三秋縋のレビュー一覧

  • さくらのまち

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    自殺抑制のため自殺リスク者に寄り添い、良き理解者となる役目を任命される制度のある世界。
    三秋さんらしい特殊設定。
    今作はとにかくすれ違い、虚しさが残る。
    個人的にはもやもやした作品だった。

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    2025年12月06日
  • 僕が電話をかけていた場所

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    後編。
    人魚伝説をテーマにしている。
    自殺未遂をした唯。海で自殺をした千草。
    記憶喪失となってしまった唯は、陽介を檜原裕也と勘違いしてしまう。陽介は、檜原として唯と過ごし、賭けに負けて、死を覚悟していた。

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    2025年11月16日
  • 君が電話をかけていた場所

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    たまに、こんなピュアな話を読んでみたい気持ちにらなる事がある。誰にも、そんな時があっから。
    顔に大きな痣がある16才の深町陽介は、ある賭けをする。痣を消すので、十歳の時、初めて恋をした初鹿野唯の心を射止める事ができれは、賭けは勝ちだというもの。
    自分の顔から痣が消えた代わりに、久しぶりに会う唯の顔には痣があり、以前とは全く別の人になり、陽介を拒むのであった。

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    2025年11月16日
  • 三日間の幸福

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    最後まで飽きずに楽しめたけど、私にとって心揺さぶられる部分は無かったのは何でだろうと考察したところ、主人公があまり好きになれず、感情移入できなかった部分が大きい。
    今までの人生で周りの人ときちんと関係を築いてこなかったのは自分自身なのに不幸ぶってすごく他責思考。
    その上、数少ない好きだった人たちも自分が思ってたのと違ったらあっさり切り捨てて最終的には都合よく身近に自分を想ってくれる可愛い女の子が現れてめでたしめでたし。
    なんだかなぁ…
    弟に劣等感あるのはわかるけど、家族のことまるで考えないのもなんだかなぁ…。

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    2025年11月16日
  • 三日間の幸福

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    作者の初めての本でした。
    少し面白かったです。
    でも何かが足りなかったような気もしますね。少し残念かな?
    別の本もぜひ読んでみたいです。

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    2025年10月25日
  • さくらのまち

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    現代の世の中からすれば想像もできない世界で、これが現実にならない事を切に願う。桜はとても綺麗な花だけど、タイトルの「さくらのまち」というのは花の綺麗さではなくとても怖かった。そして孤独で寂しい世界だった。

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    2025年10月24日
  • さくらのまち

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    著者さん、初読みです
    あらすじとか表紙とかで抱いていた印象と違って重いし暗いし……
    人に合わせて人格を変える、なんて今の私も似たようなことやっている
    大人しい私
    賑やかな私
    そうしていくと、どれが本当の私なのかわからなくなってくる
    それってもしかしたら相手もそうなのかもしれない
    私に合わせてくれているだけなのかもしれない
    そう疑いだしたらきりがない
    でも
    本当の気持ちというのは、しっかりあるはず

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    2025年10月12日
  • さくらのまち

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    自分が10代とか20代とかだったらドハマリしている可能性。読んでて、ノルウェーの森を何回か思い出したのは私だけ?



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    2025年10月08日
  • 恋する寄生虫

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    結末の哀しさに胸を打たれる。文章の読みやすさとストーリーの展開は秀逸。虫についてのいくつか疑問点が残る。

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    2025年10月05日
  • 恋する寄生虫

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    (学生時代は星5を付けていたと思う)何度目かの再読。学生時代はそんなことなかったんだが、今回読んでいて1番思ったのは『女子高生と恋愛するおっさん気持ち悪いな』だった。ストーリーが面白かろうとこれはどうあがいても変わらない。そしてこういった気持ち悪い話から脱却を図ったのが『君の話』なのでは?と邪推している。たぶん著者は『君の話』以前の作品がもはや社会的に好ましくないのを自覚している気がする。で本題だけど、どうあがいても死へと突き進んでしまう人は実際にいて、本書ではそういった人が寄生虫によって救われているというのが面白かった。佐薙が話す寄生虫の話も面白い。ただ前述したように根幹が気持ち悪いのでこの

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    2025年09月13日
  • スターティング・オーヴァー

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    おそらく読むのは3回目。ベッドで妹に話しかけるくだりは最高に好きなんだけどそれ以外は微妙というか語り口調なのがどうも邪魔くさいし単調でいまいちだった。

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    2025年09月08日
  • 三日間の幸福

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    ネタバレ

    寿命を買い取ってもらうことで物語は始まる。ふと自分の寿命に価値はあるのかなと考えさせられた。最初は主人公であるクスノキとミヤギの関係が微妙だったのが、終わりが近付くにつれて変化していったので良かった。何かきっかけがあって初めてわかることがあるけれど、それがこの本では死がきっかけだったのかなぁと思う。それにしても自分が同じように死が宣告されて、あそこまで開き直って生活できるだろうか。

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    2025年09月05日
  • さくらのまち

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    ネタバレ

    澄香が何を考えていたのか掴めずに物語が進行するが、最後に鯨井の手記から"尾上を自分のサクラにすることで、自分がサクラだという疑いを晴らして尾上にまた会いたい"という一心で突き進んできたことがわかるのが面白かった。
    腕輪型デバイスで自殺リスクを計測される近未来的で無機質な世界で、孤独だった尾上に澄香が突然好意的に近づいた理由はプロンプターに選ばれたからという推察は合理的で自然に思えるが、本当はただ何かが琴線に触れ、恋に落ちただけという人間的で温かい情動によるものだったのが異質で美しく感じた。
    英語タイトルのA Town of Fake Cherry Blossomsもサクラの

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    2025年08月30日
  • さくらのまち

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    あー、そっちの「さくら」かぁ。
    全くあり得ないといえないような、手錠でないにしろ何年か後には似たような状況の世界線もありえるような?
    この世界に身を置くと、自分も疑心暗鬼になるわ。なんとも切ない。

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    2025年06月26日
  • スターティング・オーヴァー

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    ネタバレ

    数年振りに読んだ。
    やっぱり三秋さんの切ない描写がたまらなく好きだな、と思った。
    けど、三日間の幸福に比べて色がないシーンが長すぎて、最後の最後に急に色がつき出す感じ。
    急すぎてなんかこう、追いつけない感じがあった。
    一度読んだから途中で色々思い出してしまったのも良くなかったかな。

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    2025年06月24日
  • 君の話

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    記憶改変技術によって作られた架空の記憶。その中に登場する幼馴染が目の前に現れた。幼馴染との記憶は本物か疑いながらも主人公は恋に落ちていく。後半では女の子目線での恋が描かれる。

    「一度も会ったことのない幼馴染がいる。」そんな一文から始まる存在しない幼馴染の話。記憶を弄る薬を服用したから何が真実で何が嘘かは分からない。複雑で切ない恋。

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    2025年05月21日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    自分の身に起きたことを(自身の死さえも)一時的に「なかったこと」にできる少女と、成り行きから彼女の復讐に手を貸すことになった主人公が織りなす、哀しく儚い物語。三秋ワールドの雰囲気や淡々としながら心に刺さるセリフ回しは期待を裏切らないが、同氏の小説の中でも特に悲惨でグロテスクな描写が多く、このあたりに少し入り込みにくさを感じる人もいるかもしれない(自分がそうだった)。主人公とヒロインの抱える闇ゆえに、とことん「救いのない死」の中にいるように感じられ、結末を経ても、重く悲しい気持ちが残った(二人にとっては、改めて素で互いに向き合えて、安らかなものであったとしても)。なお、タイトルの「いたいのいたい

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    2025年05月17日
  • さくらのまち

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    【さくらのまち】

    なんて残酷な世界だろうと思った
    虚しくて切ない…
    人間の弱さ悲しさが胸に突き刺さる衝撃的な小説だった



    この物語の世界では、国民健康管理システムによって健康状態が管理されている。
    そのデバイスは腕輪型で、着用は全国民に義務づけられており〈手錠〉とも呼ばれている。

    自殺リスクが高いと診断された人間には〈プロンプター〉と呼ばれる政府公認のサクラが友人として寄り添い、自殺を阻止する役目を担う。

    欺く側も欺かれる側も、悲しすぎる…


    こんな世界なので「さくら妄想」という病を発症してしまう人も多い。

    〝私を取り囲む人々は、ひょっとしたら〈システム〉によって宛てがわれたプロ

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    2025年05月16日
  • さくらのまち

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    テンポよく少しずつが謎が解き明かされていくワクワク感と爽快感はよし。情報が小出しに出されてノンストレス。
    しかしながら、いかにも中二ワールド全開思考な世界観と登場人物たちが見ていて白々しく、感情移入できない。
    主人公に至っては、酸いも甘いも経験済みの30代くらいかと思いきや、22歳?!そりゃ、18歳の女子高生と並びたっても誰も口を挟まないわけだ。
    20代までに出会いたかった作品。きっと抱く感想も違っただろう。

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    2025年05月09日
  • 君に贈る15ページ

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    15頁じゃ物足りないと思っていたけど、全然そんな事なかった。
    むしろ初めての作家さんに挑戦するには丁度良い長さ。
    『超能力者じゃなくたって』と『世界が十五になる前に。』が可愛くて好きだなあ。
    でも『息継ぎもできない夜に』や『初恋灯籠』のような切なげな雰囲気の短篇も良い。
    『朝の読書だ nyan』はあまりにも微笑ましすぎて、アンソロジーの締めにして大正解だわ。

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    2025年04月20日