三秋縋のレビュー一覧
-
ネタバレ
俺史上伝説の作品!
レビュータイトルは良いのが思い付かなかったので大袈裟に書きました、すいません。
2chの書き込みが小説化され漫画化されたと言う点では伝説ですが。
この作品を知ったきっかけというのは2chのまとめスレを漁ってた時です。
タイトルが目に留まり最後まで読み感動して漫画化されたのを知りこの作品にたどり着きました。
小説を買って読もうか漫画で読もうか迷った挙げ句、漫画にしました。
今まで色々な漫画を読んできましたが短巻完結物(自分の中では5巻以内)でランキングを付けるとしたら中々の上位にくい込みそうです。
ベスト3入りもするかも…、と思うぐらい良かったです。
『寿命を売る』何てことは誰 -
ネタバレ 購入済み
この作品を読み終えて
夢中になって三日間の幸福を読ませていただきました。
始めは主人公のクスノキさんがあまりに愚かしい人だった為、読んでいて辛いなと感じる部分もあったのですが、読み進めていく内に何だか離れられなくなり気がづいたら最後の最後まで読んでしまっていました。
僕はこの本を通して三秋縋さんの世界観が改めて好きになりました。読み終わったあとにスカッとするでも落ち込むでもないこの穏やかな世界観に。 -
購入済み
上下巻を読み終えて
あとがきで読んだ、正しい夏というのはきっとこういった夏のことを言うんでしょうね。つい、憧れてしまいました。
この本の上下巻を読ませていただいて、とても晴れやかな気分になれました、この作品に出会えて本当に良かったです、ありがとうございました。もっと沢山の方々に広まっていくことを今後のご活躍とともにお祈りしています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ初鹿野唯との誤解が解け、引きこもりの彼女を外に毎晩連れ出すことには成功した。
中学時代の悪友の檜原、高校のクラスメイト荻上を加え四人で廃墟の旅館で天体望遠鏡を使い星を見に毎晩出かけるようになった。
しかし、初鹿野が好意を寄せるのは陽介ではなく、檜原のほうだった。
これでは賭けに負け、自分の命は8月一杯で消える。
そして事件は起きる。初鹿野が再びの自殺未遂で記憶を失う。そして荻上も消えた。
小学校時代の初鹿野の明るい性格が消えた中学時代の四日間、その前後で初鹿野の性格が正反対になったとかつての旧友は言う。
その四日間に何があったのか。それを知らなくては初鹿野が自分を好きになるこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ生まれた時から頬にある痣が原因でふさぎ込んだ小学生時代、荒れた中学生時代を深町陽介は過ごした。
そして中学に見切りをつけ、ワンランク上の高校に入学した矢先に事故で入院して夏休みまでを病院で過ごした。
この痣のせいで高校も棒に振ることになったら。そんな陽介は退院後、奇妙な電話を受ける。
「賭けをしませんか?」
それは小学生の時に恋心を抱いた初鹿野唯と両想いになれたら、賭けは勝ち。
賭けに乗るならば、その痣を消すというものだった。
そして、陽介は賭けに乗った。そして、生まれた時から諦めていた痣が顔から消えた。
夏休み前に初登校を済ませた陽介はクラスに溶け込んだ。
そのクラスの -
Posted by ブクログ
三秋さんの作人には毎回,人としての生を考えさせられるものがあります.この作品では,人の心の醜さを思い知りましたし,逆に心の綺麗さを思い知りもしました.私たちなんて外見だけで,本当は中身は同じなのに,その外見によって大きく生き方は左右され,その人の一生は決まってしまいます.『人は見た目が9割』て本もあるくらいですから,私たちが如何に偏見というフィルターを変えて判断をしているのかと思い知らされます.そんな問題と真っ向から向き合い,時に目を逸らし,迷いながらも一途な思いを貫く主人公には頭が上がりません.
描かれている描写は,現実離れしたようなところもあります.しかし,それが美しい.夜空を見上げると