三秋縋のレビュー一覧

  • さくらのまち

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    ふんわり鬱~少量のディストピアを添えて~
    こういう救いのない後味最悪な話は大好き。ビブリオバトルで紹介されていて面白そうだったので読んでみました。期待してた通りの話で満足。逆に言えば期待以上ではなかった。

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    2026年01月12日
  • さくらのまち

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    ネタバレ

    「あの時彼女は本当はどう思ってたの?」の極地を描こうとしているのかなと思った。手錠とプロンプター、サクラ妄想といった特殊な設定はあるものの、皆人間関係において嘘(と意識しないにせよ)や演技を日常的に纏っていない人間はいない。我々の生活と地続きである感触がした。

    サクラの存在によって真の友情が破壊されてしまい主人公の数年も暗いものとなってしまったが実は…?と言う話。真相は終盤にかけて怒涛の勢いで明かされるが、澄香も霞も死なないでほしかった…。とくに霞は主人公が救えたのではないかと思うのはお花畑思想すぎるだろうか。両親の影の薄さ(主人公や姉妹の)は異常。娘の命をはなから諦めてる父親に腹が立った。

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    2026年01月11日
  • さくらのまち

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    マチアプのサクラの仕事をする主人公尾上の元に突然届いた連絡は、中学の頃好きだった子、澄香の訃報。色々精神的な問題を抱え、心を閉ざす日々を送っていた尾上は、記憶を辿るように「桜の町」と呼ばれる故郷に戻り、偶然にも澄香の妹に出会う。澄香は何故死んでしまったのか、中学の時の尾上の記憶に触れていく作品。
    ちょっと特殊な設定と特殊な精神的な病気が描かれているのだけれど、もし自分が同じ立場なら、同じ病に罹ってしまうなと感じた。

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    2025年12月31日
  • 三日間の幸福

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    ネタバレ

    登場人物達がなぜその様な思いに達したのかの理由づけが曖昧で、あまり感情移入出来なかった。
    それぞれの深掘りした人生を見せてもらえないと、人生の重みを感じられないと思った。
    あとは売り買い出来るなら買えばいいのにと終始思ってしまって、売る事への重みが感じられなかったけども、売れない設定だったのだろうか、、

    少女漫画を読んでる様な面白さはありました。

    そして、主人公はそこまで不幸では無い、だから簡単に寿命を売らないで欲しい。短絡的に寿命を売ったのが気に食わなかった。

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    2025年12月26日
  • 恋する寄生虫

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    社会不適合の2人が出会い、惹かれ合う。しかしそれは頭の中の寄生虫によるものだった。

    寄生虫によるものでそれを取り除くと、思いが冷める。けどそれは通常・日常でもあることなので、寄生虫によるものかもしれないけど確実に恋だったと思う。

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    2025年12月17日
  • 君が電話をかけていた場所

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    人間誰もが一つは持っているであろう容姿のコンプレックス。それが無ければ人生は好転していくのか。分かりやすいテーマで読みやすかった。

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    2025年12月09日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    冷徹なまでに淡い心理描写、絶望の底に微かな希望の光をそっと差し込む。これが著者の癖なのかな。物語の良し悪しに限らず、たまに三秋縋さんが紡ぐこの凍てつく空気感や息苦しいほどの静寂に包まれたくなる。

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    2025年12月09日
  • スターティング・オーヴァー

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    この著者は今回でいうタイムリープのようなよくある設定の中に非凡さを生み出すのが上手いなと感じた。一度目の完璧な人生が少しの歯車のズレで簡単に崩壊していく様に、自分の現状を成り立たせてる奇跡への感謝が募ると同時にその運命の脆さに身慄いする。

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    2025年12月09日
  • さくらのまち

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    自殺抑制のため自殺リスク者に寄り添い、良き理解者となる役目を任命される制度のある世界。
    三秋さんらしい特殊設定。
    今作はとにかくすれ違い、虚しさが残る。
    個人的にはもやもやした作品だった。

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    2025年12月06日
  • 僕が電話をかけていた場所

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    後編。
    人魚伝説をテーマにしている。
    自殺未遂をした唯。海で自殺をした千草。
    記憶喪失となってしまった唯は、陽介を檜原裕也と勘違いしてしまう。陽介は、檜原として唯と過ごし、賭けに負けて、死を覚悟していた。

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    2025年11月16日
  • 君が電話をかけていた場所

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    たまに、こんなピュアな話を読んでみたい気持ちにらなる事がある。誰にも、そんな時があっから。
    顔に大きな痣がある16才の深町陽介は、ある賭けをする。痣を消すので、十歳の時、初めて恋をした初鹿野唯の心を射止める事ができれは、賭けは勝ちだというもの。
    自分の顔から痣が消えた代わりに、久しぶりに会う唯の顔には痣があり、以前とは全く別の人になり、陽介を拒むのであった。

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    2025年11月16日
  • さくらのまち

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    現代の世の中からすれば想像もできない世界で、これが現実にならない事を切に願う。桜はとても綺麗な花だけど、タイトルの「さくらのまち」というのは花の綺麗さではなくとても怖かった。そして孤独で寂しい世界だった。

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    2025年10月24日
  • さくらのまち

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    著者さん、初読みです
    あらすじとか表紙とかで抱いていた印象と違って重いし暗いし……
    人に合わせて人格を変える、なんて今の私も似たようなことやっている
    大人しい私
    賑やかな私
    そうしていくと、どれが本当の私なのかわからなくなってくる
    それってもしかしたら相手もそうなのかもしれない
    私に合わせてくれているだけなのかもしれない
    そう疑いだしたらきりがない
    でも
    本当の気持ちというのは、しっかりあるはず

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    2025年10月12日
  • さくらのまち

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    自分が10代とか20代とかだったらドハマリしている可能性。読んでて、ノルウェーの森を何回か思い出したのは私だけ?



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    2025年10月08日
  • 恋する寄生虫

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    結末の哀しさに胸を打たれる。文章の読みやすさとストーリーの展開は秀逸。虫についてのいくつか疑問点が残る。

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    2025年10月05日
  • 恋する寄生虫

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    (学生時代は星5を付けていたと思う)何度目かの再読。学生時代はそんなことなかったんだが、今回読んでいて1番思ったのは『女子高生と恋愛するおっさん気持ち悪いな』だった。ストーリーが面白かろうとこれはどうあがいても変わらない。そしてこういった気持ち悪い話から脱却を図ったのが『君の話』なのでは?と邪推している。たぶん著者は『君の話』以前の作品がもはや社会的に好ましくないのを自覚している気がする。で本題だけど、どうあがいても死へと突き進んでしまう人は実際にいて、本書ではそういった人が寄生虫によって救われているというのが面白かった。佐薙が話す寄生虫の話も面白い。ただ前述したように根幹が気持ち悪いのでこの

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    2025年09月13日
  • スターティング・オーヴァー

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    おそらく読むのは3回目。ベッドで妹に話しかけるくだりは最高に好きなんだけどそれ以外は微妙というか語り口調なのがどうも邪魔くさいし単調でいまいちだった。

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    2025年09月08日
  • さくらのまち

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    ネタバレ

    澄香が何を考えていたのか掴めずに物語が進行するが、最後に鯨井の手記から"尾上を自分のサクラにすることで、自分がサクラだという疑いを晴らして尾上にまた会いたい"という一心で突き進んできたことがわかるのが面白かった。
    腕輪型デバイスで自殺リスクを計測される近未来的で無機質な世界で、孤独だった尾上に澄香が突然好意的に近づいた理由はプロンプターに選ばれたからという推察は合理的で自然に思えるが、本当はただ何かが琴線に触れ、恋に落ちただけという人間的で温かい情動によるものだったのが異質で美しく感じた。
    英語タイトルのA Town of Fake Cherry Blossomsもサクラの

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    2025年08月30日
  • 三日間の幸福

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    ネタバレ

    メディアワークス久しぶりだなぁ。
    個人的にはもっと長くてよかったよって思うぐらい優しい本。
    書いちゃうのも野暮なのかもしれないけど、もっと丁寧に書いてほしかったって思っちゃうぐらい
    クスノキ君の残り3ヶ月は綺麗だった。

    最初から綺麗に繋がって、「3日間の幸福」に繋がるラストは素敵だった。

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    2026年02月16日
  • さくらのまち

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    あー、そっちの「さくら」かぁ。
    全くあり得ないといえないような、手錠でないにしろ何年か後には似たような状況の世界線もありえるような?
    この世界に身を置くと、自分も疑心暗鬼になるわ。なんとも切ない。

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    2025年06月26日