泉鏡花のレビュー一覧

  • 夜叉ヶ池(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、泉鏡花さんとしきみさんのコラボ作品「夜叉ヶ池」です。しきみさんのイラストは、「夜叉ヶ池」らしく青緑を基調としたもので雰囲気出てます。が…戯曲??何??しかも、今回も難しい…ってところから(^-^;)

     竜神が住むといわれる夜叉ヶ池。1日3回鐘を撞かなければ、池から津波が起こり、村は水の底に沈んでしまうという言い伝えがあった…それを守るのが萩原晃・百合夫婦だった。一方その言い伝えがあるために剣ヶ峰に行けない夜叉ケ池に住む白雪姫…この2つの恋の行方を戯曲で表現しているのがこの作品…でいいかな(汗)。

     ラストがまた息をのむ展開で…さすが泉鏡花さんです!!難しい…読める

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    2023年07月27日
  • 乙女の本棚9 外科室

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    あらすじは聞いたことがあったけど、読むのは初めて。古典が苦手な私にはハードル高いかぁ…とか思ってましたが読み出したら意外といけました。
    挿絵も美しいし、全方位におすすめします!

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    2023年07月20日
  • 乙女の本棚9 外科室

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    ネタバレ

     乙女の本棚シリーズから、泉鏡花さんとホノジロトヲジさんのコラボ作品「外科室」です。イラストは前に息子がこの表紙が好きと言った、ホノジロトヲジさん…これは期待大っ!!でも、読み始めてすぐに、あれ?難しいじゃない(;・∀・)!ハードルがめっちゃ高め…目が点になっちゃったけど、とにかく読んでみよう!!

     ストーリーは、伯爵夫人の手術を外科医の高峰が担当することになり、術前準備を勧める中、うわごとを他人に聞かれたくないので麻酔はされたくないと伯爵夫人が拒否することからはじまる…。どんな説得にも応じず頑なまでに麻酔を拒否する夫人…それならば、と覚悟を決めた高峰は麻酔をせずに手術を決行するが、夫人は最

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    2023年07月16日
  • 夜叉ヶ池(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    幻惑幻想。
    浮世離れした幻想に片足をいれたような夫婦と、下界といっていい現実世界に蠢く村人や権力者。
    それに夜叉ヶ池の幻想そのものの住人たち。
    この世ならざる夜叉ヶ池の住人たちとは直接関係はなく話が進むが、最後には幻想幻惑がすべてを飲み込む。
    池の堰が切れたように。
    さすが、泉鏡花先生。戯曲では天守物語が名高いけれど、それと比べても幻想の度合いと、美しさが際立つ。

    冒頭の場面描写に「水辺の菖蒲」があったけれど、「妖剣紀聞」で菖蒲を好んでいた旨が書かれていたので、あわせて読むと、水辺の描写の美しさ・菖蒲の描くことへのこだわりがわかる…かも?

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    2023年05月15日
  • 乙女の本棚9 外科室

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    ネタバレ

    はじめて泉鏡花作品を読んだけど、読みづらい。自分の不勉強を思い知った。それでもなんとか読んだ。絵の力。真の美の人に出会ってみたい。或いはわたしがそうなりたい。

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    2023年04月27日
  • 絵本の春

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    ★新坊や、可恐い処だ、あすこは可恐い処だよ。
     絵が凄い。それだけでも持っておきたくなる。
     あやしい小路があり逢魔が時なは貸本屋の札が貼られているのが見えたりするのだが占いをやってる小母さんは一度死んで甦ったことがあり身体も大きくなかば魔に近い存在なので平気でそのせいか少年だった頃の「私」もなんとなく親しみを感じていたりしてひっそりと覗いてみたりするのだった。

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    2023年04月26日
  • 文豪怪奇コレクション 耽美と憧憬の泉鏡花 〈小説篇〉

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    文庫化されていない作品を本の形で読めるのはよかったが、注釈がないスタイルはよくないのではないかと思いました。鏡花好きな人だとしても、全部の単語がわかっているわけでもないだろうし、鏡花はじめあの時代の本・文化は初めて手に取りますといった人にはだいぶ分かりづらい本になっている。

    作品の内容自体は、鳥肌が立つような怖い話から、ゾワゾワ不気味な話までより取り見取りで、美しさより怖さが勝る鏡花集として新鮮でした。

    収録作品は、
    ・高桟敷
    ・浅茅生
    ・幻往来
    ・紫障子
    ・尼ヶ紅
    ・菊あわせ
    ・霰ふる
    ・甲乙
    ・黒壁
    ・遺稿
    ・幼い頃の記憶

    タイトルからして美しいものも多いですね。特に好きだったのは、

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    2023年02月12日
  • 乙女の本棚9 外科室

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    江戸川乱歩とか谷崎潤一郎にくらべて文体が古くて読むのに少し苦戦したけど、短編なのですぐ読めた。

    なんというか言葉選びがすごく綺麗で繊細。また読んで自分の文章の参考にもしたい

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    2022年10月03日
  • 歌行燈・高野聖

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    初めての泉鏡花、めちゃくちゃ良かったです。全体的に構成力が凄いと感じました。高野聖は語りが多層化していて、読み進めて気がついたら幻想世界に踏み込んでいます。また、歌行燈では複数ある物語が、少しずつ重なっていき、最後のシーンで一体になる構成は読み進める手が止まらなくなるほど面白いです。文語体や時代背景の知識はあるに越したことはないですが、最初に軽くあらすじをなぞっておくだけでかなり読みやすくなりました。個人的には歌行燈の鼓を取り出すシーンが震えるほどカッコよかったのと、売色鴨南蛮のラストの衝撃がハイライトです。

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    2021年12月06日
  • 乙女の本棚9 外科室

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    星4.5
    文章はとても綺麗だと思うが
    慣れるのに少し手こずった

    それでも伯爵夫人の壮絶な決意と秘めた思いは痛いほど伝わった
    一瞬の2人だけの世界も

    「絵本」を上手く使った色やページの使い方、そして絵もとても素晴らしい
    読む時はこの本で読んで欲しいです

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    2021年11月28日
  • 乙女の本棚9 外科室

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    すっかりお気に入りになった乙女の本棚シリーズ。
    ずっと読んでみたいと思っては、文章が難解で挫折して…を繰り返してた泉鏡花作品。
    それが魅力溢れるイラストと一緒だとこんなにもするする読めるようになるとは。文字フォントも組み方もとても工夫が凝らされていて、印象深いセリフがいっそう際立つようになっている。

    重篤な病を抱えた伯爵夫人は、うわ言を話してしまうのが嫌だからと手術直前で麻酔を拒否する。誰にも聞かれたくない秘密があるのだと、断固として譲らない様子に、困り果てる夫や腰元。
    執刀医・高峰が、そこまで言うならとメスを取り胸を割き、刃が骨にまで届かんとするとき、夫人は「あ。」と声を上げた。

    もう、

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    2021年10月22日
  • 乙女の本棚9 外科室

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    「でも、貴下は、貴下は、私を知りますまい!」すごく印象深い台詞です。
    いくらか話は省略されてるかと思います。(違ってたら申し訳ありません)
    理解がなかなかできない場面もありましたが、普通にこの本を読んでみたいでと思いました(^-^)
    当時の様子が知れるのでこういった物語は本当に面白い。イラストも美麗で満足です(*^^*)

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    2021年03月16日
  • 歌行燈・高野聖

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    以前、高野聖を読んだことがある。
    それ以外には、三尺角。
    それくらいのお付き合いしかない文豪。

    高野聖は、蛭の林や山家でのことは記憶に残っていたが…。
    こんなに本編に入るまでの語りが長かったっけ?
    まずここに驚いた。

    そう考えてみれば、どれも独特な語りのリズムを持つ。
    たらたらと雫が滴るように文が続き、終わったのか、続くのか、定かではない。
    古語なのか、方言なのか、見知らぬ言い回しは、逝って戻らぬ過去の世を思わせる。

    何か、江戸の建物にランプが置いてあるような、江戸のにおいがする明治の町中に迷い込んだ感じがする。
    そうして、語りに導かれ、町の路地をそこここと、どこへ向かっているかわからな

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    2020年07月26日
  • 絵草紙 月夜遊女

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    鏡花読み慣れてるけどちょっと時系列わかんなくなる時あった。人間の弱い部分、怖いもの見たさ、そして純粋さ。最後は、試されていたのは誰か?というお話。

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    2018年05月13日
  • 高野聖

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    古い文体だけど読みやすかった。
    文章のリズムも良く言葉も美しい。
    何よりストーリーが面白い。特に前半の3つの恋物語はいずれも成就しないで終わっている。その秘めたる想いが何とも哀しく美しい。

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    2016年10月04日
  • 歌行燈・高野聖

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    鏡花の作品で最も有名な「高野聖」。十数年ぶりに再読してみて「こんな話だったのかー!」と当時の自分の理解力の低さに愕然となった。正直「高野聖」は苦手だと思った。森の中で蛭がたくさん落ちてくる描写などかなりリアルで気持ち悪い…。本作で一番好きなのは「売色鴨南蛮」と「歌行燈」だ。典雅で美しい文章から生きる人間の悲しみが滲み出ていて切ない気持ちになる。「紺の筒袖の上被を、浅黄の紐で胸高に一寸留めた甲斐甲斐しい女房ぶり。」は帯してないってことなんですね。祖母もですが昔は帯はよそ行きの時しかしなかったみたいです。

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    2016年08月20日
  • 高野聖

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    漢字の多さにおののきつつ読み進めていくと、物語にいつの間にか引き込まれていました。義血侠血も、外科医も、夜行巡査も、眉かくしの霊も、死が纏いついて綺麗だけど引いてしまう中、高野聖はユーモアと救いのある点で、この中では一番好きな話です。他の作品も読みたいです。だけど休み休み。だって疲れるー。

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    2015年10月07日
  • 化鳥・三尺角 他六篇

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    ネタバレ

    鏡花短編集。面白いものが多かった。最後に急展開が待っているのはいつもながらのこと、それでもワンパターンを思わせない内容の豊富さ。この本には好きな話が多かった。化鳥はちょっとシンプルすぎるきらいがあるように感じたが、三尺角の拾遺の、女の霊が現れる水際の、読んでいてその冷気が伝わってくるような冷ややかな感覚はまさに身の毛もよだつというもの。最後の茸の舞姫も、題名からはかわいい御伽の印象を受けるも実際は恐ろしい話でぞくりとする。時間がたったらいずれ再読したい一冊だった。

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    2015年08月11日
  • おばけずき 鏡花怪異小品集

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    鏡花の幽霊奇譚の短編を、新しい仮名遣いで読むことができ、大変読みやすい。講談、または落語のようにテンポのよい文章は、ときにユーモアもあり、描写された場面が目に浮かぶようだ。

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    2016年03月18日
  • おばけずき

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    鏡花の幽霊奇譚の短編を、新しい仮名遣いで読むことができ、大変読みやすい。講談、または落語のようにテンポのよい文章は、ときにユーモアもあり、描写された場面が目に浮かぶようだ。

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    2016年03月18日