あらすじ
『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』『「1秒!」で財務諸表を読む方法――仕事に使える会計知識が身につく本』とベストセラーを連発している経営コンサルタントの小宮一慶さん。新しい本のキーワードは、「目標達成」です。
いまやどんな会社でも、社員に個別の目標を与え、その達成度を評価するマネジメントが主流。しかし先輩から後輩にそうした評価システムにおける仕事の仕方を教えられることがないため、20代30代のビジネスパーソンはどうしたらいいのかわからないのが現状ではないでしょうか。
この本は、そうした問題を解決する、着実に成果をあげるための新しい目標達成法です。目標達成のための小さな行動習慣を、「目標具体化力」「時間管理力」「仕事力」「人を動かす力」の4つにわけて紹介しています。この4つをそれぞれ積み重ねれば、成功が向こうからやって来るのです。
まず、仕事ができる人は、目標の設定や普段の行動が首尾一貫して具体的です。目標をメジャラブル(計測可能)にする「具体化力」を持っています。その方法として著者が勧める「月間目標」の立て方を中心に、「目標設定」の極意をお伝えします。これが「目標具体化力」をつける行動習慣です。
また、目標を達成するには、時間を管理する力をつけなくてはなりません。著者がここ十数年間英語で続けている「3年連用日記」の効果や「月間目標」の活用法を中心に、「時間管理力」をつける行動習慣をご紹介します。
「仕事力」アップの方法として、ノートやメモの取り方、メールの返信法、新聞の読み方、電車に乗るべき時間帯、普段持っている鞄の中身から机の上の片づけ方、資料整理のコツまで、「事務処理能力」や「段取り力」を上げる小宮さんこだわりのノウハウを写真付きで公開します。
目標達成は一人ではできません。人を動いてもらい、組織を機能させなくてはなりません。目標達成にこの「人を動かす力」を必須要件として入れたのが、この本独特の新視点ではないでしょうか。人は感情の動物です。理屈でわかっていても、その通りには動かないもの。それを動かすのも理屈ではありません。それでは何? ここにも小宮さんの経験が遺憾なく発揮された方法が紹介されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
第1章 目標具体化力がつく小さな行動習慣
◆月間目標を立てる
◆長期的にやるべきことの範囲を知る
◆「to do」リストの中身を会社に着く前に考える
◆書くことをあらかた決めてから書き始める
◆緊急度と重要度のマトリクスを作る
◆高層マンションを見たら階数を数える
◆月末には預金残高を確認する
◆3年先までの預金残高の予想を立てる
◆1年間左手首に輪ゴムをはめる
◆積極思考になる訓練をする・ほか
第2章 時間管理力がつく小さな行動習慣
◆3年連用日記をつける
◆体重を記録する
◆休日は1時間だけ将来のために使う
◆今の仕事関係の資格を取る
◆実務のバックグラウンドにある理論を勉強する
◆ウィークデーに少しだけ「つなぎ」を入れておく
◆調子の良い時間帯や状況を知る
◆一次会には行くが、二次会には行かない
◆仕事を残ってやらずに持って帰る
◆ネットで検索した電車より1本早い電車に乗る・ほか
第3章 仕事力がアップする小さな行動習慣
◆必要なメールはその場で返信をする
◆小さな約束ほど、きちんと書き留めておく
◆新聞を1面から読む
◆7時前後か9時半頃の電車に乗る
◆仕事に関係ない雑誌をつねに鞄に入れておく
◆テレビのチャンネルを変えるときは飛ばさずに
◆英語の勉強は1日5分、歩きながら
◆飛行機に乗ったら落語を聞く
◆パワーポイントは映像、図表だけ使う
◆机の上をきれいにしすぎない・ほか
第4章 人を動かす力がつく小さな行動習慣
◆タクシーのお釣りの小銭は受け取らない
◆他人のことを自分のことのように考える
◆ニコニコしているといいことがある
◆辞めた会社の悪口を言わない
◆配偶者や恋人の髪形の変化に気づく
◆座右の書を持ち、寝る前に少しずつ読む
◆松下幸之助の『道をひらく』を読む
◆「自尊心」と「自負心」を持つ
◆自分でコントロールできないことに悩まない
◆ときには自分を甘やかす・ほか
Posted by ブクログ
小宮さんの本を読み始めてかれこれ、8冊目になりました。
この本は「~~養成力講座」シリーズと重複する部分もありますが、内容的に3冊のまとめの様に感じました。
一緒に読むことをお勧めします。
目標は月ごとに、タクシーのお釣りはもらわない、休日は1時間だけ自分に使うなど、この手の本でよくある、「それは誰でもできないだろ...」的な方法が少なく、多くの人が実践可能です。
Posted by ブクログ
「ビジネスマンのための解決力養成講座」「ビジネスマンのための発見力養成講座」と同じ、経営コンサルタント小宮一慶さんの著書。
一言でまとめると、大きな目標の達成・自己実現のための日々の行動習慣本、といったところです。
感想として。本っ当に具体的です。「ビジネスマンのための・・・」の本も具体的で、自己啓発というよりも「紙とペン持って集中して読みたい」と思う本でしたが、これも相当です。
「明日からできる」もちろん、「なぜその習慣が良い結果につながるか」という根本のところも詳しく、そしてわかりやすく書いてあります。より効果的なやり方をするも別の形に応用するも自分次第ですね。
こういう具体的な本って、読む人次第やと思います。読んだ後、それを実践するかしないか。実践が大切なのはどんな本も同じやと思いますが、考え方やモチベーションアップなどの本よりも「実践したかどうか」が顕著なだけに、その効果の差も大きいでしょう。
「『伝説の社員になれ』!」(土井英司氏)の中で、「セミナーの参加者が、セミナーの内容やノウハウを実践するのは約2割、それを継続できるのはさらにその2割。つまり全体の4〜5%」と書かれています。金額や意識の問題を考えると、本に関してはその割合はもっと小さくなるかもしれませんね。
話が逸れましたが、「明日から続けよう」「確かにこれはやらな」と思うことが多く書いてあり、非常に参考になりました。習慣改善にも、根本の考え方を参考にする意味でも良いと思います。私も、1つでも2つでも実践していきたいと思います。
Posted by ブクログ
ビジネス・スキルのベスト・プラクティス集。全部はやる気しないが、実践する気になるものも多い。最近、自分の成長に確信の持てない人にお勧めしたい。
Posted by ブクログ
何か目新しく学べることはないかと思い読んでみました。
この本を読んだときの主な内容はは以下の通り。
==
・年間目標を毎月始めに月間目標に落とし込む
・Todoリストを毎日作りやったことを消してていく。緊急度、重要度を考えて処理していくこと。
・緊急度、重要度のマトリックスで、処理する順番やパターンを決めておく
・毎月待つには預金残高を確認する
・人を心から褒める
・日記を毎日付ける
・今の仕事に関連する資格を取る。勉強をする。
・休日にスキルアップのための勉強時間を定期的にする。
・何かアウトプットを出すことを心がける
・自分の調子の良い時間帯を把握する。
・1次会には行くが、2次会には行かない
・疲れそうだと思ったときは疲れる前に休む。
・何事もメモを取る。
・新聞を1面から読む。気になったものはスクラップする。
・話には間を取る練習をする。
・ニコニコしている
・人の髪型や、服装が変わっている場合はコメントしてあげる。
・自尊心と、自負心を持つ
・「道を開く」を読む
==
久しぶりになかなか面白いビジネス書でした。
他のビジネス書に書いてあるものを纏めたような内容でしたが、
逆にこの1冊を読めば、色々とまとまっているので良いかも。
2時間も掛からず読めましたよ。
Posted by ブクログ
小宮さんの本は10冊程度読んだ。
特に目新しいものはなかったが、実践的な目標達成の
やり方を平易に分かりやすく書かれている。
明日から「仕事ができる」と言われるようにはなれるかも。
これが、成功するかどうかの「紙一重の積み重ねの差」なのかな。
Posted by ブクログ
目標設定は具体的に
現状とのギャップを正確に逆算
やるべきことの量がわかる
具体的な計画を立てる
進捗を正確に把握
修正も具体的に
「年間目標→月間目標→todoリスト」は、やらなきゃと思いながらできないなあ。。。「今年の目標」たてても、2月になるころにはすっかり忘れてるし、と思いながら読んでいましたが、「目標設定があいまいだったからでは?」と思いました。数値など、具体的な目標であれば、「あとどのぐらい」が明らかですものね。「年間目標→todoリスト」ではない(進捗把握&計画修正しながらすすめる)のもポイントなのかも。
ビジネススキルUPのためにアウトプットを意識しながらいろんな本を読もう、という目標を「最低一日一冊読む、レビューをUPする」にしてみました。これだと「月間目標」というものがないなーとも思うのですが、ひとまず読んでみる7月、分野を絞って深掘りする8月にしようかと思います。
Posted by ブクログ
エッセイのような感じで平易な文で書かれているので気軽に読めます。
書かれてある事は当たり前・もしくは少し考えれば誰でも分かることですが、改めて文章で見ると、モチベーションが沸いてきます。
自信を失ったときに読み返したい本です。
Posted by ブクログ
月間目標を立てるというのはそのとおりだが、法務・財務といった職種でどういった測定可能な目標を立てるか?というところがスタッフ部門にとり肝要だと思う。日経新聞は著者は一面から読むことを薦めている。俺は『私の履歴書』から読んでいるので、著者と反対だな。今度から一面から読んでみよう。
Posted by ブクログ
・小さな習慣の積み重ねで人は変われる
・成功している人は、目標を「メジャラブル」に立てている
・「正しい考え方」の上に「正しい努力」を積み重ねる
・出社したら「to do」リストを作成する
中身は電車の中で考えておく
・人を心から誉める。「よい面」を見る
・カロリーメイトを持っておく
・人と約束したことは、どんなに小さいことでも書き留めておく
・新聞を1面から読む
・机の上を「あらかた」きれいにしておくが、しすぎない
・タクシーに乗ったら運転手さんと話す
・自分でコントロールできないことに悩まない
・言い訳をしない
Posted by ブクログ
2008.05購入(なんば)
2008.05読破
前に読んだこの人の書籍に似てる内容がいくつかあった。
でも、分かりやすくてすごくためになる。
Posted by ブクログ
・「正しい考え方」という土台を持ち、その土台の上に、メジャラブルに目標を立て、具体的に行動するなど「正しい努力」をコツコツと積み重ねられるかどうかが、成功と失敗を分ける大きな違い。
・成功と失敗は紙一重の積み重ねの差:小さな正しい努力の積み重ねが、将来の大きな目標達成を決めていく。
・月間目標を立てる:長期的にやるべきことの範囲を知り、それを「月」という小分けした単位に入れる
・休日を決まったリズムで過ごす
・疲れる前に休む
Posted by ブクログ
改めて読むと、すごく当たり前のことが書かれているものの、それができていない。。そんなことに気付かされます。
・目標を数値化して、逆算する
・アウトプットは質×量
・目標に思想を持つ
大事。
Posted by ブクログ
小さな行動習慣の積み重ね。継続してコツコツと。アスリートは日々の努力を欠かさない。人生において、ビジネスにおいてもそれは同様。プロであればこそ、継続する理由がある。日々課題をもって、それを目標として具体的に取り組むこと。
漫然と生きていては、結果は伴わないということ。
個人的には、痛いところつかれてるな。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
目標達成のための小さな行動習慣満載。
[ 目次 ]
第1章 目標具体化力がつく小さな行動習慣(月間目標を立てる;高層マンションを見たら階数を数える;月末には預金残高を確認する;小さな行動習慣・スペシャル―人を誉める。もし誉められなかったら、1年間左手首に輪ゴムをはめる)
第2章 時間管理力がつく小さな行動習慣(3年連用日記をつける;休日は1時間だけ将来のために使う;一次会には行くが、二次会には行かない)
第3章 仕事力がアップする小さな行動習慣(必要なメールはその場で返信をする;ノートをいつも持っておく;混んだ電車には極力乗らない;仕事に関係ない雑誌をつねに鞄に入れておく;飛行機に乗ったら落語を聴く;若いうちは雑用を進んで引き受ける)
第4章 人を動かす力がつく小さな行動習慣(タクシーのお釣りの小銭は受け取らない;ニコニコする;座右の書を持ち、寝る前に必ず読む;言い訳をしない)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
仕事をする上で大切にするべきこと。
日々に業務においてのコツなど
ビジネスにおいて大事にしなければならないことが書いてあり、
実践行動により的確なアドバイスがある。
Posted by ブクログ
明日から「仕事ができる」と言われたかったわけではなく、同著者の『「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本』が面白かったので読んでみました。目標はメジャラブル(測定可能)に立てろというお話は納得。でも、他のお話は「普通」のことですね。「新聞は一面から読め」とか「二次会には出るな」とか「日記をつけろ」とか。先輩社員のヨタ話に近い。あまりにも自堕落でダメ人間で「生活を立て直したい」と思っている人には、ほど良いかもしれない。ただし、読んで実行したからと言って、それだけでは誰も「仕事ができる」とは言ってくれません。そのつもりで読んでください。
Posted by ブクログ
● 散歩のついでに富士山に登った人はいない。
● 信用の「信」という字は「人のことば」と書きます。言ったことは守るというのが信用なのです。言わないことまでやる必要はないかもしれませんが、少なくとも言ったことは守ることが大切です。人と長く付き合うための基本です。
● わたしの人生が調子よいかどうかをチェックするバロメーターのひとつに、「人に道を尋ねられることがあるか」というのがあります。たまたま道ですれ違った見知らぬ人が「この人なら大丈夫」と思うかどうかというのは、ある意味、究極の評価です。そういった人から一瞬で好意を持たれる、少なくとも警戒されないことが大切だとわたしは考えています。
● 「人が成功するためにひとつだけ資質が必要とすれば、それは『素直さ』だ」松下幸之助
Posted by ブクログ
2008年12月購入。
2008年12月11日終読。
小宮さんの本ももう何冊目かに突入したのだけれど、小説ではないので今まで読んだ本と内容がダブってくる部分が増えてきました。新しい発見があるというよりは、モチベーション維持・・・のための読書という感じ。
Posted by ブクログ
著者の小宮 一慶さんが普段から実践していることが書いてあります。
「仕事ができる」系の自己啓発本には、大きく?コツコツ派と?ザックリ派の2派があると思います。
?コツコツ派は普段からのことを積み上げていくタイプ。
?ザックリ派はいかに手を抜くかのタイプ。
この本は?のコツコツ派のタイプの本になります。
Posted by ブクログ
「なりたい自分ではなく、なれる最良の自分になる」というあとがきの一説に唸る。「目標設定をメジャラブル(数値化)するべく、日々言動で意識せよ」、「仕事は持ち帰れ!」等、参考になった。
Posted by ブクログ
成功している人は具体的
目標を「メジャラブル」 測定可能にしている
考え方を具体的にし 目標や夢をメジャラブルに持つことが成功のキーだ
巻頭より
Posted by ブクログ
MEMO:
・目標のチャンクダウン→月間目標(プライベート含む)
・目標達成には具体化と逆算 (測定可能 数値化)
→Mind Mapで思考整理
・もう一人の自分で感情をコントロール
・人を心から誉める(できる面をみる)
・「うまくいったときは窓の外を見て、失敗した時には鏡をみる」 (ビジョナリーカンパニー2)
・週末の「紙一重の努力」→アウトプットを心がける
・メール、電話、面談の使い分け → 「意識」の共有
・信 → 「人のことば」
・落語から学ぶ、話の「間」 → iTuneで早速購入
・パワーポイントは、映像、図表中心 →マッキンゼー流図解の技術など参考
「聞き出す」能力を高めるために、タクシーの運転手と話す。
「和顔愛語」・・ニコニコすると良いことがある