斉藤洋のレビュー一覧
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ネタバレ岐阜からトラックで東京まで来ちゃった黒ねこルドルフくんの物語続編。
イッパイアッテナくんだけじゃなくて、金物屋さんのブッチーとか敵だったブルドッグのデビルくんとも仲良くなって、かなり性格的にも「キョウヨウ」を身につけた大人ネコになっていました。
最後は頑張ってヒッチハイクで岐阜まで帰るんだけど、お家にはすでに別の黒ネコがいて、その名もルドルフでした。
1匹しかネコは飼えないってお家の人が言っていたというニュールドルフのセリフを聞いて、本家ルドルフくんはずっと会いたかったリエちゃんの顔も見ないで東京に戻ります。
なんかかわいそうだったけど、東京ではすでに飼い主ポジションたるお家も見つけて -
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ルドルフシリーズ第4弾。
タイトルと表紙を見て
『おっ?これはもしかして?』
と思ったのですが‥‥‥読みがはずれました。
今回のルドルフは横浜まで出張です。
今回もいろんな経験をします。
ルドルフだけじゃないんだけど。
デビルやイッパイアッテナ、ブッチーにテリー。
おまけにブッチーの子供たちにも
いろんな事がおき、それぞれに考え方があって
なんかもう、みんなかわいすぎるなあと
思うのです(たんなる猫バカ)
新顔のスノーホワイト。
女子だけど男前です。
ブルースにかけた台詞のかっこいいこと!
あと、ブッチーの娘のチェリー。
なんてしっかり者!
やはりどの世界でも女子の方が精神年齢が
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ルドルフのシリーズ、大好きなのでこれは特別に目立つ作品ではないかもしれませんが、続きが読めてとても嬉かったです。
斉藤洋さんの作品には、どれもおっとりと明るい余裕があって、しかもどこか謙虚な文体がいつも気持ちをほっとさせてくれます。ルドルフの最初の一冊を読んでやった子どもが大人になってしまった今は、純粋に自分のために読みました。子どもの頃に親しんだ、柔らかく温かく愉快な世界がそのままそこで待っていてくれるみたいに感じます。
自分自身が、昔はそこら中にたくさんいた野良猫や野良犬たちと友だちみたいに育ったことや、小さなユーモアに溢れた英国ミステリーを読み、切迫詰まってもジョークを忘れない昔 -
Posted by ブクログ
ルドルフシリーズ第2弾。
前回結局岐阜に帰らなかったルドルフ。
それから1年半。
ノラネコ生活も板についてきたルドルフだけど
突然の展開にいろいろ考えることが増えてきた。
ノラネコと飼いネコの生き方のちがいや
友達のこと、人間のこと
そして一人前になるということ。
最後の展開を想像してなくはなかったけど
あーもう、胸がいたいわー!
しかしルドルフは
本当立派なネコになったもんだ。
リエちゃんにはきっと伝わらないだろうけど
リエちゃんは幸せ者だなあと思う。
ネコってこんなに奥ゆかしく
考える動物だったのか。
うちのドラネコはそんな風には
さっぱりみえないのだけれど。笑 -
Posted by ブクログ
シリーズ第一作の『ルドルフとイッパイアッテナ』、第二作『ルドルフともだちひとりだち』を初めて読んだのは20年ぐらい前の小学3、4年生ぐらいの時で、それから大学生の頃、児童文学論の講義を取っていたこともあり買い直して読み直し、やはり名作だと再確認してからは何度か読み返している大好きな児童文学のシリーズ最新作。
知らぬ間に最新の第四巻が出ていた。1年も前に。
で、さっそく購入。
1作目2作目にあった面白さに加えて目頭が熱くなる終盤の展開は、3作目『ルドルフといくねこくるねこ』にはなかった。というか2作目のラストがきれいすぎて、以降は蛇足になるのは致し方ない。今作『ルドルフとスノーホワイト』