小泉悠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
それこそハヤカワ文庫から出ていた『100年予測』だっただろうか。
未来の戦争は、宇宙空間とサイバー空間の中が主戦場になる。
あっという間に決着がついてしまうだろう、といった話。
本書を読みながら、そんなことを思い出した。
ただ、自分が思っていた以上に、この問題、「物質」に縛られる側面があるようだ。
例えばデータセンター。
大都市から距離があると、通信のタイムラグが生まれるため、大都市近郊に設けられることが多いという。
大量の電力を食うため、送電などのインフラが整っている必要もある。
現在は衛星を使った無線通信などの新しい技術も開発されたとはいえ、海底ケーブルも通信には必要なのだとか。
そう -
Posted by ブクログ
著者の小泉氏の奥さんはロシア人らしい。軍事評論家である同氏が、東浩紀をはじめとし、元陸上自衛隊員であり小説家である砂川文治、防衛防衛研究所政策研究部防衛政策研究室長の高橋氏、他アニメ監督や漫画家とウクライナ戦争について語った本。人選は「?」と思う所もあったが、それが面白く感じる部分もあった。
考えさせられたのは、この本に通底するテーマでもあるように見えたが、戦争の変容。核を用いる事での、「エスカレーション抑止のためのエスカレーション」と呼ばれるロシアが有する核戦略思想。他方で核を脅しに使いつつ、実際には、ゲリラ戦のように非近代的な側面も持つ。
― 小泉 ほとんどゲリラ戦の戦い方に近いです。 -
Posted by ブクログ
軍事オタクで潜水艦オタクでロシアオタクの小泉先生全開の本。
オホーツク核要塞って、どこかの島か、半島にでも造られた核ミサイル基地かと思っていたんだが、要はロシアの聖域、オホーツク海自体にSSBNを忍ばせて、その中に敵国を入れないような仕組み。オホーツク海自体を要塞にしてしまうということだった。
ソ連からロシアへの移行、技術力や経済力、もちろん冷戦、米国、欧州との関係やウクライナ戦争などでどんどんと変わっていく情勢を、色んな観点から説明する。
それにしても、民間人でもそれなり以上の衛星写真を入手出来るってのが、驚いたな。
小泉先生の本はとても読みやすいし、オタク感丸出しだが、オタク特有の共 -
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