三秋縋のレビュー一覧

  • 三日間の幸福
    漫画を読んで面白かったので読んでみた。
    感動の話とは思なさそうなのに、なぜか美しいと思わざるをえなかった。
  • 君の話

    儚く美しい呪い

    私は読書家ではないですが、ページをめくる手が止まらず、1日で読み切ってしまいました。それほどに人生観を変えた作品です。
    読み終わった後、数日間余韻が残り続け、胸が苦しみました。私はこの本を捨てることもできないまま、本棚で表紙を見る度に苦しみ続けるのでしょう。
    「私ね、こういうのって、一種の呪いだと思...続きを読む
  • 三日間の幸福
    自分の人生の価値について考えさせられる。恋愛小説に近いけど、そんなに陳腐なものではない。自分の人生がいくらかなんて分からないけど、1億円もらっても、向こう60年を売ることはできないってことは、逆説的に自分の人生はそれ以上の価値があると見積もっているということ。もし本当に自分の人生が売れたらどうするか...続きを読む
  • 三日間の幸福
    乾いた風景にひろがる激しいほどの美しさがこころに響きました。重なるところが多くてくるしかったけれど、わたしもわたしの幸福をちゃんと欲しいと思えるようになりたいなと思いました。
  • 君の話
    読み進め手が止まらなかった。
    登場人物が少ないからこそ世界に千尋くんと灯花しか居ない感覚で読むことができる。
    三秋縋の書く死は透き通っているように感じる。
    読み終わった時、心が空っぽになって澄んだ気持ちになった。
  • 三日間の幸福
    地元の高校のビブリオバトルで紹介されたということで、手に取った本。
    自分は周りとは違う、今いるところは正しい場所ではない、周りに馴染めず一線を引き続けたら貧乏で孤立、という殻に閉じこもった大学生が、寿命を売ることで大切な人に出会い、自分を振り返り、最後は自分にとっての幸福や価値を見つけるお話。
    前半...続きを読む
  • 三日間の幸福
    自分の命の値段を考えさせられる。最後の最後でどんでん返し。もう少しクスノキとミヤギの物語を見ていたかった。ところで寿命って買い戻せないもんかな?3回まで売買が可能なんだから買うことも出来るよね?
  • いたいのいたいの、とんでゆけ
    小学生の頃に読んで、いまいち意味がわからなかったんですが、中学生になってこの前改めて読んでみたらとても面白かったです。
    特に最後のほうになっていくにつれて面白くなっていって、読み終わった瞬間「あーすげぇー」みたいな声が出ました。先送りの仕組みを理解するのが当時は難しかったのだと思います。個人的には最...続きを読む
  • 三日間の幸福
    最後のシーン感動した!
    自分の命を売ったらいくらになるんだろ?
    死を意識して生きてみると自分の人生のことに向き合える気がしてきた
  • スターティング・オーヴァー
    自分は恋する寄生虫などの他作品を読んだ上でこの作品を読ませて頂きました。ほんとに最後は驚きでした。大どんでん返しって言われると少しニュアンスが変わる気もするんですが、メッセージ性はもちろんですが、ストーリーとしての作りであったり、引き立て方が素敵だなと思いました。三秋先生の作品をもっと読みたくなりま...続きを読む
  • いたいのいたいの、とんでゆけ
    グロい要素が多めな作品でしたが読み終わってみるとやっぱり何とも言えない、けれど微笑みがこぼれるような、そんな気持ちになります。
    主人公と少女のやり取りもいいと思いましたが、隣の美大生との独特なやり取りがたまらなく好きでした。
    「落とし穴の中で幸せそうにしている人」すごく納得できる表現です。僕がそうい...続きを読む
  • 三日間の幸福
    人生100年時代、後悔なく生きることなど、
    ほぼ不可能に近い。
    後悔なく生きたいと思っても、
    失敗し、後悔し、葛藤を繰り返す事が多い。

    未来が分かっていればどれだけ幸せなのだろうかか。失敗した後に思う事がよくある。

    しかし、この本を読んで、未来は変えられないが、今は変えられる。今を必死で生きて、...続きを読む
  • 三日間の幸福
    2024年の目標の一つとして、40冊読むと決めたうちの記念すべき1冊目。

    三秋さんの世界観が好き。
    高校生とか大学生とか自分らしさとか生き方とかについて考えたい人にいいかも。

    楠木が姫乃と再開し、ご飯に行った際、姫乃に憎まれてる事を知り、食事の途中で帰られる。早くいなくなれという置き手紙つき。
    ...続きを読む
  • スターティング・オーヴァー
    幸せな過去の記憶が、これから幸せになることを妨げる。
    幸せになるためには、今を生きるしかないんだなと思った。
  • 三日間の幸福
    本編を読み始める前に、あとがきの「作品を通して命の価値だとか愛の力だとかについて語ろうという気は、実をいうと、更々ないのです」という一文を先に読んでしまったからか、読了間際から何とも微妙な感覚に囚われてしまいました。

    寿命・時間・健康の何れかを換金できる謎の設定、残寿命の30年を換金し余生が3ヶ月...続きを読む
  • いたいのいたいの、とんでゆけ
    終盤の展開はびっくりした。すごい切なかった。
    途中にグロテスクな表現があって、グロいのダメな人は気をつけて
  • あおぞらとくもりぞら 2

    最高のタッグ

    三秋縋さんとloundraw さんが好きな私からすると最高でしかない作品でした。
    三秋縋さんといえばどこか歪みのある主人公の物語が多く、どれも最高ですが、この作品もそれに似た面白さがあります。
    また、loundraw さんは青の表現が美しい絵を描かれます。
    この二人が描く『あおぞらとくもりぞら』が面...続きを読む
  • 三日間の幸福
    彼氏にオススメされて読んでみたらめっちゃ面白かった。色々将来について考えさせられるしストーリーも良かった。
  • いたいのいたいの、とんでゆけ
    びっくりした作品でした。自分は恋する寄生虫からこの作者に興味を感じて読みました。恋する寄生虫も似ているような気もしましたが、精神に与えるダメージというか影響がとても大きかったように思います。もう一度読むにはしんどすぎるけれど新しい価値観を与えてくれた素敵な本でした。
  • 三日間の幸福
    これは僕の日本語に読んだ初めての小説です。読みやすかった、物語も感動的だった。今を生きるという表現を強く伝わっています。
    僕は主人公と共感出来る点もたくさん見つけたので僕にとって特別な小説です。