ピエール・ルメートルのレビュー一覧
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何度も予想をくつがえされ楽しい読書体験をさせていただきました。しかし、こんなおもしろいものを書いて次からどうするんだろう? と余計な心配をしていたのですが、この後の作品も続々賞を取っていることを知り、次作が楽しみでしょうがないです。
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その女アレックスが面白かったので期待を込めて読んだ。
アレックス同様、どんでん返しの連続であった。タイトルは暗いが陰惨な物語では無い。Posted by ブクログ -
記憶障害に苦しむソフィーという女性が、無自覚に殺人を犯してしまい逃亡生活を送りながら心を病んでいく…という話かと思いきや、第2〜3章でまさかの原因発覚、結末は意匠返し。
悪役の衰弱スピードが速すぎで、仕返しがやや物足りないかと思う。Posted by ブクログ -
ミステリって感じじゃないな。どちらかといえばヒューマン系の感触。
読み終わってしばらく経っても余韻があるし、大筋も良く、その中でも新しい知識の発見が多々あり、滋養となる本でした。
いかにもフランス風といった風情がありそこが新鮮で良かった。Posted by ブクログ -
失業中の主人公が受けた就職試験の内容が「重役会議を襲撃して監禁・尋問しろ」というものだった…という設定がぶっ飛んでいるが、その監禁中から主人公が暴走しだして、はちゃめちゃな展開に。
何も知らされないまま騒動に巻き込まれる妻が不憫だ。Posted by ブクログ -
前半とかすごい面白くて、え!?!?なんで??箱入れるのなんで?ってか普通に怖くね?知らない人にこんなことされるの、みたいな感じでワクワクで読んでたけどアレックスが脱走してからえ?何やってるのえ?え?みたいな感じでなんか場面についていけなくて流れるように人殺してるし、え?まって?準備良すぎない?みたい...続きを読むPosted by ブクログ
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・本屋大賞翻訳小説部門1位
・英国推理作家協会賞
・リーヴル・ド・ポッシュ読者大賞(フランス/2012年)
・インターナショナル・ダガー賞(イギリス/2013年)
・『このミステリーがすごい!2015』海外部門1位
・「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門1位
・「ミステリが読みたい!」海外編第...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。
日本の作品には無い過激な描写が盛り沢山で斬新だった。
行ったことのない街なのに勝手に情景が浮かんでいき、章ごとにとアレックスの印象がジェットコースター並みに目まぐるしく変わって行く。
まるで映画を見ているかのようだった。
警部側のターンが結構読み進めるの苦痛だったかな。亡くなった妻...続きを読むPosted by ブクログ -
『そのおんなアレックス』の原点と言われるだけあって、全体的なイメージはよく似ている。
主人公のソフィーのイメージが、最初、ぼんやりとしていて掴めなかったと思っているうちにどんどん変容していく感じが。
構成も面白い。
『その女アレックス』を読み返したくなった。Posted by ブクログ -
主人公であるアントワーヌの心情が細かく書かれていて、ドキドキがこちらまで伝わってくる
どういう結末になるか気になってどんどん読んでしまう。
そして結末…超びっくり!って感じではないけど、想定外の結末だった。
面白かった。
海外ミステリーは苦手だけど、こちらはとても読みやすい。Posted by ブクログ -
面白いが、とにかく長く感じた。
外国小説特有の文体のせいもあるだろうが…
アレックスに対する見方が章ごとに様変わりしていく。
アレックスの動機-女性の登場人物が猟奇殺人を実行する原因はたいてい似通っているので驚きはしなかった。
ラストの締めくくりが上手かった。
警察側の登場人物がすごくカッコ良...続きを読むPosted by ブクログ -
アレックスのはじめの印象が、ストーリーが進んでいくうちにどんどん変わっていく感じが不思議でハマりました。面白かったです。Posted by ブクログ
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ピエール・ルメートルの『その女アレックス』は、一読してすぐにその魅力に引き込まれる作品でした。後に知ったことですが、この作品はカミーユ警部シリーズの第2作目ということで、シリーズのファンからは非常に待望されていた作品のようです。しかし、私のように前作を読んでいない読者でも、十分に楽しむことができるの...続きを読むPosted by ブクログ
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一九九九年/二〇一一年/二○一五年
十二歳の少年の偶然の犯罪。彼は時をどう過ごしていくのか。
罪を犯した事実は彼の中から消えることはない。けれど、時は過ぎ彼も成長していく。
そして、彼の知らなかった事実を知ることになる。
その後は??Posted by ブクログ -
『このミステリーがすごい!2015年版』海外編第1位作品。本書は3部構成からなり、残忍な暴力描写と驚愕のストーリー展開で、読者を惹き付け、最終的には悲哀に満ちた完成度の高いサスペンス小説に仕上がっています❗
特に警察側の四人組が、それぞれ味のあるキャラクターで、冷酷で残忍なストーリーを少し中和させ...続きを読むPosted by ブクログ -
『天国でまた会おう』『炎の色』に続く三部作完結編。間を置いて読んでいるので前二作の詳細は覚えていないのですが、一作目を読んだあとの感想で、「面白かったけれどあえて言うならば男性ばかりでなくマドレーヌとルイーズについてもっと読みたかった」と思っていたら、二作目の主役がマドレーヌで我が意を得たり!と小躍...続きを読むPosted by ブクログ
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読みたい本を切らしてしまい過去に読んだものの中からようやくこれに決めた。8年ぶり再読、我ながら忘れ去る能力に驚いた。犯人すら覚えてなかった。当時アレックスの次にこれを読んですごくおもしろいと思った記憶しかなかった。とにかく残酷な描写ではこれをしのぐものがないというくらい残酷きわまりないが、そこは想像...続きを読むPosted by ブクログ