三秋縋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
偽りの記憶、義憶。そんなものがあるSF恋愛小説。そんな植え付けられた記憶によって巡り合う二人なんだからドラマチックなわけが無いと、思っていたんだが不思議と惹きつけられた。
運命の人を作為的に用意する、という状況から愛情が生まれるのか、そんなわけが無いと思う自分も否定された感覚に陥る。あり得た。
このまま死にたくない。
誰かに必要とされたいという思いは、やはり死ぬ間際に強くなるのだろう。それが全くの関わりのない赤の他人であっても。
もしもでも義憶を作って欲しいと思う自分はやはり寂しいのかも、もしくは現実逃避。でもそんな青い気持ちをも呼び起こしてくれた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ安定の三秋縋版ボーイミーツガール。読んだ時期が冬の寒い時期なので、表紙の雰囲気も合っていて良かった。寄生虫が宿主(主人公たち)の思考・感情を操っているという設定は、どこまでが自由意志なのかという哲学的な問いに通じるが、物語はそこまで壮大な話ではなく、あくまでも恋愛に絡め、主人公とヒロインのすれ違いや割り切れなさを生む要因として機能している。中盤までは二人のミステリアスさ(明かされていない何か)が気になりつつ、徐々に縮まる距離感にうずうずするのだが、「恋する寄生虫」の存在が終盤に明かされると、展開は二転三転し、一気に読まされた。最後の余韻は流石の一言で、ヒロインの視点から明かされる真実は残酷であ
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Posted by ブクログ
物語の期日でもある8月31日に読み終わり。
他の人の感想にもあるが、一応ハッピーエンドになるのかな。しかし、著者のこれまでの作品的には無理にハッピーエンドにする事もないのでは?とも思った。
焼身自殺を強要されるシーンには、著者らしさが出てきたか?!えらいサイコでサスペンスな内容になって来た?!とワクワクしたが、最終的にくぐり抜けて幸せになっちゃあ…どうなんだろ?
おっちゃんは、著者の作風が好きだから星4つ。もっと壊滅的なラストだったら満点にしたい。だけど、そうではなかったから4つにします。
でも、何だかんだ言って楽しませてもらいました。