駒月雅子のレビュー一覧
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アンソニー・ホロヴィッツが描くコナン・ドイルの世界。コナン・ドイル財団公認。
物語は、シャーロック・ホームズとモリアーティがライヘンバッハの滝で行方不明になった「最後の事件」の直後から始まる。
アメリカの犯罪組織とモリアーティが手を組もうとしているという情報を追ってヨーロッパにやってきたアメリカの探偵社のフレデリック・チェイスと、スコットランド・ヤードの警部アセルニー・ジョーンズ(コナン・ドイルの小説「四つの署名」に登場している警部)が、ライヘンバッハの滝で出会い、モリアーティが手を組もうとしているアメリカ犯罪組織の正体を暴こうと奮闘する物語。
ホームズに心酔し、スマートな暗号解読や推理 -
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最後の事件の一年前、ホームズの捜査に協力した少年が惨殺される。正体不明の「絹の家」の謎をめぐり、ホームズとワトソンのコンビが活躍するパスティーシュ。
ホームズ作品をすべて読破したのは、もう数十年も前のこと。熱烈なファンというほどではないものの、コナン・ドイル財団初の公認しかもホロヴィッツの作品となると読んでみたくなる。
なるほど、薄暗いロンドンの阿片と貧困を背景とした闇の事件では、おなじみの面々がドイルの作品さながらに登場して、違和感などまったくなく懐かしさを覚えたほど。おぞましい事件だから、ワトソンが100年後に開封されるように配慮したという設定もおもしろい。
先日、ホームズの若い頃とい -
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Posted by ブクログ
タイムスリップミステリー。
ヴィクトリア朝時代に飛ぶ今どきの15歳の女の子が切り裂きジャックの謎に挑む。
コニーウィリスも1800年代に飛ぶ小説を書いてましたが、英国人はヴィクトリア朝時代好きですね。日本人が江戸時代好きなのと同じなのかも知れませんが。
現在の知識と論理的思考を活かして切り裂きジャックの犯行を止めて、且つ犯人を掴まえようとするが、主人公に歴史的素養が有るわけでもなくタイムスリップした時代で仲良し3人組で奮闘するジュブナイル小説になっている。まぁ、それが好きならそれでもいいんだけど。
コニーウィリスの歴史学部シリーズなんかを期待する向きにはちょっと方向性が違う。
ロンドンストーン -
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購入済み
★3.8
邦題から感じられるコミカルサは余り感じれません。
ヒロインがひたすら良い人。ヒロイン妹は自分の生まれたばかりの子供を置いて旅行に行くなんて、普通では考えられない。最後はハッピーエンドでしたが、ご都合主義な解決でした。妹カップルの様なバカップルは金持ちにはいるのでしょうか?ハーレクイン的発想が凄い。