三秋縋のレビュー一覧

  • 君が電話をかけていた場所

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    続刊『僕が電話をかけていた場所』と合わせて一つのお話となる物語。
    三秋縋さんによる、あるひと夏の不思議なお話だ。

    現実に根ざしているのに不思議要素もある三秋さんの、どこか痛みや陰を伴う話は、読んでいて独特の納得を感じさせる。続刊にも期待。

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    2019年09月04日
  • 僕が電話をかけていた場所

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    あとがきの「サマーコンプレックス」にしっくりきた。理想の夏を満喫できていない感じ。これは理想を頭に思い浮かべて追いかけて、だから追いつけないということなんだね。

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    2019年08月16日
  • 君が電話をかけていた場所

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    凄く痛寂しい話。
    確かに自業自得なところもあるが…
    伏線が色々見え隠れしてるけど、それにしたって…
    ちと辛い。

    けど、先がとても気になる話。
    これ、同結末つけるのだろうか…
    そもそも電話の女は一体何が目的なのだろうか?
    痣はどこへ?

    色々、気になってしょうがない

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    2019年04月29日
  • 僕が電話をかけていた場所

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    ネタバレ

    ラスト10ページ目くらいから、惹きつけられる
    次どう来るのか目が離せない
    そして、この上下巻を読む人は人魚の物語をよく頭に入れておいたほうがいい

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    2018年02月19日
  • 寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 3

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    想定内の平凡なラストにサブイボ。
    よくある設定に平凡な展開。
    でもそれがジワジワと変な現実感を覚えさせる。
    よかった。想定外に。

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    2018年02月02日
  • 僕が電話をかけていた場所

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    すごく引き込まれて、「君が電話をかけていた場所」からこの「僕が電話をかけていた場所」を一気に読破!

    結末はどうなっちゃうの?ドキドキハラハラしながら見たけど、心地よい終わり方でスッキリした。

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    2016年12月16日
  • 君が電話をかけていた場所

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    公衆電話が鳴っている…
    その受話器を取ってから不思議な出来事が始まる。

    すごく続きが気になる終わり方
    早く『僕が電話をかけていた場所』が見たい

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    2016年12月16日
  • 君が電話をかけていた場所

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    あらすじ(背表紙より)
    「賭けをしませんか?」と受話器の向こうの女は言った。「十歳の夏、あなたは初鹿野さんに恋をしました。しかし、当時のあなたにとって、彼女はあまりに遠い存在でした。『自分には、彼女に恋をする資格はない』。そう考えることで、あなたは初鹿野さんへの想いを抑えつけていたのです。…ですが、同時にこうも考えていました。『この痣さえなければ、ひょっとしたら』と。では、実際に痣を消してみましょう。その結果、初鹿野さんの心を射止めることができれば、賭けはあなたの勝ちです」。

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    2015年09月12日
  • 三日間の幸福

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    物語としてしっかりまとまっており、文章も淡々としていて読みやすかった。

    序盤〜中盤は結構辛い。どんな形であれ、自分の価値と向き合うのはかなり酷なことで、自暴自棄になる主人公に同情する部分も。ある意味物語に引き込まれていたかも。
    終盤の展開は少し急に感じました(才能云々のあたり)が、そもそも人生をギュッと濃縮したような話ですしね。結末をどう捉えるかも人によるかもしれません。

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    2026年06月16日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    ネタバレ

    ・過去で2人が再会していたら瑞穂が死んで、無かったことにしたら未来で霧子が死んだ。
    結局2人が生きて幸せになる世界は無かったんだなと思うと切ない。

    ・霧子の過去が辛すぎて可哀想だった。

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    2026年06月10日
  • 恋する寄生虫

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    潔癖症と視線恐怖症の2人がリハビリのために一緒にいる中で恋に落ちていく話です。
    寄生虫は何かの比喩かと思っていましたが、普通に寄生虫でした。
    話の構成は良かったですし、ストーリーも奇抜だけどもぶっ飛びすぎていなくてよかったです。

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    2026年05月12日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

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    ネタバレ

    『いたいのいたいのとんでゆけ』は、人が抱える見えない痛みと、それを誰かと分かち合うことの難しさと大切さを描いた作品だった。痛みは簡単には消えないが、それでも誰かに寄り添ってもらうことで少しだけ救われる瞬間がある。その現実的で不完全な優しさが印象に残った。また、人間の弱さや不器用さが率直に描かれており、自分自身の感情と向き合わされるような読後感があった。読後には、誰かの痛みにもう少し敏感でありたいと思わせてくれる作品だった

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    2026年04月27日
  • 三日間の幸福

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    私にはちょっと合わなかった。
    感動系の本ではあるのだけど、話の展開がご都合主義というか薄っぺらい感じがして、今一つ共感できなかった。
    特に幼馴染の後半の話が独りよがり過ぎて、少し白けてしまった。
    最後は最愛の人と綺麗に終わる点は良かったです。

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    2026年04月24日
  • スターティング・オーヴァー

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    一度目と二度目の落差といったら……
    輝かしい人生をおくっている最中の代役の彼、実はなかなか歪んでない??

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    2026年04月01日
  • 君に贈る15ページ

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    メディアワークス文庫創刊15周年記念アンソロジー。
    「1人15ページ」という制約のもと、15名の作家がそれぞれの物語を紡ぐ。

    この15という枠は単なるページ数だけでなく
    多くの作家さんが「15」というモチーフとしても回収しています。企画としての統一感が心地よい。短いからこそ、作家ごとの語り口や発想の癖が読メル一冊。

    斜線堂有紀、綾崎隼以外は初読。改めてレーベルの層の厚みを思いますね。

    掌編とも言える分量の中で、特に印象に残ったのは綾崎隼「十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語」。
    設定自体はどこかで見聞きしたような“ベタ”なものながら、その王道を真正面から引き受けて

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    2026年03月30日
  • スターティング・オーヴァー

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    三秋縋さんの後に出る「いたいのいたいのとんでゆけ」や「三日間の幸福」など個人的名作のベースとなるような作品で発展途上段階の著書だなって印象でもう一捻りがあればもっと良い作品だったのにという感じでした。

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    2026年03月22日
  • 君に贈る15ページ

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    15ページでサクッと読めるので、隙間読書にピッタリ。
    個人的には以下の2作品が特に良かった。

    ▪️いざ、さらば(村瀬健)
    ▪️十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語(綾崎隼)

    短いながらも心がほかっとするような満足度の高い作品で、ちょっと元気をもらいたい時に読み返したいと思いました。

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    2026年03月16日
  • 恋する寄生虫

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    登場人物の悩みや恋愛感情を寄生虫の生態と絡めた展開はお見事。ラストのなんとも言えない後味の悪さというか、さわやかさというかも結構好みでした。ただちょっと起伏が少ないかな?淡々とラストまでいってしまった印象なので、もう少し盛り上がりがあれば最高でした。このあたりは個人の好みだと思いますが。

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    2026年02月28日
  • 三日間の幸福

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    ネタバレ

    まったく予想できないラストだった。

    人生の幸福は命の長さではない。
    頭では分かっていても、やりきれない切なさが残る。
    それでもこれは、ある意味とても救いのある幸福な物語の閉じ方だった。

    最後の三日間。
    二人がどんな時間を過ごしたのか描かれていないことが、何よりいい。
    想像の余白がそのまま余韻になる。

    そしてこの作品、あとがきがすごい。
    実は本編より刺さった。

    そこでは「馬鹿」について語られる。
    不幸な自分をアイデンティティにしてしまった「馬鹿」。
    自己憐憫は唯一の楽しみなのだ。
    その馬鹿も「死の直前になって、初めて治るだろう」と語られる。
    その理由があまりに残酷で美しく、胸が震える。

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    2026年02月28日
  • さくらのまち

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    やるせない。
    国民がみんな『システム』を腕に装着し生活する世界線。
    国家管理のスマートウォッチみたいなもの?
    健康管理ができるのはすごくいいと思った。独居老人とか。
    でも、それだけではない。「自殺リスク」まで測れてしまい、それを止めるために「サクラ」が派遣される。
    少しでも自殺を考えていたら、まわりからの好意や善意がすべてニセモノに見えてしまいそうで怖い。

    好意、疑惑、思いやり、策略、色んなものが交じって何人もが命を落とした。やるせない。

    もし国家でこんなものを採用するのであれば、絶対に民間にバレないシステムにしないと!
    派遣される「サクラ」さんは、日当出るのかな?と、ふと疑問に。

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    2026年02月08日