泉鏡花のレビュー一覧
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随筆は初めて読んだかも。
当時の様子や暮らしぶりなど良いな、と思うのですが、…どうも自分、泉鏡花の文章は、旧漢字旧かなづかいでないと、読むスピードが速くて、文章の情緒をしっかり理解できないと気付きました。
女の輪。
そんなの見たら、怖いな。
木菟俗見。
「貝の穴に河童の居る事」でしょうか、ところで舞台はどこなのですか。房州に、鏡花きてたんだぁ、と思うともえる。
千倉の沖の幽霊船というものは有名なのか。
ところで、鏡花の描く房州は、(他の作家がどう描いているのかよく知りませんが…あ猫の国か>千倉)砂と風の吹きすさぶ薄ら寒い印象でなんか良い。京都や近江八幡や金沢みたいな優雅さは求めるべくはないで -
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久々に鏡花の短編小説集。
ちくま文庫版「集成」を持っているので重複は多いが、楽しめた。
ちくま文庫「集成」は見開き左ページの左端に脚注がついており、難しい(時代の古い)語句をぱっと見られて便利だったが、そこに載っていない語句も多くて、完全に親切とは言えなかった。この岩波文庫のは、巻末に脚注を並べてあるタイプで、いちいちずっと後ろの方をめくるのは面倒なのだが、かなり親切に語句を解説しており、鏡花の江戸趣味による昔の髪の結い方とかもよくわかった。
冒頭の「化鳥」には、鏡花初期の他の短編小説にもよく現れていた強いマザコン傾向が露出している。「お母様」とやたらに甘える坊やがえがかれ、それが奇妙な神話 -
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明治生まれの泉鏡花(いずみ きょうか)という作家は今まで全く耳にしたことが無かったが、「こわい話」を題目としたあるビブリオバトルで、「高野聖(こうやひじり)」を選んだ人の記事を目にして、その存在を初めて知り、読んでみた。
親切にも現代語訳なので、難なく読むことができた。
こちらの本には「高野聖」と「黒壁」という2つの話が出ている。
どちらも登場する女性は、妖しげな雰囲気をまとった美人。その女性に翻弄される男性。
風景まで想像すると、ちょっとゾッとする。
巻末に解説として、泉鏡花の生い立ちや、作家となるきっかけや作風などが載っていて、興味深かった。
『高野聖』
修行中の僧侶が日も暮れてきた山 -
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高野聖と黒壁が所有されている
実は泉鏡花、そして高野聖を読むのは高校以来
泉鏡花賞の作品は大変信頼しているのだけれど、泉鏡花自身の作品は高校の時にいまいちピンと来なかった
さてあれから時が立ち読んでみた
大変に隆々しい文章、そして表現の美しさ。高校の時よくわからなかった艶かしさという物が、なるほど頭の中で経験値を得た今形成される描写が
と、文章が達者で美しいとも思うのだけれども
改めてわかった
僕は泉鏡花が合わないのかもしれない
文章は本当に素晴らしいと思うのだけども、描かれる物語に魅力を感じなかった ごめんなさい
馬にでも蛇にでもヒルにでもじでぐだざい -
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ネタバレ■江戸川乱歩「鏡地獄」
既読を再読。
■谷崎潤一郎「人魚の嘆き」
未読のまま。
水島爾保布の挿画ありの中公文庫で読みたいので。
■小栗虫太郎「方子と末起」 ★
初読。まさことまき。
百合、スール、手紙のやり取りという少女小説、にして不思議の国のアリスモチーフ。
推理小説<恋愛小説。
■泉鏡花「妙の宮」 ★
初読。
たった4ページだが、なんでこんな風景を思い描いたのだろう? と。
■木下杢太郎「少年の死」
高原英理・編「少年愛文学選」で既読。
■坂口安吾「蝉―あるミザントロープの話―」
初読だが、混乱をそのまんま文章にした風情で、よくわからなかった。
Misanthrope はフランス -
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ネタバレ総題の漢字よし。
収集箱じゃつまらない、蒐集函なのだ。
カバーイラストも素敵。
新潮文庫nexというレーベルで、ヤングアダルトにこの作品たちを差し出した編集部、GJ!
■坂口安吾 桜の森の満開の下
既読を再読。
■芥川龍之介 影 ★
初読。
芥川といいえばドッペルゲンガーなのでそういうことかと中盤で思わせておいて、ラストなんと映画だった? 夢だった? というオチ!
しかもそれすら真実かどうか不明な放り出し方。凄い。
しかし、「歯車」でも感じたことだが、狂気に飲み込まれそうな感覚を、それでも作品化「しちゃえる」ことが、逆に悲劇だったのかもしれないと考えたりもした。
■江戸川乱歩 芋虫
既読