三秋縋のレビュー一覧

  • 君が電話をかけていた場所

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    突然鳴り出した公衆電話から始まるちょっと不思議なストーリー

    いやあ、公衆電話、最近見ないよね
    こちらは2015年の作品ということでね
    10年前はそこら中に公衆電話、電話ボックスがあったんだよね
    懐かしいわ〜

    そして電話ボックスと言えば、チャララチャッチャチャ〜♪「もしもボックス〜」というわけでね
    ドラえもんですよ!
    「もしもの世界を叶えてくれる」不思議道具ですよ!

    ( ゚д゚)ハッ!

    この作品も、三秋縋さんお得意のちょっと不思議な世界設定で繰り広げられる淡い恋の物語なんだが、主人公の男の子には顔半分を覆う痣があって、それがコンプレックスとなり好きな女の子をあきらめていたけど、公衆電話に突然かかってきた電話に出たことで、その痣が消え…という始まり

    いやもうこれ絶対「もしもボックス」だわ

    そして「もしも顔の痣が消えていたら〜」で始まる恋の物語は下巻に続く!
    果たして大山のぶ代さんの登場はあるのか?!(絶対ないわ!どんな立ち位置やねん!)

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    2026年07月12日
  • さくらのまち

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    ネタバレ

    三秋さん、3冊目。
    〈手錠〉がある世界も、サクラもサクラ妄想も、プロンプターも、すべてが新鮮で面白かった。

    P195
    優秀なチャットボットが年中無休で対応してくれていますからね。それでもやはり、この手の相談となると生身の話し相手を求める人が多いもので、結局私たちが駆り出されるわけです

    今の時代、チャッピーに相談したりAIと結婚式を挙げる人もいる。だけど、その時代が通り過ぎるときには、また人は人を求めるんだろうな、と思った。完璧じゃないのも予測不可能なのも、いいのかもしれない。

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    2026年07月11日
  • 三日間の幸福

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    ネタバレ

    三秋縋さんの作品は、「恋する寄生虫」に続き、2作品目でした。話の展開が面白く、引き込まれていくような作品であったと振り返ります。

    クスノキとヒメノのエピソードは、切なく、ヒメノもまたSOSを出していたところは、胸にジーンとくるものがありました。ヒメノは、本当はクスノキの前で死ぬつもりだったことは、恨みが出ていたことで、2人の関係がこじれた感じでした。ヒメノの助けの求めに応じなかったが、今こうしてクスノキが現れたことが、憎かったんだなと思いました。

    その一方で、クスノキは、監視員のミヤギと交流をして、距離が縮まっていきますが、ミヤギが他の人から、見えない存在であるため、不審がられるところは、独特でした。

    最後、クスノキは、ミヤギの借金をなくすために、奮闘しますが、ミヤギは突如クスノキの前から姿をくらまします。

    と、思ったら、クスノキもミヤギも寿命を売り払い、残り3日間となったところで、ミヤギは、現実にいる人として、現れることになり、クスノキと最後を過ごすことになります。これが、タイトルにつながるのだとしたら、しみじみときました。

    ミヤギが現れる場面は、「奇跡が起きた」というよりも、二人がお互いを選び合ったことが何より大きい場面だと感じました。

    それまで主人公は、自分には価値がないと思い込み、人生を諦めていました。でも、ミヤギと過ごした時間の中で、「この人と生きたい」という気持ちが生まれます。

    そしてラストでミヤギが現れた瞬間、「残り時間がどれだけ短くても、一緒にいることが幸福なんだ」という作品のテーマが一気につながります。

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    2026年06月30日
  • 三日間の幸福

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    寿命を売った主人公なお話。
    主人公に共感できる部分があったり…。
    自分は「価値がない」とか「不幸者」だと思うのは、思い込みなのかもしれない。
    幸せについて考えた作品でした。

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    2026年06月27日
  • 三日間の幸福

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    ビックドリームを追い求めすぎず、手元の小さな幸せこそ大事にしたいと思えた。
    主人公の過去の経験や回想、事情を知っているからこその会話中の言葉選びなど、色々な所に繋がりが感じられて、読み返しも楽しかった。

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    2026年06月21日
  • スターティング・オーヴァー

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    所々で綴られる主人公(≒作者)の心情と後半の怒涛の展開が面白かった。個人的にはハッピーエンド。ジョン・レノンのアルバムを聴きたくなった。

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    2026年06月08日
  • 三日間の幸福

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    ハートフルファンタジーという感じの小説。
    人生に夢も希望も見出せない大学生。寿命を買い取るという怪しい店で残り人生の大半を現金化してしまい、翌日から「監視員」を名乗る半透明人間に見張られる生活が始まることに。どんな人生の結末が待ち受けるのか・・・

    中盤過ぎまでは駄作の予感でしたが、八合目あたりから急に盛り上がるストーリー展開でうまく裏切られました。
    かなりシンプルな流れなので、陳腐に感じる読者もあるでしょうが、根が単純な自分はホッコリしました。

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    2026年05月31日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    忘れたくらいにまた読みたくなる作品です
    「三日間の幸福」も好きですが、個人的にはこの作品が癖になってます
    友人に薦められた三秋縋作品ですが、どれも面白くて好きです

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    2026年05月29日
  • 三日間の幸福

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    ネタバレ

    読み終わってからタイトルの意味に気づき感動しました。

    人生の価値とは?
    もし自分が自分の残りの人生が30万円と言われたらどうなるんだろう。
    主人公のような行動に移せるだろうか。
    おそらく自分は深く落ち込み、絶望し30万円よりも価値のない残りの人生を過ごすことになっていただろう。

    この本と通して、「人生の価値とは何か」考えることができた。
    残りの人生が少し豊かになった気がする。

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    2026年05月26日
  • 三日間の幸福

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    残りの人生の値段、1年=1万円だと言われた主人公。私の残りの人生の値段はいくらだ?と読みながら思う。
    年収とか役職とか、そんなことは値段に反映されない。じゃあ、何をもって査定されるのか。それが気になって早足で読んでしまった。作者の思うツボ。

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    2026年05月24日
  • 三日間の幸福

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    読みやすかった。たまにはこんなテイストの小説もいいかな。作者があとがきに記している様に、これは恋愛小説というよりは、もっとタイトル通り【幸福感】、普段は見えていない美しい世界がちゃんとあるんだよということを伝えたかったのかと思った。何気ない日常、一日一日、瞬間瞬間の場面を大切にしていこうと思えた小説でした。

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    2026年05月24日
  • 恋する寄生虫

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    吊り橋効果なんてものがあるんだから、寄生虫による操り人形の恋だっていいじゃないか。
    佐薙ひじりの最後の最後の症状こそ、薬やカウンセリングでコントロールを、と思うけど、そもそもの傾性には抗えないのかな。

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    2026年05月21日
  • 三日間の幸福

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    ネタバレ

    ほんとに良かった。ハッピーエンド好きの私にとっては最高。
    ミヤギとクスノキが幸せならなんでもいいよ泣

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    2026年05月09日
  • 三日間の幸福

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    設定はファンタジー要素があるが
    「価値」や幸せの感じ方、見つけ方、自分ではない他人の存在について考えてしまう
    美しい物語だった

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    2026年05月08日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    割と長め小説なので途中で飽きるかと思ったけど、場面写がわかりやすく書かれてて想像しやすくてすごく読みやすかった、完結までの流れも良かったし納得できる感じの終わり方だったので満足(*'▽'*)

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    2026年04月19日
  • 君の話

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    架空の青春の記憶を植え付けられた青年は、その夏、実在しないはずの幼馴染と出会う。これは始まる前に終わっていた恋の話。
    『義憶』という架空の記憶を植え付けることで、過去を捏造することができる世界。虚構を憎む主人公の天谷千尋が、実在しない幼馴染に思いを寄せてしまい、その思いと葛藤する様がとても切なかったです。
    なぜ架空の記憶を植え付けられたのか、また夏凪灯花は架空の人物なのかというミステリー要素もあり、ラストは思いがけない展開でした。
    三秋さんの作品は初めて読みましたが、浮遊感のある世界観と三秋さんの文章がマッチしていて、とても良かったです。

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    2026年04月19日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    このような作風の作品を初めて読みました。
    主人公の時間の浪費の仕方にドキッとさせられ登場人物の態度に処世術が垣間見えるような素敵なキャラにより紡がれたとても面白い作品でした。
    セピア色に染まった中身のない心を乱反射して投影された現実描写は薄暗いながらもとても美しく魅入られました。

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    2026年03月20日
  • さくらのまち

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    三秋さんの新作が出たと聞き、本屋に駆け込んだのに一年以上読めてなかった。活字に苦手意識のある自分ダメだなあー、読も読も
    最近また読書を始めて読むことにした。

    決してハッピーエンドにはしないけど、残された者に生きる意味を見出してくれる核の部分が三秋さんの中でずっと一貫していて好きだな。

    この物語ではサクラ制度があるけど、この世の中こういうことって透明化で行わられ続けていることだと思ってる。
    自分の利益の為に誰かを欺いたり、演技したり。
    もちろん誰も教えてくれないけど。

    その上で自分はこの人を信じようとか、この人を好きだなと思えるかどうかっていうのは結局自分の軸次第だなっ思った。

    相手がどんな人間であろうと、その人に対する自分の気持ちが揺らがなければ、人はまっすぐ向き合えるような気がします。

    それは怖いことかもしれないし、勇気のいる事かもしれないけど、そうやって軸のぶれない自分を作ることが偽りだらけの世の中では大切なんじゃないかなと思いました。

    単純に私が、美和さんサイドの考え方していて根本明るいからっていうのもあるけど。

    久々に読む三秋さんの文章はやっぱりとても良くて、本当に空気感とか季節の匂いを感じました!

    始めて読んだのは小学生の頃で、当たり前にその頃から価値観も考え方も変わっているはずだけど、これが好きだなあって思える感性が自分の中で健在だということが、とても幸せ!

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    2026年03月12日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    ネタバレ

    こんな形で、本の題名が回収されるとは。
    とても辛い話だった。なにか救われたのだろうか。
    一体、どこまでが彼らの心に残った出来事だったのだろうか。
    読み進める手が止まってしまうことが多かったけれど、彼らが触れ合った手の温もりを想像せずにはいられなかった。
    とにかく描写が細かくて、とても感情移入できたからこそ、辛かったのだと思う。
    辛い話だったけど、彼らの世界、存在を覗き見できて良かったと思う。三秋縋さんはすごい。
    こんな悲しくて悔しくて、儚い落とし所があるんだ。
    2人の中で幸せならそれでいいと思えた。

    あとがきにあった「落とし穴の中で幸せそうにしている人」がまさにこの本のことだと思った。そしてなぜか、この落とし穴を愛したくなる気持ちになるのが不思議で、心が支えられた気持ちになったのは面白い体験だった。

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    2026年02月01日
  • さくらのまち

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    切なさを超えた鬱展開。人狼さながらの疑い合いの世界。人を選ぶ作品だと思うが、個人的には楽しめた。救いようのないすれ違いが、胸を抉った。

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    2026年01月27日