三秋縋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ二度と抜け出せない穴に落ちた人の物語、美しくて溜息が出る。湯上と日隅だけでなく出てくる他の人たちもそうで、他人からみて不幸に思えるような状況も彼らにとっては幸福なんだろうな。自分もそちら側の人間なんて言うのは烏滸がましいけど、彼らの思想には共感するところばかりで、結末も彼らにとっては救済で、優しい物語だなと思った。一つ一つの場面が印象的だけど、やっぱり一番好きなのは湯上の「本当に何もかもが嫌になったら、そのときはいってくれ。僕が、君を殺してあげよう。」かな
兵藤の、人に助言を与えたり悩みを聞いてやったりすることは巨大な責任を伴う行為であって、確実に問題に対処できる確信があると言うのでもない限 -
ネタバレ 購入済み
私はミステリー小説が苦手で読めなかったのですが、この人の作品は一瞬で読めてしまいました。 この作品の前に同じ著者の『恋する寄生虫』を読んでいるのですが、それとはまた違ったような作品で読者を退屈にさせないいい作品だと思いました。 読み返したい作品です。
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購入済み
楽しませてもらつた
なんとなく暇つぶしで2ch漁っててそこで知ったくちやけど思わずコミカライズ買ってしまった、内容は既にしってるのに。それくらい良い話やったわ。
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ネタバレ 購入済み
幼い頃は自分の価値が30億あると信じていても、年齢とともに実は自分は大したことないと気付かされ傷付くのは自分にも思い当たる節があり共感できました。余命3ヶ月でやろうとしたことも次々と裏目に出るのが現実的で、それはそれまでの生き方の結果だと思うともう少し丁寧に人生を送るべきなんだと考えさせられました。
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Posted by ブクログ
前半はなかなかのファンタジーなのかと思って読んでいたが、後半からの加速度と惹き込まれ具合が凄かった。
自分の死が間近に迫ったからこそ、何も守るものもなく思うがままに生きること。全てを受け入れること。
そうすることで人を変えられること。思ってるより周りは悲観した目ばかりではなく、様々なこと。
それらを感じつつ、人生は時間だけじゃないところに価値があるんだと改めて感じさせてくれる本。
残りの三十年余りより、三十日余りより、三日間がどれだけ価値があって幸せなものか。
それは、富や名声でもなく、本当に自分にとっての価値とはなんなのか。
それだけの濃い日々を過ごしていける人になりたい。