ピエール・ルメートルのレビュー一覧

  • 欲望の大地、果てなき罪 下

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    ネタバレ

    あとがきで知ったけれど、これ災厄の子供たち三部作(未購入)の続きだったんだな……こちらから読んでしまった。いやしかし、それでも面白かった。曲者揃いのペルティエ一家を軸とした圧巻の群像劇。
    全員異なるベクトルで狂人というか……。中でもスペック的には最も冴えない長男ジャンが冒頭からさらっと通り魔殺人をかましており、もはや悪癖のように語られるそれに戦慄。しかも弟フランソワは新聞記者で、兄が起こした殺人事件をそうとは知らずに取り上げ、出世街道を邁進するというスリリングすぎる展開。ジャンの妻で毒婦ポジションのジュヌヴィエーヴも絶妙に憎めないところがある。
    三男エティエンヌのエピソードだと、シエウ・リン教

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    2026年05月23日
  • 悲しみのイレーヌ

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    ネタバレ

    後半に行くまでなかなか進まなかったが、後半から怒涛の展開だった。少しかったるい気持ちになっていた表現なども意味がわかり、口をあけながら終えた。タイトル的にもそうなる気がしていたが。さて、二作目を読む。村上さんおすすめありがとう

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    2026年05月12日
  • その女アレックス

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    知人から勧められて手にした一冊。
    感想を書くにも、「スリリングで先の読めない展開だった。」以外のことを書くと全てネタバレになりそうになるくらい、後半に怒涛の展開が待っていた。
    外国人の名前が苦手で海外小説は読まず嫌いだったが、この作品はそれほど登場人物も多くないのでさほど気にならずに読めた。

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    2026年05月10日
  • 傷だらけのカミーユ

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    カミーユの親友の葬儀から物語は始まった。
    三部作完結編に相応しく、カミーユ・ヴェルーヴェン警部が三日間という時間の中、怒涛の展開で犯人を追い詰める。

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    2026年04月29日
  • その女アレックス

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    『その女、アレックス』というタイトル通り、アレックスが主人公かと思うのだけど、アレックスに対する気持ちが各章で変わっていった。中盤でかなり意外な展開になる。監禁された様子は読むのが苦しくなるくらい残酷すぎてきつかった。最初から最後までかなり残虐な描写が多い。アレックスが何を考えていたのか、どんな傷を負っていたのか、全く本人の口から語られることはないけれど、想像することは難しくない。

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    2026年04月27日
  • 悲しみのイレーヌ

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    ネタバレ

    『その女アレックス』が気になっていたところ、先に本作を読んだ方が良いと聞いて。やや装飾多めの文体で好みだな〜と思いながら読んでいたらそう来たか。タイトルと第二部が始まる位置から気付きたかった。それしても結末に救いがないよ〜。読者が第一部で追ってきたカミーユという人間の、どこまでが虚像でどこまでが本人なんだろう。

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    2026年04月23日
  • 監禁面接

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    2冊目のピエール・ルメートル作品でした。前回の「悲しみのイレーヌ」は、ものすごーく怖かったです。今回は、そんなことはなくて、でも、ありそうな話だったので、別の意味で怖かったかも。終わり方が、また、もやっとしていてフランスっぽいかな?

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    2026年03月24日
  • 傷だらけのカミーユ

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    【2026年36冊目】
    最愛の妻であるイレーヌを失ったカミーユ警部は、ブランクを経て難解な事件を解決に導くまでに回復していた。女性と関係を持つことなど考えもしなかったが、ある日一人の女性と運命的な出会いを果たし、少しずつ関係性を構築し始める。だが、そんなカミーユに寄り添う新しい女性が強盗犯に暴行されるという悲劇が発生してしまいまい――悲しみのイレーヌ、その女アレックスに続く三作目完結編。

    一体全体、カミーユが何をしたっていうんです?作者さんの実生活にカミーユという名の人がいて、よほどいけ好かないとかそんな恨みつらみでも込めてるんですか?と聞きたくなるような悲劇。可哀想通り越して、最早お祓いに

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    2026年03月01日
  • 死のドレスを花婿に

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    この作者には毎回振り回されているが、今作も相変わらずで何より。章ごとに区切られて読みやすかったし、視点の切り替えとともに構造が一変する書き方はとても上手いと思う。とはいえその女アレックスの印象が強すぎて、比較すると見劣りしてしまうが、とても面白かった。

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    2026年02月19日
  • その女アレックス

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    前から気になっていたことと、評価の高さに惹かれて手に取った一冊。

    三章構成の物語は、節ごとに短く区切られ、視点を変えながら文字通り二転三転する。テンポよく読み進められ、自然とページをめくり続けてしまう展開の速さと、読書を中断するポイントも見つけやすい構成。

    描写の過激さに驚く場面もあるが、物語の背景や人物の行動を支える要素として機能しており、読後に振り返ると必要な表現だったと感じた。

    登場人物も個性的で、覚えにくい名前でありながら自然とイメージが結びつく。個々の人物像の明確さが、感情移入と読みやすさにつながっていたように思う。

    いわゆる謎解き中心のミステリーではないが、伏線は丁寧に配置

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    2026年02月18日
  • 傷だらけのカミーユ

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    ミステリーのシリーズもの初めて読んだ
    三部作完走!
    大変良かった、もっとシリーズもん読もうと思う

    もう三部作ともなると登場人物がダチのように感じて、プロットで楽しませてくる系のミステリーなのに最後涙した笑、だから点数かなり甘めです
    ちなみに猛烈に三部作順序追って読むことを進めます。少なくとも今作に関しては『悲しみのイレーヌ』を読んでないと話にならないと思った

    警部の将来への祈りも込みで、なんとか続編を出してくれることを願う

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    2026年02月15日
  • 悲しみのイレーヌ

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    なぜタイトルが悲しみのイレーヌなのか、ずっと気になりながら読み切った
    グロすぎて2度と読めないけど文の構成は引き込まれるものがあった

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    2026年02月15日
  • 邪悪なる大蛇

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    面白かった!
    相変わらずの容赦ない展開にドキドキしつつも、認知症になりかけの老女が主人公というなんだかシュールな設定にはまった。

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    2026年02月15日
  • 死のドレスを花婿に

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    個人的には同著者の「その女アレックス」よりもこちらの方が面白かった。主人公のソフィーが不憫すぎて泣けてくる。

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    2026年02月08日
  • 邪悪なる大蛇

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    日本デビュー作の「その女アレックス」以来、常に期待値を上回るレベルの作品を上梓続けるルメートル氏。本作はデビュー前のいわば「習作」なのでしょうが、それでもやっぱり抜群の面白さです。
    元レジスタンス(対ナチ)の老婦人殺し屋は、冷徹かつお茶目+忘れっぽいという最高のキャラクター設定で登場します。また意地悪に描写される脇役達には、フランスっぽい雰囲気が漂ってます。そしてスピーディーに展開する物語は、決して誰にとってもハッピーではない方向に進むのがルメートル風味なのでしょう。4.0

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    2026年02月08日
  • その女アレックス

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    読んだあと、何とも言えない複雑な読後感のある小説。もう一度読むと事の顛末が散りばめられていたのだろうか…時間を置いて何となくストーリーを忘れてからもう一度読みたい

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    2026年02月04日
  • 悲しみのイレーヌ

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    ネタバレ

    悪夢の積読消化シリーズ!
    十二冊目でおじゃる。

    おじゃる?(笑)

    はいっ! 出ました〜!!
    ヽ(=´▽`=)ノヤッタネ
    約1年半振りの★4。
    ちょっと甘いかもしれませんが、まあいいでしょう。
    オマケです。正月だし。

    これは凄いわ。
    技術と発想の勝利。
    普通の警察物かと思ってたら、その普通部分だけでも充分おもしろいんだけどね。なんせ超グロい連続見立て殺人。女性を拷問し、損壊しまくるシリアルキラー。

    それがさらにドン!

    そういう仕掛けかーいって驚く!
    大胆だねー。
    この分量と配分。明らかになるタイミングの妙。
    いいね(≧∇≦)b

    「その女アレックス」のときもそうだったけどこの作家さんガ

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    2026年01月24日
  • 悲しみのイレーヌ

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    初めてのフランス人作家のミステリーでした。登場人物の名前がカタカナ(当然なのだが)で覚えるまで読むのに時間が掛かった。が、その後は展開も早く、場面切り替えも多用されていたのでページを捲る手はドンドン進みました。たまには海外ミステリーも良いですね。

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    2026年01月11日
  • 僕が死んだあの森

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    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)読ませるわ〜ルメートル。最後まで一気に読める。
    ⊂|⊃
    [ಠ⁠_⁠ಠ]どんでん返し無く、謎も弱め。だがソレがいい。じゃけんど、監禁面接がルメートル最強。

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    2025年12月30日
  • その女アレックス

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    最初から最後まで、全く先が読めない怒涛の展開に圧倒されました。誘拐事件の被害者だと思っていた「アレックス」の虚像が剥がれ落ち、真実が露わになるたびに、脳が追いつかないほどの衝撃を受けます。そして最後に突きつけられるのは、胸を掻き毟りたくなるほど切なく、残酷な結末。ミステリーの快感と、消えない痛みが同居する、唯一無二の読書体験でした。

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    2025年12月15日