斉藤洋のレビュー一覧

  • 白狐魔記1 源平の風

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    とても読みやすく時代背景もすんなりとはいっていきました。
    ちょっとかわったきつねが仙人のもとで人に化ける術を習い、義経とかかわります。
    きつね視点からみる人間社会は不思議でかつ、とてもゆがんでいると思いました。
    また仙人らしくない仙人の雰囲気がとてもいいです。

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    2013年12月24日
  • 白狐魔記6 元禄の雪

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    実は、元禄の雪って聞いても
    ピンとこなかったんです
    それなのに赤穂には
    行ったことがあったりして(;^^)ゞ

    さて、久しぶりのシリーズです
    児童書だからか、読みやすいです
    歴史ものというより
    ファンタジーベースだからかな

    今回は、忠臣蔵です
    予備知識がほとんどないので(;^^)ゞ
    白狐魔丸と一緒に探索気分です
    今まで読んだ文楽小説や
    歌舞伎衣装図録の記憶をたどりながら
    楽しみました

    「黙示録」と同じような時代なんですね
    そんなところも偶然だし
    読んだ時期も討ち入りの日近くだったし
    よかったですよ

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    2013年12月02日
  • 白狐魔記2 蒙古の波

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    このシリーズは白狐魔丸が人間とは何ぞや、武士とはどういう生き物なのか、ということをその人物に関わりながら考えていくところが良いのです。主人の為に命を投げ出すということに何故なのだろう、とか兄弟で争うのは何故なのか、地位や権力争い、主君の絆など動物にはない人間の生き方について白狐魔丸は自分なりの答を見出そうとします。争いを好まない白狐魔丸が、戦に巻き込まれていき、歴史上のさまざまな人物と関わっていく…。今回は元寇のことが書かれて、興味深く読みました^^

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    2013年09月18日
  • 白狐魔記6 元禄の雪

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    またまたやってしまいました…。これもシリーズものだったのですね。
    ですが、これまでの経緯が説明されていたので、読み易かったです。 シリーズを通して白狐魔丸(狐)の「人間探求」の物語らしいですが、白狐魔丸の素直さやまっすぐさがかわいいなぁと思いました。今回は赤穂浪士の討ち入り。好奇心から関わってしまった白狐魔丸の目を通しての武士観察は面白かったです

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    2013年09月16日
  • 白狐魔記6 元禄の雪

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    毎回思うけど、「白狐魔記」って児童書のくくりだけど・・・
    大人の読者に対して書いてる感があるくらい、歴史を勉強した者にとってはメチャ面白い。
    白狐魔丸は武士が嫌いだけど、今回は武士があふれている江戸に来て、しかも浅野と吉良の松の廊下事件から討ち入りまでの事件に係わる。
    やはり根底には武士の死への美学への疑問かなあ。
    人はどんな身分でもどんな立場でも命を大事にしなきゃね。

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    2013年06月06日
  • 白狐魔記5 天草の霧

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    宗教家を送り込むのはその国を支配するため、といったかなりうがった?というか本質的な考察も書かれていて、ただの子供だましの歴史ものではないという感じ。とはいえファンタジーですが。

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    2013年05月31日
  • K町の奇妙なおとなたち

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    ネタバレ

    なんか表紙がいいカンジだったので手にとる。
    お話、お話の間にある挿絵もなかなか味わい深いものがあった。

    奇妙なおとなたち。
    なるほど。
    ファンタジーではない。懐かしい、とゆーわけでもない。
    奇妙、とゆー字面がぴったりの感じなお話。

    ぼっちゃん、と呼びかけられるまで、主人公、女の子と思ってたぞ。
    ちょっとしんみりしちゃったのはベティのおはなし。
    あとあじ悪めだったのは月光仮面のおはなし。
    なーんか気になったのは教頭先生のおはなし。

    この子の家族は興味深い。
    先生、と呼ばれる元ヤクザっぽい父。
    あっ、今思ったが、先生って政治家系か??
    そこそこ豊かなおうちっぽい。
    そーいや、おとなたち、とあ

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    2013年03月27日
  • コリドラス・テイルズ

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    児童書の枠に入れてはみたけど、ひねりの効いたショートショートの数々は大人でも十分楽しい。
    むしろ大人じゃないと通じないようなネタも………
    星新一っぽいブラックユーモアは最近の斎藤さんの作品ではあまり見ないのでちょっとおどろきました。
    そして間にはさまれるコリドラスの不遜な感じがクセになります。
    最初と最後のページに描かれたヨシタケさんの絵がすっごく効果的!

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    2013年02月25日
  • アラビアン・ナイト1 シンドバッドの冒険

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    おもしろかったです。
    普通の冒険航海ものとは違います。
    想像したことのない生き物がたくさんでてきますし、展開も予想外なことが多かったです。
    あとがきに書いてありましたが、著者の斉藤洋さんによって、元のアラビアンナイトの辻褄が合わない部分は合うように手直ししたようです。
    挿絵も魅力的です。あまり児童書では見かけないタイプの絵だと思って、イラストレーターの一徳さんを検索してみました。すごく有名なカードゲームのイラストなどを担当している方のようです。こういう絵柄は特に男の子に好まれそうですね。

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    2013年02月05日
  • 白狐魔記6 元禄の雪

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    時は、徳川五代将軍綱吉の時世。
    赤穂藩主浅野匠守が、江戸城松の廊下で、高家吉良上野介への遺恨で刃傷沙汰をおこしてしまう。赤穂藩はとりつぶし、職を失った浪人侍が主君の仇を討たんとする実話が背景。
    白弧魔丸は、浅野家家来の大高源吾と知り合ったことで、仇討劇を最後まで見届けることとなる。
    赤穂事件の内容は、キツネが絡むことでやや違ってくるため、忠臣蔵ファンが読むと、感想がまた違ってくると思われる。
    今回の『元禄の雪』は、これまでのものと比べ、白弧魔丸が人間の中にすんなり入りこんでいるような感じがした。
    まだ術もろくに使えない、幼さ危なっかしさが残っていた最初のころの白弧魔丸のほうが、かわいらしくて好

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    2013年01月14日
  • コリドラス・テイルズ

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    作家の「私」はナマズの「コリドラス・パレアトゥス」と出会った。これから連載するショートストーリーの年間の半分をコリドラス・パレアトゥスが受け持ってくれると言うのだ。こうして「コリドラス・パレアトゥスかく語りき」の連載が始まった。荒唐無稽な身の上話に半分受け持つと言った割に気まぐれに語られる話。私は生意気なナマズに振り回されっぱなし。

    なんじゃこりゃ?という第一印象。でも読み進める内に、コリドラス・パレアトゥスが可愛く思えてくるから不思議です。自分のことを俺とか私はとは言わず、コリドラス・パレアトゥスと頑なに言うこだわりもクセになります。覚えちゃったよ、コリドラス・パレアトゥス。
    ただこれは、

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    2012年11月27日
  • 白狐魔記4 戦国の雲

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    ここまでのシリーズでは白狐魔丸が出会うのは誰もが知っている歴史上のヒーロー(それもどちらかというと敗戦の将)のご家来衆で、その友人を通して著名人の知己をも得るというのが定型パターンでした。  でも今回はさすが織田信長様でいらっしゃいます。  ご家来衆な~んていう面倒くさい人達はすっ飛ばしていきなりご本人が白狐魔丸とお知り合いになってしまいます。  まあ、それには蒙古襲来以来姿を消したきりの白駒山の仙人様に代わって白狐魔丸の導き手みたいな役割を担っている雅姫というキーパーソンの存在が無視できなかったりもするわけですが・・・・・(苦笑)

    一応、柴田勝家とか羽柴秀吉、明智光秀な~んていう錚々たるご

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    2012年11月20日
  • ミス・カナのゴーストログ(4)つばめの鎮魂歌

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    2月。俊介の合格発表を聞いた夏菜はお祝いのプレゼントを買った。街に出ると、夏にも見かけた子どもの幽霊をまた見かけた。一度見た幽霊をまた見かけることはなかったし、子どもの幽霊ということで印象に残った。この世のものではないものに興味を持つことを極力避けているのに…。
    終始お化けお化けという話ではなく、夏菜の日常があってそれにちょろっと日常の延長として幽霊が絡んでくる話。リアルな幽霊話ってのはこういうのだろうなと思います。怪談好きの子よりも、日常のリアルな話が好きな子向けだと思います。

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    2012年10月16日
  • ミス・カナのゴーストログ(3)かまいたちの秋

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    全く秋らしくない10月。夏菜は俊介に誘われて自然文化園のモルモットを見に行く。そこでなにやら不穏な声を聞くが、何を言っていたかは分からない。首を突っ込むつもりはなかったが、ちょうど声を聞いたあたりで女の子が怪我をして泣いているのを助けて…。

    お化けものだけど、そうそう怖くないのがこの本のいいところだと思っています。一人でいる時でも読めます。ちょこちょこ豆知識みたいなことも書いているので、へぇ~と思わされます。

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    2012年09月30日
  • ペンギンしょうぼうたい

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    ネタバレ

    これで数冊目のペンギンシリーズ。謎のペンギン50匹?…で数え方はいぃのかしら…の集団。先頭には団長に副団長に副々団長。そして47の平団員達。

    相変わらずクールに、しかし何気に人ならぬ動物騒がせな彼ら。今回は火事でもないのに、消防活動をしてまわります。が、そのおかげで温泉発見!動物達がほっこりした頃にはペンギン団は既にいないのでした。

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    2012年09月30日
  • 白狐魔記2 蒙古の波

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    これは・・・どんどんおもしろくなるタイプのシリーズだな。
    白狐魔丸に感情移入していくからなのか・・・。
    小学生の男の子も女の子も楽しめそう。

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    2012年09月18日
  • 白狐魔記2 蒙古の波

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    白孤魔丸シリーズの二作目です。
    子供のためにと思って買ったのに、子供より先に読んでしまった(汗)
    歴史の断片とそこに身をおく感覚が持てて、子供も大人も十分楽しめると思います。
    ただ子供には、史実に基づく物語であることは理解してもらわないとね。

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    2012年08月29日
  • 白狐魔記1 源平の風

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    もう少し、時代考証がより忠実であればもっとはまりそう。
    小学校6年生で歴史を学ぶし、そのぐらいの子どもたちに今度勧めてみよう。
    2巻もとりあえず読んでみる予定。

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    2012年08月22日
  • ペンギンおんがくたい

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    子どもたちも好きなペンギンのシリーズ。
    ・・・・で・・・・結局ペンギンおんがくたいは行ってしまうのですが・・・
    それじゃあおんがくたいと言うよりこうしんたいだ・・・・

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    2012年06月25日
  • ペンギンおんがくたい

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    今回の隊長は、ベートーヴェンみたいな被り物をして指揮棒を持っています。副隊長はタンバリン、副々隊長はマラカスをそれぞれ持っています。その他の47のペンギン達は手ぶらですが、合唱でもするんでしょうか?
    寝ているところを邪魔されたオウム、ダジャレが好きなジャガー、指揮棒にびっくりして木から落ちたナマケモノ。今回ペンギン達に巻き込まれる動物はこの3匹です。

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    2012年05月09日