三秋縋のレビュー一覧

  • スターティング・オーヴァー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    数年振りに読んだ。
    やっぱり三秋さんの切ない描写がたまらなく好きだな、と思った。
    けど、三日間の幸福に比べて色がないシーンが長すぎて、最後の最後に急に色がつき出す感じ。
    急すぎてなんかこう、追いつけない感じがあった。
    一度読んだから途中で色々思い出してしまったのも良くなかったかな。

    0
    2025年06月24日
  • 君の話

    Posted by ブクログ

    記憶改変技術によって作られた架空の記憶。その中に登場する幼馴染が目の前に現れた。幼馴染との記憶は本物か疑いながらも主人公は恋に落ちていく。後半では女の子目線での恋が描かれる。

    「一度も会ったことのない幼馴染がいる。」そんな一文から始まる存在しない幼馴染の話。記憶を弄る薬を服用したから何が真実で何が嘘かは分からない。複雑で切ない恋。

    0
    2025年05月21日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

    Posted by ブクログ

    自分の身に起きたことを(自身の死さえも)一時的に「なかったこと」にできる少女と、成り行きから彼女の復讐に手を貸すことになった主人公が織りなす、哀しく儚い物語。三秋ワールドの雰囲気や淡々としながら心に刺さるセリフ回しは期待を裏切らないが、同氏の小説の中でも特に悲惨でグロテスクな描写が多く、このあたりに少し入り込みにくさを感じる人もいるかもしれない(自分がそうだった)。主人公とヒロインの抱える闇ゆえに、とことん「救いのない死」の中にいるように感じられ、結末を経ても、重く悲しい気持ちが残った(二人にとっては、改めて素で互いに向き合えて、安らかなものであったとしても)。なお、タイトルの「いたいのいたい

    0
    2025年05月17日
  • さくらのまち

    Posted by ブクログ

    【さくらのまち】

    なんて残酷な世界だろうと思った
    虚しくて切ない…
    人間の弱さ悲しさが胸に突き刺さる衝撃的な小説だった



    この物語の世界では、国民健康管理システムによって健康状態が管理されている。
    そのデバイスは腕輪型で、着用は全国民に義務づけられており〈手錠〉とも呼ばれている。

    自殺リスクが高いと診断された人間には〈プロンプター〉と呼ばれる政府公認のサクラが友人として寄り添い、自殺を阻止する役目を担う。

    欺く側も欺かれる側も、悲しすぎる…


    こんな世界なので「さくら妄想」という病を発症してしまう人も多い。

    〝私を取り囲む人々は、ひょっとしたら〈システム〉によって宛てがわれたプロ

    0
    2025年05月16日
  • さくらのまち

    Posted by ブクログ

    テンポよく少しずつが謎が解き明かされていくワクワク感と爽快感はよし。情報が小出しに出されてノンストレス。
    しかしながら、いかにも中二ワールド全開思考な世界観と登場人物たちが見ていて白々しく、感情移入できない。
    主人公に至っては、酸いも甘いも経験済みの30代くらいかと思いきや、22歳?!そりゃ、18歳の女子高生と並びたっても誰も口を挟まないわけだ。
    20代までに出会いたかった作品。きっと抱く感想も違っただろう。

    0
    2025年05月09日
  • 君に贈る15ページ

    Posted by ブクログ

    15頁じゃ物足りないと思っていたけど、全然そんな事なかった。
    むしろ初めての作家さんに挑戦するには丁度良い長さ。
    『超能力者じゃなくたって』と『世界が十五になる前に。』が可愛くて好きだなあ。
    でも『息継ぎもできない夜に』や『初恋灯籠』のような切なげな雰囲気の短篇も良い。
    『朝の読書だ nyan』はあまりにも微笑ましすぎて、アンソロジーの締めにして大正解だわ。

    0
    2025年04月20日
  • スターティング・オーヴァー

    Posted by ブクログ

    口語体の文章は苦手だ。

    作者の若さ、癖みたいなものが文章から滲み出ているようで、ちょっと苦手だった。

    ただ、

    「今までそうだったから、これからもそうだろう」なんて考えは、捨てちまえばいい。そろそろ、反撃開始といこうじゃないか。

    それは、そうだ。間違いない。

    0
    2025年04月07日
  • スターティング・オーヴァー

    Posted by ブクログ

    誰もが一度は思ったことがあるであろう過去に戻れたらと。主人公は過去に戻ったのがそこでやり直すのではなくあえて過去と同じ生き方をする。途中の
    ダラダラとした文が気になったが、最後の終わり方は個人的には好きだった。

    0
    2025年03月27日
  • スターティング・オーヴァー

    Posted by ブクログ

    最高の人生を歩んでいた男が十年時を戻ってもう一度同じ人生を歩もうとするが一つのミスが歯車を狂わせそこからどんどん狂っていく

    0
    2025年04月01日
  • さくらのまち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。ストーリーというより物語全体の雰囲気が切ない感じで好きだった。特にカスミと凍死の予行練習に至る流れは、物語の転調を予感させるもので読んでいて熱が入った。
    設定や展開には都合が良すぎる点はあるものの特に気にならなったが、欲を言えば、実はスミカがドンデン返しで生きているラストを期待していた。

    0
    2025年03月09日
  • 君に贈る15ページ

    Posted by ブクログ

    15名の作家さんが『15』をキーワードに描く掌編小説『君に贈る15ページ』の概要と感想になります。

    概要ですが、アンソロジー作品のため、これといった表現は出来ませんが、15歳や15年と年齢や年月に関する作品が多かったですね。

    感想です。
    作家さんの贔屓なしで個人的に良かった作品
    ・息継ぎもできない夜に
    ・十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語
    ・いざ、さらば
    ・初恋灯籠
    初読み作家さんもいたので、これを機に読みたくなりました♪
    毎夜のお供にして、優しい十五夜を夢みて下さい^_^

    0
    2025年01月21日
  • 君に贈る15ページ

    Posted by ブクログ

    作家のラインナップを見て、読みたくなる人を揃えているなぁとワクワク。

    15ページでも物語は紡ぎだされる。
    けれど、展開にファンタジーを詰め込もうとすると、転が組み込みにくそうに見えた。

    村瀬健さんの「いざ、さらば」が一番印象に残ったかな。

    卒業式という一つの場面を掘り下げることもそうだけど、他者から「どう見られていたか」で、自分の存在価値を振り返ることの切なさ。

    でも、真っ直ぐに生きてきた痕跡を、自分の見えていない他者は見ていたことを知り、鬱屈した想いからも「卒業」するという、まさに青春なストーリーが良かった。

    0
    2025年01月04日
  • 恋する寄生虫

    Posted by ブクログ

    比喩だと思っていたら、意外とストレートなタイトルに驚かされる。ホラー要素の入った恋愛小説とでもいえばよいのだろうか。読後感は悪くない。

    0
    2024年12月26日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

    Posted by ブクログ

    ライトノベルが普通になって、こういう空想の世界を物語にする方も多くなりましたね。
    こういう世界は嫌いではないですが、重さに見合うところまで作品に入れませんでした。

    0
    2024年12月07日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

    Posted by ブクログ

    自暴自棄になった主人公は車で少女を轢いてしまう。だが、何故か少女は生きていて、一緒に復讐をすることになる。少女をかつて嬲った者を次々と殺してゆく。

    復讐の果てに明かされる真実と歪んだ愛が生々しい表現で描かれていた。少女の辛い人生をなぞって心が苦しくなった。

    0
    2024年11月04日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    湯上瑞穂。小学六年生の十月で転校する。

    日隅霧子
    十二歳の初秋に瑞穂と文通が始まった。

    青山倖
    僕が三年生の頃から密かに想いを寄せていた。

    望月沙耶
    図書室で会うたびに首を傾けて笑いかけてくれた。

    進藤晴彦
    瑞穂が大学生活の大半を共に過ごした友人で、大学四年生の夏に自殺した。

    少女
    秋月。瑞穂に轢かれたが、十日間なかったことにできる。過去に先送りにしたことを解除し、復讐をする。ビジネスホテルに泊まるときに、湯上千鶴という偽名を瑞穂が書いた。

    瑞穂の隣の部屋の住人
    三枝栞。美大生の女の子。





    0
    2024年10月16日
  • 君の話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    天谷千尋
    十五歳になったとき、両親は離婚した。グリーングリーンを服用し、架空の青春時代の記憶が刻まれた。

    夏凪灯花
    千尋の記憶の中にのみ存在する。架空の人物。

    千尋の父
    妻の名前を呼び間違える。

    千尋の母
    千尋の名前を呼び間違える。

    江森
    千尋にとって最初の友人。空虚さとは無縁の「持てる者」。

    桐本希美
    千尋の中学時代の同級生。

    松梛灯花
    義憶技工士。新型アルツハイマー病。

    0
    2024年10月13日
  • スターティング・オーヴァー

    Posted by ブクログ

    幸せだった主人公が人生をやり直して、いろいろ苦労する話。

    こちらに話しかけるような文体でストーリーが進んでいくので、本を読んでいるというよりは話を聞くような感覚でした。

    途中でいくつかの曲が出てくるのですが、その曲を知っていれば、もう少し世界観を共有できたのかな、と感じました。

    少し歯車が狂うことで、人間関係が絶望的に悪くなる。そんなパラレルワールドを描いた作品でした。

    0
    2024年09月23日
  • スターティング・オーヴァー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恋する寄生虫という本を読んで好きになった作家の三秋縋さんのデビュー作。
    20歳から10歳に戻ってしまったが、元の人生と同じ様に生きようとするぐらい後悔のない人生というところにまず驚いた。
    主人公が落ちぶれていき、それが家族全体が悪い方向へ行くのが、読んでいてなんか辛かったな。

    0
    2024年08月21日
  • 恋する寄生虫

    Posted by ブクログ

    前半、2人がどうなるかが気になり引き込まれてたのですが、途中から私には少し難しかったです。
    最後、他に方法なかったのかな、、

    0
    2024年08月20日