小泉悠のレビュー一覧

  • ワグネル プーチンの秘密軍隊

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    傭兵を法的に認めていないロシアにあって、みんな知ってた傭兵会社。
    今でこそ、もう、オープンというか、反逆もして、粛清もされてと大変なことになっているのだが、この本が書かれた時点では、その傭兵が存在を明らかにする一冊であった。

    十分に価値はあるが、ただ、あまりに綺麗事すぎて、ふざけてんのかという印象が拭いきれない。
    素人の自伝なんで、軸もないし深みもない。
    他の、ロシア本と合わせて読めばいいのだと思う。

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    2023年10月13日
  • 偽情報戦争 あなたの頭の中で起こる戦い

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    福島原発処理水の海洋放出を巡って、中国政府が公然と偽情報を拡散しつつ日本から水産物を輸入するのを禁止する一方、日本近海で漁をしている自国船を黙認するという矛盾だらけの言動に対し国際会議で反論する程度の対抗手段しか持ち合わせない日本政府の無力感への焦燥が募ってくる、というのが本書の読後感である。

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    2023年10月04日
  • ウクライナ戦争

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    丸善で平積みされてたの発見し、読んでみた。

    2022年9月までの状況を、そこに至るまでの状況も含めて整理されており、自分自身の本件に対する理解を深めることができた。 プーチンの発表した論文などワールドニュースで聞いていたことも、実際どんな話か知ることができたし、主張や行動に関する考察もタメになった。

    あとがきで、日本が同様の状況になったときにどうするか議論必要という話も入り、個人的にロシアが全面的に悪くなって言っている方々の考えを聞いてみたいなと感じた。

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    2023年07月24日
  • 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』

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    教養がないと読み切れない対談集、難しい内容だと感じる本だった。これほどの知識人、文化人がその立場や専門分野から様々な考察がされる。宮崎駿作品ならではのことだろうと思う。それこそ20年以上前に、ナウシカの漫画本を途中までだか、読んだ記憶はあるのだが、自説を語れるほどの読者ではないので、偉そうなことは何も言えない立場ではある。

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    2023年07月23日
  • ウクライナ戦争

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    西側の対ウクライナ援助を思いとどまらせていた恐怖…ロシアが戦争をNATO加盟国にまで拡大させるとか、核戦争に踏みき可能性。

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    2023年07月23日
  • 偽情報戦争 あなたの頭の中で起こる戦い

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    買ったあとに、知り合いが著者って気づきました。

    難しい書籍でした。文章の表現が難しいのか、取り扱っている内容が難しいのか。読めない漢字もちらほら。

    もう、物理的な戦争も、情報の戦争も、サイバーの戦争も、いろいろあるよね。

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    2023年07月21日
  • ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔

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    ロシア留学記のような論調から始まり、ロシア政治・軍事の解説へと発展していく構成が良かった。ロシアとロシア人が好きで、研究対象としている著者ならではの観察と解釈が興味深く、読み易かった。ロシアとロシア人を以前よりも少しだけ理解できたような気がする。

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    2023年07月15日
  • ウクライナ戦争

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    侵略開始1年位前からのロシア、ウクライナの関係、其々の国内事情、それに米欧は衛星画像その他情報から侵略の意図、時期もかなり正確に把握していた事等、細かく解説され分かり易かった。
    歴史や戦争論も交え、軍事的戦術、兵器まで細かく解説される一冊だが、そもそもの「なぜ今こんな戦争が起こったのか、これからどうなりそうか」については憶測の域を出ない。
    これについては何年後か、或いは意外に早く(昨日あたりからワグネルがモスクワに向かったとか引き返したとかのニュースもあり)でも、何らかの決着を見た後の分析を待つしか無いのだろう。

    兵器や兵員数など軍事力比較分析、プーチンの思惑や当初想定したであろう侵略プラン

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    2023年06月26日
  • ウクライナ戦争の200日

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    ウクライナ戦争をテーマとして7つの対談(うち1つは鼎談)が収録されています。「ドイツと中国から見るウクライナ戦争」(×マライ・メントライン×安田峰俊)、「ロシアは絶対悪なのか」(×東浩紀)が特に面白かった。

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    2023年03月14日
  • ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔

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    これもいい。ウクライナ侵略ですっかり悪役のロシアってそもそもどんな国?その歴史ならともかく、国民性?風俗?はやっぱり住んでた方ならではの視点。

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    2023年01月20日
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界

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    現在のウクライナ戦争、最近の米中対立と中国の台湾侵攻のリスクを中心に、国際政治的、軍事的、地政学的な観点で分析されている本

    中長期的な課題として、プーチンロシアとウクライナ戦争の影響は大きいものの、日本•世界にとっての最大の脅威は中国だと指摘する。
    中国は情報公開が不十分で得られるものは限られているとは言え、近年の軍拡は明らかで、台湾侵攻に関して説得力のある蓋然性が高いリスク分析がされている。
    (なお、個人的にはウクライナ戦争はそのリスクを増大させるのではないかと思っていたが、ほとんどの中国政府や軍関係者は「ウクライナと台湾は別問題」と考えているとのことであった。)
    また中国や欧米の強かさに

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    2023年01月23日
  • 現代ロシアの軍事戦略

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    軍事はあまり触れてこなかった分野なので難しい。ロシアが恐ろしく外交巧者だというのはよくわかった。軍が弱体化してんの、「恐ロシア」のイメージがあっただけに意外だった。

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    2023年01月11日
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界

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    対談形式で読みやすく、ロシア、米国、政治、軍事など異なる専門性を備えた6人の見解、知識が一冊にまとまっている。コスタがよい本。歴史、国際秩序という点から、ロシアによるウクライナ戦争を日本人がどう捉えるべきか論じる鈴木氏との対談が、私には一番の学びでした。

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    2022年12月26日
  • 現代ロシアの軍事戦略

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    良い意味でも悪い意味でも無く予想とは違った本だった。
    事実をありのまま述べると言うより個人的見解が多いと言うか。
    それと新書にしてはかなり難解だった。内容の1/3も理解してないかも。それでも一読の価値はあると思う。

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    2022年12月12日
  • ウクライナ戦争の200日

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    世界には多様な価値観が混在しているのだということを、改めて理解することが出来ました。

    イズムィコ先生と、東浩紀や砂川文次、片渕須直、高橋杉雄、ヤマザキマリらとの対談集

    開戦から200日くらいまで。今となっては、、、という点もあるけど、リアルタイムで進行中の事象なので仕方ないか。

    このタイミングで読むことに意義があるって感じの一冊。

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    2022年12月06日
  • ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔

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    軍事アナリスト、イズムィコ先生のロシア文化解説コラム。

    容易に打ち解けてくれないが、一度懐に入れば超身内待遇してくれる情の深さ。60点でよしとする加点式社会。ゴミの分別はしない、出来ない。日本とはかなり違う。

    公衆トイレに便座がないのは嫌だなあ。

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    2022年11月08日
  • 現代ロシアの軍事戦略

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    シリアへのロシア関与などマスコミでほとんど報道されていない情報が時系列に沿ってまとめられている。
    表面に出てくるウクライナ以外のことを知るには、専門家の厚みのある情報収集力に頼るのが良いと感じた。

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    2022年11月05日
  • 現代ロシアの軍事戦略

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    ハイブリッド戦争と同じような内容だったが、ロシアは最終的に物理的軍事力を捨てない。
    「現代国際社会」を良しとせず、被害者スタンスにある限り、ロシアはやるだろう。
    で、やっちゃって、思った以上にうまく行っていない現実。この先どうするのか。
    小泉先生のリアルの分析は外せない。

    後、中村逸郎先生。

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    2022年10月11日
  • 現代ロシアの軍事戦略

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    筆者自身も言っているが、「オタク」が書いたロシアの軍事に関する本。内容は、流石オタクと言ったところ。

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    2022年05月29日
  • 現代ロシアの軍事戦略

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    メモ
    経済、科学技術、軍事でもはや米国と並ぶ超大国ではなくなったロシアが2014のウクライナ、2015のシリアなど攻勢をしかけ、成果を収めたのは何故なのか? そこには古典的な軍事力の指標「ミリタリーバランス」では測りきれない要素が働いているのではないか? それを様々な角度から検証した。出版が2021年5月。そこまでの時点でのロシアの「領土」への考え方が示される。

    2014のウクライナ介入では、劣勢にみえたロシアの軍事力が見直された。特殊部隊、民兵の動員、人々の認識を操作する情報戦、電磁波領域やサイバー空間での「戦闘」、これらでクリミアを瞬く間に併合した。

    ロシアが暴力の行使=軍事的闘争に訴

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    2022年09月14日