし同じ筆者で財務諸表の読み方を知りたいだけであれば,"財務諸表を読む技術 わかる技術"と本書の前半部分の中身はほとんど同じなので,そちらをお勧めする. -
Posted by ブクログ
【読書メモ】
●数字を把握する力を鍛える
・数字に関心を持つ
・数字の定義と意味を把握する
・数字と数字を関連づける
・基本的な個別の数字をその定義と一緒に把握しておく
・以上のことから未知の数字を推論する
●労働分配率は約60%。平均的な会社の付加価値率は約30%
●桁が大きい数字は分解し日常に近づけるとイメージしやすくなる
●責任感を持つには、常に数値化して考える癖をつける
●目標達成のプロセス
・数値化する
・目標を決める
・目標と現状のギャップを知る
・目標達成のための具体的な方法を考える
・達成に意欲・責任を持つ、持たせる
●数字の見方の原則
・全体をつかむべし
・大きな数字を間違うな
・小さな数字を見落とすな
・数字の定義を「正確」に知る
・時系列で比較せよ
・他とも比較せよ
●数字眼を邪魔する6つの敵
・主観:ex.同じ5000円でも75万円からの値引きか1万円からの値引きかでは意味が違う
・見え方:ex.980円と1000円
・思い込み:ex.新聞の第一版は夕刊
・常識:ex.病院について不満度が一番高いのは待ち時間だが、全体満足度への相関性は低い
・統計:ex.分布を見ずに平均値だけで見ると見誤る
・名前:ex.現金給与総額は国全体の給与総額ではない
●数字眼を鍛えるオキテ
・大事な数字を覚える
・定点観測
・部分から全体を推測する
・数字を関連づける
・常に数字で考える習慣を持つ
●基準となる数字を知っておく
●アニバーサリーデイに数字を意識すると覚えやすくなる
●ものが見えるようになる9個のアドバイス
・要点を先におさえる
・分解する
・先に予備知識を得る
・情報を捨てる
・変化を取り入れる
・メモを取る習慣をつける
・大勢で話す
・素直さを忘れない
●小金井カントリー倶楽部の会員権相場を見ると景気動向がわかる。政府の影響が及ばない世の中に余っているお金の勢いを純粋に表しているから
●決算書は
・まず損益計算書をみて売上と利益を見る
・売上の伸びと資産合計を見て資産回転率が改善してるかを見る
・資産の伸びと売上高の伸びを比べると資産の活用度合いがわかる
・損益計算書で売上原価率や販売費、一般管理費をチェック
・受取手形・売掛金、棚卸資産(在庫)をチェック
・これらの数字を関連づけてストーリーをつくる
●日頃から数字に落とし込む癖をつける
●とにかく数字にするだけではダメ。実績に合った数字、根拠を伴う数字を使って話をする
●数字で考える癖をつけるための訓練法
・「高い」「安い」「良い」「悪い」など曖昧な表現が出てきたら、具体的な数字を考える
・マンションを見たら、具体的に階数を数えてみる
・給与日に自分の預金残高を確認する
・目標は必ず数字で言う
●知っておくべき数字:マクロ経済の数字
・GDP
・日銀短観業況判断
・景気動向指数
・現金給与総額
・有効求人倍率
・M3 マネーサプライ
・マネタリーベース
・国内企業物価指数
・外貨準備高
・国際収支
●知っておくべき数字:ミクロ経済の数字
・資産/負債/純資産
・売上原価/製造原価
・棚卸資産
・減価償却
・売掛金と買掛金
・売上総利益/営業利益/経常利益
・営業キャッシュフロー/フリーキャッシュフロー
・利益とキャッシュフロー
・財務会計/管理会計
・時価総額
●良いデフレと悪いデフレ
輸入物価指数が下落するのは良いデフレ。給与の源泉であるGDP(名目GDP)が下落するのは悪いデフレであり、いわゆるデフレスパイラル -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本をどうカテゴライズするかが難しい。論理的思考ということで、思考の内容ではあるが、コミュニケーションの取り方に重きをおいている感じもある。エッセンスがまとめられているんだろうけれど、あまりにも易しすぎるというか、本当にロジカルシンキング?というくらいイメージと乖離していた。大事なページを何ページか飛ばしてしまったのではないかという感じ。最後の章はよかった。話す前、書く前の準備の仕方をこの本で学べてよかったと思う。相手の立場に立つということが何よりも大切。時間短縮できるよう準備し、結論から述べる。デキる大人のコミュニケーション術です。
-
Posted by ブクログ
時間力について語られている本。
生産性向上のためのヒントになればと思って、読みました。
時間力=その時間内で発揮される自分のアウトプットの質と量をコントロールする力
一般的に緊急度と重要度で決まるアクションを「自由度」と「やる気」からアウトプットが決まるとのこと。
といことで、「やる気」をベースに論理を展開しています。ここ、ちょっと面白いですね。そうか、所詮はやる気だよなやっぱりと同意します。
そして、時間力を高めるためには、インプット力とアウトプット力を高めることが必要でそのためのノウハウが紹介されています。
時間力を「阻害」する7つの誘惑
・時間があること
・時間を決めないで残業をたくさんする
・簡単な仕事を速くこなして仕事ができると勘違いする
・適当に食える
・夜更かし、不摂生
・誰かが手伝ってくれるだろうという甘え
・適当に仕事をする人をパートナーに選ぶ
時間力を高めるコツ
・やるべきことを時間軸とともに正確に把握する
・自分の事務処理能力を知る
・調子の良い時間帯を創造的な仕事にあてる
・常にやるべきことをたくさん持っておく
・何でもやろうとしない
・決まった時間に毎日同じことをやる
・事前の準備をする
・いつも少しだけ余裕をもつ
・予備時間をもつ
・正しい手帳をつかう
っとあるのですが、最後まで読み進めると、なんとなく、小宮さんが開発した小宮式手帳の宣伝のように感じてしまい、それが残念なところでした。
正直、他の小宮さんの本に比べると、ちょっと内容が薄いかなっと。
とはいえ、忘れないようにキャッチーな名言をメモ
・どれだけ働いているかではなく、どれだけアウトプットを出したか、それも質の高いアウトプットをだしたか
・時間をコントロールできる人だけがお金をコントロールすることができる
・起承転結よりバリューとインパクト
・意味ではなく意識を伝える
・仕事の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する