あらすじ
雇用形態の変化や日本経済の大変化などの理由により、ビジネスマンの勉強がブームになって久しくなりました。
でも、
「勉強が続けられない」
「なかなか成果が上がらない」
といった悩みを感じている方も多いようです。
それは、
「何のために勉強するのか?」
が、曖昧なままに、ただやみくもに勉強しているからではないでしょうか。
また、新入社員、課長、部長、といった地位に応じて、
勉強しなければならない内容も、その量も違ってきます。
つまり、「何を」「どのように」勉強するか、が間違っているのでは?
本書では、「勉強する目的」を、
「仕事で自己実現できるようになり、かつ頭も良くなる」
とし、その勉強法のエッセンスをまとめたものです。
経営コンサルタント、大学教授、社長、ベストセラー作家・・・。
「なりたいものに、すべてなれた一番の根幹は勉強」と語る小宮さん。
つまり、この「勉強力」は、著者そのものであり、「養成講座」シリーズの、まさに集大成と呼ぶのにふさわしいものです。
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Posted by ブクログ
ずっと待っていた小宮さんの勉強本!!
と言っても、本屋に行けばいくらでもある所謂、勉強方法の一冊ではありません。
テーマはビジネスマンはなぜ勉強をしなければいけないか!?ってとこでしょうか?
社会人になってまで勉強したくないと思っている人、是非読んでみてください。考え方が変わります☆
でも、いつも小宮さんの本を読んでる人にとっては実はそんなに新しい事を言っている様には思えないかもしれません。他の本で書かれている勉強についてのエッセンスがこの本では書かれています。
Posted by ブクログ
「XX力養成講座」シリーズの最新刊。 今回は小宮氏の趣味(?)でもある勉強に関する考え方の本。 特に、年を取ったときにそれ相応の立場に立つことを想定し、必要な考え方を身につけることを念頭に置いた勉強論。
冒頭に小宮氏の勉強観が述べられる。
①仕事で自己実現してゆくことが目的であり、勉強はその手段
②勉強には知識・スキル習得のための勉強と頭を良くするため
の勉強があり、両方を同時に進める。
③頭を良くするということは論理的思考を身につけること
④人生観の勉強も必要
以降の章では上記勉強観に沿った小宮氏の勉強論が述べられている。
まずは、頭を良くする論理的思考を身につける必要性を説いている。 ドラッカーを引き合いに出し、これからの世の中は知識を知恵に変える力が必要であり、知恵を生み出すフィルターが論理的思考であると言う。 物事を垂直的に掘り下げるだけでなく、水平的に考えることにより、思考に幅を持たせる。 水平思考に展開させるためには、日常の出来事に関心を持ち、関連性に気を配って考えること。
また、知恵とは①情報や知識を関連付けるための論理思考力と②本質を知った上で正しい仮説を立てる力、とのこと。 正しい仮説を立てて検証してゆくPDCAの思考方法も重要となる。
それ相応の年になってくると、人生観というものも重要となる。 正しい価値観を持って正しい判断をすることが求められるが、その様な人生観を持つためには、論語、仏教聖典など長きに渡って読み継がれた本や、立派な人が書いた本を読むことを勧めている。
最後に、勉強は、問題意識を持ち、インプットをルーチン化し、インプットされたものを常にアウトプットし続け、重要な情報には一歩踏み込むことが重要と言う。
Posted by ブクログ
著者は経営コンサルタント。㈱小宮コンサルタンツ代表及び十数社の非常勤取締役や監査役も務めている。著書に「図解キャッシュフロー経営」「人生の原理」「お金を知る技術 殖やす技術」等多数。
ビジネスマン一人ひとりが自分の責任で「勉強」し続けることが求められている。本書では、勉強好きを辞任する著者がサラリーマン時代から経営コンサルタントとしての現在にいたるまでの自分を振り返り、その勉強法のエッセンスと伝えようと記されている。
社会人の勉強、一般的な目的は二つ。
仕事上で「なれる最高の自分になる」ための勉強
頭を良くするための勉強。
勉強力を養成することとは、仕事で自己実現できるようになり、かつ頭もよくなるということ。
以上のことを根底に本書は以下の5章から構成されている。
①論理的思考で、知恵を智恵に変える
②勉強によって、いまの仕事をベストなものにする
③経済・会計・経営を勉強する
④人生観を磨く
⑤勉強を続けるための4つのポイント
これだけ社会が目まぐるしく動く中、それについていくとなれば、常に新しいことをインプットすることは求められる。ついていくのが当たり前。そこから他人及び今の自分よりさらに成長するという点ではインプットのみならず、同時にアウトプットをすることも必須となる。
そして、それは未来永劫行なっていかなくてはならず、その継続する仕組みを自分の中でどう構築するかが一番の問題となっている。
学習し、やめて、学習し、やめて
よりは
常にモチベーションを上げ必要性を感じながら学習し続けていきたいものである。そして、これからの世の中はそれが求められている。
誰しもが持っている成長したいという思い。
すぐにできるものではなく、やはりひとつひとつの積み重ねと毎日の時間の過ごし方によりそれは変わっていく。
少しでも今の自分の生活で無理なく変えることが出来ることがあれば本書から手法をしっけいして、自分専用にカスタマイズして活用していきたいと思う。
Posted by ブクログ
想像していたものとは少し違いました。が、勉強する領域を五つに分け、ビジネスキャリアのステージによって
必要なものを明確化していて、とても参考になりました。
今の自分に何が必要か、考えるいいきっかけになりました。
Posted by ブクログ
小宮さんの本はいつもためになる…。
そんな気がします!
どの本を読んでも、内容もほとんどかぶらないし、
新しい気づきを与えてくれます。
勉強は自己実現のための手段。
まさにその通りだと思います!
人生観なども重視しており、自分のキャリアのイメージにも
あっているため、大変参考になりました。
第1章 論理的思考で、知識を知恵に変える
第2章 勉強によって、いまの仕事をベストなものにする
第3章 経済・会計・経営を勉強する
第4章 人生観を磨く
第5章 勉強を続けるための四つのポイント
Posted by ブクログ
「頭がよくなる」かつ「仕事で成果を出す」勉強術について書かれている。
巷にあふれているスキル重視の勉強法ではなく、長期的な目線で自分の力をつけていくために大切を教えてくれている。
今まで手っ取り早いスキルにばかり目がいっていたので、「一歩踏み込む」こと、「本質を捉える」ことで、根のはったスキルを身につけていきたい。
Posted by ブクログ
既にシリーズ化しつつある『ビジネスマンのための・・・育成講座』。ベストセラー作家でもある著者だけに、行間スペースや太字、枠囲み、極めつけは章末のまとめなど、読者が分かり易いような工夫(配慮)がいくつもなされている。非常に理解し易い。
ただ、理解し易くするためか、同じ内容の反復が多い。結果的に、ボリューム的にはいま一つ。ただ気軽に読む文庫としては、丁度良い量かも(これも配慮されている?)
本書を纏めると、以下の通り。-ビジネスマンは「知識やスキルを得ること」「頭を良くすること」を目的にして勉強すべきで、その達成のためには論理的思考力を高める必要がある。さらに、実業務では「本質をつかむこと」「仮説検証をする」を習慣化することで、一人前(二流)から一流になれる。-
特に、『人の話は素直に聞き、良いと思いことで、さらにリスクが小さければ、実際やってみる』という箇所は印象に残った。つまり、本書の内容で気に入り、かつ手軽に出来る(リスクの少ない)と思うものから実践してみては?というメッセージでもあろう。とりあえず、著者の話を素直に従いたい気がする。
Posted by ブクログ
まずは、数字に対して関心を持つ事が大切。
日本の労働人口といった数字をしらなくても、推論からおおよその数を導き出せる。
数字が苦手な自分でも楽しく読めた一冊だった。
Posted by ブクログ
2つのOJT
オンザジョブトレーニング
オフザジョブトレーニング
オフザジョブトレーニングで仕事の本質をつかむ
一歩踏み込んで調べる・考える
ウィキでとまらない。ニュースリソースまで調べる。
考え抜く習慣をつける
経済・会計・経営を勉強する
定点観測・仮説・調査・理解・自論
人生観の勉強
読み継がれた良本を心にしみいるまでコツコツ何度も読む
勉強を続けるコツ
インプット・アウトプットを習慣化する
正のループに入る
なりたいものになる
勉強:仕事を通じて自己実現する
Posted by ブクログ
ベストセラー「養成講座」シリーズの最新刊。このシリーズ、気になってはいたものの、まともに読んだのは本作が初めて。
さすがにベストセラーシリーズだけあって、非常に読み易く、自分の腹に落ちる事柄が満載だった。
勉強力というものの、安易なハウツーものではない。
何故勉強するのか?、どんな事を勉強していけばよいかのか?、自分の中で漠然としたものが、結びついていった気がする。
経済や会計、英語が重要と説くビジネス書が多いが、まずは自分の業務に関わる知識・スキルを磨くことが先決。当たり前のことだが、本書を読んであらためて気が付かされた。
結局、仕事できる=論理的思考力が高い=物事を徹底的に考えられるということ。
自分のやるべき事は何かを見極めて、それを徹底して実行すること
が勉強法云々の前に必要なことだろう。
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・仕事上で「なれる最高の自分になる」ための勉強です。
・まず、必要なのは「業務」、つまり目の前にある仕事のスキルです。
それなしでは、キャリアアップしようがありません。
・一部の人には十段階の灰色と黒に見えるのが、もっと論理的思考レベルの高いには百段階にも見えるかもしれない。
・分からないことをそのままにしておくのではなく、分かるまで勉強する。
・今の時代、情報の価値は格段に落ちているのです。
・情報と情報の関連性から新たな解釈を試みる智恵です。
・論理的思考力が高いというのは、要するに、徹底してものを考えられる人ということです。
・論理的思考力は、大いに「気配り」とも関係しているのです。
・つまり智恵とは、ここまで説明してきたように、
情報や知識の関連づけができる論理的思考力と
本質を知ったうえで正しい「仮説」をたてる力
・日常生活のなかでの、ちょっとした疑問をそのままにしないで、調べてみること!
Posted by ブクログ
一歩突っ込んでみる。去年の今頃やっでいた新聞をよんだら自分の気づきをブログに残す、もう一回復活させよう。
小宮さんの本は簡単に読み終える事ができるけれど、同じような類いの他の人の本とはすこし違って、浮ついた感じがなく、素直に納得できる。おそらく、御本人の実体験からの内容となっているからだと思う。
Posted by ブクログ
「勉強を本当に血肉となるものにする方法は、やっぱりマニュアルのようにすっきり機械的に説明できるものではなく、自分のしっかりとした考え方やその考え方に基づいた習慣が必要なのです」
部下や後輩の話をメモできる人間であるだろうか。
Posted by ブクログ
ビジネスマンのための勉強力養成講座
*普段から最終的なイメージを描いて徹底的に考える習慣をつけ、かつ、知識を増やしていくこと
*どうしたら、やる気になれるか?
何においてももう一歩踏み込もうと思うことだ
*知恵とは
①情報や知識の関連づけができる論理的思考力
②本質を知った上で正しい仮説を立てる力
Posted by ブクログ
まず勉強は手段であっても目的ではないということ。
勉強して終わりではなく、どうビジネスに結び付けるかが大切。
アウトプットを伴ってこそインプットがあるんだよって。
で、何を勉強するかはその人の人生のステージに依存しているから、上の人をまねて経営とかばっかりしてもだめ。足元がお留守になっているよ。経営(会計やマーケティング)と経済と人生観を今のステージに合わせてバランスよく勉強しましょう。
あと、転職とかいろいろ考えるかもしれないけど、その業界を卒業といえるくらいまず目の前の仕事をがむしゃらにこなして!
のこりはメモ。
・知識とイメージを結びつけること。
・部下の話もメモを取ること。
ということが言いたいのだと理解した。
Posted by ブクログ
ざざっと
若いときは業務系の知識が必要だが、職責が上がるにつれて幅のある知識が必要となる。人生観、教養、会計など。
知識から知恵とも。
分からなくても、自分より論理的思考能力の高い人が書いた本を読む。
Posted by ブクログ
【読書その96】ビジネスマンが勉強するに当たっての心構えについて書いた本。著者は以下の4つを強調する。①勉強は目的ではなく手段。
仕事で自己実現することが目的。②勉強には知識やスキルの習得のための勉強と頭をよくする勉強がある。この2つを達成することが仕事で自己実現することにつながる。③頭をよくすることは論理的思考力を高めること。④人生観の勉強も必要。特に重要なのが論理的思考力。論理的思考力が知識を智恵に変える。論理的思考力を鍛えるべく、先輩に推薦のあったロジカルシンキングの本を読んでしたい。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
効率とスキルと知識だけじゃダメ。
資本が智に寄り添う時代のビジネスマンに、経験の集積から本質をつかみ、知識を知恵に変える90分。
『発見力』から始まって、『数字力』『解決力』『読書力』『社長力』『時間力』ときた「養成講座」シリーズの集大成。
[ 目次 ]
第1章 論理的思考で、知識を知恵に変える
第2章 勉強によって、いまの仕事をベストなものにする
第3章 経済・会計・経営を勉強する
第4章 人生観を磨く
第5章 勉強を続けるための四つのポイント
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
オフザジョブトレーニングに時間を割いて勉強することで本質を学ぶこと。それにより一人前から一流へ。
定点観測や、普段から疑問に思ったことを放置せず一歩踏み込んで論理的に解明する。調べる癖を付ける。
論理的思考能力がある人は物事を徹底的に考え抜ける人。故に仕事もできる人。
知識から智恵へ。
*地位が上がるほど多くの勉強が必要になる。また求められる勉強の種類も変化していく。
*日本の食料自給率はカロリーベースで行われて40%(カロリーベースは韓国と日本くらい)でも重量ベースで行うと60%。
40%にする理由はその方が予算をとりやすい役所の目論見らしい。
Posted by ブクログ
内容的には普通。
当たり前のことが当たり前のように書いてあるだけ。
が、新書なのでこの程度でよいと思う。似たようなたぐいの本を多読することで価値が出てくるタイプだと思う。
Posted by ブクログ
ビジネスマンになろうとしている人、現在ビジネスマンの人がこれからどのようにスキルアップをしていけばよいの指針が書かれている。
勉強は大事だが、いつ(年齢・役職など)どんな勉強をすればいいかといった計画が必要なのだそうだ。若いうちは、「業務」と「教養」の勉強が大切で、暇があれば「人生観」(つまり、偉人の本を読め)を鍛えると良いらしい。経済、経営、会計(もちろん他の分野に関してもだが)については必要な時に勉強すればよいが、業務内容から一歩進んで、マクロ経済の本を読んでみるとか、簿記の勉強をしてみるとか、そういったプラスαの勉強が大事だと。
結局はやるかやらないかの問題で、そこを超える自主性にかかっている。僕はやるぞ(といつも思っている)。
ビジネスマンの勉強5つの領域
(1)業務に直接関わる業務とスキル
(2)経営に関する知識とスキル経営
(3)経済
(4)人生観
(5)教養
・論理的思考で垂直だけ出なく水平にも考え抜く。
・経済は、日経や景気指標を読みつづける(基本的な経済のフレームワークは、入門書などで勉強する)。
・会計は、財務書評の読み方を勉強する。
・経営は、実践、未来に働き掛けるもので、実践的な経済学と心理学が必要。
・問題意識→インプット→アウトプット→あと一歩踏み込む