ピエール・ルメートルのレビュー一覧

  • その女アレックス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    話が進むにつれ、確かにどんどんアレックスの印象がコロコロ変わって引き込まれた。アレックスの過去が分かった時、私ならどうしただろうと考えさせられたがトラウマになる監禁を乗り越えてボロボロになりながらでも復讐をやりとげたアレックスそして最後の警察の正義、スッキリして終わった。

    0
    2025年10月16日
  • 傷だらけのカミーユ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    途中まではやっぱり『その女、アレックス』には面白さが勝てないな~と思っていたけれど、3日目から、あれ、予想外の展開になってきたぞってなってきて、マレヴァル出てきてえー!ってなっておわった。
    3部作通してカミーユがかわいそう。私だったら鬱から立ち直れないと思う。

    0
    2025年03月18日
  • 悲しみのイレーヌ

    Posted by ブクログ

    すごかった。

    第一部と第二部の変わり方が本当に全く予想していなかった!
    こんなどんでん返しの方法があったなんて、、と思ったけど、それ以外にも当然、本全体の面白さも十分にあった。

    犯人の悪意とそれに翻弄されつつもチームプレイで適格に少しずつ近づいていく構図、全体を通しての残虐性も計画性に基づいた犯人のキャラクター、などからどんどん読み進めることができた。

    アレックスから読んでしまって、順番が前後したのでこちらも時間があれば読み返したい!

    0
    2025年02月24日
  • わが母なるロージー

    Posted by ブクログ

    なんてこったい。

    なんという幕切れ。

    最高というか、最悪というか。


    こんなラストは、想像してなかった。

    切なすぎる。


    でも最後まで一気に読んでしまった。

    0
    2025年02月23日
  • 傷だらけのカミーユ

    Posted by ブクログ

    なんだかなあ〜。

    悲しい結末。

    そりゃねえよっていう。

    最後にどんでん返しが待っていた。


    愛人が酷く暴行されて、怒りに燃えて捜査に当たる刑事。

    越権行為で身の破滅寸前。

    でもそこには重大な秘密が…


    後味悪かったなぁ。

    面白かったけども。

    0
    2025年02月22日
  • 邪悪なる大蛇

    Posted by ブクログ

    海外ミステリーは登場人物の名前を覚えるのに時間がかかる。
    ルネとかアンリとか
    何回頭の中で男性と言い聞かせても
    女性だと思い込んでるからちんぷんかんぷんになる。

    この物語は動物が何匹も犠牲になる。
    人間はいいけど
    無垢な動物が殺されるのは嫌だな。と嫌な気持ちになった。

    あと40年の前の話だから
    公衆電話とか防犯カメラとかなしとか
    今では有り得なくて
    あと、63歳は老婆だったんだろうね。昔は…
    40年前と今では10歳くらい若返ってるのかな?
    それともフランスでは今でも63は老婆なのか?

    0
    2025年02月07日
  • 邪悪なる大蛇

    Posted by ブクログ

    初期に書かれた作品ということも
    あるかもしれないが、
    後刊されたものより
    あっという間の読書期間だった。

    0
    2025年01月20日
  • 僕が死んだあの森

    Posted by ブクログ

    12歳のアントワーヌは、森で衝動的に隣家の少年を殺してしまう。死体を隠して慌てて立ち去るが、幼い子供の失踪に村は騒然となり、やがて憲兵も訪ねてきて……。
    追い詰められた少年の人生は、一体どこに向かうのか。


    衝動的に隣家の子どもを殺してしまった12歳の少年の、罪と罰の物語。
    保身に走り事件の隠ぺいを図りながらも、罪の意識に苛まれ人生を狂わせていく少年の心理が詳細に書かれていて、最初から最後までずっしりと重苦しい雰囲気。
    自分が殺してしまった被害者が、いつしかどれだけ時間が経っても自分を責め苛む加害者へと変わってく心理描写など、細々と嫌~な気分になる表現が気分を沈ませます。ただ、ずっと暗いのに

    0
    2025年01月20日
  • 監禁面接

    Posted by ブクログ

    主人公は50代後半。失業して4年。今はアルバイトを掛け持ちしてしのいでいる。そのバイトさえ、主人公の感情的暴発により、失おうとしている。そんななか、再就職試験が一次二次と順調に進む。主人公は天にも昇る心地である。
    主人公のヒリヒリするような失業状態への焦りと同時に再就職への渇望が痛いほど伝わる。
    そこから始まる急展開。そこまでの流れで主人公の感情的暴発傾向を知っている読者は、いつ暴発するか、ハラハラ心配でしょうがない。主人公がどんなに追い込まれても見捨てない妻や娘たち、特に妻の深い愛に、なんと果報者かと思う。
    やがて大団円。
    就職試験については、こんなのあるか?とツッコミたくなるあり得なさだが

    0
    2025年01月18日
  • その女アレックス

    Posted by ブクログ

    面白い 次々に起こる展開にワクワクした。
    アレックスに対する印象の変化に
    コロコロ動かされた。
    それにしても辛い内容だ。

    0
    2025年12月04日
  • 悲しみのイレーヌ

    Posted by ブクログ

    「その女アレックス」

    が強烈だったからか?

    それほど胸糞でもなかったぞ?

    今回もミスリード、やってくれましたね。

    絶対違うよ!と思っていたらやっぱりね(笑)

    処女作と言われれば納得、の出来でした。

    点と点がつながりました。

    あとは「傷だらけのカミーユ」か。


    0
    2024年11月10日
  • 炎の色 下

    Posted by ブクログ

    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)プラデル最後まで出ねえ❗

    ⊂|⊃
    [ಠ⁠_⁠ಠ]次作はエドァールの仮面作り手伝ってたあの少女が主人公らしいな♥️

    0
    2024年11月09日
  • 炎の色 上

    Posted by ブクログ

    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)ルメートル読ませるのお

    ⊂|⊃
    [ಠ⁠_⁠ಠ]プラデルは上巻じゃ出てこないぜ

    0
    2024年11月08日
  • 悲しみのイレーヌ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ふと気が向いてヴェルーヴェン警部シリーズ4冊まとめて買ったので1巻から順番に読むことにしました。
    タイトルからなんとなくわかってたけどラストつらい…………。
    奥さんの名前がイレーヌってわかった時点で嫌な予感はしたし、もうすぐパパになります!幸せです♡を押し出されるたびにとんでもなく嫌な予感はしてたけどあまりにもむごい……

    一部がまさかまるまる小説だったとは。小説だったおかげで今までの情報をどこまで信じていいのかわからなくて、困惑しながら二部読んだけど差異はだいたい説明してくれたから特段疑う必要はなかったな……。

    ラスト悲しすぎて……。
    もーーーーーー最悪だよーーーーー夢でもうなされそう。

    0
    2024年11月09日
  • 邪悪なる大蛇

    Posted by ブクログ

    えーっ!読み終わって絶叫してしまった。序文によれば今作は1番始めに書いた作品らしい。それが最後に出すなんて。
    主人公は老いた殺し屋のマティルド。ミステリーでもなくマティルドがひたすら殺人を犯すストーリー。読んでて楽しかったが私は、以前のアレックスやイレーヌの様な作品を読みたい。

    0
    2024年10月30日
  • 邪悪なる大蛇

    Posted by ブクログ

    これが最後のルメートルのミステリーか、と思うと寂しい。その女アレックスや、悲しみのイレーヌで出てきたパワー系女性の最たるや、という感じの65歳の女性が主役。狂気ってこういうことなのかと感じる。文章に深く入りすぎるとマティルドの歪んだ思考に取りつかれそう。
    マティルドの過去?背景?をもう少し深掘りして欲しかったような、わからないからなお怖いという余韻も良いような。このおばさまに遭遇したら生きてられない。

    0
    2024年10月29日
  • 邪悪なる大蛇

    Posted by ブクログ

    まるで楽しむかのようにグロの限りを尽くしてきたマチルド、最後はついにやったな、という印象。読みやすかったけれどテンポ軽すぎで、これが最後のミステリかと思うと、ちょっと残念。

    0
    2024年10月12日
  • 邪悪なる大蛇

    Posted by ブクログ

    ピエール・ルメートルは「その女アレックス」以来で
    どんなスタイルの作家だったか忘れてしまっていたんだけど、まあ〜おもしろかった!
    ラストは痛快すぎて、声を出して笑ってしまったほど。
    ありゃ、こんなこと書いたら不謹慎で物騒な人間だと思われるかも?
    何せ全編通して残虐で残酷。だけど根底にはユーモアが漂っている。

    認知症を発症した63歳の女殺し屋という設定が
    最初は無茶過ぎない?と思ったけど、
    その心配はいらなかった。
    前に読んだ本のテーマがバイアスだったのだけど、
    今回もまさしくそれと同じ。
    老人だから何もわかってない、何も出来やしないだろうという偏見を、鼻で笑うかのごとく危機をかいくぐっていく

    0
    2024年10月10日
  • 邪悪なる大蛇

    Posted by ブクログ

    すごいおばさん殺し屋。若い時にすごかったのはわかるけれど、60も過ぎて、誰が見ても太っている、という状態で、とんでもなくキレている殺し屋。
    この前に読んだのが『怖い患者』
    精神疾患の怖さを改めて突きつけられた感じ。
    どうするのこんな人間…と思いながら、残り少ないページが気になり出したが
    あまりに呆気ない最後。
    外国人著者の作品は、ほとんど読まないが、以前読んだこの著者の本がとても面白かったので。
    裏切らない内容でした。めちゃ早く読み終え田。

    0
    2024年09月18日
  • 天国でまた会おう 上

    Posted by ブクログ

    最後まで展開の読めない、いったいどうなってしまうのか気になってやめられない本でした。
    自分の虚栄心を満たすためには他人の犠牲も厭わない人物、戦争中その犠牲になって戦後塗炭の苦しみを味わう2人。臆病な主人公が考えられない大それた犯罪の首謀者となり、彼に感情移入して、ハラハラドキドキ胃の痛くなるような思い。
    悲惨ななかに美しさ、芸術性、多様な性格のからみ合い、不正と正義、愛と憎しみ、それらがぎっしり詰まった、読み応え満載の一冊です。

    0
    2024年09月17日