三秋縋のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公、ヒロインと義億の存在する世界。
前編が主人公天谷千尋視点
後編がヒロイン夏凪灯夏視点
主人公の義億では、幾つもの物語が途切れ途切れで羅列されており、如何にも作られた記憶を書かれたものだと分かる。
そしていつもその途切れた物語の中心にいる義者であるヒロインの存在。
終わり方は死んでしまったヒロインを主人公が忘れることなく、未練を残し想い続けるというもので、私としては嫌いじゃない。
けれど、設定としては関係ない2人をたまたまヒロインが主人公の履歴書を見て、自分の姿形を主人公の義億へ映し出した。たしかに、2人は境遇が似ているが、出会いは甘美だったり、幻想的であったり、ロマンチックとは言えないと、考えてしまう。
それに、ヒロインはおそらく住所も盗み見て近所に引越し。
2人に少しは共通点があって巡り合さったのかと思っていたがなにもなく、ただ義億利用要望者と義億技工士との関係だった。
少なくとも自分は飲み込みにくい内容だった。
純愛好きだからいいんだけどね。
他には物語で、唯一知ってる主人公の同級生と連絡を取って、会って、帰った時「それが〇〇を見た最後だ。」と明記されてるのが、主人公らしいなと感じた。
-
Posted by ブクログ
友人が、好きな本といって貸してくれたもの。
普段本を読む人じゃないけど、本が好きで色々読んでいる私よりも、色んな物事の本質を心と体で理解していそうな人。私なんかは頭で理解しようと必死になっているんだけど、平気でそこを飛び越えてしまう人。自分自身の人生に関わっていて、人生や世界や人間を生きてて、謳歌しようと努力している人。とても羨ましい。私のずっと先を歩いているようにみえる人。
私にはすでに世界は美しくみえるけれど、まだまだこんなものじゃないってことかな
いや、主人公本読んでるなら自省録だって読んだはず…過去にも未来にもたくさんの人間が連なっているんだから、そしてその中の誰1人として自分と関わるものなどいないし、我々もまた忘れ去られる存在であるから、今を生きようぜナウって話は、別の本で否定されているのかな。まあそもそも主人公は私ではないし、作者の経験が人格に反映されるだろうから、完全な理解や推測はできないんだけどね…そんな私も頭では分かってるつもりでもどうしようもなく落ち込むことばっかりだからなにも言えないね。ごめんね主人公。 -
Posted by ブクログ
私が読む2作目の三秋さん作品
表紙のように灰色の重たい空気感な作品
舞台は「システム」によって人の健康状態や心理状態がモニタリングされている世界。
自覚症状がなくてもシステムが体調不良を検知したら病院に繋げてくれる。
そして、自殺リスクの高さを検知するとリスク回避のため身近な人を「プロンプター」に指定し、本人にそれと知られず寄り添うよう指示を出す。
この関係は本当なのか偽物なのかの確証はなく疑心暗鬼に駆られる人も多い。
青春を彩った少女であり、心を欺いた少女が自殺したとの知らせ。
彼女に何があったのか、彼女はどのような人物だったのかを故郷に戻り探る話
もう少し何か道筋が違っていたら幸せな道があったのだろうか、と読み終わった後思った