三秋縋のレビュー一覧

  • さくらのまち

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    ネタバレ


    終盤で物語のヒロイン、澄香のことがわかってきて、やっぱりなーという気持ちと思ったより狂ってるぞという気持ちに。でももう少しどうこうならならなかったのか。

    でも、鯨井と澄香と尾上の短くて、儚い友情がキラキラしてて好きだった。

    この女の子との出会いは一生ものだと天啓のように思わせる運命の女の子を演じるのが天才的に上手い澄香、でも澄香の欲しいもの、考えていることは誰にも伝わっていなくて、理解されないまま死んでいったのが悲しい。鯨井だってせっかく友情を手にしたのに、澄香に狂わされたまま死んでいって、妹は罪悪感を抱えて死んでいく。主人公の周り、全員狂っててしんどい。

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    2025年02月09日
  • 君に贈る15ページ

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    15名の作家さんが『15』をキーワードに描く掌編小説『君に贈る15ページ』の概要と感想になります。

    概要ですが、アンソロジー作品のため、これといった表現は出来ませんが、15歳や15年と年齢や年月に関する作品が多かったですね。

    感想です。
    作家さんの贔屓なしで個人的に良かった作品
    ・息継ぎもできない夜に
    ・十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語
    ・いざ、さらば
    ・初恋灯籠
    初読み作家さんもいたので、これを機に読みたくなりました♪
    毎夜のお供にして、優しい十五夜を夢みて下さい^_^

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    2025年01月21日
  • 恋する寄生虫

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    比喩だと思っていたら、意外とストレートなタイトルに驚かされる。ホラー要素の入った恋愛小説とでもいえばよいのだろうか。読後感は悪くない。

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    2024年12月26日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    ライトノベルが普通になって、こういう空想の世界を物語にする方も多くなりましたね。
    こういう世界は嫌いではないですが、重さに見合うところまで作品に入れませんでした。

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    2024年12月07日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    自暴自棄になった主人公は車で少女を轢いてしまう。だが、何故か少女は生きていて、一緒に復讐をすることになる。少女をかつて嬲った者を次々と殺してゆく。

    復讐の果てに明かされる真実と歪んだ愛が生々しい表現で描かれていた。少女の辛い人生をなぞって心が苦しくなった。

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    2024年11月04日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    ネタバレ


    湯上瑞穂。小学六年生の十月で転校する。

    日隅霧子
    十二歳の初秋に瑞穂と文通が始まった。

    青山倖
    僕が三年生の頃から密かに想いを寄せていた。

    望月沙耶
    図書室で会うたびに首を傾けて笑いかけてくれた。

    進藤晴彦
    瑞穂が大学生活の大半を共に過ごした友人で、大学四年生の夏に自殺した。

    少女
    秋月。瑞穂に轢かれたが、十日間なかったことにできる。過去に先送りにしたことを解除し、復讐をする。ビジネスホテルに泊まるときに、湯上千鶴という偽名を瑞穂が書いた。

    瑞穂の隣の部屋の住人
    三枝栞。美大生の女の子。





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    2024年10月16日
  • 君の話

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    ネタバレ

    天谷千尋
    十五歳になったとき、両親は離婚した。グリーングリーンを服用し、架空の青春時代の記憶が刻まれた。

    夏凪灯花
    千尋の記憶の中にのみ存在する。架空の人物。

    千尋の父
    妻の名前を呼び間違える。

    千尋の母
    千尋の名前を呼び間違える。

    江森
    千尋にとって最初の友人。空虚さとは無縁の「持てる者」。

    桐本希美
    千尋の中学時代の同級生。

    松梛灯花
    義憶技工士。新型アルツハイマー病。

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    2024年10月13日
  • スターティング・オーヴァー

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    幸せだった主人公が人生をやり直して、いろいろ苦労する話。

    こちらに話しかけるような文体でストーリーが進んでいくので、本を読んでいるというよりは話を聞くような感覚でした。

    途中でいくつかの曲が出てくるのですが、その曲を知っていれば、もう少し世界観を共有できたのかな、と感じました。

    少し歯車が狂うことで、人間関係が絶望的に悪くなる。そんなパラレルワールドを描いた作品でした。

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    2024年09月23日
  • スターティング・オーヴァー

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    ネタバレ

    恋する寄生虫という本を読んで好きになった作家の三秋縋さんのデビュー作。
    20歳から10歳に戻ってしまったが、元の人生と同じ様に生きようとするぐらい後悔のない人生というところにまず驚いた。
    主人公が落ちぶれていき、それが家族全体が悪い方向へ行くのが、読んでいてなんか辛かったな。

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    2024年08月21日
  • 恋する寄生虫

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    前半、2人がどうなるかが気になり引き込まれてたのですが、途中から私には少し難しかったです。
    最後、他に方法なかったのかな、、

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    2024年08月20日
  • スターティング・オーヴァー

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    恋愛の描写を読むのはあまり得意ではないけれど、小説全体を通して少し不思議な雰囲気と語り口調で物語が進む感じが読みやすかった。
    こんな喋り方をする人はいないだろうなーと思ってそこだけ気になったけど、すらすら読めた。

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    2024年07月06日
  • 君の話

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    「始まる前から終わっていて、終わる前から始まっていた」とはどういうことだろうと思いながら読んでいたが、読み進めているうちにその意味がわかっていった。 
    僕側の話までは感情移入しながら読めたのだが、君側の話になってからSF感が無理やりすぎてすこし引いて読んでしまった。
    だがこの作品で綴られていたように、人は皆運命の人を探していて、その人に会えないで生涯を終わる人もいるが、会えた時に見逃さないようにすることが大切だということには納得できた。
    僕的には自分の恋人や大切な人を運命の人だと思えるくらい好きになることができれば、外からどう思われてもその人が運命の人だと思う。

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    2024年06月26日
  • スターティング・オーヴァー

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    ネタバレ


    二十歳の記憶を持ったまま、十歳に戻って人生をやり直す。

    ホノカ
    僕の妹。

    ツグミ
    中学二年の時、将来的に僕の恋人となる人物と目星をつけて告白したが振られた。

    トキワ
    ツグミの彼氏。

    ヒイラギ
    高校で友達が一人もいない女の子。

    ウスミズ
    中学時代に僕をいじめていた。

    ハシバミ
    コンビニの店員。

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    2024年06月11日
  • 恋する寄生虫

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    ネタバレ

    頭の中の寄生虫によって振り回される男女の物語。
    途中までは引き込まれるように読んでいたのだか、最後は2人が幸せに暮らしましたとさ!ってハッピーエンドで終わって欲しかった、、。

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    2024年05月24日
  • 僕が電話をかけていた場所

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    ネタバレ

    不思議な小説だった。伏線をどう回収していくのか楽しみだったけど。綾さんが陽ちゃんって呼ぶのはなぜ?てのと幽霊探しをしている少女の描写はいるのかとおもってしまった。

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    2024年05月24日
  • スターティング・オーヴァー

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    ネタバレ

    文体が話し口調で可愛かった
    SFで、ちょっと、『名前探しの放課後』に似てた
    最初の方の、僕の考え方に、共感できるところがたくさんあって面白かった

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    2024年05月19日
  • 恋する寄生虫

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    設定として、寄生虫が恋愛物語にどのように組み込まれるかがユニークだった。寄生虫は登場人物の行動や感情に直接的な影響を与え、二人の恋が虫によって操られているかのように描かれている。テーマは愛と自由意志。寄生虫が介在することで、「自分の意志で愛しているのか、それとも何かに操られているのか」という問題が投げかけられていた。人間関係の本質を考えせられる。

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    2024年05月12日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

    匿名

    購入済み

    不思議な力で、時間を先送りにできる。でも、なかった事にはできない。結局どれがどうなるのか最後までわかりませんでした。悲しい結末なんだろうけれど、2人が少しでも幸せだったらよかった。

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    2024年04月21日
  • スターティング・オーヴァー

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    『ライ麦畑でつかまえて』が自分にとってそこまで響く作品ではなかったため、似た語り口の本作は読み進めるのに苦労した。
    ラストに急展開を迎え一気に読んでしまった。最後まで読んでよかった。

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    2024年04月05日
  • 僕が電話をかけていた場所

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    ネタバレ

    正直気持ち悪っ!何だこの話。何の力が働いて顔の痣が消えたり、したんだ?って思ったけど、後々に消え去るってアイツも言ってたっけ?
    ハッピーエンドって書いてる人居たけど本当にハッピーエンドっすかね?初鹿野の顔についた痣はどうなったん?

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    2024年03月12日