ピエール・ルメートルのレビュー一覧
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なぜだか早い段階で犯人がわかってしまったのは残念だが、自分のディテクティブスキルがあがったということでよしとしよう。
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シリーズ三作を読んでからかなり間があいてから読んだ。ミステリー色はあまりない。毒親とそれに苦しむ子供。束縛が強すぎて、大人になっても親に子供扱いされているし、擬似恋人みたいに考えてる親のエゴが怖いし、苦しい。誰に焦点があたるかで、見え方が変わるのが面白い。Posted by ブクログ
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読み進めるうちにアレックスへの印象と思い入れが変わる。
最後まで読んで、始めのアレックスの心情と言葉の重みが変わった。Posted by ブクログ -
期待していたほどではなかった。監禁面接というタイトルほど、監禁も面接もしていなかったし、そこに重きは置かれていなかったような気がしたし、原題の「黒い管理職」にあるほど、それぞれの闇が注目されることもなく…世間に暴かれ、裁かれることもなく…
一部を読み終えるのが、大変苦痛で。でもあのルメートルだから...続きを読むPosted by ブクログ -
ヴェルーヴェン三部作コンプリート。……なんだけど、残念なことに前作たちを凌ぐ衝撃がなかった。
妻イレーヌを殺されて五年、ようやく立ち直ったカミーユに新たな出会いが訪れる。そのアンヌが強盗事件に巻き込まれて重症を負う。愛する人を二度と亡くしたくない想いから、職場にはアンヌのことを隠し、私情に駆られて...続きを読むPosted by ブクログ -
三部構成「そのまえ」「そのとき」「そのあと」。
主人公は57歳失業者、元人事部長。愛する家族のために求職中。ある企業の採用試験にうまく進みだしたことで、貧しいながらも平和だった一家がジェットスター並みの展開に飲み込まれる。
読者は「そのとき」の章で、ちょっと、いったい、主人公はどうなっちゃったの!と...続きを読むPosted by ブクログ -
『その女アレックス』の著者、ピエール・ルメートルのデビュー作。殺人現場の描写は、非常に凄惨で誉田 哲也さんの比ではありません❗
ルメートルの腕前なのか?訳者の橘 明美さんのお陰なのか、『その女アレックス』同様に、テンポ良く息つく暇もない位、その世界へ読者を惹き込ませます♫これがデビュー作とは、...続きを読むPosted by ブクログ -
フランス版ジョン・マクレーン(?)と言ってもいい位不運な主人公のカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ三部作完結編。
シリーズの中では、一番残虐なシーンが少ない作品でしたが、面白さも比例するような感じに思われます❗最後に意外などんでん返しがあるものの、個人的にはシリーズ中で一番つまらない作品でした❗...続きを読むPosted by ブクログ -
読みにくすぎる。主人公ソフィーも気が強く、感情移入出来ないことがしばしば。フランツの独白から途中で読むのを諦めました。Posted by ブクログ
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そうよ、あのルメートルよ!と覚悟はできていたはずなのに、またしても絶望の底に叩き落とされました。
プレイステーションを持っていないせいで友達のいない12歳のアントワーヌ。そんな彼に唯一なついていた6歳のレミを故意ではないとはいえ殺してしまった。いつバレるのだろうかと、私たちはアントワーヌと共に緊張...続きを読むPosted by ブクログ -
とてもおどろおどろしい描写の殺人事件からスタート、最後まで読み切れるか不安になりつつ読破しました!
過去の事件とも繋がる痕跡があり、カミーユ警部が事件を調べていくと...なんと小説に書かれている内容と同じ状況で殺人が行われている⁉︎
他の事件でも小説と同じ内容のものが見つかり、連続殺人として捜査が進...続きを読むPosted by ブクログ -
私の頭が悪いのか、とても読みにくかったです。その女アレックスは読めたのに。話としてはよく出来てるんだろうけど……登場人物一覧が無かったら読むの諦めてた。
まず「ジャン」ってつく名前が多すぎて混乱する。Posted by ブクログ -
ヴェルーヴェン警部シリーズ三部作完結編。つらいけど面白かったです。
カミーユ、こんな仕打ち(?)受けるほどの事したっけ、という思いが拭えません。今回の真犯人も逆恨みだろう……「えっ貴方なの!?」ってとてもびっくりした。
アルマンが食道癌で退場したのも悲しいし、ヴェルーヴェン班もうルイしかいない。カミ...続きを読むPosted by ブクログ -
ピエール・ルメートル安定のイヤミス感。
ラストに分かる、コワルスキー氏と母親の関係性、そして事の全てを知っていたという事実、自身の出生…。
始めに可愛がっていた犬の死、その死に耐えられず意図せず自分を慕っていた子供を殺してしまうシーンは読んでいて胸が苦しくなりました。
エミリーとの事は...続きを読むPosted by ブクログ -
第一次大戦時にフランス東部の農地に降り注いだ砲弾の不発弾が、この物語を形作る道具になっている。カミーユ作品の番外編だが、「天国でまた会おう」「炎の色」執筆で得た材料から拾ったという意味でも大戦関連作品番外編でもある小作品。短いから一気読みできる。
パリで爆破事件が発生し、出頭した青年、ジャンはあと7...続きを読むPosted by ブクログ -
『その女アレックス』の著者ピエール・ルメートルの作品。
物語は『その女アレックス』と似たように1人の女性ソフィー物語から始まる。
ソフィーの記憶障害や過去の近親者の死から彼女に良い感情は抱かないのだが139ページから物語は雰囲気を変える。
ソフィーの忘れ癖や近親者の死はフランツに仕組まれたものだ...続きを読むPosted by ブクログ -
フランスの作家ピエール・ルメートルの長篇ミステリ作品『監禁面接(原題:Cadres noirs)』を読みました。
『傷だらけのカミーユ』、『わが母なるロージー』に続き、ピエール・ルメートルの作品です。
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『その女アレックス』の鬼才ルメートル、最新作。
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