小泉悠のレビュー一覧

  • ウクライナ戦争

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    ウクライナ戦争を章ごとにわかりやすく解説。どちらの地域でも被災された一市民へ寄り添う作者のフェアな気持ちが好ましかった。

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    2023年07月21日
  • ウクライナ戦争

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    気鋭のロシア軍事研究者である著者が、2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵略(第2次ロシア・ウクライナ戦争)について、なぜこのような戦争が起きてしまったのか、それは本質的にどのような戦争であるのか、戦場では何が起きており、日本を含めた今後の世界にどのような影響を及ぼすのか、書き下ろしで解説。
    2023年7月時点でも現在進行形の世界的な危機である第2次ロシア・ウクライナ戦争について、その背景や2022年秋時点までの状況、戦争の特色がよく整理されていて、参考になった。
    今回の戦争はやはりプーチンの個人的要素(原因としての民族主義的野望や、マイクロ・マネージメントによる失敗など)が強

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    2023年07月19日
  • ウクライナ戦争

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    ネタバレ

    戦争開始前から開始後の経過がまとまって描かれておりわかりやすかった。ことはみんなの予想通り進まないですね。プーチンもゼレンスキーも予測してなかった展開になってそうだな。最後はどうなるのか、、

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    2023年07月15日
  • ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔

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    【before】この本を読む前の私はロシアについて無知でした。以下の点について勉強になりました。
    ・「無理だ」と言われると「何としても突破してやろう」というのがロシア人。ルールを破ること自体が目的にもなる。
    ・ロシアの人々を統治するのは容易ではない。むしろ「我々は、容易に統治できない民なのだ」というところにロシア人は自負心を持っているような節もある。
    ・「容易に統治できない我々」意識と「そうであるが故に強い調停者を頂かねばならない」という意識は表裏一体であり、プーチン大統領の人気もこの辺にある。
    ・全部は監視できないが、時々見せしめ的に警告を発する。「常に監視を意識させることで社会全体を萎縮さ

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    2023年07月12日
  • ウクライナ戦争の200日

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    この戦争で一躍有名になった感のあるロシア軍事安保研究者である著者の対談集。

    7人の対談相手の人選が面白く、この戦争を契機としてロシアの軍事、文化、歴史、地誌などいろいろな側面が語られる。

    ある時点の断面なので戦況など既に古びてしまったものもあるが、普遍的な考察も多々含まれる。

    バランスが取れつつ徹底してマニアックな著者ならではの奥深い対談と思う。

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    2023年07月10日
  • ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔

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    ロシア軍事評論家による、眼で見たリアルなロシア。ソ連時代の雰囲気や気質を残しつつ、いきなり話しかけてきたりと気さくな面も?
    KGBが生活に溶け込んじゃていた感は面白い。

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    2023年06月27日
  • ワグネル プーチンの秘密軍隊

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    現在のウクライナ侵攻でもロシア側で暗躍している傭兵組織ワグネルの一員として、著者の実体験に基づく作品であり非常に参考となる内容である。文章も小説的で読みやすく、一人の男の物語として共感のようなものも感じられる。

    元ロシア空挺部隊の将校である著者が家族のために稼ぐ必要性などもあり、中年となってから傭兵組織であるワグネルに入る。舞台はシリア内戦が主であり、そこでの実戦で、ロシア正規軍が示す本音と建前、シリア政府軍やワグネルの同僚の軍隊としての質の低さなど、葛藤や怒りのようなものを体験していく。

    全てが完全な事実なのかは不明であるし、作品の中で表現していない事象などもあるだろうが、傭兵としての実

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    2023年06月22日
  • ウクライナ戦争

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    ネタバレ

    ・ベラルーシはロシアの軍事作戦に使われることを拒否してきてはいたがルカシェンコの再選が難しくなったタイミングでプーチンの介入により再選した経緯から、憲法の文言が外されるなどして軍事作戦に使われてしまうようになった背景
    ・ウクライナの国境付近に配備された軍がロシアの東の地域からも派遣されてきていたり、準備された武器の種類の多さであったり、野外病院が多く設置されていること等からロシアによる進行は政権陥落まで狙ったものになるというアメリカの事前の見立てはかなり正確であった
    ・ウクライナでゼレンスキーのライバルだった親ロシア派政治家に対しゼレンスキーからの制裁?締め付けが厳しくなったタイミング、妙にロ

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    2023年06月20日
  • ウクライナ戦争

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    戦争勃発前のロシア軍・政府とゼレンスキー大統領の動きが事実に基づき詳細に書かれていて、現状を理解するのに大変役立つ本だった。

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    2023年06月05日
  • ウクライナ戦争

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    Twitter芸人のわりによく書けていると思う。
    新聞より詳しく、Twitterより全体感と前後関係がわかりやすい。単行本より手軽にわかった気になれる。

    開戦前も含め、プーチンを始め主要人物の発言と見に見える事実から、背景となる思想や各時点の考え・判断を推測していくところがしっかり書かれていて面白い。
    どこがターニングポイントだったか、なぜそうなったのかというのも、振り返ってみるとわかることがある。

    細かいところでは「ハイブリッド戦争」「新型戦争」「新世代戦争」の違いの説明がわかりやすくて興味を惹かれた。

    兵器に関するところはくわしく、とくに筆が走っていると感じた。兵器の特徴、使い道、そ

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    2023年05月24日
  • 偽情報戦争 あなたの頭の中で起こる戦い

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    現代の安全保障は国家や特定の省庁、一部の専門領域だけで考えることができないことをあらためて感じさせられる。

    新型コロナウィルスやロシアによるウクライナ侵攻であらためて注目されるようになった偽情報や情報戦の重要性。
    日本では今まで言語的な壁にも守られていたことで、海外からの偽情報拡散の脅威にさらされていなかったこともあり、根本的な問題意識も欠如している。
    しかし、ロシアによる情報戦の手法にも見て取れるように、
    何も正しいように見える偽情報を拡散されることだけが脅威なのではない。
    複数のチャネルに迅速に、また継続しながら、反復して情報を拡散することで、事象を分かりにくくすることだけでも、群衆心理

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    2023年05月21日
  • 「帝国」ロシアの地政学(東京堂出版) 「勢力圏」で読むユーラシア戦略

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    ネタバレ

    2019年7月発行。コロナ禍とウクライナ侵攻前というと隔世の感が出てきた今日この頃(2023年4月)ですが、ロシアという国がどういった思想によって政治を行っているのかがよく分かる良書だと思います。

    バルト三国やウクライナとの関係についてはここ最近よく取り沙汰されているので馴染みがありましたが、中東とロシア、北方領土、北極についてはまだまだ不勉強、というか北極を巡る攻防は初めて知りました。北極を中心にした地図を見ると不安が募ります。

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    本書とはあまり関係がありませんが、バルト三国というとチャペック『オランダ絵図

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    2023年04月29日
  • UP plus ウクライナ戦争と世界のゆくえ

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    各分野の碩学による評論集。

    ロシア−ウクライナ関係そのものではなく、今般のロシアの暴発を受けて欧州、米国、中国、中央アジア、中東等の対外政策がどうなるのかを考察する。

    紛争地である欧州にどうしても一つ目が向く中、周辺地域の動きが俯瞰できて興味深い。

    共通して言えるのは、今般の紛争が世界の変化を方向付けるのではなく、すでに多く起きつつあった変化を加速するということだろう。

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    2023年04月12日
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界

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    従前から意識されていた米・中ロの対立構造がウクライナ戦争で先鋭化。

    民主国家対専制国家の構図は必ずしも前者に有利ではない。
    以前は全世界の7割を超えたG7のGDPは4割程まで低下し、グローバルサウスと呼ばれる発展途上国はむしろ後者との関係を深めている。

    アジア随一の民主国家である我が国がかかる状況に目覚め、自国防衛力を確保するとともにグローバルサウスなどとの橋渡しをすべき、との論考。

    個人的には小泉悠氏があまり他では語らない逸話を披露しているのも面白かった。

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    2023年03月31日
  • 現代ロシアの軍事戦略

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    2021年5月発行なので、クリミア併合後、ウクライナ侵攻前ということになるが、この本を読む限り、ウクライナ侵攻は必然だったように思う。

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    2023年03月27日
  • ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔

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    テレビやネットニュースではなかなか見聞きすることのない、ロシアに住んでいる普通の人達の暮らしを知ることができて面白かった。ウォッカばかり飲んでる身体の大きな人種…っていう先入観は今や昔で、時代の変遷とともにアルコール摂取量も減り、健康的な生活を送る人も多いのは、プーチンの影響もあるとか。
    まるでラジオを聴いているかのような心地よくわかりやすい文章で読みやすかった。
    人生で一度は行ってみたいなあ、、近くて遠い隣国、ロシア。

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    2023年03月12日
  • ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔

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    きっとロシア人ひとりひとりは普通の人間。困っている人がいたらすぐに助けてくれて、一度友達だと認めてくれればとことんお世話してくれる。でも国家として見ると。。政府に期待も失望もせず、ただ一日を生きているだけなのかもしれない。これから一体どこへ向かうのか。それさえ見てない人がほとんどなのかも。戦争に巻き込み巻き込まれ起こし起こされ、巨大だけど裕福でない国というのはなかなか難しい。

    小説「同志少女よ、敵を撃て」を読んだ後だからこそ、立場が違えば見える景色が違う・・とも思う。

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    2023年02月21日
  • ウクライナ戦争の200日

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    イズムィコ先生が22年秋に出した対談本。雑誌での対談をまとめたものなので対談の時期には若干のばらつきがあります。
    いろいろな種類の方との対談が入ってますが、一番話がかみ合ってるのは軍事専門家(高杉氏)。それと歴史を踏まえた会話のできるヤマザキマリさんもよい感じです。外国の視点からの最終章も話がかみ合ってましたし、最初の章を除けばちゃんと対談になっているのがイズムィコさん、流石です(最初の章は、相手に問題があるだけのこと)。

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    2023年02月01日
  • ウクライナ戦争の200日

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     著者は、ロシアのウクライナに対する蛮行が時計の針を百年戻しており、ロシアの蛮行を許すべきでないという個人的なスタンスをとりつつ、ロシアや中国といった専制国の価値観を自由主義陣営の価値観に当てはめて、ロシアを一方的に断罪して追い詰めることの危険性を論じている。
     国際的な政治力学は善悪だけで決定されないし、感情を差し引いたリアリティで考えなければならないものだと改めて気付かされた。
     本著は感情を超えた政治のリアリティを論じており、著者と有識者の対談形式により難解なテーマが理解しやすく記されている。

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    2023年01月30日
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界

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    とても面白く読めました。
    米中露の関係性の中にいずれも関わる日本の立場とこれからの在り方について、現実的な状況分析からのアプローチをしている。
    現実を見てしまうとこういった理論展開しかないよなと思わざるを得ないのですが、一方で理想論左派的な立場を塗り潰すのは違憲のコントロールという面でリスクが高すぎるとも感じる昨今です。
    普通にぶつかれば理論が勝ってしまうように見えるのですが、両方飼っていて良いのではないかと。
    ともあれ、現実的な検討をする上での論点について、さらには各国の文脈について多くを知れる本でした。

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    2023年01月26日