小宮一慶のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
セブンイレブンのロゴを思い出して見てください。ELEVEnの上に赤とオレンジで書かれた7。全体は緑調。キーポイントは、ELEVEnの最後の文字。なんと小文字なんです。これに気づいていた人はすごい。私はまったく気づいていませんでした。本書では、これを例に取り、「何万回見ても、見えない人には見えない」、「関心を持てば、物は見える」、「仮説を立てれば、ものは完全に見える」、「関心→疑問→仮説→検証のというスパイラル」、「定点観測の重要性」などの提言をします。エンジニアである私にとっては、「関心→疑問→仮説→検証」や、「定点観測」は当たり前すぎることで、今更の感がありますが、「何万回見ても、見えない人
-
Posted by ブクログ
ネタバレ◇目次
○はじめに:発見力=ものが見える力
○第1章:見えているようで、何も見えていない
○第2章:関心と仮説でものが見える
○第3章:たとえば、こんなふうに見えてくる
○第4章:見える力を養う方法
○第5章:ものが見える10の小さなヒント
○あとがき
著者日く、一つ対象に関心を持ってものを見つめてみること、その観観察の中で気づいたものについて先入観を捨て、仮説を立てて調べてみることで異なった視点に気付かされる、これが「ものが見える力」と考えています。
この「ものが見える力」を養成するためには、普段から多くのものを見たり読んだり、五感で触れたりすることで、関心の幅を広げ、点から線へ、線から面 -
Posted by ブクログ
書籍整理中に発見したので再読。セブン-イレブンのロゴや時計描写テストを初めて読んだとき自分の「発見力」不足が炙り出されたようで強烈な印象が残っている。ただ本書を読み通すと、この話、著者のセミナーネタの掴みであることが良く分かる。筆者の「掴み」という関心がこのエピソードを手繰りよせたのだろう。
「発見力」を養うために仮説を持て、というのはまさにその通りなのだが、よくも悪くもセミナー形式のやや散漫な浅い内容となってる感は否めない。10年前読んだときは目から鱗のエピソード満載に感じたが、冷静に分析できるようになったのは本書の効果と時の経過からであろうか。 -
ネタバレ 購入済み
若手社員に読んでほしい
古い本ですが、参考になったと言うより共感できる内容でした。
私は20年以上同じ会社で働いてますが、書かれている事を
いくつか経験しています。
「ある年齢までは全力で働かないと優秀な人でもダメになる」と
ありましたが、実際若い時に辛い事から逃げていたりマイペースで
仕事をしていた人は50歳くらいになって会社の方針に合わなくなり
辞めてしまいました。
私はその人達を見て、若い時から自分を甘やかして楽ばかりすると
50歳になった時にツケがまわってくるのだと感じました。
会社の方針とは決して不変ではありません。
辞めた人達は会社の方針転換についていけなかったのです。
もし若い時に逃げずに仕事をしてい -
Posted by ブクログ
小宮氏の養成講座シリーズ。
ちょいちょい読むと戒め的に良い一冊。
今回は「人物力」について。
この類になると、ほぼ必ず出てくる日本の偉人。パナソニック松下幸之助氏、京セラ稲盛和夫氏、ソニー盛田昭夫氏...
共通する点は、素直で驕らない。
読めば納得だが、確かに「人物」と称される方って、皆気さくで楽しいですね。
本当、酒場で出会う初見の親父さん位に。後で伺って驚く程に高圧的でないし、常にアンテナ高く腰低くってのかな。
ただ、時代的、年齢的という要素もあるのかな?現在の40代、50代なんかの比較的若い方は...でも、やはり皆、一目を表される方って、揺るがないものは持ってるけど、気さくだし、好 -
Posted by ブクログ
財務諸表を難しく考えずに、簡単に分ることだけ読もうというコンセプトの本。経済ニュースを財務諸表から読み解くから面白い。時事的ネタがどういう意味を持つのか、経営が悪化した「だからなに!?」がわかるような気がする本。
財務諸表は大事な書類だということはわかるけれど、「だからなに!?」という印象が強い。数字は強いけれど、それだけにとらわれてはいけない。そこから客観的に事実だけを読み解くことが大事である。
アベノミクスに否定的な本だった。実体経済が置き去りにされるから危険だという。財務諸表で仕事する人らしい見解である。
異次元の金融緩和はミニバブルであり、企業が投資や事業拡大、または新規 -
Posted by ブクログ
財務諸表を「作る」方法ではなく「見る」方法を学ぶ本。久しぶりに財務諸表の勉強して懐かしかった。とっかかりによいかと。
財務諸表は作る人である会計士とか経理担当者には深い知識が必要だろうが、そうでない人にはそこまで深い知識は要らない。でもどうしても難しく感じてしまうから、ハードルを下げて考えようというコンセプトの本。
実際それでよい。財務諸表からは数字以上のことはわからない。会社の性格とかはわからない。だから簡単な事実しか読み取らなくてよい。
短期的にこの会社の経営は安全か、それを見るための自己資本比率や流動比率。これらの見方だけわかればよい。
できることなら、「こういう業種なら