斉藤洋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ひょうほんがいこつ、おんがくしつのベートーベン、ゆうれいアナウンサー…。学校にはおばけがいっぱい。おばけはちょっと怖いけど、この本を読めば大丈夫! 不思議で楽しいおばけたちに、クスクス笑わずにはいられない。
校長室から同じ校長先生が次々と現れてどこかに行ってしまう「れんぞくこうちょうせんせい」がいちばん面白かった。「その こうちょうせんせいが ドアをしめ、どこかに いって しまうと、またまた、ドアが あき、またもや おなじ こうちょうせんせいが でて きます。」「みて いる あいだ、ずっと おなじ ことが つづきます。でも、ただ それだけの ことですから、だいじょーぶ!」だって。笑
全然怖くないおばけだな。笑 -
Posted by ブクログ
人間を知りたいという、一風変わったきつねが、白駒山の仙人のところでくらし、
人に化けることを学んでいく。
狐の好きな言葉で言うと、修行する、若いきつね白狐魔丸の成長日記。
山を降り、故郷を目指す折り、
源平の戦に巻き込まれ、人が戦い殺し合うことを疑問に思いながら、仇討ちなる人の感情を知っていく。
きつねの真面目なキャラクターと、飄々とした仙人とのやりとりがおかしく、また語り口もやさしくて、とっても読みやすい。
きつねをからかいながら、さらりと大切なことを教えていく仙人さながら、読み手をぐいぐい引き込む。
尾っぽが化けきれないきつねに、仙人が、尾は「空」だと解くところもとても良かった。
修行したがるきつねに対して仙人の言うセリフもいい。
「滝にうたれて、ああ、おれは苦しい修行をしているんだと思って、気持ちよがっているのは、温泉につかって、ああ、いい湯だ、といっているのと、変わりない。」
戦の描写は辛いところもあるけれど、人情を学ぶ白狐魔丸と一緒なら、ゲームみたいに人が死ぬ感覚とは違う大切なものがわかるはず。
ちょっと、アーサー王伝説を思い出しながら(斉藤洋さんも訳している)騎士道も武士道も、どこか貫いたものは同じで、かっこいい。
この本は、本が苦手な子にも進められるんじゃないかと思うし、私のように日本史が苦手な人も楽しめるのだー