ピエール・ルメートルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ二作目にあたる『その女アレックス』を先に読み終えてからの本作
『その女アレックス』を読んでいる時に「これは一作目のネタバレか?」と思える描写で記憶に残っていた部分が二つありました
・どうやらカミーユの奥さんイレーヌは、前作の事件で殺されてしまったらしい?
・元々はカミーユの部下はもう一人いたが、前作の事件で何かあり退場してしまったらしい
と、イレーヌについては物語のオチまで察せる状態で読んだのに、最後の最後までスリリング
なんとか生きていてくれと思いながら読んでのあのラスト、あまりにもすぎる……
そしてさらには作中作設定
第一部がまるまる犯人の書いた物語
そして始まる現実としての第二部、でもそれすらも犯人の描いた架空の第一部のイメージをもって読み進めてしまう
なんなら、犯人の作った第一部を手に汗握り面白く読んでいた自分自身に対しても、何とも言えぬ罪悪感のようなものが芽生えてきてしまいます
表紙に書かれた原題を翻訳してみたら『丁寧な仕事』とでてきました
こわい、なんとも恐ろしいタイトルです…… -
Posted by ブクログ
ネタバレその女アレックス
文春、このミスで2014年版海外部門1位となったのでほとぼりが冷めたところで読んで見ました。
今まで読んだミステリーで最高の点数を付けてよいほどの出来栄えと感動でした。
このミステリーはネタバレをしてはいけません。ネタバレなどしたらほんと首絞められそうです。
物語はアレックスの誘拐事件としての第一部、その後のアレックスの物語としての第二部、そしてアレックスの過去が明らかになる第三部の構成ですが、構成も巧みで思わずうなってしまいました。
また、アレックスをはじめとして、刑事たちの面々も個性的で、感情移入してしまう筆運びも尋常ではありません。
ミステリーファンであれば、読み逃すと後悔しますよと強く進言したい本でした。
竹蔵 -
Posted by ブクログ
ネタバレ恐いもの見たさで読んで、監禁のシーン、アレックスの過去は読むのが辛かった。
アレックス視点は展開が気になり祈るように読んだ。
知ってはいたけど、一作目を読んでいたらカミーユ警部の復活の物語としてもさらに楽しめただろうとは思うが、一作目を読む勇気が出ないが、カミーユとルイ、アルマンの3人が出ているなら読んでみたい。けどなかなか…
被害者から加害者へ、または加害者から被害者への入れ替わりが見事。
刑事達は真相を見抜いていてもなお、アレックス側についたのか…。
でも、アレックスが最後、ホテルの部屋で踊りならが脱ぎ捨てたTシャツが畳んであったという描写があったのが謎。気のせいか。
アレックスがカミーユ達のおかげで少しは報われた事を祈りたい。