ピエール・ルメートルのレビュー一覧

  • わが母なるロージー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アルマンが出てこなかったのが悲しい。アルマンがいろんな人からものをかっさらってくとこが好きなんだけど。短くてサクッと読めた。ストーリーは普通。

    0
    2021年01月27日
  • わが母なるロージー

    Posted by ブクログ

    ーカミーユ警部復活ー

    パリで爆発事件が発生した。警察に出頭した青年は、爆弾はあと6つ仕掛けられていると告げ、金を要求する。カミーユ警部は青年の真の狙いは他にあるとにらむが…


    【その女アレックス】からファンだったカミーユ警部にまたお会い出来るなんて光栄です!!

    0
    2021年01月24日
  • 監禁面接

    Posted by ブクログ

    ピエール・ルメートルの長編。

    時期的には、「死のドレスを花婿に」の翌年、「その女、アレックス」の前年に刊行された作品。

    今ひとつ主人公に共感できず。
    他の作品と比べると、ストーリーもイマイチ。
    だから、翻訳されるのが、他作より遅かったのかな?

    0
    2021年01月12日
  • 監禁面接

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     モノローグでテンポのいい筆致のため一気に読み進められるけど、リアリティがなくていまひとつ。

     フィクションだから非現実的なこと自体は否定しないけど、何となくの印象で言うと、こうしようという設定が先にあって、そのおぜん立てをするために無理なストーリを前に持ってきているような感じ。私立探偵のメスタクや元警察特別介入部隊警部のカミンスキーはその後の展開のために必ず必要になってくるけど、彼らを登場させるまでの設定があまりにも雑すぎる。

     アランがロマンと共謀してエクシャル・ヨーロッパの裏金を盗んだという話も設定が雑すぎるし、裏金を追っているフォンタナや捜査をしていたはずの警察、検察がロマンのこと

    0
    2021年01月06日
  • 天国でまた会おう 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「その女アレックス」を中心としたヴェルーヴェン警部シリーズとは全く趣向の違った作品でした。

    後書きでは冒険小説とのワードもありましたが、それもしっくりこない。

    舞台はまさに第一次世界大戦が終わろうとしているフランス。

    そこで戦った兵士(アルベール)が戦場で見た光景と自身の体験。

    命を救ってくれた戦友(エドゥアール)と、その際におってしまった人生を狂わせる大怪我。

    その後、始まった共同生活の中で彼等が取り戻す日常は、国中を巻き込む一大詐欺事件へ...

    後半に入り、少し世界観には入り込めたが、暗いイメージは今までの著者の作品と同じとは言え、期待していただけに全体を読み終えても残念な気が

    0
    2021年01月06日
  • 天国でまた会おう 下

    Posted by ブクログ

    同作者の作品としては意外性が弱く、陰鬱なのは変らないという感じ。
    爽快感を求めたわけではないけど、あまり高い評価はできかねると思う。

    0
    2020年12月20日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「その女アレックス」と比較したが故の☆3つであり、本作も読み応え十分。

    ソフィーとフランツの心理戦は読んでいてしんどくなる程に。

    ストーカーってこんな風に相手(被害者)の肉体、精神、人間関係等を破壊出来るって事に恐怖を覚える。

    説明
    内容紹介
    『その女アレックス』の原点となる恐怖のイヤミス

    狂気に駆られて逃亡するソフィー。聡明だった彼女はなぜ全てを失ったのか。悪夢の果てに明らかになる戦慄の悪意とは。驚愕の傑作。
    内容(「BOOK」データベースより)
    『その女アレックス』の原点となる恐怖のイヤミス

    狂気に駆られて逃亡するソフィー。聡明だった彼女はなぜ全てを失ったのか。悪夢の果てに明らか

    0
    2020年06月22日
  • 天国でまた会おう 下

    Posted by ブクログ

    結末悪人のブラデルが罰せられた結末は納得したが
    エドゥアールが父親の運転する車に轢かれてしまったのは 何故なのか?作者は何を伝えたかったんだろう?

    0
    2020年04月29日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後まで読むとタイトルの意味が分かる。
    メイン2人による腹の探り合いは緊張感が走って読んでいてドキドキした。目には目を歯には歯をな感じの動機で犯罪が行われていくのに、折り重なる犯罪の尻尾も掴めないフランス警察どうなってるの?という疑問は残った。完全犯罪で終わるラストなので余計なものはいらないと言ってしまえばそうなのかもしれない。
    ラストの結末は個人的にスッキリした。ソフィーお前もなかなか狂気だな笑

    0
    2020年02月21日
  • 炎の色 上

    Posted by ブクログ

    前半だけだと、まだ全体の半分も理解できてなさそう。
    まだまだマドレーヌ、ポール、アンドレ、シャルル、等々の秘密が下巻で出てきそう。

    0
    2020年01月05日
  • 天国でまた会おう 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    男性陣の展開がメインとは言え、それぞれに絡む女性陣の生き生きとした魅力ときたら!女性陣の登場がなければ、ただの戦争と復讐の物語だったでしょう。ラストの、マドレーヌのプラデルに対する冷徹さ、詐欺と分っていて瞬殺で付いていくことを決めたポリーヌが特にいい。ハッピーエンドとは言えないところもありますが、それぞれの着地が巧くて納得の収束。上下巻ですが、面白くてあっという間に読めました。

    0
    2019年12月04日
  • 天国でまた会おう 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    *1918年11月、休戦が近いと噂される西部戦線。上官プラデルの悪事に気づいたアルベールは、戦場に生き埋めにされてしまう!そのとき彼を助けに現われたのは、年下の青年エドゥアールだった。しかし、アルベールを救った代償はあまりに大きかった。何もかも失った若者たちを戦後のパリで待つものとは―?『その女アレックス』の著者が書き上げた、サスペンスあふれる傑作長篇。フランス最高の文学賞ゴンクール賞受賞*

    とても壮大でスリリングな展開。最初はややまったりとしたテンポなのですが、途中から一気に加速し、この後どうなるのか見当もつかないワクワク感でいっぱいです。早く下巻読みたいです。

    0
    2019年12月04日
  • 天国でまた会おう 下

    Posted by ブクログ

    カミーユ刑事シリーズの作者だったので評価をあげすぎて臨んでしまった。当時の情勢、そこで織りなされる関係者の群像劇、魅力的な詩的表現は素晴らしかった。物語の帰結は落語みたいというか、、ルメートル本人も悩んだんじゃないのかな、、この終わり方でいいの?みたいな。
    小胆でお人好しのアルベールと奔放でお金持ちのエドゥアール、友達になるはずのない二人が友達になり国を相手に大博打を打つのはハラハラしつつも楽しかったです。
    映像化はもう少しテンポが良く喜劇調にまとめられてた。ラストが少し違うかな。どっちが好きかといわれると難しいところ...。

    0
    2021年05月07日
  • 炎の色 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    3部作の2作目とのこと。今作も前作同様、実際にフランスで起きた事件を題材にしているらしいが、元ネタを知らなくても十分楽しめる。というかこのドタバタ劇に元ネタ(そのままでないにしても)があること自体がちょっとした驚き。前作今作ともに身体的ハンディキャップがある人が主要人物なのは何かしら作者の思いがあるんだろうか。

    0
    2019年08月30日
  • 天国でまた会おう 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戦争をフックに、正義や金や幸せなどの価値観に大きな疑問を投げかける。

    人生は金ではない。
    外見でもない。
    何をしたか、でもない。が、何をしたかによって人は納得できる何かを得られるのだろう。

    0
    2019年08月12日
  • 天国でまた会おう 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戦後の混沌と貧富格差と不正詐欺。読んでいて嫌になるがラストは収まるところに収まった感じ。読み始めは展開が全く見えなかったが中盤から物語の数奇で壮大で複雑な構造が見えてきてからはどう収束するのか気になって終盤は一気読みだった。一貫した主人公のお人よし?なキャラクタを愛せるかどうか。自分的には主人公の彼女(後のほう)のキャラクタが一番気に入りました。

    0
    2019年07月17日
  • 炎の色 下

    Posted by ブクログ

    前作の続きと思っていたので、期待しすぎてしまった。
    これは、フランスの歴史を知っていたら、とても楽しめるのでは?
    過去の重大な事件も書かれているし、そういうのを知っていたらワクワクして読めたんだろうなぁ。そこがもどかしかった。

    でも次の作品も、楽しみにしています。

    0
    2019年04月29日
  • 天国でまた会おう 下

    Posted by ブクログ

    どうしても身近でない群像劇のため深入りできなかったが、時間が経つにつれ、よくよく考えると実は戦争の悲劇からくる個々の葛藤をみんなに考えて欲しい、と奥深い、著者のうまさなのかも。最後のスピード感は圧巻。何気にメルランが刺激を与えてくれる。

    0
    2019年03月28日
  • 天国でまた会おう 上

    Posted by ブクログ

    身近でなかった話なので新鮮でした。戦争の悲惨さは衆知のごとくですが、この時代ですでに欧州にアフリカ人だけでなく中国人もいたという、うわべだけですが実感、歴史知識なさすぎを痛感。さらに花粉症もあったなんて。日本語訳なだけで違うかもしれませんが。
    まだ序盤。ジェットコースターストーリーを期待して下巻をめくります。

    0
    2019年03月14日
  • 炎の色 下

    Posted by ブクログ

    「天国でまた会おう」がまさかの3部作の1作目だったと知ったときの驚きたるや、筆舌に尽くしがたい。あれはあれで、とてつもなく完璧に完成された一作だとおもっていたから。ただ続篇が出たとなれば、近いうちに買ってしまうだろう気はしていた。「天国~」が一時も目を離せない作品だったのに対し、本作はどちらかといえばじっくり読むのが合っている。単に恨みを晴らしたいだけではないマドレーヌの、失敗できない復讐劇。腹を決めた人間の逞しさは、倫理を度外視させる威力をもつ。そして、注目の第3作ときたら……あの人物が主人公だという!
    (“道徳”と書こうとして、いやいやもっとクソみたいなやつがいたではないか、とおもいなおし

    0
    2019年02月15日