小泉悠のレビュー一覧

  • 「帝国」ロシアの地政学(東京堂出版) 「勢力圏」で読むユーラシア戦略

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    ロシア独自の「勢力圏」概念及び、ロシアの言う「主権」がようやく、どんなモノなのか理解に近づくことができた。

    ロシアが「勢力圏」や「主権国家」をそのような意味で用いることは理解する必要があるが、その「勢力圏」や「主権国家」概念を受け入れることは決してできないことがウクライナやバルト三国などの「事例」を通じて、理解できた。
    また、北方領土問題を抱える日本としては、これは決して他人事では無く、現在進行形且つ自らの身に降りかかっている火の粉である。

    なればこそ、ロシアの概念としての「勢力圏」や「主権」を理解する必要がある。そして、その概念からして、「共同経済活動」が穂法領土の返還に繋がるものでは無

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    2019年11月10日
  • 大国の暴走 「米・中・露」三帝国はなぜ世界を脅かすのか

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    イズムィコ氏本は即買い。他の2名の方も面白かった。何度も言うけどこういう分析を国内政治でも読んでみたいのだけど…

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    2017年10月01日
  • 現代戦争論 ――ロシア・ウクライナから考える世界の行方

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    これだけ長い論文を読むのは初めてで、だいぶ時間がかかってしまった。
    まず、当たり前だが、シンプルに被侵攻国を「被害者」として扱って侵攻国を責めるのは違うということが沁みた。そしてロシア、アメリカとの「したたかな」関わり方がどれだけの駆け引きと労力を伴うのかが計り知れなくて。
    自分にできることってあるのだろうか、考えるべきことはあるのだろうか、すごく考えさせられた。

    「命の格差」が1番刺さった。
    そんなものはあってはいけないしそれを無意識にでも容認しては絶対にいけない

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    2026年04月13日
  • 偽情報戦争 あなたの頭の中で起こる戦い

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    ネタバレ

    本書はとくに外交の観点から、偽情報について書かれていた。

    在大阪中国総領事館公式ツイッターのいきさつや
    ロシアゲートを挟むロシアの情報活動、
    ウクライナ側、アメリカ、
    そして日本については送れていては課題が書かれていた。

    なんだか流動的なことだから体制つくって、、、って日本のスピードでしてもうまくいかなさそう、、、な一方、専門家にしか判断できなさそうなことが多そうだから、任せるしかないような気もしてくる、
    そんな印象を受けた。

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    2026年04月12日
  • 情報分析力

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    最後に、文学を薦める、とあった。人間を理解する必要がある、と。うちの組織長もそのように言う。そして俺もストーリーの力を重要視し始め、小説を読み始めている。タイミングよく、小泉氏も文学を勧めた。これはさらに重視して読むしかない。

    HUMINTだのSIGNTだのGEOINTだの、今興味のあるワードを学べたのも非常によかった。そして、情報分析の上で相手だったらどう考えるか、を想像する、だとか、一次情報も疑ってかかる、とかやっていることが同じだった。

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    2026年04月06日
  • 現代戦争論 ――ロシア・ウクライナから考える世界の行方

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    これまで馴染みのないジャンルの本なので、なかなか頭に入ってこなかった。それでも、ロシアのノリ、インドとの距離感がなんとなく掴めたのはよかった。早速仕事にも使えた。

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    2026年04月06日
  • 現代戦争論 ――ロシア・ウクライナから考える世界の行方

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    新書としてまとめてくれることで手に取る人が増える類の良著。昨今注目される頻度の減った感のあるロシア・ウクライナ戦争を、専門家以外にも咀嚼しやすいテーマごとに分類した形で、紙幅の限りで質量を担保した解説を施している。

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    2026年04月04日
  • 現代戦争論 ――ロシア・ウクライナから考える世界の行方

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    筆者・小泉悠の持論が終盤に向けて展開する。戦争という愚行を止めるには犠牲が伴うジレンマを内包する言葉に胸締めつけられて、無血停戦に向かう理想は無力なのかと憂いてしまう。平和共存に通底する様々な思惑に耳を傾ける実直さがあれば歩み寄れるアンサーがある。そこは決してお花畑ではない。

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    2026年03月29日
  • 現代戦争論 ――ロシア・ウクライナから考える世界の行方

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     「職業的な軍事オタク」を自称する著者による「第二次ロシア・ウクライナ戦争」の中間的総括。基本的にメディアや政府発表など公開情報を用いた分析だが、衛星画像を用いた情報分析も一部で取り入れられている(例えば、墓地の衛星画像を比較することで埋葬された戦死者数を推計する、など)。

     個人的には戦時下のロシア社会を分析した第3章が勉強になった。プーチン政権はロシア社会が許容できる範囲での戦時体制の醸成と維持に相当神経を使っていて、だから動員数には一定の制約がかかっているという指摘は、ほとんど日中戦争期の帝国日本のそれを思わせる。問題は、プーチンのロシアが過去の日本とは異なり、「消耗戦」に持ち込まれて

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    2026年03月29日
  • ウクライナ戦争

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    メディアでよく見かける軍事評論家小泉さんが独自の視点・解釈でウクライナ戦争について解説した本。
    奥さんロシア人なのね。

    この手の新書は大概知る必要もないことや極度に詳細なことまで書かれて読むのが大変ですが、本書は非常に丁寧に分かりやすく書かれていると思います。

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    2026年03月18日
  • 現代戦争論 ――ロシア・ウクライナから考える世界の行方

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    ロシア・ウクライナ戦争についてオシントをもとに分析して、今後起こり得る展開を予測する。また、今回の戦争を教訓に、日本が今後取るべき安全保障の政策についても考えていく。ロシアによるウクライナ侵攻で、多大の人びとが犠牲となったが、その数には不確実性が伴い判然としない。それでも、たとえば衛星画像で墓地の拡大に着目して推定するなど、ある程度は公開情報から読み取れる。また著者は「降伏」や「平和主義」という言葉について見解を述べており、太平洋戦争時の経験や戦後日本が築き上げた価値観が今後も通用するとは限らないと警鐘を鳴らす。加えて、21世紀半ばに向けて米国の力が相対的に弱まり、世界は多極化へと進むと予測さ

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    2026年03月07日
  • ゴジラvs.自衛隊アニメの「戦争論」

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    もともと、文藝春秋電子版を元に新書化したもの。この本は、「記者」、「大学准教授」、「防衛研究所室長」「職業ドイツ人」とその夫が、その時のテーマごとに参加人数変えながら語った軍事オタク対談本、参加メンバーから明らかに読む人を選ぶが、一応、一般的な読者も想定している為、章最後に多くの註があるのはある種、良心的。

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    2026年02月28日
  • 2030年の戦争

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    ネタバレ

    良書。
    日本が今戦争に巻き込まれる危険性が高い事が分かった。現状では防衛力は不足したおり、お金、人をかけざるを得ない。中国は台湾統合は必須で問題は時期だけだそうだ。北朝鮮も侮れない。
    平和国家の理想は大事だが、現実に即した準備が必要と感じた。

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    2026年02月28日
  • 現代戦争論 ――ロシア・ウクライナから考える世界の行方

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    ロシアのウクライナ侵攻後四年にあたり手に取った。
    本書は、小泉先生が次の五つの問いに応答していくことで、第二次ロシア・ウクライナ戦争の姿を描き出していこうと目論んでいる。

    ◯五つの問い:
    ・どれだけの犠牲が出ているのか?
    ・何故こうも長引いているのか?
    ・戦時下のロシアはどのような状態にあるのか?
    ・世界の中でロシアの立ち位置はどう変化したのか?
    ・日本はどのように向き合うべきなのか?/


    この本の紹介や解説は僕には手に余るので、そちらはもっと明晰な方達にお任せすることとして、例によってこの本に書いてあることないことを書きたい放題に書いて行こう。
    まあ、そのようなよしなしごとにしても、この

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    2026年02月25日
  • 現代ロシアの軍事戦略

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    ロシアの2022年2月のウクライナ侵攻より前に出版された、現代ロシアの軍事戦略に関する著書。

    NATOと比較した場合の戦力バランス、技術的な差異、ロシアの軍事演習の状況など、新書としては大変詳しい。

    ウクライナ戦争前としてのロシア軍事戦略について、著者としての考えをまとめている。
    ハイブリッド的な戦争の側面もあるが、ロシアの軍事戦略としては、依然として、古典的な軍事手段の役割が述べられており、ウクライナ戦争以降も、そこは変わっていないように思われる。

    当時の視点としては、日本のロシアとの付き合い方について、リアリスティックな見方を示している。
    現状は、より徹底して現実を見る見方が重要にな

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    2026年02月23日
  • 世界の大転換

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    「ママ、戦争を止めてくるから」
    なんてふざけた平和ボケも出てきた選挙で、
    あ、日本は良心が大多数で良かったとなりましたが、
    右も左も弱体化してる国内での、痴話ゲンカみたいなレベルの話ばかりで、
    ほんとの海外ってどうなってるのって。

    小泉さんが軍事ヲタクゆえ、どうしても軍事の微に入り細を穿つみたいな話になりがちでしたが、
    中国、アメリカの話は対談の相手の方がほんとに面白い。この方の本も読みたくなる。

    中国は2030年からの崩壊は皆分かってて、
    フィジカルAIからのロボット戦争はほんとない話じゃないなーって。
    アメリカも明らかに日本眼中なくなってるし、
    で、メローニ首相と仲良くなった時には左は

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    2026年02月18日
  • 情報分析力

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    Pageturnersで竹下さんがおすすめしていた本。
    ロシア軍事関連の方が書かれている本だが、普遍化してビジネスパーソンにも転用できるように「情報収集+情報分析」の手法を解説してくれている。

    当たり前のように感じる箇所もあるが、確かに体系化して情報処理する全体像を再確認するためには良い本です。
    リサーチ手法にや情報分析に関するビジネス本は他にも多数にあるが、それらは各論やハウツーに寄っているので、全体像を引いて確認した時にはこの本。

    以下、引用。
    P7.情報は誰にでも、いくらでも入ってくるものだけれども、その処理装置を持つのは簡単ではない。

    P46.情報資料作りは自分の頭の中を可視化し

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    2026年02月01日
  • 世界の大転換

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    ネタバレ

    人民解放軍がロボット化するというのは、ありえる。かつてSFでこうなったらいやだな、という物語が現実化しつつある。あとは、アメリカのベネズエラ侵攻前に編集されたものなので、現実の動きの早さに新書の新刊が追いついていない。からといって読む価値がないわけではないと思う。

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    2026年01月22日
  • 戦闘国家 ロシア、イスラエルはなぜ戦い続けるのか

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    ロシア軍事の専門家の小泉悠さんとインテリジェンス研究の小谷賢さんによる対談。ロシア、イスラエル、そして日本のインテリジェンスの話から始まり国の現状、国民の考え方などが論じられている。なぜそれぞれの国が今のような状態にあるのか考える一助になると思う。個人的には非常に納得感があり参考になった。

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    2026年01月20日
  • サイバースペースの地政学

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    地理的制約を受けないはずのサイバースペースと地政学?という印象で手に取ったが、読んで理解できた。データセンターや海底ケーブルなどサイバースペースを支える物理的インフラの内容やそれを取り巻く状況が紹介されている。海外とのインターネットのほとんどが海底ケーブル経由だということ、海底ケーブルにおける切断、盗聴などのリスクが増えていること、海底ケーブルの設置、修理を行うケーブルシップという船が活躍していることなど、知らない人も多いのではないだろうか。

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    2025年12月31日