【感想・ネタバレ】ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年08月21日

プーチンはKGB的な取締りマインドでキャリアをスタート。習近平は偉大な中国の夢の為に終身でやるぐらいの気持ち。プーチンは強権的に取締りすぎたから引退出来ない。

0

Posted by ブクログ 2023年06月26日

ニュースでは見聞きするものの結局ウクライナ戦争はなぜ起きたと考えられているの?日本への影響は?台湾有事にも波及する?と、世界で起きている大きな問題であるにもかかわらずうまく説明ができなかったが、この本を通して頭の整理ができた。第一線で活躍する国際政治のエキスパートとジャーナリストの議論の末にまとめら...続きを読むれた本。面白かった。

0

Posted by ブクログ 2023年05月31日

峯村健司vs小泉悠、鈴木一人、村野将、小野田治、細谷雄一

どれも読み応えのある好取組。
ただし、著者の結論と読後の感想は異なる。
著者は「帝国主義の逆襲」を主眼に述べているが、むしろ逆に、ウクライナでロシアの野望を粉砕できれば、中ロのような帝国主義の終焉になるのでは無いだろうか?私はそう信じている...続きを読むし、そのために日本国民としてできることを考えたい。

0

Posted by ブクログ 2022年12月04日

【読書レビュー 609】
峯村健司、小泉悠、鈴木一人、村野将、小野田治、細谷雄一『ウクライナ戦争と米中対立ー帝国主義に逆襲される世界』幻冬舎、2022年

大変勉強になります。

0

Posted by ブクログ 2023年08月13日

断片的に捉えていたウクライナ問題を体系的に理解するに有益な本だった。また、ロシア関係だけではなく、最も意識すべき中国に繋げて議論される。個人的には台湾有事とウクライナ戦争がストレートには繋がらない。その視点でも読んでみた。

2003年のイラク戦争はアメリカが全くロシアの言うことを聞かずに開戦した。...続きを読むそれまではロシアもG8に参加し、西側との全面戦争は無いのだからと徴兵制を廃止しろと言う主張をしていた。それと前後して2003年にジョージアでバラ革命、2004年にはウクライナのオレンジ革命。そこでウクライナがNATOに加盟すると言い出した。2005年にはキルギスでチューリップ革命。この一連のカラー革命をプーチンや彼のブレーンたちは、アメリカの陰謀だと思い込んだ。

よく言われるのは、東西ドイツ統一時のNATO東方不拡大発言の反故。本著では「アチソン発言」を引き、開戦に踏み切る2ヶ月前の2021年12月、プーチンとバイデンが電話会談にも原因を求める。ロシアがウクライナに侵攻しても米軍の派遣は行わないと明言。バイデンの失言だと。

中国について。人民解放軍が創設100周年を迎える2027年までに戦闘体制の全面強化を宣言、台湾有事可能性があると。しかし、武力を背景に統一させても遺恨は残り、そんな事をせずとも爆発的な変化を起こさずじわじわと原状変更できるなら中国にはその方が良策。諸刃の剣となる経済制裁に及びたくない西側の利害とも一致する。敢えて手を汚さない。その為には、ロシアがウクライナと戦争状態に無い方が良い。どちらが勝つかではなく、決着がついていないとアクションが判断できない。ならば、後4年、中国を動かさないためには。連関する事情はあるような気がする。

0

Posted by ブクログ 2023年03月31日

従前から意識されていた米・中ロの対立構造がウクライナ戦争で先鋭化。

民主国家対専制国家の構図は必ずしも前者に有利ではない。
以前は全世界の7割を超えたG7のGDPは4割程まで低下し、グローバルサウスと呼ばれる発展途上国はむしろ後者との関係を深めている。

アジア随一の民主国家である我が国がかかる状...続きを読む況に目覚め、自国防衛力を確保するとともにグローバルサウスなどとの橋渡しをすべき、との論考。

個人的には小泉悠氏があまり他では語らない逸話を披露しているのも面白かった。

0

Posted by ブクログ 2023年01月26日

とても面白く読めました。
米中露の関係性の中にいずれも関わる日本の立場とこれからの在り方について、現実的な状況分析からのアプローチをしている。
現実を見てしまうとこういった理論展開しかないよなと思わざるを得ないのですが、一方で理想論左派的な立場を塗り潰すのは違憲のコントロールという面でリスクが高すぎ...続きを読むるとも感じる昨今です。
普通にぶつかれば理論が勝ってしまうように見えるのですが、両方飼っていて良いのではないかと。
ともあれ、現実的な検討をする上での論点について、さらには各国の文脈について多くを知れる本でした。

0

Posted by ブクログ 2023年01月18日

時間かかっちゃったけど、専門家によって書かれた本で深く考えさせられる。ウクライナはまさに対岸の火事ではなく、台湾問題に飛び火しかねず、中国も虎視眈々とそれを見据える以上、日本人もいままさに防衛について、国際貢献についてアメリカ頼みでなく、主体的に考えなくてはいけない。

0

Posted by ブクログ 2023年01月23日

現在のウクライナ戦争、最近の米中対立と中国の台湾侵攻のリスクを中心に、国際政治的、軍事的、地政学的な観点で分析されている本

中長期的な課題として、プーチンロシアとウクライナ戦争の影響は大きいものの、日本•世界にとっての最大の脅威は中国だと指摘する。
中国は情報公開が不十分で得られるものは限られてい...続きを読むるとは言え、近年の軍拡は明らかで、台湾侵攻に関して説得力のある蓋然性が高いリスク分析がされている。
(なお、個人的にはウクライナ戦争はそのリスクを増大させるのではないかと思っていたが、ほとんどの中国政府や軍関係者は「ウクライナと台湾は別問題」と考えているとのことであった。)
また中国や欧米の強かさに比べて日本は個人レベルでも企業レベルでも国家レベルでもナイーブで楽観的で強かさがなさすぎるとの指摘が強調されている。心理戦や世論戦や影響工作への低い防御力•レピュテーションリスクの認識不足や安全保障の観点が欠如した国際的活動•中国の軍事演習への甘い対応。

そんな予測困難だが蓋然性のある紛争リスクと世界各国や国連のパワーバランスの変化に対して、憲法9条と日米安保を有する日本が今後どのように対応していくのが望ましいかについても記されている、

対談形式の本である。
やや専門的な言葉も出てきたり、戦争の話題の時に(笑)が出てくるのは不快だったが、皆さん穏やかな語り口なのはよかった。

0

Posted by ブクログ 2022年12月26日

対談形式で読みやすく、ロシア、米国、政治、軍事など異なる専門性を備えた6人の見解、知識が一冊にまとまっている。コスタがよい本。歴史、国際秩序という点から、ロシアによるウクライナ戦争を日本人がどう捉えるべきか論じる鈴木氏との対談が、私には一番の学びでした。

0

「社会・政治」ランキング