駒月雅子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ昨年ホロウィッツ氏の翻訳本を読み、噂に違わぬ面白さに舌を巻きました。
で、こちらも面白かった。
何でもコナン・ドイル財団からの許諾のもとに書かれたホームズ・シリーズとのこと。
晩年のワトスンが、かつてを思い出してとある事件を語るというもの。
その時既にホームズは死去しており、ワトスンの奥様も亡くなっていることが、端々から伝わってきます。
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舞台はというと19世紀の雰囲気をふんぷんと漂わせるロンドン。
電気はまだなく、精々がガス灯。暗くて小汚いロンドンの街には馬車が走り、浮浪者や浮浪少年が街にたむろし、孤児院もあったり。貧富の差の大きさや資本家と労働者との差を感じます。
その雰囲気は、かつて読んだディケンスの『大いなる遺産』や『オリバー・ツイスト』の世界観。飢えた孤児が徒党をなして悪さをする。その裏で糸を引いているのがユダヤ人だったり。
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で、今回のホームズ・シリーズでは、そうした孤児の一人がポイントであったわけですね。
事件は、ホームズを殺人犯として難攻不落の拘置所へと拘禁するまでに至りますが、忽然とホームズはそこから姿を消し、複数の事件をつなぐ糸を手繰り、驚きの解決へと至ります。
このあたりのアクション、展開、ホームズの慧眼などは是非読んでみてご堪能いただきたいと思います。
そもそものホームズ・シリーズは一作しか読んだことはありませんでしたが、派手過ぎない筆致は原シリーズに忠実に平仄をとっているように思います。
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ということでホロウィッツ氏によるホームズシリーズでした。
いやあ、面白かったです。元のホームズシリーズをもっと読んでみたくなりました。
ポワロシリーズなどの20世紀初頭が舞台の探偵ものが好きな方にはきっと気に入っていただけるかと思います。 -
Posted by ブクログ
えぇー犯人はク◯ゲ〜
今回のホームズは事件記録を読み返すものでリアルタイムに事件に当たってる訳ではございません。
と言っても回想シーンは冒頭と最後の最後にちょびっとあるだけなので、ほとんどいつものホームズシリーズと同じように読めますよ。
「ライオンのたてがみ」いやぁ、痛々しいのなんのって
「白面の兵士」なんだかハッピエンド?
「ヴェールの下宿人」頑張れ、ロンダー夫人!
これって探偵が扱う事案なの?ってものまで、なんか新鮮でした。
ホームズシリーズだからといって凶悪な殺人犯が毎回出てくるって決まりもないですよね。
まま、今回も楽しく最後まで読むことが出来ました! -
Posted by ブクログ
ネタバレコナン・ドイル財団初の公認シャーロック・ホームズの続編。
あまりにも酷い事件でこれまでワトソンが書いていなかったものの晩年になりその事件も書き記す事にしたところから話が始まる。
最初の事件が中途半端に終わったかと思うとその事件を切欠に別の事件に発展していく。一見どう繋がるか定かではない手掛かりをひとつひとつ追っていくため、ある程度まとまった時間を取れるタイミングで読まないとついていくのが大変かもしれない。
個人的には巨悪としての絹の家に対してモリアーティが不快感を示しており、ワトソンを使ってホームズを助けようとするところにモリアーティなりの犯罪に対するスタンスが見え隠れして良かった。
また最後には最初の事件のところまで戻って全てが繋がっていたところも流石シャーロック・ホームズ作品だったと思う。