駒月雅子のレビュー一覧

  • 恐怖の谷

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    ネタバレ

    第二部を時間をあけて読んでしまったこともあり、本来もっと楽しく読めたのではないかなと思う。

    なんでモリアーティ関係してるって思うんだろうと不思議だけど他の作品も読んでたら違うのかな。

    第一部で事件があって解決までして、第二部でその背景がわかるっていうのは斬新な気はしたが、時間をあけてしまい楽しさ半減した気がする。

    ホームズって別に子ども向けじゃないよね?他の作品はもっと楽しめるかな。

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    2026年06月04日
  • 四つの署名

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    この長編は必ずしも「ホームズの推理が冴え渡り、事件解決」ってわけじゃないようだ。
    少々行き当たりばったりで、007のような派手な水上アクションや毒の吹き矢など、エンタメ要素も多い。

    代表的な出来事はなんといっても“ワトソンの恋”
    戦争帰りで傷ついたワトソンが青春を取り戻した感がある。

    物語には“セポイの乱”や“アヘン”が登場する。
    19世紀のイギリスによる植民地支配を象徴する二つのことは、この先のミステリー小説がその国の社会情勢を背景とする先駆けの一つかもしれない。

    “行動する探偵”ホームズの一面が見られた物語だった。

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    2026年04月17日
  • 新シャーロック・ホームズの冒険

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    パスティーシュというものを初めて読んだ。
    長編&登場人物が少ないということもあって、キャラクターの掘り下げが多かったのは読み応えがあって良かった。アビゲイルはストーリーでの重要な役割というよりは象徴的な存在だったのかな、と思う。

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    2026年03月14日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    ドジったり、出し抜かれたり、相棒と少し険悪になったり、「あ〜あ…」っていう苦い余韻を残す結末だったり、短編はホームズの色んな顔が見られてよき
    しかしホームズもワトスンも色々と身上変動があったりして、初巻からの時間の経過をしみじみと感じた

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    2026年02月28日
  • バスカヴィル家の犬

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    バスカヴィル家に伝わる恐怖の魔犬伝説という非現実的な話題に対してホームズがどう論理的に解決するのかという構造がこの作品の魅力であろう。

    解決編および終盤に「実は〜だったんだよ」みたいな種明かし・解説があったのは、大事なことを中々教えないホームズらしさであるが、伏線で驚きたい自分としてはいささか物足りなさを感じてしまった。昔の作品でも現代の作品より面白いものはたくさんあるが、やはり昔の作品ゆえに現代の作品よりディテールやフェアという点で見劣りしてしまう部分があることは否めない。もちろん、ポーなどを含めて現代に繋がる探偵のスタイルの原型を確立した功績は大きいが、そういった歴史的価値ではなく純粋に

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    2026年02月20日
  • 緋色の研究

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    200冊以上ミステリー読んでて何気に本家本元のシャーロック・ホームズを読んだのは初めてだったのだが、名探偵として語り継がれるだけあって伝統を感じる作品だった。ポーの作品を読んだことがないので一概には言えないが、年代的にもいかにもな探偵らしさを確立したのはホームズなのだろう。

    200ページ前後という長編としては短めの作品にも関わらず後半が長いと感じてしまったので、最後の謎解きはある程度面白く、一定程度納得もしたのだが、満足度という観点では★3かなという感想だった。そういった意味では、特にシャーロキアンでもない私としては、構成・フェアという観点において近年の海外作家達が出すようなホームズ作品の方

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    2026年02月10日
  • バスカヴィル家の犬

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    「僕の探偵人生における最大の打撃だ」

    割と序盤に犬の正体が思い当たってしまい、微妙に萎えつつ読みすすめたら盛大に外しててサイコーに気持ちよかった(…)
    読む前から「表題がいいなぁ」と思っていたが、読み終わってみると更にその秀逸さに感動する

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    2026年01月25日
  • モリアーティ

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    ネタバレ

    『絹の家』に続く<コナン・ドイル財団公認第二弾!>ということで、ずっと読みたいリストにあった本書をようやく読んだ。

    冒頭の聖典『最後の事件』についての激しい突っ込みは、大笑いしながら、文字通りおなかが痛くなるほど笑い転げて読みました。
    そう、そう、そうだよねえ!と。そう考えると、ずいぶんまぬけなライヘンバッハの滝事件になってしまうのがまた笑えてねえ。

    ホームズの雰囲気もよく出ているし、そして私たち日本人が日本語で読むその翻訳も聖典の翻訳の感じに近く違和感がない良い翻訳なこともあり、全体の空気感がちゃんとホームズに近くなっているのはとても推せます。
    そしていわゆる「どんでん返し」には、夜中に

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    2026年01月13日
  • 四つの署名

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    翻訳が現代風で、読みやすかった。
    ホームズのイメージが変わった。思っていたより優しくて人間味がある。短編も読んでみたい。
    これを読み始めたきっかは、アンソニー・ホロヴィッツのホームズが読みたいから、なんだけどね。

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    2025年12月26日
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

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    ネタバレ

    ちょっと雰囲気がくらい感じがあるけどちゃんとシャーロック・ホームズの世界になっていて面白かった。最初の事件からハウス・オブ・シルクの謎など物語も良くできていたかな。しかしハウス・オブ・シルク の秘密はコナン・ドイルの作品では出てこないような秘密だな~。途中にあの方が登場したり楽しんで読めた。

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    2025年12月18日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    ネタバレ

    死んだはずのシャーロック・ホームズが帰ってきた!
    原作は1995年。
    手堅くまとめられたミステリー13編収録という大盤振る舞い。暇つぶしにはもってこいの短編集です。

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    2025年11月12日
  • 緋色の研究

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    「初めまして」
    「アフガニスタンに行っていましたね」

    というシャーロック・ホームズの最初の台詞はとても有名だけど、いざ自分で目にすると最高に痺れた
    と同時に、推理を外して取り乱したり甲高い雄叫びをあげたり毒薬の確認の仕方がぶっ飛んでいたり、割と情緒不安定な人間でおもしろい
    ストーリーはちょっと突拍子がないかな〜と思ってしまった点が残念

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    2025年11月04日
  • 恐怖の谷

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    ネタバレ

    あんたがエ◯ワードかい!

    前半はホームズさん達がまあ事件を解決するんですが、後半はその事件の犯人の前日談ってとこです。
    他のホームズシリーズと違う楽しみ方ができる面白い本でした。
    悪の組織に潜伏して命からがら生き延びても最後はモリアーティ教授の手にかけられるんですね…いやはや可哀想に。

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    2025年10月24日
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

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    ホームズパスティーシュ長編。
    好きなシーンは
    ・「この人が僕の話を書いたおじさんだよ」とワトスンを紹介するホームズ
    ・レストレイド警部の大活躍(SSR)
    ・診療所で銃弾を装填する物騒なワトスン
    です。

    部分的にホームズに関して「彼がそんなことするかな?」と思うシーンがあったのですが、大筋のストーリーは面白く、おなじみの人々もたくさん登場するので贅沢な仕上がりになっていると思います。

    余談ですが、同作者による第2弾のパスティーシュ「MORIARTY」は記憶から抹消されています。内容は全然覚えてないのですが、解釈違いだったんだろうな。

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    2025年09月21日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    ようやっとコナン・ドイル「シャーロック・ホームズ」シリーズ全編読み終わりました。いちミステリー好きとして読破まで漕ぎ着けられて良かった。

    今回の短編集では「マザリンの宝石」、「ソア橋の事件」、「三人のガリデブ」が面白かったかな。特にソア橋はドラマ「アンナチュラル」(石原さとみ主演の法医学ミステリーです。オススメ!)でちょろっと引用されてたので気になってて。
    ドイルからすれば予想外にホームズ作品がウケてしまったことが複雑な心境だったのだろうけど…その後の様々なミステリー作品にその魅力が派生していってるのは素晴らしいし、現実にシャーロック・ホームズが息づいてるんだなって思わせてくれる。今後も派生

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    2025年09月21日
  • シャーロック・ホームズの回想

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    お兄さんやワトスンの絡みでホームズの人間味が見えたのがよかった。特に「最後の事件」でお互い危険を感じて、譲らないやりとりが面白かった。
    順不同で作品を読んでしまっているので、やっとやっとライヘンバッハの滝やモリアーティといったワードに出会えて、それだけでちょっとした感動があった笑

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    2025年07月10日
  • 四つの署名

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    『絹の家』を読んで、未読のホームズ作品が読みたくなった。
    私はKADOKAWAのオススメしている順番に読み進めていて、この作品で4作目。

    訳はヘレン・マクロイ作品でファンになった、駒月雅子さん。
    冒頭から物語にすっと引き込まれた。
    スラスラと流れるように読みやすくて、それでいて古典らしい雰囲気も残っている。

    登場人物たちが自然に動き出すから、すっと物語に入っていける。
    きっとそう感じられるように、細やかな工夫をたくさんされているんだろうな。

    駒月さんの文章は、読者に優しいだけじゃなくて、登場人物にも優しさを感じる。
    ホームズとワトソンも生き生きしていて、ふたりの信頼関係が心に伝わってくる

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    2025年06月13日
  • 恐怖の谷

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    冒頭からモリアーティ教授の影を感じながら、ただの殺人事件なのか?それとも…?と期待感が募る。第一発見者の言動がおかしいのは何となく分かっても、騙されちゃいました。

    イギリス、アメリカの当時の時代背景が多少分かるとよりあっと驚かされて楽しめるのかも。あとがきでその点を補ってくれていて助かった。

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    2025年05月25日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    ネタバレ

    たくさんの短編が詰まった本作。
    よくこれだけ話が思いつくなぁ、と感嘆しつつ、ゆっくり一話ずつ読みました。

    モリアーティ教授と対決し、ライヘンバッハに消えたと思われていたホームズの鮮やかな復活。モラン大佐の登場。かの有名な「踊る人形」事件。小学生のころ児童書で読んだ懐かしの「六つのナポレオン像」など、それぞれ楽しめる内容でした。「恐喝王ミルヴァートン」とかネーミングが良くて好き、訳者の妙もあるのかな。

    …個人的には「踊る人形」の奇怪な暗号解読の素晴らしさは面白いものの、依頼人が報われない、助からない点だけはちょっと腑に落ちないのだけれど。遅かりし由良之助感が強い!笑
    事件あっての探偵、ミステ

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    2025年05月04日
  • モリアーティ

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    ネタバレ

    ホームズが出てこないホームズ作品。ホームズの世界観の中での別作品くらいに思って読んだほうが楽しめるか。

    ホームズ作品で言うところのワトソン役(物語の語り手)であるチェイスが実はモリアーティだった訳だが、叙述トリックとして、納得できない人も多いだろう。

    帯より:
    ホームズとモリアーティ教授の対決である「最後の事件」の5日後、その現場を、二人の男が訪れる――ピンカートン探偵社調査員のチェイスと、スコットランド・ヤードのジョーンズ警部だ。彼らは、情報交換の末、モリアーティ教授への接触を試みていたアメリカ裏社会の首領を共に追うことにする。

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    2025年04月30日