Posted by ブクログ
2013年11月15日
【読書メモ】
●数字を把握する力を鍛える
・数字に関心を持つ
・数字の定義と意味を把握する
・数字と数字を関連づける
・基本的な個別の数字をその定義と一緒に把握しておく
・以上のことから未知の数字を推論する
●労働分配率は約60%。平均的な会社の付加価値率は約30%
●桁が大きい数字は分解し日...続きを読む常に近づけるとイメージしやすくなる
●責任感を持つには、常に数値化して考える癖をつける
●目標達成のプロセス
・数値化する
・目標を決める
・目標と現状のギャップを知る
・目標達成のための具体的な方法を考える
・達成に意欲・責任を持つ、持たせる
●数字の見方の原則
・全体をつかむべし
・大きな数字を間違うな
・小さな数字を見落とすな
・数字の定義を「正確」に知る
・時系列で比較せよ
・他とも比較せよ
●数字眼を邪魔する6つの敵
・主観:ex.同じ5000円でも75万円からの値引きか1万円からの値引きかでは意味が違う
・見え方:ex.980円と1000円
・思い込み:ex.新聞の第一版は夕刊
・常識:ex.病院について不満度が一番高いのは待ち時間だが、全体満足度への相関性は低い
・統計:ex.分布を見ずに平均値だけで見ると見誤る
・名前:ex.現金給与総額は国全体の給与総額ではない
●数字眼を鍛えるオキテ
・大事な数字を覚える
・定点観測
・部分から全体を推測する
・数字を関連づける
・常に数字で考える習慣を持つ
●基準となる数字を知っておく
●アニバーサリーデイに数字を意識すると覚えやすくなる
●ものが見えるようになる9個のアドバイス
・要点を先におさえる
・分解する
・先に予備知識を得る
・情報を捨てる
・変化を取り入れる
・メモを取る習慣をつける
・大勢で話す
・素直さを忘れない
●小金井カントリー倶楽部の会員権相場を見ると景気動向がわかる。政府の影響が及ばない世の中に余っているお金の勢いを純粋に表しているから
●決算書は
・まず損益計算書をみて売上と利益を見る
・売上の伸びと資産合計を見て資産回転率が改善してるかを見る
・資産の伸びと売上高の伸びを比べると資産の活用度合いがわかる
・損益計算書で売上原価率や販売費、一般管理費をチェック
・受取手形・売掛金、棚卸資産(在庫)をチェック
・これらの数字を関連づけてストーリーをつくる
●日頃から数字に落とし込む癖をつける
●とにかく数字にするだけではダメ。実績に合った数字、根拠を伴う数字を使って話をする
●数字で考える癖をつけるための訓練法
・「高い」「安い」「良い」「悪い」など曖昧な表現が出てきたら、具体的な数字を考える
・マンションを見たら、具体的に階数を数えてみる
・給与日に自分の預金残高を確認する
・目標は必ず数字で言う
●知っておくべき数字:マクロ経済の数字
・GDP
・日銀短観業況判断
・景気動向指数
・現金給与総額
・有効求人倍率
・M3 マネーサプライ
・マネタリーベース
・国内企業物価指数
・外貨準備高
・国際収支
●知っておくべき数字:ミクロ経済の数字
・資産/負債/純資産
・売上原価/製造原価
・棚卸資産
・減価償却
・売掛金と買掛金
・売上総利益/営業利益/経常利益
・営業キャッシュフロー/フリーキャッシュフロー
・利益とキャッシュフロー
・財務会計/管理会計
・時価総額
●良いデフレと悪いデフレ
輸入物価指数が下落するのは良いデフレ。給与の源泉であるGDP(名目GDP)が下落するのは悪いデフレであり、いわゆるデフレスパイラル