駒月雅子のレビュー一覧
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ホームズはここまで変わり者だったとは…!
ここまでの変わり者を軽蔑することもなく
逆に賞賛するワトソン博士。
そりゃ相棒ですね。
物語はとある空き家で起こった殺人事件。
ホームズは現場に到着し、ウロウロと調査を始める
するとすぐに犯人の特徴を掴んだ。
すぐに犯人逮捕かと思いきや、
謎の人物により犯人逮捕を1回逃してしまう。
(この人誰なんだろう…)
その後、ウィギンズの協力もあり、
ようやく犯人逮捕。
…え、まだ半分!?
…え、しかも逮捕で終わった!?
…え、なんか違う話始まった!?
と、思わず混乱。
しかし、後半を読み進めていくと、
半分以降は犯人の過去の物語。
犯人に何が起こって犯行に及んだのか…。
ミステリーの金字塔。
これを読まずしてミステリーは語れない。
謎の男が気になりすぎる…!!
個人的には、
『人生という無色のもつれた糸の束には、殺人という緋色の糸がまじっている』
のセリフに大興奮でした。
ここで言ってたのね!!!ホームズ!!!
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Posted by ブクログ
コナン・ドイル財団が初めて公式作品認定をした八十数年ぶりの、名探偵シャーロック・ホームズ新作(第61作)。
パロディとかオマージュとかパスティーシュとかいう、ホームズの二次創作的なものは世の中にたくさんありそうだが(詳しくは知らない)、本作はなんと財団によって公式認定された正統な続編だという。自分はあまりホームズを直に読んだことはなく、もっぱらシャーロック・ホームズ プロジェクトという、プロのナレーターの方が自分で翻訳して朗読しているYouTubeチャンネルを聞いていて、いちおう大半の作品は知っている。このKIさんの朗読が秀逸で、この人の声で再生されるホームズ以外は考えられないほどハマっている。果たして本作を読む際に、KIさんの声でホームズやワトスンのセリフが脳内再生されるだろうか?読む前から楽しみだった。
結果としては申し分ない傑作だった!濃いファンの方々には色々と感想はあるだろうけれど、自分としてはシャーロック・ホームズ作品として違和感がなかった。あまりに醜怪な事件のため、ホームズの死後にワトスンがひっそり執筆し、百年後に開封されるよう指示したというよく考えられた設定ですんなり入っていける。ハドスン夫人からレストレイドやマイクロソフトといったおなじみの人物も登場し、変装やアクション、物語を牽引する謎、驚くべき種明かしまで、すべての要素が入っていて、きっと本家ホームズに引けを取らないのではないだろうか。いっけん関係なさそうな2つの謎と、散りばめられたすべての伏線が一つに収束するラストには驚愕、お見事というほかはない。
ただ、事件の真相は現代的な感じはする。映画化すればすごくヒットしそうだけどそういう話はないのだろうか?近年のロバート・ダウニー・Jr主演のシャーロック・ホームズ2作は見たけれど、アレンジが効きすぎて原型がなかった気が。あれはあれで面白かったし好きなので続編を期待していたのだが……。
本作のような完成度で公式続編が続けば嬉しいが、やはり注目すべきはアンソニー・ホロヴィッツという作家そのものなのだろう。恐るべし。 -
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ネタバレ面白かった!興奮した!
(以下ネタバレあり)
本作ではワトスンと一緒に事件に入っていき、調査を進め、謎解きをしていく。何からどう手をつけたらよいのか、とくべき謎もとっ散らかって、深みにはまったところに…"ヒーロー登場"!興奮した。ワトスンと同じくらい喜んだし、嬉しかった!長編ならではの最高の焦らしだった。
今回は読者に近いワトスンが中心に、情報を集めて、思考整理・仮説設定がされることから、一足飛びに「結論!」とはならず、付いていきやすかったし、読みやすかった。
一方で、ここぞの場面で、(あまり推理せず)正面突破で踏み込むところでは、ちょっとヒヤヒヤした(イライラした)ところもあった…かな笑。そのせいで一瞬、ヘンリー死にかけたし…。 -
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Audibleでは第1弾『冒険』、第2弾『回想』、第3弾『緋色の研究』となっていた。
この順番通りに読んだら、この作品がエピソードゼロのような感じで楽しめたので、この順番で読んで良かった。
二人の出会いを知ることができて嬉しい。
なぜ2人が同居しているのかの謎も解けた。
はじめはホームズのことを疑ってたワトソンの様子が面白かった。
知れば知るほど2人が好きになる。
第1部と第2部は繋がりがないのかと思いきや、切ない想いと巧みな構成に感動した。
短編だけじゃなくて長編もこんなに面白いなんて。
もっと読みたいのにAudibleではここまでしかないのが残念。
コナン・ドイルのSFも今度読んでみたいな。
さて、次のAudibleは何を読もうか…。
Audibleは残念ながら海外古典ミステリーが少ない。
クリスティーの攻略本で何度も名前が出てくる「横溝正史」が気になるので読んでみようかな。
Audibleにて。 -
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前作の『冒険』よりもホームズの変人ぶりがわかって面白かった。
『黄色い顔』ではホームズがワトソンに、「もしこの先僕が自分の力を過信したら、僕に『ノーベリ』と囁いてくれ。」という。
ポアロもヘイスティングズに全く同じシチュエーションで、『チョコレートの箱』と囁いてくれと頼んでたなぁ。これは探偵ものあるあるなのかな。
ホームズは紳士でカッコいいイメージだったのに『マスグレイヴ家の儀式』では一変して、驚くべき奇人ぶりがワトソンから明かされる。
想像以上の変人ぶりをさらっと普通に言えるワトソンも素敵。読み進めるほどに2人の仲良しコンビが大好きになっていく。
『最後の事件』はあまりに突然だった。
コナン・ドイルはホームズを早く終わらせたかったとのこと。クリスティーもポアロにうんざりしていたと言っていた。
世界中から愛されるホームズもポアロも、著者からは好かれてない(^_^;)
Audibleにて。 -
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一つ前に読んでいたものに引っ張られて、のんびり買い集めているホームズの短編集を選択。シリーズは有名どころしか読んだ記憶がなかったので(不確かだが)、ほぼほぼ初見の心持ちで読み進めた。
滝からの復活から幕開けとなる13の短編は、殺人事件だけではない、バラエティに富んだ背景と人間模様とを描き出している。そんな多種多様な事件や舞台よりも印象に残るのは、ホームズとワトスンの関係性の深さ。優秀だけど危なっかしいホームズは、偏屈で孤高の存在のように見せかけながら全幅の信頼をワトスンに寄せている。ワトスンはワトスンでホームズへの好意を隠す気すらない。なんだこれ相思相愛じゃないか。そんな2人の関係性が、物語に小気味よいテンポを与えている。この短編集は特にそこが浮かび上がっている気がしている、個人的な感想だけれども。
あーーーー………なんというか、気持ち良いな、この2人の事件簿は。長い歴史の中で多くの人に愛されてきたの、凄くよくわかる。前からちゃんと読んでおけばよかったなあ、と今更ながら反省しているのだった。