三秋縋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ美しいタイトル回収を教えてください!みたいなXのポストにたくさんこちらの作品が挙げられていたため購入!
いやー、美しいタイトル回収でした!伏線回収というか。
自分の人生の価値ってどのくらいなんだろうってことは良く考えますよね。自分が交通事故か何かで死んでしまった時に家族に払われるお金とかもそうですよね。
主人公の人生のことも、周りの人間たちのことも考えてしまう。
ヒメノちゃんにだって良い人生を送って欲しかった。
クラスでのイジメにも耐えられず主人公は気付いてくれない、結婚生活も散々で最後は……。悲しい。
ミヤギちゃん可愛かったです。 -
Posted by ブクログ
結局大山のぶ代さん最後まで出てこなかったな〜(出るか!)
はい、あとがきによると本作は三秋縋さんご自身による造語「サマー・コンプレックス」のアンサーストーリーのよう
「サマー・コンプレックス」ってなんやねん!っていうね
で、調べてみた
〜青春の輝かしいイベントや甘酸っぱい思い出といった、世間一般がイメージする「正しい夏」を経験できなかったという強烈なコンプレックスや引け目が、夏という季節そのものへの憂鬱(ゆううつ)につながる状態を意味しています〜
とのこと
にゃるほど〜、上手いこと言うな〜
なんとなくわからないこともなくもなくはない
なんか煮え切らない言い方になってしまったが、それはまぁそれなりに「正しい夏」もあった気もするからな
考え方としては面白く共感する部分もあるけど、わいにはそのコンプレックスないかも
ありがとう!あの頃のわい(誰に何のお礼やねん)
だがしかーし!
本作には負ける
この青春には負ける
こんな夏を過ごしちゃったらそれはもうハッピー過ぎるやろ!。゚(゚´Д`゚)゚。
これが「正しい夏」だとしたら、全人類が「サマー・コンプレックス」だわ!(フィクションだからね) -
Posted by ブクログ
突然鳴り出した公衆電話から始まるちょっと不思議なストーリー
いやあ、公衆電話、最近見ないよね
こちらは2015年の作品ということでね
10年前はそこら中に公衆電話、電話ボックスがあったんだよね
懐かしいわ〜
そして電話ボックスと言えば、チャララチャッチャチャ〜♪「もしもボックス〜」というわけでね
ドラえもんですよ!
「もしもの世界を叶えてくれる」不思議道具ですよ!
( ゚д゚)ハッ!
この作品も、三秋縋さんお得意のちょっと不思議な世界設定で繰り広げられる淡い恋の物語なんだが、主人公の男の子には顔半分を覆う痣があって、それがコンプレックスとなり好きな女の子をあきらめていたけど、公衆電話に突然かかってきた電話に出たことで、その痣が消え…という始まり
いやもうこれ絶対「もしもボックス」だわ
そして「もしも顔の痣が消えていたら〜」で始まる恋の物語は下巻に続く!
果たして大山のぶ代さんの登場はあるのか?!(絶対ないわ!どんな立ち位置やねん!) -
Posted by ブクログ
ネタバレ三秋縋さんの作品は、「恋する寄生虫」に続き、2作品目でした。話の展開が面白く、引き込まれていくような作品であったと振り返ります。
クスノキとヒメノのエピソードは、切なく、ヒメノもまたSOSを出していたところは、胸にジーンとくるものがありました。ヒメノは、本当はクスノキの前で死ぬつもりだったことは、恨みが出ていたことで、2人の関係がこじれた感じでした。ヒメノの助けの求めに応じなかったが、今こうしてクスノキが現れたことが、憎かったんだなと思いました。
その一方で、クスノキは、監視員のミヤギと交流をして、距離が縮まっていきますが、ミヤギが他の人から、見えない存在であるため、不審がられるところは、独特でした。
最後、クスノキは、ミヤギの借金をなくすために、奮闘しますが、ミヤギは突如クスノキの前から姿をくらまします。
と、思ったら、クスノキもミヤギも寿命を売り払い、残り3日間となったところで、ミヤギは、現実にいる人として、現れることになり、クスノキと最後を過ごすことになります。これが、タイトルにつながるのだとしたら、しみじみときました。
ミヤギが現れる場面は、「奇跡が起きた」というよりも、二人がお互いを選び合ったことが何より大きい場面だと感じました。
それまで主人公は、自分には価値がないと思い込み、人生を諦めていました。でも、ミヤギと過ごした時間の中で、「この人と生きたい」という気持ちが生まれます。
そしてラストでミヤギが現れた瞬間、「残り時間がどれだけ短くても、一緒にいることが幸福なんだ」という作品のテーマが一気につながります。 -
Posted by ブクログ
架空の青春の記憶を植え付けられた青年は、その夏、実在しないはずの幼馴染と出会う。これは始まる前に終わっていた恋の話。
『義憶』という架空の記憶を植え付けることで、過去を捏造することができる世界。虚構を憎む主人公の天谷千尋が、実在しない幼馴染に思いを寄せてしまい、その思いと葛藤する様がとても切なかったです。
なぜ架空の記憶を植え付けられたのか、また夏凪灯花は架空の人物なのかというミステリー要素もあり、ラストは思いがけない展開でした。
三秋さんの作品は初めて読みましたが、浮遊感のある世界観と三秋さんの文章がマッチしていて、とても良かったです。