三秋縋のレビュー一覧

  • さくらのまち

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    ネタバレ

    タイトルからの印象とは異なり、カバーからも予想できるように、冬の物語だ。物語の舞台は明示されていないが、たぶん東北地方のある冬の長い、桜の季節はまだ遠い先のことである場所だと思う。

    「さくら」はこの小説では、植物の「桜」のほか、そのもう一つの「サクラ」の意味も重要なポイントとなっている。もし、「サクラ」が人間関係のなかで当然のように存在するものになったら、私たちの日常生活はどのような影響を与えられるのだろうか。

    物語の設定は少しSF小説的な要素がある。けれども焦点を当てられるのはその技術的なものではなく、注目されるのは、人々はその技術についてどう反応するのか、そしてその技術がもたらした様々

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    2025年01月26日
  • 君の話

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    三秋縋さんの本の中で1、2を争うくらい感動した。映画化して欲しいとも思った。この手の話を作るのが上手いなと思った。

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    2025年01月12日
  • 君の話

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    記憶というのは曖昧で、自浄作用で人知れず美化されがちである。私自身、今までの人生は何だかんだ良いものだったんじゃないかと思い込んでしまっている。

    そして本物語の義憶も似たようなもので、都合の良い記憶を勝手に当て嵌め、何だかんだ幸せだったという思い出に作り替える自己満足である。しかし、当然のことながら、この義憶には自己満足意外にも利用法があった。果たしてあなたの記憶はあなたが自分で都合良く整理したものか?はたまた、他人に操作されたものか?

    そしてその真実を知ったとき、その記憶を信じるかどうか。どこまでも曖昧な記憶に真実と妄想を隔てるものはなく、最後は「どちらが好みか」で選ぶしかない。
    ただ一

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    2024年12月01日
  • スターティング・オーヴァー

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    もし、今の年齢の知恵を持って20才(主人公の年齢)から10才に戻れたら友人に質問されたり
    自分で考える事あります。
    小学校から大学生位ですね。
    現実ではありえないけど‥

    皆が考えてそうな事を小説にしてくれて
    ありがとうて感じ(╹◡╹)
    ページ数も少なく読みやすかった。

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    2024年10月17日
  • さくらのまち

    ネタバレ

    気づいたら読み終わっていた…

    気づいたら最後のページで時間を忘れて読んでしまいました。設定から心情描写までしっかりと書かれていて最後のページを読んでスっと腑に落ちました。すれ違いの際の各個人の心情を読む度に自分もこういう事があったのかなぁと自分自身の経験照らし合わせてしまいました。最後の文章でハッピーエンドではないものの主人公としてはなにか心が救われたのかなと思いました。

    #深い #共感する

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    2024年10月15日
  • さくらのまち

    匿名

    購入済み

    三秋節炸裂でした

    三秋先生の久しぶりの新作ということでとても楽しみにしていました。

    今作も三秋節炸裂で、終始仄暗い中に小さな希望の明かりが灯っては消え、灯っては消えという感じ。過去作以上に死の匂いが常に漂っていて、それが不思議と心地よく逆に穏やかな気持ちで読み進めました。
    「面白かった」とも「切なかった」とも一言で簡単にまとめてしまいたくない、心を混ぜ返されるような読後感でした。

    三秋先生の他作品が好きな方は読んで損はないです。

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    2024年10月14日
  • 君の話

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    偽りであっても本物であってもここまで想える相手がいるのは幸せなんだと思う。
    二人とも救われたとても優しい嘘に心温かくさせられました。
    僕はハッピーエンドだとおもっているけど三秋さんの作品は辛いのに最後には登場人物がとても幸せそうでいつも気持ちがぐちゃぐちゃにされる。「君の話」も心に刻まれた大切な作品になりました!

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    2024年09月14日
  • 僕が電話をかけていた場所

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    なんだよ羨ましいな
    逆境は多すぎたけど幸せな結末の『人魚姫』でした。"最後の仕事"のあたりの流れは、それはもうとてつもなく好き!
    みんな頭良いくせに不器用で、でも真っ直ぐなところが面白く心地よかった。とても良い物語でした。
    最後の幽霊、気になってしょうがないんだけどどうすればいいの?

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    2024年08月10日
  • 恋する寄生虫

    ネタバレ

    もし、こういった症例が実在して拡大することになったら、心療内科や臨床心理士の持つ役割は大きく変わらざるを得ないんだろうな…と。
    大病院の診察科でもない限り、この虫を見つけられる様な医療設備を持っていないでしょうし…。
    その上、寄生虫を見つけたとして、駆除が治療として正しいとも限らないってのも…。

    佐薙ひじりのその後は描かれないストーリーでしたが、生きていて欲しいと、勝手ながら思ってしまいます。

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    2024年07月28日
  • 恋する寄生虫

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    とにかく面白かった。感情を文章に落とし込み、自身にない感情へ連れて行ってくれる点で、三秋さんは本当に凄い。

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    2024年07月11日
  • 恋する寄生虫

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    ふたつの愛が本物であって欲しいってずっと思ってました。
    自分が愛していると思っているものをほんとに愛しているのか、命をかけて相手を助けることが愛なら、心がそこになかったらそれも愛と呼べるのか。不思議な感覚になりながら物語を読んでいました。

    この物語では2人は愛し合っていますが、そうじゃない場合どうなっていたのかなと考えました。それと同時に自由についても考えさせられました。ただ、私は脳が操られて誰かを愛してると錯覚してしまったとしても、その瞬間幸せならそれに身を委ねるだろうなと考えます。この物語に出てくる人はきっと、その錯覚に身を委ねず、意志を持って行動していると感じました。
    この物語が苦手な

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    2024年06月22日
  • 恋する寄生虫

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    ネタバレ

    高坂賢吾と佐薙ひじりの恋が寄生虫によってもたらされたものであると思っていたが、佐薙の寄生虫が死ぬことによって佐薙の恋心が本当だったということを知ることができた。しかし、寄生虫が死ぬということは寄生虫によって生かされていた宿主の自殺願望の再発と同義であるためやるせない。高坂が佐薙に本当に恋をしているのかは、高坂の寄生虫が生き残っているためわからないが、寄生虫によってもたらされた恋だとしても、それは間違いなく高坂の恋であると考える。

    このまま佐薙が死ぬことなく幸せに暮らしてほしい

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    2024年06月19日
  • 恋する寄生虫

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    読後の切ない気持ちが強く残った。
    体の中に異物があることが悪ではなく、世界は共存していて、相互に影響を与え合っているんだなと。

    自分の意志で考えて行動しているように思い込んでいるけど、実は自分の実体はしてないんじゃないかってたまに考える。

    だから寄生虫の話も面白いなと感じた。

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    2024年06月11日
  • スターティング・オーヴァー

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    やっぱり三秋さんの作品好きだなあ。
    三秋さんの描く【恋人×雪】が妙に好きだ。
    それはいつも冷たくて、静かで幻想的で。
    とても落ち着く。読後は深い満足感に包まれている。
    とても好きだ!

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    2024年09月18日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    グロテスクな表現はあるから、私も想像して目を伏せたくなるようなシーンがいくつかありました。でも、内容と雰囲気に惹かれ、読み続けたらラストに思わず、えっ!と声が出てしまいました。是非、最後まで諦めずに読んで頂きたい作品です。

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    2024年05月31日
  • 君の話

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    読み進める手が止まらなくて、ワクワクしてページをめくった。
    B面からは最後までずっと切なくて、読後もしばらくは忘れられない切なさだった。心が温かくなるけど、痛さもあった。

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    2024年05月31日
  • 君の話

    ene

    儚く美しい呪い

    私は読書家ではないですが、ページをめくる手が止まらず、1日で読み切ってしまいました。それほどに人生観を変えた作品です。
    読み終わった後、数日間余韻が残り続け、胸が苦しみました。私はこの本を捨てることもできないまま、本棚で表紙を見る度に苦しみ続けるのでしょう。
    「私ね、こういうのって、一種の呪いだと思うの。」

    #感動する #泣ける #切ない

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    2024年04月08日
  • 君の話

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    読み進め手が止まらなかった。
    登場人物が少ないからこそ世界に千尋くんと灯花しか居ない感覚で読むことができる。
    三秋縋の書く死は透き通っているように感じる。
    読み終わった時、心が空っぽになって澄んだ気持ちになった。

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    2024年03月07日
  • スターティング・オーヴァー

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    自分は恋する寄生虫などの他作品を読んだ上でこの作品を読ませて頂きました。ほんとに最後は驚きでした。大どんでん返しって言われると少しニュアンスが変わる気もするんですが、メッセージ性はもちろんですが、ストーリーとしての作りであったり、引き立て方が素敵だなと思いました。三秋先生の作品をもっと読みたくなりました。

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    2024年01月26日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    グロい要素が多めな作品でしたが読み終わってみるとやっぱり何とも言えない、けれど微笑みがこぼれるような、そんな気持ちになります。
    主人公と少女のやり取りもいいと思いましたが、隣の美大生との独特なやり取りがたまらなく好きでした。
    「落とし穴の中で幸せそうにしている人」すごく納得できる表現です。僕がそういう人が描かれた物語を好んでいるのは三秋縋さんとは別の意味で慰められるからだと思います。
    いたいのいたいの、とんでゆけ
    馬鹿げた気休めの、それでいて本当の魔法の言葉なのかもしれません。

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    2024年01月24日