ピエール・ルメートルのレビュー一覧

  • わが母なるロージー
    てっきり、カミーユのお母さん関連の話だと思って読んだら、全然違いました。笑

    短いのでサクっと読めますが、ちゃんと謎解き要素はあるし、動機もあるしで、めちゃくちゃ楽しめます。

    新幹線とか、ちょっとした遠出でまとまった時間がある時に丁度いい長さだと思います!
  • その女アレックス
    第一部「アレックス!!(汗)」
    第二部「アレックス!!(怒)」
    第三部「アレックス…!!(泣)」

    ってなる。
  • 悲しみのイレーヌ
    なんの知識もいれずに読み始めたからなのか、色々なミステリーを読んでいますが衝撃が凄かった。最初から最後まで残酷of残酷。
    読み終わると疲労感。私は好きです!
  • 僕が死んだあの森
    衝撃のラストが!

    ルメートルさん、相変わらず、人生は厳しいんですよ。を突きつけてくる。
    前半、あまりにもつらかった。
    どうしたら良かったのか。
    嘘をついて事故にしてしまえば良かったのか。

    最終的に、アントワーヌはどんな人生を送るんだろう。ほっとできるのは、死ぬ時だけかも?
  • その女アレックス
    【2023年138冊目】
    最後の最後まで予想がつかない展開と綺麗な伏線回収。確かにこれは真のミステリー小説だと訳者が唸るのも納得でした。

    読めば読むほどアレックスに対する印象が変わっていって、この女は一体何者なんだと思っている間に衝撃の展開が来たりして。第一章は序章に過ぎず、読み終わってみれば「そ...続きを読む
  • 死のドレスを花婿に
    面白かった。個人的にピエール・ルメートルさんの小説は好きなので今回も期待して読めた。
    最初は身の回りで不自然な事ばかり起こる主人公とその目線で語られた物語だったが、話が進むにつれ、どんどん雲行きが怪しくなる。最後まで読み進めると話の構成や登場人物の思惑に驚嘆させられた。1本の映画にして見てみたいと思...続きを読む
  • 死のドレスを花婿に
    ソフィーの目の前に転がる男児の無残な死体。ああ、私はついに人を殺してしまった…
    ベストセラー『その女アレックス』の原点。

    自身の狂気に怯えて涙を流すソフィーの導入部分からずっと目が離せません。フランス発の極上のイヤミスは必見!
  • わが母なるロージー
    『その女アレックス』と『傷だらけのカミーユ』の間になる第2.5作。
    パリで爆破事件が発生。

    薄いのに中身の詰まったお話です。最後は映画のようでした。
  • 傷だらけのカミーユ
    カミーユ警部の恋人が強盗に襲われ、瀕死の重症を負った。一命をとりとめた彼女を執拗に狙う犯人…

    ヴェルーヴェン警部三部作完結編。読み切りましたー。彼のプライベートな素顔が一番出てたと思う。面白かった。
  • われらが痛みの鏡 下
    19世紀から始まった三部作は、1940年独が仏に侵攻した時間の苦しい時間が最も重きを置いたイメージの群像絵巻で幕を閉じた。
    表題「われらが痛みの鏡」は下巻160㌻に描かれているパリ市民が難民となって逃げ伸びる人々のあり様からとったとある。

    仏が独に宣戦布告したとは言うものの、「まやかしの戦争」とで...続きを読む
  • 悲しみのイレーヌ
     初ピエール・ルメートル作品でした。とても怖かったです。最後まで読んでもスッキリとはしません。でも、別の作品も読んでみたいかも。
  • われらが痛みの鏡 上
    まったく、だれることなく2部まで読んできた・・完結?しないかもしれないけどラスト3部作。

    この巻だけを読んでも十分に面白く、20Cドイツに蹂躙されたフランスの当時の社会を感じられる。
    ヒロインはパリ在住の元教師ルイーズ。伏線になっている若きエドゥアールとの関係はさらっとしていたが、彼自身の奇矯な存...続きを読む
  • 悲しみのイレーヌ
    異様な手口で惨殺された二人の女。カミーユ警部は部下たちと捜査を開始するが、やがて第二の事件が…
    『その女アレックス』のカミーユ警部のデビュー作。
    清々しいほどに騙された!怪しい所に何枚も付箋貼ってたのは何?笑。面白いけどグロ注意です。
  • 炎の色 下
    見事な着地、ポール中心のストーリー展開、1930年代の
    欧州の空気感が良く表れている。
    どこの国もつまるところ、金、女と権勢欲。
    よくも悪くも【これがフランス】って言うのを味わえる。
    映画にも小説にも最適の素材づくめ。

    ポールを取り巻く、歌姫ソランジュ、ヴラディの最期はストンと納得を。
    やせぎすの...続きを読む
  • 天国でまた会おう 下
    歴史上、戦争が有する意義を書いた・・と言えば簡単だが、種々の自傷から筆者ル・メートルが読み取った推察、洞察力に舌を巻いた。
    題名の意、そして呟いた人物を初めて知った。
    そのJ・ブランシャールが真の主役と言えるかもと感じた。

    アルベールは無論、ブラデルは第一次世界大戦という商売市場で駆けずり回った小...続きを読む
  • 傷だらけのカミーユ
    必ず順番に読むべき作品。
    アレックスが強烈すぎて、次がつまらなかったら、、、と思いなかなか読めなかった。
    続きが読みたい気もするけど、ここで完結は正解かも。
    表紙がどれも怖い。
  • 炎の色 上
    フランスの作家ピエール・ルメートルの長篇作品『炎の色〈上〉〈下〉(原題:Couleurs de l'incendie)』を読みました。
    『傷だらけのカミーユ』、『わが母なるロージー』、『監禁面接』に続き、ピエール・ルメートルの作品です。

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    〈上〉
    19...続きを読む
  • 炎の色 下
    フランスの作家ピエール・ルメートルの長篇作品『炎の色〈上〉〈下〉(原題:Couleurs de l'incendie)』を読みました。
    『傷だらけのカミーユ』、『わが母なるロージー』、『監禁面接』に続き、ピエール・ルメートルの作品です。

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    〈上〉
    19...続きを読む
  • 傷だらけのカミーユ
    フランスの作家ピエール・ルメートルの長篇ミステリ作品『傷だらけのカミーユ(原題:Sacrifices)』を読みました。
    ここのところフランスの作家の作品が続いています… ピエール・ルメートルの作品は6年前に読んだ『悲しみのイレーヌ』以来なので久し振りですね。

    -----story---------...続きを読む
  • 悲しみのイレーヌ
    三部作の一作目。

    物語の第一部は犯人の創作。
    実際に起きたこともあればそうでは無いこともあり、人物の名前や登場にズレがある。
    今まで読んできたのはなんだったんだと。今までになかった変わったどんでん返し。

    実際にある小説や絵画が登場するのでそちらも確認したくなる。

    タイトルの『悲しみのイレーヌ』...続きを読む