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小児科医のクラウスは、少年時代をすごした町に赴任することになった。その町の広場には古い時計台があって、その時計は、彼が子どものときからずっと、こわれて三時をさしたままなのだった。いつも閉ざされている時計台の扉が三時にだけ開くことを発見したクラウスは、その中で、子どものころ病気で亡くなったはずの親友アルフレートに出会う。なぞめいた時計台を舞台に、時をこえた少年の日の友情を描いたファンタジー。
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Posted by ブクログ
ドイツ文学者である斉藤洋のど真ん中という作品。
イェーデシュタット三部作の第二だが、単独でも十分読める。
第1作の人形劇もよかったけれど、今回の作品はさらに自分の好みに合っていた。
児童書ではあるが、大人読者にはよりグッとくると思う。
淡々とサラサラ流れる文体に、時間と街と邂逅を見事に散りばめて琥珀のように美しい小品の中に留めている。
作者の手腕がここに凝縮されている。
たまたま小学生の息子と同じ作者の『風力鉄道に乗って』を再読している最中にこの本を読んだが、あの斉藤洋が、風力鉄道をはじめとする大半の作品にはある、シュールなユーモアをいっさい排除してこの本を書いているんだよなあと、改めて驚かされた。
三部作は同じ街を舞台にしており、登場人物も一部は共通らしい。
本書の最初に一部作目の主人公が出てきたので、本書の最後に出てきた女性が三部作目に登場するということかな。
作者はホフマンの研究をしているときいたが、ホフマン未読の私には、同じ独文でシュトルムの小説を思い出した。
独文の良いところを日本語で表すとこうなるのかな。
この懐かしさ、優しさ、シンプルな言葉と、素朴な日常で織られた作品を母国語で味わえる幸せを思う。
アルフレートは頭がいいけど、独善的で子供っぽいところもある。
萩尾望都タッチで顔がイメージされてしまう。
ちらっと出てきた現代の小児科の患者の男の子は伏線だったのかな。
再読したらさらにいろんな仕掛けがありそうな一冊で、これ自体もカラクリ時計のようだ。
Posted by ブクログ
児童文学なのかな?
内容をまったく知らずに古本屋で買ってきた本
ちょっと切ない話でした
いや・・・悲しい以外の感情があまり沸かなかった
クラウスが今現在、「人生なんて生きる価値ナイ!」って
なげやりになっているなら
友達からの手紙で「もっと大切に生きよう!」ってなるなら
そうかそういう話なのかと思うけど
そこはこっちの勝手な思い込みでそういう設定にしていいものか・・・
クラウスは仕事も一生懸命で向上心もあって
周りの人ともうまくやっているように見える
友達のことも忘れていない彼に
手紙が必要だったのかなー?とオモウ
なのでアルフレートがかわいそうだなぁと
悲しい気持ちばかりが沸きました
大人になって鈍感になっているのかなぁ
星は3つ
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