三秋縋のレビュー一覧

  • 三日間の幸福

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    読後の余韻がしばらく抜けなさそう。
    これからの人生、自分が死ぬ直前に「悪くない人生だったな」と思えるような生き方をしたいなと思った。

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    2026年04月19日
  • 君の話

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    ネタバレ

    ミステリーぽさもあり、若干ファンタジーぽさもありの展開が読めない面白い話だった!
    灯花視点からの話は千尋とは違う面白さがあって種明かし的な感じだった。
    騙し騙されという感じですごく綺麗な終わり方で感動した!

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    2026年04月09日
  • 僕が電話をかけていた場所

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    壮大だったなぁ⋯初鹿野の痣のあった深町。
    深町の痣は消え、初鹿野に痣が顕現。
    初鹿野に好かれなければ泡となる。

    魔女の荻原千種って結局なんだったんだろう。あと初鹿野の痣は残り続けるの?
    色々疑問を残しつつも良い作品だった。

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    2026年03月28日
  • 君の話

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    三秋縋さんの小説の中でも、一番好きな小説。
    どのページを読んでも、闇のように描かれている言葉を読んでも、「愛」を感じる不思議な作品。
    明るいとは言えない物語の中で、ずっと深く静かに潜っているようなこの小説が大好き。

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    2026年03月27日
  • 君に贈る15ページ

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    15ページでこんなにも心揺さぶられる物語が書けるとは素晴らしいとしか言いようがありません。初読みの作家さんが多く、各物語はそれぞれの色があり魅力的で、得した気分。僕にとってはすぐにページが捲れないものが多かったかな、それだけ多くのことを考え想像し没入できた一冊でした。
    特に好きな物語は青海野灰さんの「星空に叫ぶラブソング」。物語自体も好きだったが、ラストの情景がただただ美しい。
    「じゅうごしゅうねん、おめでとう」はどなたか教えてください!「余白の隠れ家」はラストの歳が?こちらもよろしくお願いします。

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    2026年02月22日
  • さくらのまち

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    サクラに惑わされ誰を信用すればいいのかわからなくなっていく
    サクラというキーワードが本作ではとても重要になる
    最後まで展開が読めずハラハラしたが面白かったけど、切ない終わり方だ

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    2026年02月02日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    光ではなく、影にこそ見いだされる幸福をひそやかに描いた作品。あらすじはSFチックだが、愛と破滅が交錯し、読者の心を激しく揺さぶるダークファンタジーと言えると思う。巧みに張り巡らされた伏線と、胸に静かな残響を響かせるあとがきにも注目していただきたい

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    2026年02月02日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    ネタバレ

    文章のクセや、ストーリーや登場人物の役割など村上春樹からの強い影響を感じた。(三部作、それも羊をめぐる冒険的というか。)特に、いなくなった(死んだ)友人である進藤くんはまさに鼠だし、三枝さんは小指のない女の子や色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の沙羅の用でもある。つまりあのあたりの役割を担っているというように感じる。
    しかし、本作には村上春樹とは似ても似つかないところがある。克明な暴力の描写とどうしようもなさをどうしようもないまま受け入れた後のご褒美がとてつもなく強烈な事である。

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    2026年01月31日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    好きです。面白かった。
    描写が細かく、読んでて痛い痛過ぎる、悲しいし、優しい。
    好きです。
    物語を読んだ後のあとがきで追い討ちされて泣いてしまった。ずっと積読にしてたけどもっと早く読めば良かった。

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    2026年01月27日
  • 僕が電話をかけていた場所

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    ネタバレ

    「自分にとってはあまりに遠い存在、彼女に恋をする資格はない、これさえなければ心を射止めることができるかもしれないのに。」

    現実においては「どうやっても変えられない事実」に絶望することはあると思います。
    こと恋愛においては見た目が全てではないという風潮もある一方で、人の第一印象を決める「外見」が重要である事は否定できません。主人公は顔にある消えない大きな痣が原因で周りからは好奇の目や憐みの目に晒されており、それが足かせとなり好きな人への好意を伝えられずにいました。

    実際に外見や身体的特徴が自分の望み通りになった場合に本当に相手は好きになるのか?というのは誰にも分からない話ですが、本作品ではその「もし」を命を賭けて証明しようとする主人公の葛藤が描かれている作品です

    前編後編で非常に長い本ではありますが、それを加味しても非常に読みやすかったです。
    途中で主要メンバーが消えていくことについて困惑していましたが、そちらも伏線として回収されるため読み終わった瞬間、心穏やかになりました。

    変えたくても変えられない事実を抱えている人間にとっては良くも悪くも刺さる作品だと感じました

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    2026年01月18日
  • 恋する寄生虫

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    三秋ワールドの素晴らしさを言葉で表すのは難しい。
    強いていえば、「100パーの彼女」を描くのが抜群に上手く、またそれをどこまでも自覚的に書いているのが良い。 さらにそれが胸を打つ巧みな情景描写によって美しく飾られているのが素敵。
    今回のヒロイン達にしても悶えてしまうほどのキラーフレーズの数々がたまらなかった。

    孤独な生を送る2人が、寄生虫のはたらきによって運命的で作為的な恋に落ちる話。
    思考も恋情も脳内物質の働きにすぎないのであれば、それが虫やウイルスによるものであろうと本質に変わりはないのだと思う。主観こそが世界を構成する全て。
    終わり方は心残りがあるが、あえてあのエピローグを書くことにこだわりがあるのだと感じる。
    作風からしてもひじりはきっといなくなってしまうのだろうが、どうにか2人街の隅で優しく生きていける可能性を願いたい。

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    2025年12月15日
  • 君の話

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    実在しないはずの幼馴染という一文の不思議さで手に取りました。実際内容はサスペンス的であり、恋愛小説でもあり、SFでもあって、もし自分が主人公ならどうなっていたか?どうしていたか?。前半と後半の視点の変化にも惹きつけられ、切なく、とにかく自分には異彩を放つ作品でした。

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    2025年11月27日
  • 君に贈る15ページ

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    15周年に掛けた作品や単純に短編小説として書いている作品が入り混じっていて楽しく読んだ。

    綾崎隼先生の「15年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語」がよかった。

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    2025年11月21日
  • さくらのまち

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    ネタバレ

    あらすじを知らずに読んでみたら、お勧めする人が多いのも納得の、すごい作品だった。読み終えてもぐるぐると登場人物たちの未来や、自分だったらどうしたか、考えてしまった。まず設定に驚いた。でも監視社会がもっと進んだらこんな世界もありえないとは言えず恐ろしい。
    知らない番号から主人公のもとに、過去のトラウマに関係のある女性が自殺したと告げる電話がかかってくるところからストーリーが進み始めるので、彼女に何があったのか、そもそも主人公とどんな関係にあったのか、どう展開していくのか予想がつかずどんどん読み進められる。だんだんとこの世界の仕組みが明らかになっていき、いくつも衝撃の事実が浮かびあがる。とにかく悲しい、苦しい話ではあるんだけど、だからこそ中学時代の尾上、澄香、鯨井の3人での楽しい時間が美しく輝いて見えてさらに苦しくなる。終盤、過去の出来事がすべて明らかになったあとの鯨井の最後の言葉はずっしりと心にのしかかってきた。現在が苦しいほどに、過去を思い返して「あの時ああしてなければ」とたくさんの仮定を考えてしまうよね。最後に少しの希望が見える終わり方で救われた。

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    2025年11月14日
  • 君の話

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    ネタバレ

    胸が苦しくなる作品だった。
    孤独な2人の愛の物語,
    後半、灯花がいなくなってしまった所から、
    千尋と灯花ふたりの視点での物語を読んで、胸がギューっと苦しくなった。

    言葉にするのは難しいけれど、
    孤独の苦しみと記憶の儚さ大切さ偉大さを感じた。
    自分の身に記憶が無くなることなんてないし、
    友人も彼氏も両親もいて人間関係も良い
    些細な出来事を心に刻むことは特になく、
    ただ、毎日を過ごしている。うーん、なんというか
    この本を読んで日記をつけようと思った。

    最後の灯花に記憶を話すシーンでは大号泣。

    この作品の色々な方の感想を読んでいたら、
    1つの映画を読み終わったようなと書いてあった
    ほんとにその感じで、
    読み終わった後にすごい一つの大きい作品を見たと感じた。
    そして、夏の終わりに毎年読みたいと感じた。





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    2025年10月16日
  • 恋する寄生虫

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    脳に新種の寄生虫を宿してしまった少女と青年のお話?
    自分の行動は本当に自分の意思で行っているのかと少し怖くなりました。

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    2025年10月08日
  • 君の話

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    ネタバレ

    夏の終わりに読み返そうと決めていた一冊です。
    〈百パーセントの相手と出会えていないなら、その相手をつくってしまえばいい〉
    ということで、孤独な少女と孤独な少年の、出会う前から続いていて、始まる前に終わっていた、恋の話。

    すべてを読み終えてから冒頭の引用に戻ると、すごくしっくりくる。若き天才義憶技工士の灯花による、どこまでも切実で独りよがりで愛おしい最初で最後のたくらみに胸が苦しくなった。
    最後から二つの章がそれぞれ「君の話」「僕の話」と題されているのだけど、ここで物語がひっくりかえる感じは、悲しくもあり救いでもある。
    真相を明かさずに閉じてしまったとしても、それはそれでメリーバッドエンドの余韻があって良かったとは思う。それでも、灯花の闘病記でもある「君の話」と、彼女の死後を描く「僕の話」まで書かれているのは、ひと夏のボーイミーツガールを完璧に閉じ込めるための結末として完璧だったように思う。

    単行本で読んだ際のレビューを読み返してみたら、あまりに感動してなんにも言語化できない、と白旗をあげていて笑った。
    それがほぼぴったり七年前。現実にはヒーローもヒロインもいるわけない、と、ほぼ諦めかけているし、そもそもそんな特別な相手とぶじに出会えたとて、私はまたどこかちがう場所にいる夢幻の恋人を求めだしてしまう気がする。
    でも、ほんとうにそれが運命の相手だったら、そんなことないのかな。百パーセントの誰かだったら、こうした欠乏感、渇望感を満たしてくれるのかな。わからない。
    わりと青春ゾンビ側の人間ではあるけれど、当時は実らなかったものを大人になってから収穫してしまった、ということがいくつかある。あれらはぜったいにもっと早くに起こる"べき"だった。
    過去に戻ってやり直したい、というありふれた願望は、義憶を手に入れられる世界になればすべて解決すると思うし、むしろそれ以外にいくつでも新たに摂取できるなんて最高のディストピアだと思う。
    「ここにいてもいい」「ここが自分の居場所だ」と思えない自己肯定感の低さおよび青春エピソードの少なさは、都合よく捏造された義憶に埋もれることでしか満たされないなんて、千尋くんの両親に共感してしまうね。

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    2025年10月08日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    何度も読んでいるがラストシーンをいつも忘れてしまう幸せな脳味噌のおかげですごく楽しめた。ドブ川でのセリフは霧子と同じ類の"落とし穴"に落ちたことがない人は共感出来るんだろうか。似た境遇を経験した人なら分かると思うけどあれは間違いなく救い。あとどの作品もそうだけど三秋作品は作者の妄想と思想がふんだんに詰め込まれていて面白い。小説として面白いのが正義でで作者の思想なんて不要だとは思っているけど、それが明らかに全面に出ていてもそれが邪魔になってない。

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    2025年09月08日
  • 君の話

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    義憶を買える世界。
    与えられた義憶は幸せかもしれない。不幸な過去を変えられるかもしれない。幸せとは、不幸とは、そして記憶や運命について。
    とても面白い作品でした。

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    2025年08月17日
  • 恋する寄生虫

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    すごく、久しぶりにこんな初心な小説読んだ!読んだ後にスターティングオーヴァーの主人公となんか真逆だと思った。

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    2025年08月07日