駒月雅子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイムスリップミステリー。
ヴィクトリア朝時代に飛ぶ今どきの15歳の女の子が切り裂きジャックの謎に挑む。
コニーウィリスも1800年代に飛ぶ小説を書いてましたが、英国人はヴィクトリア朝時代好きですね。日本人が江戸時代好きなのと同じなのかも知れませんが。
現在の知識と論理的思考を活かして切り裂きジャックの犯行を止めて、且つ犯人を掴まえようとするが、主人公に歴史的素養が有るわけでもなくタイムスリップした時代で仲良し3人組で奮闘するジュブナイル小説になっている。まぁ、それが好きならそれでもいいんだけど。
コニーウィリスの歴史学部シリーズなんかを期待する向きにはちょっと方向性が違う。
ロンドンストーンの窪みに指を突っ込んだだけでタイムスリップしちゃうし、現在といつでも往復可能だし、(但し3回まで)タイムスリップした時代で何故か同時代に居た同一姓名の女の子に入れ替わってしまう設定はイージー過ぎない?同時代に溶け込む苦労が全然ない。其処を如何に描写するかが面白いのに。
ただ現代の女の子が1880年代に戸惑いながら前向きに一生懸命奮闘する様は読んでいて面白い。なんだか恋愛話も展開しそうだし。下巻が楽しみ。 -
購入済み
★3.8
邦題から感じられるコミカルサは余り感じれません。
ヒロインがひたすら良い人。ヒロイン妹は自分の生まれたばかりの子供を置いて旅行に行くなんて、普通では考えられない。最後はハッピーエンドでしたが、ご都合主義な解決でした。妹カップルの様なバカップルは金持ちにはいるのでしょうか?ハーレクイン的発想が凄い。 -
Posted by ブクログ
トマス・H・クックは、人間の内面に旅する物語が多いせいか、空間よりも時間を縦に穿孔してゆく作品が多い。それも鋭い鋼のメスでではなく、浸透する雨垂れの一滴一滴で、静かにしっとりと穿ってゆく文体で。
なので本書の内容には驚かされた。クックという、心を描くことでファンを掴んできた作家が、このように歴史や国や時代としっかり結びついた長大なスケールの物語を書いたということに対して。初めての試みに巨匠と言われる作家が取り組みを見せたことに対して。
そう言えば『キャサリン・カーの終わりなき旅』においても、この作家は神秘的ともオカルト的とも取れる新種の作品を書いて我々を驚かせたのではなかったか。今、この巨匠は徐々に自らの可能性を拡大しようと試みているのかもしれない。
本書は、親友である作家が、ボートの上で両手首を切って、穏やかでありながら、しかし決然と、自らの命を絶ったことから始まる。親友の死を止められなかったことを悔いてやまぬ主人公は、彼の作品を通じて舞台となった場所に彼が求めてきたものに死の謎を見定めようと長い旅を始める。まさにジュリアン・ウェルズの人生をなぞる親友の旅である。
しかし、亡き親友は、世界中に残虐な事件を追いかけ、インタビューし、それらの残虐さと救いのなさを書き綴るものであり、その傾向にはエスカレートすら見られる。なぜ彼がそうしたものに惹かれていったのか。謎は深まるばかりであるが、一人の行方不明となった女性を彼が追いかけていたという事実に、主人公はついに辿り着く。
その女性の生涯こそが、スパイ疑惑、裏切り、ゲリラ組織などの渦巻く南米のカオスの中にあったことで、この小説はスケールを大きくしてゆくのであり、それはこれまでのクックには全くと言っていいほど見られることのなかった舞台であり世界である。
それでも文体は明らかにクックならではの緻密に織り込まれたタペストリーのような精緻さであり、その読書的味わいは少しも損なわれることがない。今後、クックという作家がどこへゆくのか、との高まる興味と期待に胸を弾ませているのは、おそらくぼくだけではあるまい。 -
購入済み
ヒーローの純愛物語?
スーパーモデルのヒロインは自分に分厚い鎧を纏っていた。ココロはそろそろその鎧を脱ぎたいと感じていた時に、ヒーローに出逢う。ヒーローはヒロインをうわべで判断しトンデモ行動に。真実を知ったヒーローのゴーゴーな行動は他の傲慢ヒーローより優しく好きです。ただ、長年ヒロインを見てきた割に、ヒロインの真実を見なかったヒーローって芸術家なのに、チョットお間抜け。
最後は割とさらっと終わりましたが、読了感は悪くないです。にしても、500万ドルのネックレスってどんなのよ?昔600万ドルの男ってあったけど、大きい石があるわけどもない5億円のネックレスが気になってしまいました。消費税額でマンション買えます。ハーレの中でもダントツ高額ジュエリーでした。(貧乏人より) -
Posted by ブクログ
初読当時に感じた堅苦しさが抜けて、ホームズにより親近感?人間くささ?を感じられました^^これは読みやすい
今まで読んだホームズの中で一番好きなホームズです。
パロディに多い「気が違ったような」ホームズを本家のワトソン君が語った時は思わずニヨニヨ^p^これは美味しい
訳で印象が変わるのが、翻訳物の面白いところですね^^
●シルヴァー・ブレイズ…調教師の変死体が発見され、名馬が行方不明になる事件が発生した。隠れる場所もない荒野のどこに馬は隠されたのか?
●ボール箱…切り取られた2人分の耳たぶが箱に入れられて一般人に届けられた。犯人の目的とは?
●黄色い顔…幸せな新婚生活を送っていた夫婦に、俄かに差した影。隣に越してきた「黄色い顔」の隣人は何者なのか。
●株式仲買店員…大企業の就職が決まった矢先、奇妙な男に引き抜きをされた。度が過ぎる好待遇の裏に隠れた陰謀とは。
●グロリア・スコット号…友人宅でホームズが推理の手並を披露していた時、主人の知人が訪れる。腫れ物に触れるように彼を扱う父親に友人は苛立つが、やがて一通の手紙が父親の命を奪ってしまう…。ホームズ最初の事件。
●マスグレイヴ家の儀式書…友人の家から執事が失踪し、調査に乗り出したホームズ。謎を解く鍵は、屋敷に代々伝わる問答にあるようだが…
●ライゲイトの大地主…取るに足らぬ小物が盗まれるという盗難事件が発生した小さな町で、殺人事件が発生する。目撃者2人の証言の矛盾点を突いて、ホームズの推理が炸裂する!
●背中の曲がった男…密室で発見された死体と、気絶した夫人。仲睦まじい夫婦だった2人が事件直前に激しく言い争っていたという証言から、犯人は夫人だと思われたが、背中の曲がった男が突如浮上する。
●入院患者…何かに異常に怯えていた男が何者かに殺害された。男の同居人である医者を何度も訪ねていた親子が下手人と思われたが…。
●ギリシャ語通訳…ホームズの兄・マイクロフト初登場。ギリシャ語通訳の男が何者かに連れて来られた場所は、ギリシャ人男性が監禁された部屋だった。
●海軍条約文章…束の間目を離した隙に、機密文書が何者かに盗まれた。調査に乗り出したホームズが取った作戦とは。
●最後の事件…宿敵モリアーティ教授を遂に追い詰めたホームズ。一味を一網打尽にできるかと思われたが、直前で捜査の目をくぐり抜けたモリアーティの凶刃がホームズに迫る。