ピエール・ルメートルのレビュー一覧

  • 邪悪なる大蛇

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    えーっ!読み終わって絶叫してしまった。序文によれば今作は1番始めに書いた作品らしい。それが最後に出すなんて。
    主人公は老いた殺し屋のマティルド。ミステリーでもなくマティルドがひたすら殺人を犯すストーリー。読んでて楽しかったが私は、以前のアレックスやイレーヌの様な作品を読みたい。

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    2024年10月30日
  • 邪悪なる大蛇

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    これが最後のルメートルのミステリーか、と思うと寂しい。その女アレックスや、悲しみのイレーヌで出てきたパワー系女性の最たるや、という感じの65歳の女性が主役。狂気ってこういうことなのかと感じる。文章に深く入りすぎるとマティルドの歪んだ思考に取りつかれそう。
    マティルドの過去?背景?をもう少し深掘りして欲しかったような、わからないからなお怖いという余韻も良いような。このおばさまに遭遇したら生きてられない。

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    2024年10月29日
  • 邪悪なる大蛇

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    まるで楽しむかのようにグロの限りを尽くしてきたマチルド、最後はついにやったな、という印象。読みやすかったけれどテンポ軽すぎで、これが最後のミステリかと思うと、ちょっと残念。

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    2024年10月12日
  • 邪悪なる大蛇

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    ピエール・ルメートルは「その女アレックス」以来で
    どんなスタイルの作家だったか忘れてしまっていたんだけど、まあ〜おもしろかった!
    ラストは痛快すぎて、声を出して笑ってしまったほど。
    ありゃ、こんなこと書いたら不謹慎で物騒な人間だと思われるかも?
    何せ全編通して残虐で残酷。だけど根底にはユーモアが漂っている。

    認知症を発症した63歳の女殺し屋という設定が
    最初は無茶過ぎない?と思ったけど、
    その心配はいらなかった。
    前に読んだ本のテーマがバイアスだったのだけど、
    今回もまさしくそれと同じ。
    老人だから何もわかってない、何も出来やしないだろうという偏見を、鼻で笑うかのごとく危機をかいくぐっていく

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    2024年10月10日
  • 邪悪なる大蛇

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    すごいおばさん殺し屋。若い時にすごかったのはわかるけれど、60も過ぎて、誰が見ても太っている、という状態で、とんでもなくキレている殺し屋。
    この前に読んだのが『怖い患者』
    精神疾患の怖さを改めて突きつけられた感じ。
    どうするのこんな人間…と思いながら、残り少ないページが気になり出したが
    あまりに呆気ない最後。
    外国人著者の作品は、ほとんど読まないが、以前読んだこの著者の本がとても面白かったので。
    裏切らない内容でした。めちゃ早く読み終え田。

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    2024年09月18日
  • 天国でまた会おう 上

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    最後まで展開の読めない、いったいどうなってしまうのか気になってやめられない本でした。
    自分の虚栄心を満たすためには他人の犠牲も厭わない人物、戦争中その犠牲になって戦後塗炭の苦しみを味わう2人。臆病な主人公が考えられない大それた犯罪の首謀者となり、彼に感情移入して、ハラハラドキドキ胃の痛くなるような思い。
    悲惨ななかに美しさ、芸術性、多様な性格のからみ合い、不正と正義、愛と憎しみ、それらがぎっしり詰まった、読み応え満載の一冊です。

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    2024年09月17日
  • 邪悪なる大蛇

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    訳は悪くないが、細部にミスがある。
    銃の口径を三十二、シトロエン2CV を11CVと書いているのは、犯罪小説の訳者としては未熟すぎる。

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    2024年09月11日
  • 邪悪なる大蛇

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    伝説の女性殺し屋が歳を取ったら…
    このキャラクターの設定がとても面白い。
    そして主人公、マティルドは容赦ない。
    マティルドのカオスな心模様に次々と巻き込まれていく人々…
    初めて書いた犯罪小説で、既にこんな才能を秘めていたとは、やっぱりルメートルだ。
    チラッとSPY×FAMILYを連想しながら楽しめた。

    人が歳をとるという現実をこれでもかと書き綴っているけれど、63歳じゃまだここまでヨボヨボにはならないかなぁ。
    現実にはプラス10歳くらいのイメージ。

    この作品はデビュー前に初めて書いたものだというから、当時のルメートルはまだ若くて、60代がとんでもなく老いぼれて見えてたのかも知れない。

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    2024年09月01日
  • 傷だらけのカミーユ

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    よくもこんなに登場人物を容赦なくひどい目に遭わせられるものだと思う。
    犯人の動機が、その暴力や犯罪の苛烈さに到底見合わないんですけど。
    暴力がトゥーマッチなところは減点かな、とはいえさすがに超ベストセラーシリーズ。めちゃくちゃ面白かったです。

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    2024年08月25日
  • 傷だらけのカミーユ

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    3部作の最終作。
    カミーユってこんなにカッコよかった?
    強く堂々と優秀な仕事っぷりを発揮するカミーユ。
    今作も難事件を担当し、解決に向けて動き回るのだが、ホント傷だらけ、特徴的な体型を想像するといたたまれない。
    シリーズならでは、前作、前々作からの登場人物たちの関係から、
    悲しみ〜アレックス〜傷だらけ
    と順番を守って読むのがベスト。

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    2024年08月17日
  • 傷だらけのカミーユ

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    ヴェルーヴェン警部3部作読み切りました。
    猟奇的かつ残酷な描写多数で心臓に悪い。
    でも予想外のストーリーとハラハラする展開の連続なので、読むの中断したくないくらい面白いんだよねえ。
    ただ、今回は容赦が無かったというか…ホント“痛み”と“悲しみ”しか残らなかった。
    作品としてはめちゃくちゃ面白いけど、やっぱこれは堪えるな。

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    2024年08月08日
  • 邪悪なる大蛇

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    「邪悪なる大蛇」(ピエール・ルメートル : 橘 明美・荷見明子 訳)を読んだ。
    
あの「その女アレックス」のピエール・ルメートルである。
    
認知症の暗殺者って設定が斬新ではあるが、ここまで暴走させるとは思いもしなかった。
どんだけ殺すんだか。
この先どうなって欲しいのか読んでいる自分にもわからなくなった。
笑っちゃいけないが笑うしかない『あ!』という展開だったよ。
    
あー面白かった!
    
ところで、翻訳者の荷見明子さんのお名前読めなかった。(はすみ明子)さんなんだ。

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    2024年08月07日
  • 僕が死んだあの森

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    衝動的に犯してしまった少年期の罪。良心の呵責に支配されるその後の人生が刻々と描かれ、読み手を引きこむ。登場人物が大人になっても続いていく小さなコミュニティの中の人間関係。「最後に明らかになる真実」と書くと平凡だが、ここまで引っ張れる力量と明るみに出る話の中身は、さすがルメートルとしか言いようがない。

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    2024年04月25日
  • 炎の色 下

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    やられたらやりかえす。

    半沢直樹ばりの倍返し
    ですね。

    権勢を誇るもつかの間、

    チンピラどものあっけ
    ない三日天下。

    名家の長女を舐めたら
    いかんぜよ、

    と、マドレーヌ演じる
    は夏目雅子さん。

    鬼龍院花子ばりの任侠
    ドラマ・・・

    では全くありませんが
    私の脳内変換はそんな
    感じです(笑

    時代や国やら違えども、

    男性はけっきょく金と
    女と権勢欲なんですね。

    そしてあざとい女性に
    してやられるのでした。

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    2024年04月27日
  • 炎の色 上

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    世間知らずな資産家に
    ハイエナやハゲワシが
    如く群がる詐欺師たち。

    資産管理を他人に任せ
    っぱなしにしてはダメ
    ねと。

    気づけば全てを奪われ
    てた主人公マドレーヌ。

    しかし彼女を愚鈍な女
    と侮るなかれ。

    この物語は獲物を詐取
    された雌ライオンが、

    ハイエナやハゲワシに
    襲いかかる復讐譚なの
    です。

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    2024年04月27日
  • 監禁面接

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    その女アレックスが面白かったので期待を込めて読んだ。
    アレックス同様、どんでん返しの連続であった。タイトルは暗いが陰惨な物語では無い。

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    2024年04月15日
  • 死のドレスを花婿に

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    記憶障害に苦しむソフィーという女性が、無自覚に殺人を犯してしまい逃亡生活を送りながら心を病んでいく…という話かと思いきや、第2〜3章でまさかの原因発覚、結末は意匠返し。
    悪役の衰弱スピードが速すぎで、仕返しがやや物足りないかと思う。

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    2024年04月12日
  • 天国でまた会おう 下

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    ミステリって感じじゃないな。どちらかといえばヒューマン系の感触。
    読み終わってしばらく経っても余韻があるし、大筋も良く、その中でも新しい知識の発見が多々あり、滋養となる本でした。
    いかにもフランス風といった風情がありそこが新鮮で良かった。

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    2024年04月09日
  • 監禁面接

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    失業中の主人公が受けた就職試験の内容が「重役会議を襲撃して監禁・尋問しろ」というものだった…という設定がぶっ飛んでいるが、その監禁中から主人公が暴走しだして、はちゃめちゃな展開に。
    何も知らされないまま騒動に巻き込まれる妻が不憫だ。

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    2024年04月06日
  • 死のドレスを花婿に

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    『そのおんなアレックス』の原点と言われるだけあって、全体的なイメージはよく似ている。
    主人公のソフィーのイメージが、最初、ぼんやりとしていて掴めなかったと思っているうちにどんどん変容していく感じが。
    構成も面白い。
    『その女アレックス』を読み返したくなった。

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    2024年02月28日