ピエール・ルメートルのレビュー一覧

  • 監禁面接
    すごい。出だしから引き込まれ、中盤からは先が知りたくて止まらなくなった。人物像がありありと浮かんでくる描写はさすが。ヒントは書いてあるのに、何がおこなわれていたのか気づかせない展開。なすがままに楽しめました。
  • その女アレックス
    犯人を操作していたのは、まさか!というのが途中から分かった。アレックスは辛い過去を過ごしてきて、結局自分を傷つけた人を復習した形だから、最後は過去のことを考えたら幸せではないが、よかったのではないかと思う。ハッピーエンドではないが、すっきりした終わり方だった。
  • 炎の色 下
     カミーユ・ヴェルーヴェン警部のシリーズ)で一気に燃え上がった感のある作者ピエール・ルメートル。あちらは文春文庫。第一次大戦に纏わる物語を描いた『天国でまた会おう』は早川書房でハードカバーと文庫版の同時刊行。この作者特有の、とても奇妙な主人公の人生を描き、ゴンクール賞(フランスの芥川賞)・英国推理作...続きを読む
  • 炎の色 上
     カミーユ・ヴェルーヴェン警部のシリーズ)で一気に燃え上がった感のある作者ピエール・ルメートル。あちらは文春文庫。第一次大戦に纏わる物語を描いた『天国でまた会おう』は早川書房でハードカバーと文庫版の同時刊行。この作者特有の、とても奇妙な主人公の人生を描き、ゴンクール賞(フランスの芥川賞)・英国推理作...続きを読む
  • 悲しみのイレーヌ
    気持ちが良い話ではなく、先に「その女アレックス」を読んでいたので、結末はわかっていたものの、一縷の望みを持って読み進めた。

    結末はともかく、小説の構成として、こんな形の小説があったのか、と大きな驚きを持って読んでしまった。

    これは続編も読まなくては。
  • 傷だらけのカミーユ
    イレーヌ・アレックスのような残酷な場面が少なく、カミーユの内面が書かれた作品だと思った。 「傷だらけの・・・」より、「哀しみのカミーユ」って感じ。

    いつものカミーユとは違う・・・冷静さを失い、手を差し伸べるルイやグレンから離れ、孤独に身勝手に事件の真相を探り始める。

    読みながら「ルイが待ってるの...続きを読む
  • 悲しみのイレーヌ
    「アレックス」を積んでたんだけど、イレーヌから読んだ方がいいよ~と言われたので、 三部作を揃えてみました♪ 「悲しみのイレーヌ」のタイトル・・・もう少し捻れば(^^;; 何を書いてもネタバレになりそうだから、止めときます(笑) 私はグロいのとかホラーが大の苦手で、読まないようにしてるんだけど
  • その女アレックス
    面白かったーーー!! イレーヌより、私はアレックスの方が良かった♪ アレックスの狂気。 なんで?どうして?から~の、 その展開かーっ! スリル満点
  • 悲しみのイレーヌ
    この作者さんは 「その女アレックス」 が 初読でした 

    でもこちらの作品のほうが デビュー作だったみたいです 

    アレックスもそうでしたが かなり 残虐な描写が満載で 痛々しい話でした 
    でも 引き込まれてしまいます

    読み終わった後 かなり 後味の悪い作品でした
  • その女アレックス
    やっと読んだ。
    アレックスに対する感情が「うわ、アレックスかわいそう」→「アレックス、なんて酷いやつだ!」→「アレックス……」ってなって想像してた場所と全然違う所に連れてこられた気分。
    カミーユ、ルイ、アルマンの3人の関係も素敵で、特にラストのアルマンが最高。
    切なくも悲しい物語だったけど、素晴らし...続きを読む
  • 炎の色 下
    1933年(承前)

    邸宅も資産も無くしたマドレーヌの復讐。おっとりとしたお嬢様だった彼女にこれだけの緻密な計画力と行動力があったとはと驚く。逆境に負けない心や目的を達成しようとする気持ちが人を強くする見本かもしれない。
  • 天国でまた会おう 下
    カミーユ警部シリーズや『監禁面接』のようなミステリー・エンターテイメントを得意とするミステリー作家のルメートルが、純文学作家のルメートルに。
    本当にこの小説を読み終わって、上質な古典文学を読んだような満足感を味わうことができた。
    話の展開はミステリー的要素もあるが、あえてそこはほどほどにし、第一次大...続きを読む
  • 炎の色 下
    実業家の父が亡くなり、その葬儀で息子が転落し寝たきりに。そこからマドレーヌの生活が大きく変わっていく。莫大な財産を狙う人たち。人の嫌な部分、よく深いところが大っぴらに見え始めてさらに面白くなる。信じられる人がほとんどいなくなったマドレーヌの復讐が始まる。緻密な計画のなかに感じるマドレーヌの強い怒りと...続きを読む
  • その女アレックス
    アレックスの過去がわかった時、アレックスに共感してしまった。
    あの殺人手法もなるほど、当然の報いとも思ってしまう。
    読み終わった後、心に澱がたまった本です。
  • その女アレックス
    犯罪小説なので、愉快な内容ではなく、むしろ不愉快なことが多いが、最後はこれで良かったのかもしれない。面白かった。
  • 傷だらけのカミーユ
    "イギリス推理作家協会賞を受賞している作品らしい。
    「悲しみのイレーヌ」「その女アレックス」に続く完結となる本作品「傷だらけのカミーユ」。
    主人公が遭遇する出来事はあまりにも悲しく切ない。
    3作品を通じてここまでひどい目にあいながらも、何とか生き抜く主人公を応援せずにはいられない。とても悲しい物語。...続きを読む
  • 悲しみのイレーヌ
    "過去に発表されている傑作ミステリー小説へのオマージュと、「その女アレックス」で登場していた刑事たちの活躍が楽しめるミステリー小説。
    以下の小説を読み直したくなること間違いなし。未読の人は読みたくなる。
    ・「アメリカン・サイコ」ブレッド・イーストン著
    ・「ブラック・ダリア」ジェイムズ・エルロイ著
    ...続きを読む
  • 監禁面接
    ルメートルの小説といえばカミーユ警部シリーズをはじめとした猟奇殺人がつきものと思ったが、本作は猟奇殺人は無し。失業中の中年男性が再就職のために奮戦するのだが、そこはルメートルの小説なので一筋縄ではいかない。大どんでん返しがあるが、読後、一筋の寂しさと侘しさを感じるがそこがまたいい味を出している。
  • 監禁面接
    『その女、アレックス』を読んで衝撃だったので読んでみた。
    ノンストップ再就職サスペンス!って、何だよと思いつつ読み進むと、もうドキドキしっぱなしでまさに「サスペンス」。
    4年間の失業を経た主人公のおっさんに共感するところもあれば、共感できないところもあるのは著者の計算なのだろう。常にリスクのある方へ...続きを読む
  • その女アレックス
    再読で、評価うなぎ上りです。
    これ、3部作のうちの2作目なんですよね。でも、前作知らなくても十分面白いって
    評価なんですが、イヤ、それはないわ。

    今回、1作目「悲しみのイレーヌ」読んでから読んだんです。
    再読なんで結末分かってたんですが、それでも全然楽しめました。

    最初読んだときは、ひたすらにグ...続きを読む