三秋縋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレクスノキという人間が、自分と重なって見えた。
少しだけ世界を一歩引いた目で見て、周りの人間を冷めた目で見る。自分だけの違う世界が僕にも少しだけあって、その結果、何もない人間になっていた。
作者の言葉を借りるなら、「どうしようもない馬鹿」だった。
それでも、クスノキは絶望しながらも少しずつ変わっていった。
ミヤギという人間と関わりながら、クスノキが変化していく様は、少しだけ羨ましかった。
自分が拠り所にしていた人間に突き放されるのはどれだけ辛いことだろうか。
そんな時に支えになるものがあった時、どれだけ救われるだろうか。
クスノキもミヤギも残り三日を残して寿命を売った。
その時の人生には、値打ち -