小泉悠のレビュー一覧

  • 僕らは戦争を知らない 世界中の不条理をなくすためにキミができること

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    ちょっと小学生には難しいかもしれないけど、
    平和学習にとても役立ちそうな本。
    世界の紛争の詳細、日本を取り巻く現状などわかりやすい。北朝鮮がミサイルを打つ理由や、防衛費が過去最大など、勉強になる。

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    2024年08月11日
  • 「帝国」ロシアの地政学(東京堂出版) 「勢力圏」で読むユーラシア戦略

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    ロシアにはロシアの論理がある。

    戦前の日本には戦前の日本の論理があったように。しかしそれは、いつの間にか欧米史観に上塗りされ、そこからしか物が見えなくなり、しかも、それこそが正論だと考えたり、あるいは誤りだと気付いても、世の中は既にその普遍的ルールで動いているからと、諦めたりしている。

    2000年に成立したプーチン政権は当初、エリツィン政権末期に悪化した西側諸国との関係改善を掲げ、現在では考えがたいほど、米国に配慮した対外政策をとっていた。たとえば2001年、米国で同時多発テロ事件では、プーチンはアフガニスタンにおける米国の対テロ作戦に協力を表明し、中央アジア諸国への米軍展開を認める方針を

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    2024年08月04日
  • サイバースペースの地政学

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    サイバースペースの物理的実体を捉えて、有事の際のリスクを考えてみようという本。面白かった。

    インターネット/サイバースペースは、利用者側からはバーチャルな空間と認識されがちだが、当然物理的な実体を伴っている。
    それは物理的なサーバ群であり、それを収容するデータセンター(DC)であり、そこに電力を供給する送電網であり、国間を繋ぐ海底ケーブルだったりする。これらは有事には攻撃対象となり、平時には諜報の対象となる。

    個人的には、本書でも紹介されている千葉ニュータウンの某DCに行ったことがあるのだが、千葉ニューって他にもDC多いよな、地盤が硬いのかな?などと呑気に考えていた。本書を読むと、理由はそ

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    2024年07月26日
  • ウクライナ戦争

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    ずっと読みたかった本。現在進行形で起こっている惨劇であり、今更ってことなんかなく、むしろそういう気持ちへの自戒の念も込めて。さすが第一人者の手になる書で、戦争に至る背景から、予想される展開に至るまで、十分な裏付けをもって語られる。ロシアが事ここに至った原因が、いまひとつ明白でないというのも、出口が見出しにくい大きな原因。戦争反対。

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    2024年07月17日
  • オホーツク核要塞 歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略

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    ウクライナ戦争はロシアが核大国であることを思い出させた。オホーツク海は、バレンツ海と並んでロシアの弾道ミサイル原潜の「要塞」(むしろ隠れ家?)になっている。それを冷戦〜ソ連崩壊〜現代の歴史とともに紹介してくれる。ディテールがいっぱいで興味深く読んだ

    1980年代には60隻以上いたロシアのSSBNも今は増強途上とはいえ10隻にまで減っており、筆者の分析によれば1隻もパトロールに出ていないことも珍しくないらしい。しかし1隻あたり100発以上の核弾頭を搭載できるのでまだまだ物騒

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    2024年06月08日
  • 現代用語の基礎知識 2024

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    本書を通読するのも三度目。発売からこっち、時間をかけて丹念に読み通す。分野横断的に、基礎知識が網羅されている本書の存在は貴重。

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    2024年05月23日
  • ウクライナ戦争

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    本当ところはプーチンの頭の中にしかないのだろうけれども、ウクライナ戦争を軍事と政治の様々な状況証拠から読み解いていく。
    現在はさらにイスラエルとパレスチナの紛争が起きたり、周辺環境も大きく変動しており、執筆当時よりウクライナの置かれている状況も苦しくなっており、混迷の度合いはさらに深くなっている。

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    2024年05月15日
  • ウクライナ戦争

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    刊行のタイミングから、全容が分かる!というわけにはいかないが、軍事的な目線が特徴的であり、この戦争のきっかけ、意味するものの一端を感じられる。

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    2024年03月21日
  • ウクライナ戦争

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    よくわかってなかったロシアウクライナ戦争の背景。
    なんとなくの可能性はわかったけど、プーチンが本当に何を考えているかは不明、という感じか。

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    2024年03月17日
  • ウクライナ戦争

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    いきなり戦争が始まった印象を持ってましたが、その一年頃前から蠢いていたんですね。2.24まで気が付かなかった無知を恥ずかしく思いました。きっとそれなりの報道があったはずなのに!あった? ロシアがウクライナ国内に協力者を作ってたって事も、なるほど。だから、あの作戦だったんですね。でも、確かにこの時代にかつてと変わらぬ塹壕戦の印象ありますし。核兵器の存在がどっちつかずの状態を作り、戦争が長引きかねないおそれ。戦争にもいろんな理論があるんですね。興味深い。また、今日の戦況でも解説が読みたいです。

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    2024年03月14日
  • ウクライナ戦争

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    ネタバレ

    東大先端研専任講師にして、軍事オタクでもある小泉悠による新書。最近新書大賞にノミネートされており、またプーチンのアメリカメディア露出が気になり読んだ。2日ほどで読めた。
    1章から4章にかけて、開戦前の2021年から執筆時の2022年9月に至る時系列を辿りつつロシア・ウクライナ戦争の政治的原因・推移を考察し、第5章ではそれを踏まえた本戦争の特徴を述べている。
    2021年の春からロシアは演習と称してウクライナ国境に軍を大規模展開しており、その時点で軍事的緊張が高まっていた。これにはロシア寄り(というより自国主義のため他国への介入を好まない)のトランプからバイデンへ政権が移ったことが要因として挙げら

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    2024年02月13日
  • 終わらない戦争 ウクライナから見える世界の未来

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    ロシア・ウクライナ戦争がはじまった年に行われた対談も含まれているので、今更読む必要があるかなと思いつつ読みはじめたけれど、普通に参考になる本だった。

    日本の安全保障と朝鮮半島、台湾の安全保障の間には密接な関係がある。

    あっさり読み終えることができる割には読みごたえもあって良い。
    ロシア・ウクライナ戦争がはじまる前までは、もうこんな戦争は起きっこないと根拠もなく信じ込んでいたタイプなので、戦場のニュースを見ても、戦争をしていることしかわからない。
    こういう軍事的知見に立った読みやすい本が出てくれるのは助かる。こういう本が必要な世界であることは悲しいけど…。

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    2024年01月25日
  • ウクライナ戦争

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    著者は2014年のロシアによるクリミア半島強制併合とドンバス地方への侵攻を第1次ウクライナ戦争、2021年2月のロシアによるキーウ襲撃や東部ウクライナ侵攻を第2次ウクライナ戦争と呼ぶ。本書は第2次ウクライナ戦争を、民間利用可能な衛星写真を含め、出典を明記した膨大な資料(特にロシア軍の発表や学術研究)から解釈する内容となっている。ただし、もちろん、戦争は継続中であり、その内容は2022年9月末ごろまでに明らかになった情報に基づくという限界がある。

    また、著者の専門分野は軍事戦略(特に直接的兵器による暴力に加えて、情報戦・サイバー攻撃を含める「ハイブリッド戦争」など)の研究がメインであり、「歴史

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    2023年10月18日
  • ウクライナ戦争

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    情勢が不安だったので、きちんと知った方がいいと思い、足掛かりとして読みました。
    専門用語は登場しますが、語り口が親しみやすい感じ、一種インターネットっぽい?オタクっぽい?リズムや言い回しが柔らかい感じを出してくれて読みやすかったです。
    日本について、議論が必要というのは本当にそうだとハッとしました。

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    2023年10月11日
  • 現代ロシアの軍事戦略

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    2022年のロシアによるウクライナ侵攻を前に刊行されたものであるが、ソ連崩壊以降の「ロシアにとっての文脈」が説明されているのでわかりやすい。
    具体的には、ロシアにとっての危機感と、それに対する対外方針の変遷である。
    それが妥当かどうかはともかく、ロシアが考えていることがわかるので有益だと思った。

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    2023年08月26日
  • ウクライナ戦争

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    プーチンがウクライナへ侵攻し世の中を驚かせたのは2022年2月のことであった。当初長い戦車車列で首都キーウ(当時は未だロシアの読みのキエフと呼んでいたが)へ向かう進軍、ミサイルが次々と都市の背の高いビルを破壊していく様、ロシア軍のヘリが撃墜される映像などは大きな衝撃だった。どこぞやの経済的に未発達な国の内戦ならまだしも、落ちぶれたとは言え大国であるロシアが、自国の軍隊を侵略のために国境を越えさせる。果たしてこのようなことが現代社会にあること自体に驚いたし、一体ウクライナがその後どうなってしまうのかとニュース映像やネットの動画に釘付けになった。その当時からよくテレビで見かけるようになったのが筆者

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    2023年08月20日
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界

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    断片的に捉えていたウクライナ問題を体系的に理解するに有益な本だった。また、ロシア関係だけではなく、最も意識すべき中国に繋げて議論される。個人的には台湾有事とウクライナ戦争がストレートには繋がらない。その視点でも読んでみた。

    2003年のイラク戦争はアメリカが全くロシアの言うことを聞かずに開戦した。それまではロシアもG8に参加し、西側との全面戦争は無いのだからと徴兵制を廃止しろと言う主張をしていた。それと前後して2003年にジョージアでバラ革命、2004年にはウクライナのオレンジ革命。そこでウクライナがNATOに加盟すると言い出した。2005年にはキルギスでチューリップ革命。この一連のカラー革

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    2023年08月13日
  • ウクライナ戦争

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    本書が発売されてから一年近くが経とうとしているが、残念ながら戦争は終わりそうもない。

    最近日本では、ウクライナ戦争に関する報道も減りつつあるような気がする。

    本書は戦争が始まる少し前からの両国の動きと、開戦後昨年の秋に至るまでの経過や、両国と関係諸国の動きを端的に分かりやすくまとめ分析している。なかなかの良書だと思う。

    分析にあたり、事実を重視して可能な限り公平であろうとする努力には共感を覚える。終わりに、今後の日本で早急に考えておかねばならぬ事が端的に纏められている。このウクライナ戦争は、日本の国民の一人一人がこの東アジア地区での日本役割をしっかり考えるいい契機になると思うし、そうしな

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    2023年08月27日
  • ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔

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    ロシアが纏っている空気感やプーチンが見ている(だろう)視点などが述べられている本。
    特に私にとってはプーチンがなぜ今の権力の虜になっているのか(実際にはそこにすがりつくしかない可能性がある)という点が魅力的だった。
    またロシア人の豪快な気質も多分に描かれており、文化の違いとしてのロシアを知る意味でも良かった。

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    2023年07月24日
  • ワグネル プーチンの秘密軍隊

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    石油こそ、この果てしない戦争の主要原因。石油がもたらす大金が大勢の人間を惹き付けた。ちっぽけな山師や羞恥心の無いビジネスマン、民主主義やら国家の主権やら民族自決やらのスローガンの陰に、真の動機を隠した列強各国に至るまで。

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    2023年07月23日