小泉悠のレビュー一覧
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通信技術に関わる仕事をする中で最近セキュリティが注目されている。すこし幅広くいろんな角度から知識を得たいと思っていたところに遭遇した本。タイトルを見てこれは読んでみようとなった次第
ちょっと物足りない。地政学とタイトルをつけるなら地理的要因に関する戦略で国家戦略の経済や技術とどう関連するのか、陸続きの国と海に囲まれた国での違いなどはもう少し詳細は議論があるとよいと感じた。海底ケーブルを巡る各国の状況などや現地の見聞情報、歴史的な説明はとても参考になったが、どういう国家のポジショニングにつながるか、覇権争いなどについてもっと考察の記述があると良い。それでも海底ケーブルを巡る企業の話とサーバーセ -
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ネタバレロシアによるウクライナ侵攻の前に書き始めて、侵攻後に幾らか修正、追加された感じ。
著者はロシアの軍事の専門家。ウクライナとの戦争が始まった頃にはテレビで見ない日はありませんでした。その著者が、軍事のことではなく、ロシアに暮らす人々、住居、街並み、食事、そしていろんな噂が語られている地下空間のこと、それらを通してロシアって・・・をデッサンしていきます。当たり前ですが、ロシアに暮らす人々の多くは「普通」の人々です。でも、今はそのことを改めて「知る」ことはとても重要なことでしょう。
最後の2章「「大国」ロシアと国際関係」「権力」は著者の専門分野です。その専門家でも、プーチンの考え、行動を正 -
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ネタバレ<読書の動機と個人的見解>
軍事専門家によると、2027年が台湾有事のターゲット・イヤーと目されており、2029年までは緊迫した時期が続くという見通しだ。
そこで疑問に思ったのが、ロシアによるウクライナ侵攻(2022年~)のときに軍事専門家らはこのタイミングを見通せて警告を発していたのか、ウクライナ市民(特にキーウ)は事前に察知して安全確保のための行動を取れていたのか、ということだった。
気になっていたところ、Audibleの聴き放題に本書が入ったので聴いてみた。
<本書の内容>
この疑問への回答として、小泉さんはロシアがクリミア半島に勢力を増強し、ウクライナ側もその時に備えているという戦争 -
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著者は、ロシアの軍事安全保障政策の専門家。 ロシア滞在時(2009~11年)の経験を基に、ロシア社会を考察する。テーマは、住まい、 人、街、食、政治、プーチンなど。2022年のウクライナ戦争以降、ロシアの軍事動向のニュースや情勢は伝えられるが、ロシアという国がどんな社会なのかは知らないことが多い。2010年頃のロシアについて、著者の経験と考察がさらりと紹介されていて面白かった。
社会については他の本を読んで知っていたが、ロシア人の気質については、随分変わっているようで 知らないことも多かった。著者が言うように、「無限の不信と信頼が同居する国」というのは、プーチンとその取り巻きを見ていれば納得 -
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日本を取り巻く微妙な情勢や、最新の戦法など、気鋭の有識者2人が対談した記録。
技術が格段に向上し、追跡型ドローンなど、命中確率の高い兵器は増えてきた。ただしAIに頼ると、攻撃誤認により自動報復システムが稼働するリスクがある。「ドラエモン のび太の海底鬼岩城」の例えは秀逸である。
ロシアや中国のように、人的及び物的資本など、ロジスティクス面でのストックが豊富にある国に対して、日本のように少ない国では異なる戦法にならざるを得ない点も納得。
中朝露に対して「侵攻するには今しかチャンスがない」と思わせない抑止力が必要。この抑止力が維持できるか、際どい世界情勢であることを認識した。
韓国の38度線 -
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たくさん情報を集める。
批判的思考でなぜなぜする。
何故何故して情報を集める。
拡散した情報を集約する。
調査する場合に大切なことは、自分が何について知りたいかを明確にすること。そうすると批判的思考やHwyのメカニズムさえ持っていれば、正しい問いを投げることができる。
目的がある情報収集なら、目的に合わせて集めた情報をすべて疑うことが重要。その疑う→さらに情報を集める→集約する。すべてAIでできるが、クリティカルシンキングできない人は、AIに騙されて終わる。
▼ただ情報やデータを持っているだけでは意味がない
・米国やロシアのような大国の情報機関でさえ、9割以上は公開情報を元に情報分析を行