三秋縋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ将来何一つ特別なことが起きず、しまいには悲惨な最期を迎えることを知ったクスノキは寿命を買い取ってもらうことに。
買取価格は「寿命30年分でたったの30万円」
寿命を売ったクスノキに残された時間はわずか3か月...
クスノキは残された時間をどう過ごすのか?
寿命を売ったことで、クスノキの行動や考え方がどのように変わるのか?
「タイトルにある「三日間の幸福」とはいつのことを言っているの?」と不思議に思いながら読み進めました。
ですが、物語の終盤で衝撃的な形でタイトルの意味を理解したときには、「この小説を読めてよかった!」と心の底から思いました。
これまで読んだ本の中でも抜群に面白い作品でした!! -
Posted by ブクログ
ネタバレstarting over.
やり直しという意味。
書店で美麗な表紙から思わずまさにジャケ買い。
これが当たりで、一気に読み終えました。
よくある2回目の人生やりなおしものなんですが、1回目の人生が最高であったことからそれを繰り返そうとしたら失敗して、最低な人生を送ることになってしまうという話し。
1回目に付き合えた素敵な彼女ツグミとの交際にも失敗し、通っている学校でも引きこもってしまう。また、同様に順調な生活を送っていた妹も暗いインキャになってしまう。
主人公の代わりに学校で華々しい地位を手に入れたのは、トキワだった。彼がいた人気者のポジションにトキワが収まり、ツグミとも付き合ってい -
無料版購入済み
ありです
いい。有料版購入検討します。
小説版は10数年前に読み、おもしろいと感じ、そこから三秋縋さんの作品をハマりました。
なので、「幸福な三日間」などに出会わせてくれた大切な作品です。
「原作は好きでしたが、コミカライズ版はどうなんだろう」と思いつつ読みましたが、原作の雰囲気のまま、丁寧に描かれていたと思います。とてもいい。 -
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とても面白かったです!
入間人間さんと時雨沢恵一さんを目当てに読み始めましたが、他の筆者皆さんも大変におもしろい話を書いてくださいました。
※私は、安達としまむら、アリソンシリーズ のファンです。笑
どのお話も面白かったので、いろいろ語りたいことだらけですが、ネタバレ回避のため、抽象的にまとめさせていただきます。
皆さんは本作を読んで何を感じるでしょうか。
私は、「可能性」「未来」「ナカイマ」「命」
だと思いました。これまで長く、そうするべきだと云われてきたことや、伝統には、もちろん尊ぶだけの、それが続いてきたなりの理由はあります。一方、そうでない物は許されないと云うはずないのですから、 -
Posted by ブクログ
ネタバレこんなユーザーネームを使っていると時々、「虫の息さんは虫が好きなんですか?」と聞かれることがあります。
実はそんなことは1ミリもなく、私は大の虫嫌いなのですが……そんな自分が読んでいて"こんな美しくて残酷な虫なら悪くないなあ"と思ってしまった本作品。
寄生虫に関する情報が面白すぎるのも凄いのですが、高坂さんと佐薙ちゃんのあやふやだけど確かな愛がたまらなく美しかったです。
自分の脳にももし寄生虫がいたら、考えるだけでゾッとしてしまいます。
でも作中にも描写がありましたが自分が受けた不条理や悲しみの根本的理由が自身の問題ではなく虫のせいだと分かったときの不思議な安堵感は自分にも -
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なるほどね〜
なるほどそうか〜
なるほど〜
なるほどそういうことか〜
なるほどそうくるか〜
いや何回なるほど言うねん!( ゚д゚ )クワッ!!
ドナルホド・ダックか!
三秋縋さんです
ちょっと不思議な設定の恋愛小説の人なんですな
今回は寄生虫です
新種の寄生虫が脳に寄生すると宿主同士が恋に落ちるっていうトンデモ設定の中で儚い恋の物語が展開されます。゚(゚´Д`゚)゚。
いや〜ほんとよく考えられてるわ〜
凄いわ〜
そして実際に宿主の性格を変えてしまう(と考えられている)寄生虫が実在するのよ!
知ってた?
トキソプラズマっていう主に猫に寄生する原虫らしいんだけどね
凄いのよ
まぁ、まず -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルからの印象とは異なり、カバーからも予想できるように、冬の物語だ。物語の舞台は明示されていないが、たぶん東北地方のある冬の長い、桜の季節はまだ遠い先のことである場所だと思う。
「さくら」はこの小説では、植物の「桜」のほか、そのもう一つの「サクラ」の意味も重要なポイントとなっている。もし、「サクラ」が人間関係のなかで当然のように存在するものになったら、私たちの日常生活はどのような影響を与えられるのだろうか。
物語の設定は少しSF小説的な要素がある。けれども焦点を当てられるのはその技術的なものではなく、注目されるのは、人々はその技術についてどう反応するのか、そしてその技術がもたらした様々 -
Posted by ブクログ
記憶というのは曖昧で、自浄作用で人知れず美化されがちである。私自身、今までの人生は何だかんだ良いものだったんじゃないかと思い込んでしまっている。
そして本物語の義憶も似たようなもので、都合の良い記憶を勝手に当て嵌め、何だかんだ幸せだったという思い出に作り替える自己満足である。しかし、当然のことながら、この義憶には自己満足意外にも利用法があった。果たしてあなたの記憶はあなたが自分で都合良く整理したものか?はたまた、他人に操作されたものか?
そしてその真実を知ったとき、その記憶を信じるかどうか。どこまでも曖昧な記憶に真実と妄想を隔てるものはなく、最後は「どちらが好みか」で選ぶしかない。
ただ一