斉藤洋のレビュー一覧

  • かげろうのむこうで 翔の四季 夏

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    『ルドルフとイッパイアッテナ』の斎藤洋さんの著書。
    都合の良い話や、たいしてドキドキしない事件など、盛り上がりに欠ける印象が後半まで続いていましたが、ラストで全てが伏線だったことがわかり感心しました。
    帯の「見えること、見えないこと そのはざまでもの思う少年の日々」という一文に、目に見えるものが全てではないというテーマを期待しましたが、まさかの心霊が見える友達が出てきて、見えるってそっち?と少し期待はずれ。
    でもそれも含めて、最後に色んなことがつながる楽しさがあります。
    ミステリーとまではいかないけど、児童書としては子どもにはよいかも。

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    2025年06月08日
  • しょうがくせいのおばけずかん  かくれんぼう

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    「ねぼうさそい」はうちにもいる!

    夜更かししている子どもの元にあらわれて、目覚まし時計を止めて、耳元で「ねぼうしろ」と3回唱えられると、9時まで起きられず、遅刻決定。
    ねぼうさそいのせいで遅刻をした小学生は10万人!

    そのうち2人は我が子ですね。
    ねぼうさそいの声に負けないくらいの回数と声量で「起きろ」を母おばけ(たまに、いや、よく鬼に変身)が唱えているはずなのだが、ねぼうさそいには勝てないようだ。

    ねぼうさそいが子供の部屋を覗いて寝ているか確認する挿絵の時計が10時だったので、それより前に寝よう!と息子を促してみた。

    夜更かししても大人は最初から大丈夫という最後の一文、作者さんに感謝

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    2025年06月04日
  • ルドルフとノラねこブッチー

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    ネタバレ

    地元がでてくるということで普段縁のない児童書に手を出してみた。小学校中学年って結構本読めるんだなぁと思いつつ、野良猫が文字が読めるどころか戦国武将に詳しかったり、時刻表が読み解けたり、特急あずさにのりこんじゃったり、荒唐無稽だけどこれは楽しい…。ひさびさに童心に帰ることができました。(でも武田通りの猫ちゃんたちは本当は臆病者だからいじめないであげて…)

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    2025年05月31日
  • ペンギンたんていだん

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    NHKてれび絵本ですっかりとりこになりました。
    プロの読み手の技もさることながら、飄々とした動物たちのやりとりが、絶妙で「間」の美学を感じます。

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    2025年05月12日
  • ふしぎながっちゃん ゆめをかなえるカプセル

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    1.2年。夢を叶えてくれるカプセルトイとがっちゃん。みんなの夢は何かな。
    がっちゃんが可愛いことと様々な子どもたちの夢のストーリーも気になって読みたくなる。シリーズの今後にも期待。

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    2025年03月31日
  • まちのおばけずかん  おばけコンテスト

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    5歳の女の子が、ハマりました。
    好きだからこそ、自分でよめました。夢中になってよんでいました。
    いろいろな街のもののお化けが出てきて、楽しそうでした。

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    2025年03月11日
  • ルドルフとスノーホワイト

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     ルドルフとイッパイアッテナの4作目。

     新キャラの女ボス、スノーホワイトがたくましかった。
     どこの世界も女は強い!

     しかし、ルドルフたちは読み書きだけではなくことわざまで理解するようになってしまった。
     我が家のネコも、私の本をこっそり読んで教養をつけてるのかもしれないと思うとちょっとこわいなぁ。

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    2025年03月10日
  • ルドルフ ともだち ひとりだち

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     ルドルフシリーズ第2弾。

     ルドルフたちの友情が熱く描かれている。
     天才音楽家(?)ブッチーの歌はリアルに聴いてみたい。
     タイガーが飼い主の日野さんと再会した時の、いつものイッパイアッテナとは違う鳴き声。猫と暮らしてる人なら想像できる甘えた声。
     一方のルドルフは勉強した漢字を思い出しながら、車のナンバープレートを見てヒッチハイクし岐阜へ帰ったものの、飼い主のりえちゃんの家には違うルドルフが・・・。
     とんぼ返りのように東京行きのトラックに乗る姿が切なくて胸が苦しかった。

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    2025年03月04日
  • ペンギンたんけんたい

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    なんでさいしょは、ライオンたちがついてきててもへいきだったのに、ちずには「きけん」ってかいたのかな。

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    2025年02月24日
  • ペンギンたんけんたい あやしいゆうれいせん

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    一回読み聞かせして、ちょっとわかりにくいかな?と思ったが、次の日もこの絵本を持ってきた。「ぜんそくぜんしん、よーそろー」のところが気に入ったみたいで一緒に言ってた。なぜか、タコとかイカとか出てくる絵本が好き。(3歳11ヶ月)

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    2025年02月18日
  • 白狐魔記6 元禄の雪

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    表題から推測できるように赤穂事件の話である。生類憐れみの令の時代でもあり、白狐魔丸は犬に化けて色々なところに出入りして目撃する。忠臣蔵とは一味違う、狐の目から見た事件が面白い。江戸時代は武士の時代の最後ではあるが、武士の本質が戦いから保身に変わった時代でもあって、ちょっと歯切れが悪い気がする。もちろん戦いのない世は歓迎すべきなのだけれど。次は「天保の虹」とのことだが、どんなふうになるのだろうか。

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    2025年01月03日
  • 白狐魔記5 天草の霧

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    主人公の白狐魔丸の成長とともに、関連する人物も増えてきた。特に、久しぶりに仙人が登場するのが嬉しかった。あいかわらず、思うところがありそうで、思いつきでしかない飄々とした言動の仙人。戦が嫌いと言いながら、ついつい戦場に近づいてしまう白狐魔丸。徳川の時代になって平和になったはずでも、武士の世はやっぱり物騒なのだった。

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    2024年12月01日
  • 見えるもの 見えないもの 翔の四季 春

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    「翔の四季」シリーズ 春

    翔の耳に遅れて届くようになった音によって、同級生の会話を詳細に聞き取れてしまう。
    知里が「トイレの花子さん」のふりをして同級生をおどかしたということから、自分のかわった「力」を言い、杏も怒りを感じた相手に危害を加えてしまう特殊な能力を気にしている。
    涼も霊が視えることから近隣でも噂のある首なし女とみんなといっしょに立ち向かう。

    「見えるもの」「見えないもの」について考えていた翔も見えたものだけで判断するのではなく、見えないもののなかにも大切なものがあり、いつでも見れる思い出もあることことがわかったのではと思う。

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    2024年11月27日
  • こえてくる者たち 翔の四季 冬

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    「翔の四季シリーズ」 冬

    翔のクラスに転校生の鞍森杏がきた。
    翔のマンションの隣りに杏が住んでいることに気がついたのは、声を聞いたからだった。
    杏が飼っているハムスターの謎は、祈禱師の祖母が関係するのか…
    今回は、杏と翔と友だちの涼、そしてハムスターを飼っているという涼の幼馴染でもある知里と4人で下校することが多くなり、不思議な体験をするようになる。
    今作は「こえて」くるものでそれは、「かまいたち」の事件である。
    ちょっと危険な体験だけど、なんやかやと父親が言うことで、翔の家族って良い関係だなとつくづく思った。


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    2024年11月27日
  • 黒と白のあいだで 翔の四季 秋

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    「翔の四季」シリーズ 秋

    もの思う少年・翔をとりまく1年間〜夏を読んでから少し間が空いてしまったが、読みだしてから翔の家族や涼のことを思いだした。

    今回は、翔がスポーツカーを見たあとで、その音が何十秒かずれて聞こえることに気がつく。

    近所で起きた不審火は、カラスが線香を咥えて飛んでいたことに関係するのか…
    学校内での同級生が持ってきたレアカードの盗難事件は、友だちの涼が犯人を見つけるが…

    前作は、「見えていないこと」にきづいた翔だったが、今回は「きこえていないこと」に思いがむく。

    小学生にしては、涼の考え方が大人で盗難犯を公にすることもなくおさめたことは、正しいこととは何かを考えさせ

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    2024年11月27日
  • 白狐魔記4 戦国の雲

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    今回は戦国時代。織田信長を仇と狙う鉄砲うちの少年と知り合った白狐魔丸。一向一揆の悲惨さに疲れきってしまったり、もう武士に関わるのはやめようと思っているのに、結局戦に巻き込まれている。白狐魔丸が寝ている間隔も短くなってきて、それだけ成長しているのか、争いが頻繁になってきているのか。平和な時代の大事さをあらためて思う。

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    2024年11月21日
  • おばけとしょかん

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    ネタバレ

    私も子供の頃に、夢なのか現実なのかわからなくなる、こういう感じあったなーと思い出しました。
    あったらいいなのバスを想像するのとか、子供の発想って自由でいいなぁ、と。

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    2024年11月07日
  • ほらふきカールおじさん トルコへいく

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    ほらふきカールおじさんの、バカらしいような本当のようなユーモアたっぷりのお話。戦争の話だけど、とても緩くて笑えるストーリー。読んでいるとほんとなのかな?と思えるような雰囲気があるのが不思議。

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    2024年10月31日
  • ルドルフとイッパイアッテナ

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    子どもの頃大好きだったのを覚えている。
    いま読み返しても、とても面白かった。またいつか読み返す気がする。
    斉藤洋のデビュー作とは知らなかった。

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    2024年10月30日
  • 白狐魔記3 洛中の火

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    さらに51年経過して、南北朝時代。戦が嫌いな白狐魔丸だが、戦乱の時代に目覚めるのが因果なものだと思う。人間が好きで、縁ができた人間について行って悲しい思いをすることになる。今回は吉野の狐、雅姫(つねひめ)も活躍。巻を追うに従って、登場人物のかかえるものが重たくなってきたように感じる。

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    2024年10月02日